孤高の歌姫に寄り添うために   作:秋元悠斗

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前書きで長い事は語りません!

どうぞ読んでから文句でも何でも言ってください


第14話「これからもずっと」

Roseliaの6人はレストランに来ていた。

 

「…………」

 

友希那と紗夜は飲み物を飲みながら無言でいた。

 

「二人とも相変わらずクールだね…」

 

リサがこう言うと紗夜がこう返す。

 

「冷めてたらこんなところに来ません」

 

友希那はそれを聴いて、そうよ…と言った。

 

「そうですよね!紗夜さんも友希那さんもっ!Wハンバーグ&エビフライ&チキンソテーのプレートご飯大盛りデザート付きで良いですかっ?」

 

友希那はえぇと答え、紗夜は頷いた。

 

「よし!6人ともそれで!有雅!注文よろしく♪」

 

有雅はそれに対してあいよと答えて店員を呼ぶ。

 

「スーパーヤケ食いセット6人前…だな」

 

有雅が注文している間にリサがこう言う。

 

「ま…結果としてはこうなっちゃったけど…」

 

司会による発表が終わり、こう言われる。

 

「講評を聞きたいバンドは後程お呼びしますので、控室に残っていて下さい、他のバンド及び御来場の皆様は…」

 

と言う事が言われる最中にあこがこう聞く。

 

「なんで…?友希那さん、こんなの……っ こんなのおかしいよっ!」

 

あこにそう言われたのに対して友希那は拳をぎゅっと握ってこう返す。

 

「講評を聴く、理由を考えるのはそれからよ」

 

友希那がそう言うのに対し、リサは友希那と呟くだけだった。

 

そうして講評が始まった。

 

「素晴らしい演奏だったわ…本大会で限りなくトップに近いレベルだった」

 

審査員の一言を聴いた紗夜がこう聞く。

 

「なら!何故ですか?なぜ…私達は落選なんです?」

 

紗夜の一言を聞いて審査員はこう返す。

 

「貴方達は結成してからとても日が浅いそうね」

 

それを聴いた紗夜はっ!と呟き、友希那がこう返す。

 

「浅くても…っ練習量は他のバンドと変わりないはずです」

 

それを聴いた審査員はこう言う。

 

「そう、だからこそ…貴方達にはこのコンテストで『入賞』してフェスに出るのでは無く…『優勝』してメインステージに立って欲しいの」

 

それを聴いた友希那は驚愕する、そして審査員は話し続ける。

 

「World future fes.がただのフェスでは無いことは分かっているわね、私達はこのジャンルを育てる為の運営をしています、貴方達はまだ若く、ビジュアルもいい…きっと話題にはなるでしょう…でもこのジャンルやシーンの為には『今』じゃない」

 

審査員は話を続ける。

 

「結成から日も浅く、短期間の練習で…とても荒削りなのに私達をここまで惹き付けた、Roselia…貴方達には伸びしろがあり過ぎる、ですから…来年、もう一回り成長した姿を私達に見せて下さい」

 

リサは審査員の言葉を振り返りながらこう言う。

 

「落選したけど、すっごく認めてもらえてたし…アタシはそんなに悪くないんじゃないかって…」

 

リサが話す途中で店員が料理を運んでくる。

 

「お待たせしました!Wハンバーグ&エビフライ&チキンソテーのプレートご飯大盛りデザートのセットです」

 

あこがそれを見てわーいと感嘆の声を漏らす。

 

「でも私は認めないわ…」

 

紗夜が食べながらこう言う、それに続けて友希那もこう言う。

 

「そうよ、このジャンルを育てて行きたいって言うのなら…私達を優勝させてもっと大きな活動を…」

 

2人が喋る中あこがこう答える。

 

「でも…確かにすっごい悔しいけどっ、でもっ…それがどうでも良くなるくらい、あこ…楽しかった!!」

 

6人が静まり返る…。

 

「あー…ちょっとわかっちゃう…なぁ…」

 

リサが言う。

 

「私も…今まででいちばん…」

 

燐子か言う。

 

「貴方達…っ、なんの為に練習して来たと思ってるのよ…」

 

友希那がこう反論するのに続けて紗夜もこう答える。

 

「そうよ、Roseliaは自分達の音楽を極める為に…」

 

そこに有雅が口を挟む。

 

「でも、友希那も紗夜も楽しかったんだろ?」

 

2人は少し黙った後にぇぇ…と言った。

 

「私、今まであんなにお父さんの為にって思ってたのに…歌ってる間、何も考えられなかった…」

 

友希那は話を続ける。

 

「だけど、私は…どんなに認められても、父の立てなかったステージで歌うその日までは、自分で自分を認められない」

 

友希那がそう言うとリサは友希那…と呟く、紗夜は頭の中で思考する。

 

「私はまだ…日菜には追い付けない…でも…この6人でなら…」

 

