そんな間にもお気に入りが増えて80人超え!
こんな人間の小説をお気に入りして頂いて感謝の至りでごさいます。
では本編をお楽しみに。
有雅は口を開けて驚いていた。
「キーボードを弾かせて欲しい?」
と聴いたら隣子は頷いた。
「はい…駄目でしたか?」
有雅はこう答えた。
「別に駄目だとは言わんが今日はもう帰った方が良い」
有雅がそう答えるのも無理はない、今の時刻は夜の8時を回った辺りである、それを聞いた燐子はこう答えた。
「分かりました…何時なら大丈夫ですか…?」
有雅はちょっと待ってろ、と言って店に戻ってシフトを確認した。
「そうだな…明後日なら俺も一緒に弾いてやれるな。」
燐子はそれを聴いて少し安堵した顔をしてこう答えた。
「明後日ですね…どうやって会いますか?」
有雅はそれを聴いてこう答えた。
「受付にその日はまりなさんが居るから…彼女に伝えてくれれば、彼女に場所は伝えて置くから。」
燐子は分かりました、と答えてその場を去った。
有雅は空を見ながらボソリ…と呟いた。
「さて、彼女の腕前はどれ程か、願わくば…友希那達の力になれるほどのものであって欲しいが…。」
そうして時は過ぎ、まりなさんが有雅を呼ぶ。
「有雅くん、来たわよ。」
それを聴いた有雅は、分かりました…と答えた。
「あの…ここに行ってね、と言われたんですが…」
燐子が口を開く。
それに対して有雅がこう答える。
「有ってるよ…指定した場所はここだからね。」
燐子は後ろを振り返った。
「あっ…それなら良かった…です。」
そこには有雅の赤いギターとキーボードが置いて有った。
「それじゃ…始めようか?」
有雅はギターを構えて顔付きを変えた。
「はい!」
燐子はキーボードの前に立った。
有雅が引っ張る様にギターを弾くと、それを追いかける様に燐子がキーボードを叩く。
「ほぅ…こいつは、実力も申し分無いな。」
有雅は燐子のキーボードを聴きながらその実力の高さを垣間見る。
「ライブで聞いた時よりも音が鋭くて…音に引っ張られる…」
燐子は有雅のギターの音に、不思議と心は昂っていた。
「さて…時間か。」
有雅は時計を見る。
「…え?、あ…本当だ。」
燐子は息を切らしながら時計を見た。
「さて、俺からは文句なしだが…」
有雅はセッションの感想を述べた。
「楽しかった…です。」
燐子はそう言った。
「そいつは良かった。」
有雅は少し嬉しそうな顔をした。
「嬉しそうですね…?」
燐子は何故有雅がそんな顔をするのか理解が出来なかった。
「まぁな…セッションで実力を知れたから、余計に嬉しくなっちまってな。」
有雅はそう言った上で燐子にこう言った。
「まぁこの調子だと、キーボードの当てが見つからなくて、恐らく片っ端から知り合いに電話をかけて回るだろう…」
燐子はそれを聴いてあっ…と答えた。
「あこちゃんが私に電話をかけてくる…。」
有雅はそういう事だと言った後こう言った。
「燐子さん…友希那達はライブを控えてる。」
燐子はそれを聴いた後に顔が青ざめた。
「ライブ…それは確定事項ですか?」
燐子は青ざめた顔でそう答えた。
「あぁ…そうなるな、だから今すぐに…とは、言わないが、あこから電話が来るまでに、覚悟を決めてくれ。」
有雅は燐子に対してこう言った、燐子は分かりました…と答えてその場は解散となった。
そうして燐子とのセッションを終えて数日後…、案の定と言うか…有雅の予想通りに、友希那達が求める才能を持った、キーボードが見つかる事は…無かった。
「むしろ短期間でここまで集まった方が奇跡に近いさ…」
有雅はそう言ったが友希那は少し不満そうな顔をしてこう言った。
「確かにそうなのだけど…オリジナル曲はキーボードありきで、作ってしまったのよね」
それを聞いた有雅は、こう言った。
