孤高の歌姫に寄り添うために   作:秋元悠斗

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第四話、始まります。

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第4話「4人でのセッションを通じて感じる、特別な感覚。」

ーーーあこが有雅からスコアを受け取って3日が経った。

リサは友希那と有雅と共に帰路に向かう所で有った。

 

「友希那、今の話って…本気?」

 

「本気よ、あの紗夜ってことバンドを組んだわ。」

 

友希那がこう言った事に対して有雅はこう言う。

 

「いやぁ…俺等以外の奴と練習する様になったのか…」

 

有雅がそう言うのに対してリサは、

 

「そうだね、私は嬉しいけどね?」

 

と笑った。

 

「だが…参加は三人以上だろ?」

 

と有雅は言った。

 

「有雅とリサは、私がバンドを組むことを止めないの?」

 

と聞かれた有雅とリサは二人で口を合わせてこう言った。

 

「友希那はアタシ(俺)が止めたら止めるのか?」

 

「有雅…リサ…。」

 

と言っている間に校門前に滑り込む音が聴こえた。

 

「友希那さん!お願いします!」

 

「貴方、学校まで…」

 

友希那はあこの格好を見た、それは自分と同じ学校の制服であった。

 

「貴方、この学園の生徒だったの?」

 

友希那の問いかけにこう答える。

 

「はい!中等部の宇田川あこです!」

 

と答えたあこを見たリサと有雅は、

 

「あれ?あこじゃん?」

 

「よう、あの日以来か。」

 

友希那は二人が知り合いであった事に驚く。

 

「有雅、リサ、知り合いなの?」

 

有雅はこう答えた。

 

「まぁ、3時間程セッションに付き合った位だがな。」

 

リサはこう答えた。

 

「ダンス部の後輩でね。」

 

とリサが説明をしようとした時、あこはお願いしますと連呼していた。

 

「ちょっとちょっと、話が見えないんだけど…あこはドラムをやってたよね?、友希那とバンドを組みたいの?」

 

と聞かれたあこは。

 

「うん、でも何度も断られちゃって、どうしたら私の本気が伝わるかなって考えて…えっと、友希那さんの歌ってた曲を全て叩ける様になってきました!」

 

アコはスコアを持って友希那に言う。

 

「お願いします!1回だけ!1回だけでいいですから!一緒に演奏させて下さい!」

 

あこは、それで駄目だったらもう諦めるから…と言った。

それに対して友希那はこう答える。

 

「何度も言ってるけど…遊びじゃないのよ。」

 

と言った友希那を有雅とリサが制す。

 

「遊びだからと一言で句切るには少し早いと思うぜ。」

 

「まぁまぁ、友希那、良いじゃん1回くらい一緒にやってあげなよ。」

 

有雅はあこのスコアを取る

 

「俺が渡したスコアをここまでボロボロになるまで使い続けるとは…感服したわ。」

 

有雅はあこの頭を撫でながら友希那に言う。

 

「セッションした俺から言うが…この子が秘めるポテンシャルはお前が望むものだと、俺は思う。」

 

「有雅がそこまで他人を買うなんて…分かったわ、1曲セッションするだけよ。」

 

友希那は有雅が人を買うなんて珍しいと思いながら見ていた。

 

「お兄さん!ありがとう!」

 

「あこ、頑張りなよ?」

 

「うん、リサ姉!」

 

「頑張れよ?」

 

「はい!」

 

あこは二人から頑張れの一言を貰いながら、CiRCLEへと向かった。

 

「所でリサ、どうして付いて来たの?」

 

友希那はCiRCLEに付いて来たリサにその理由を聞いた。

 

「え?…えーと、ライブハウス以外での友希那が見たかったり…紗夜って子も気になるしね!」

 

有雅はそんなリサを見て、本当の理由を察したが、あえて見なかった振りをした。

そんな時、紗夜がスタジオにやってくる。

 

「あら?貴方…」

 

「オーディション受けに来ました!」

 

「え?」

 

「ごめんなさい、私が許可したの。」

 

「と言うことは実力が有ると?」

 

友希那は紗夜に対して、聴いてみたら分かるそうよ、と言った。

 

「しかし…やろうにもベースが有れば、リズム隊としての評価が出そうだがな。」

 

有雅はそう言ったが、今ここにベースを引ける人間は居ない…、だからこのまま始めようとしたその時。

 

「あのー、私弾いてもいいかな…ベース。」

 

リサがベースを弾くと言い出した。

 

「リサ、お前ブランク長いだろ?」

 

有雅は言う。

 

「大丈夫、一通り楽譜を弾く、くらいは出来るから。」

 

とリサは答えた、と、同時にベースを取りに向かった。

 

「お待たせ!」

 

有雅はベースを見た時にハッとした。

 

「リサ、それ…。」

 

リサが持ち出して来たのは、昔リサ本人が使っていたベースそのものであった。

 

「なーんか貼り紙と共に置いてあったんだよね…」

 

リサは困った表情でこう言った。

 

「オーナー…リサのベースの種類覚えてるとか…」

 

有雅は頭を抱えた。

 

「だかまぁ…人は揃った、始めようか!」

 

有雅はあこに始まりの音を叩く様に言った。

いわれた通りにあこが音を叩くと、4人は不思議な一体感に包まれた。

そうしてセッションが終わる。

 

「あの…さっきから皆さん黙ってますけど…あこ、バンド入れないんですか?」

 

あこにいわれた友希那はハッとして合格よと伝える。

それを聴いたあこは大喜びする。

 

「しかし…久々だな…特別な状況下で奏でられる特別なミュージシャンが感じる感覚って奴をこの目で見るのは。」

 

有雅は4人に起きた事を4人に説明した。

 

「何かそれって奇跡ですよね!」

 

あこはそう言った。

 

「皆、今日は貴重な体験をありがとう、宇田川さん、これから宜しくね。」

 

友希那はそう言いながらあとはベースとキーボードね…と呟いた。

 

「ベースなら此処にリサ姉が居るのに?」

 

あこはそう言った、が有雅はこう言う。。

 

「リサはブランクが長いし、今回はあこに合わせる為に引いたようなもんだ。」

 

有雅は友希那を見ながらこう言った。

 

「技術的には足りない点があるが…さっきの曲だけ見れば、素晴らしい物だったな。」

 

友希那は有雅の一言にそうね、とだけ頷き、あこがこう言う。

 

「なら…この四人でバンド組もう!」

 

「そうね、リサもそれでいい?」

 

「特訓位はつき合ってやるよ、リサ。」

 

「サンキュー…有雅。」

 

有雅にリサは感謝をいう。

あこはこのあと燐子にチャットを送った。




ここまで読んで頂きありがとうございました。
りんりんとのチャットは次回になります。


さて、次回は燐子に焦点を当てたいと思っております。

次回もできる限り早く出せる様に致します。
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