思考していた紗夜に声がかけられる。

 

「あっ あのっ、すみませんっ」

 

それを聴いた紗夜はこう返す。

 

「…?私に用ですか?」

 

聞かれた女子は紗夜にこう聞く。

 

「あのっ、もしかして Pastel*Palettesの日菜ちゃんのお姉さんですか?すっごい似てるなぁ…って思って」

 

それを聞いたリサが驚愕の顔をするが紗夜はこう返す。

 

「…そうです」

 

それを聞いた女子二人は舞い上がってこう言う。

 

「きゃーっ!やっぱお姉ちゃんがいるってほんとだったんだ!あっ、ありがとうございましたっ」

 

リサはそれを見て紗夜…と聴く。

 

「私も湊さんと同じ…妹の存在からは逃げる事は出来ない…だけど、だけど今はそれでもいい…私は貴方達と共にバンドをやっていきたいと思ってる」

 

それを聴いたあこと燐子とリサが目を輝かせながら紗夜…と呟いた。

 

「わ、私も…やっぱり…この皆で…World future fes.に出たいです…っ、それを目指して来た今までが…とても楽しかったから」

 

燐子がそういう中であこがこう言う。

 

「りんりんは次の衣装も考えてくれてるんだよねっ」

 

それを聞いた燐子は顔を赤くしてこう返す。

 

「あ…あこちゃん…っ、それはナイショって…約束!」

 

あこはそう言われてあっ!と言った。

 

「あははっ…アタシもまだ、もっとこのバンドをやりたい!だって…すっごーく楽しかったから!…それに、友希那がお父さんの事…笑って話せる様になるまで…アタシは…友希那に、それに紗夜にも…もっともっと楽しいって思って貰いたいから…!」

 

友希那はそれを聞いてリサ…と呟く。

 

「はいはーい!あこも!あこもねっ、なんか今日、前に紗夜さんに言われた『あこだけのカッコイイ』がちょっとだけ掴めた気がして…だけど…もっとガッチリ掴めたらっ、そしたら優勝出来るんじゃないかって…そう思えたんです!」

 

あこの言葉を聴いた友希那はこう返す。

 

「ええ…そうね」

 

笑顔で返したその時…シャッター音が響く。

 

「やったぜ」

 

有雅がドヤ顔かましてスマホのシャッターを切っていた。

 

「有雅…今の撮ったわね?」

 

友希那は顔を真っ赤にして首を摘んだ。

 

「取りました…最近滅多に見れねえからつい…手が動いた」

 

友希那は顔真っ赤にしながらも有雅にこう聞いた。

 

「有雅は今回の事で思った事は無いのかしら?」

 

有雅はそう言われて少し黙る。

 

「そうだな…まだこいつが手にしっかりと馴染んでねえからな…でもな?このメンバーでやれた事が俺にとっては嬉しいんだよ…」

 

リサがそれを聞いてこう返す。

 

「珍しい…あの有雅が素直に自分の気持ちを言うなんて」

 

有雅はそれを聞いてこう言う。

 

「おい待て、それじゃあ俺が素直じゃないって言ってる見たいじゃねえか…」

 

ほかの5人が笑う。

 

「ありがとうございましたー!」

 

店から出る。

 

「思う所は皆それぞれだけど…来年もコンテストに出る…そして、必ず優勝する…その気持ちは皆同じようね」

 

6人がが笑う。

 

「っ……へへっ、じゃあこれからも皆でRoselia、頑張ろうねっ!何かあったらこうやってファミレスに来たりさっ!」

 

リサがこう言ったが友希那と紗夜が2人でしないわよと口を合わせて答えた。

 

「二度とこんなところに来てやけ食いなんてしない様に、もっともっとこれから練習するのよ」

 

友希那に続けて紗夜がこう言う。

 

「無駄に出来る時間はないわ…そろそろ帰りましよう」

 

それを聞いたリサがこう答える。

 

「えーっ!もう一件行かないの?」

 

それを聞いたあこが続けてこう聞く。

 

「行きましょうよーっ」

 

それを聴いた有雅はこう言う。

「ほら…友希那がなんか言いたそうな顔してるから…行こうぜ?」

 

友希那はそれを聞いた後にこう言った。

 

「いいえ、Roseliaに馴れ合いは要らないわ…友達ごっこがしたい人は今すぐ抜けてもらうわよ…」

 

4人が歩き出した友希那の後ろを追い掛ける。

 

「たとえどんな事があっても俺は…お前(友希那)の隣に居続ける」

 

有雅は覚悟を新たに決めて歩き始める。




読んで下さった読者の皆様に最大の感謝を。

Roselia第2章「Neo-Aspect」始まりましたね…。

取り敢えず…作者はストーリーを完走しました。

取り敢えずサラッと今回ピックアップされてる2人当てた人はおめでとうございます…その運少し分けて欲しいですわ…。
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