「下手なものを聞かせるよりはマシかもしれんが、せっかく作った曲をベストで聞かせてやりたいよな」
それを聴いた皆がうーんと悩み始める。
その後、リサが知り合い全員に電話をかけると、
言い始めてあこもそれに乗っかった。
一方その頃、燐子は自宅で練習を続けていた。
「やっぱり、何度弾いても友希那さん達の、演奏に合わせるのは楽しいな…」
そう呟きながら、時間を見ると熱中し過ぎたようで時間は午後を回っていた、燐子は熱中しちゃった…と言ったと共に携帯がなった。
「あこちゃんからの電話?」
燐子は電話をとる、すると、いきなりあこがこう言った。
「りんりん助けて!ライブが決まったんだけどキーボードが見つからないんだよぉ!」
燐子はそれを聴いて有雅の言った通りになったことに少し驚いていた。
「あこちゃん…私あこちゃんに言ってなかった事が有るんだ。」
あこはそれを聴いてえ?、と言った。
「私、ピアノ…弾けるの!」
少しの沈黙が流れた後、あこがええっ!と言った。
その後、燐子はCiRCLEに居た。
そこには有雅とあこが立っていた。
「りんりん、ピアノ弾けるなんて、長く一緒にいたけど知らなかったよ。」
それを聴いた燐子は伝える機会が無くて…と言った。
「数日ぶりだな。」
有雅はそう言った、それに対して燐子はそうですね…と返した。
「少し割り込むけれど、燐子さん…課題曲は貴方のレベルに合っていたかしら?」
会話に割り込みをかけるように友希那が口を出す。
「わたし…動画、と…その、たくさん、一緒に…」
燐子が、口篭ってしまっていたので、近くにいた有雅が少し口を出す。
「まぁ…後は聴いてみてのお楽しみって奴だ。」
友希那はそうねと言った、が…紗夜が少し口を出す。
「白金さん、同じクラスだったけど…こうして、話すのは初めてね、有名なコンクールの受賞歴も有ると聴いたことが、有ります。」
燐子はコンクールは小さなの頃の話で…と言った。
その後友希那が話を切り出す。
「燐子さん、オーディションはあこの時と一緒で1曲だけよ、それでダメなら帰ってもらうわ。」
それを聴いた燐子はこう答えた。
「はい…私、頑張ります。」
そうして全員が楽器の前に立つ。
「それじゃあ、始めるぞ。」
有雅が指示を出す、それに合わせて燐子がキーボードを弾く、紗夜がギターを爪弾く、リサもベースを爪弾く、あこがドラムを叩く、友希那が歌う。
前に4人でセッションした時よりも、一体感が強くなって行くのを六人全員が、身体で感じ取っていた。
「まさか…2回も同じ光景をこの目にするなんて…」
友希那は驚いていた。
「お前のその驚き様なら、合格だな。」
有雅が代わりに言う、その後、友希那が何故こんなに一体感があったのかを燐子に聴いた。
「家で動画に合わせて練習してたのも、有りますけど…」
燐子はそう言いながら有雅を指差す。
「頼み込んでセッションして貰ったから…です。」
友希那は有雅を見てこう答えた。
「有雅、いつの間に頼まれたの?」
「ライブが決まった日にカフェテリアでコーヒー飲んでたら、出会ってそのまま頼み込まれた。」
友希那の質問に答えた有雅は、燐子に向かって、こう言った。
「燐子さん、覚悟は決まったんだな?」
こう聞かれた燐子はこう答えた。
「はい、わたしは皆さんと…弾きたいです!」
それを聴いた友希那はこう答えた。
「そう、燐子…その覚悟、ライブで見せてもらうわ」
それを聴いた有雅は少し顔をニヤケさせた。
「さて…バンド名を考えないとな。」
有雅はそう答えて友希那達の方を見ていた。
あとがきまで読んでいただいてありがとうございます。
恐らく所々で燐子の性格と言うか口調がおかしいと思われた方がいらっしゃるかもしれません。
ですがこの小説の燐子は発言する時ははっきりと言う子だと言うことだけを覚えていて貰えると嬉しいです。
さて…次回はバンド名が決まります。