孤高の歌姫に寄り添うために   作:秋元悠斗

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仕事休みに恵まれたので…第一部を書き切りました。

そしてお気に入り100人超えました!、こんな作者の小説にお付き合い頂いたことを感謝させてもらいます。

それでは第7話をどうぞ。


第7話「バンド名と青薔薇と花言葉」

燐子がメンバーに加わってから数日後、一行はライブを次の日に控えていたが、リサは1人教室で頭を抱えていた。

 

「はぁ…明日はついにライブかぁ。」

 

するとリサに話しかける少女が1人。

 

「りさちー、おねーちゃんとバンド組んだって本当?」

 

それを聞いたリサはこう答える。

 

「えっ…おねーちゃんって、あっ、そっかヒナって双子だっけ…ってもしかして。」

 

ヒナと呼ばれた少女が答える。

 

「そう、氷川紗夜が私のおねーちゃん!、あたしには何も教えてくれないから…色々と教えて欲しいなぁ…って。」

 

それを聞いたリサは疑問を浮かべながらいいけど…と答えた。

 

「ところでなんで紗夜はヒナに話さないの?」

 

 

リサはヒナにこう聴いた。

 

「んー…まぁ、いいじゃんそれはっ、」

 

と言った後に話を続ける。

 

「それより…バンドしてる時のおねーちゃんってどんな感じ?、楽しそう?、それとも嬉しそう?」

 

リサはその質問に対して、いつもの変わらないんじゃないかと言った。

 

それから少し時間が立って三人での帰宅路。

 

「でね、紗夜の妹があたしのクラスメイトだったの、世間って狭いよね!」

 

と言ったリサの言葉に友希那はそうね、と返した。

それに続いて有雅が聴く。

 

「そう言えば…バンド名は決まったか?」

 

友希那はその質問に対して、いえ、まだよ…と答えた。

 

「こういうのって難しいよね…初めてだと特に。」

 

リサがそう言うと不意に友希那が花屋の前で足を止めた。

「ほう…青薔薇とは珍しいな…。」

 

有雅が店員に向けて答える、すると店員はこう答えた。

 

「そうなんです、珍しくて綺麗ですよね。」

 

一旦区切って話を続ける。

 

「涼やかに見える青い薔薇ですけど、花言葉に不可能を成し遂げる、と言う情熱的な花言葉も有るんですよ。」

 

それを聴いた友希那がその薔薇下さい、と言うのに時間はかからなかった。

 

「なにか掴めたか?」

 

と有雅が聴くと友希那はえぇと答えた。

 

日は過ぎてライブ当日、あこははしゃいでいた。

 

「ついにこの時が来たね!、ほらっ、りんりん!、このボード見て元気出して!」

 

そこにはRoseliaと書かれていた。

 

「友希那の奴が珍しく考え事してたから、複数案があって悩んでるんだろうと思ったが…この名前に決めたか。」

 

有雅はこう言った後三人に大してこう言った。

 

「三人とも、バンド名が着いて初のライブだ…正直に聞くがリサと隣子、二人とも緊張してるだろ。」

 

有雅がそう言うと図星を刺されたかのように燐子が固まり、リサは必死に誤魔化そうとしてるのが、バレバレだった。

 

「全く…リサも燐子も…これだけは言っといてやる、気合入れろよ。」

 

と言われてリサが自分の頬を叩く。

それを見た有雅はこれなら大丈夫だなと三人を控え室へと送る。

 

「1分35秒の遅刻よ」

 

控え室に着いた時に友希那はこう言った、その後リサがこう言う。

 

「ごめんごめん、気合い入れてたからさ。」

 

リサはその後二人ともやりたかったな…と言ったが、

友希那はこう言った。

 

「馴れ合いは止めて、気持ちの整理は個人で済ませて来てもらわないと困るわ。」

 

それを聴いたリサはこう言った。

 

「大丈夫だって、それくらいちゃんと出来てるよ。」

 

とリサは言葉ではそう言っていたが本心は違う事を有雅は見抜いていた。

 

「あたしがベースを辞めた理由は、友希那と実力が釣り合わないから…」

 

とリサ本人の口から聴いていた為に有雅自身もリサがベースをすると言った時に少し驚いていた。

その合間に燐子がこう言った。

 

「わたしも…皆さんと演奏するって、決めたから…頑張ります。」

 

それを聴いた友希那はこう答えた。

 

「音での証明をお願いね。」

 

その間にリサに耳打ちをする有雅。

 

「確かにお前はブランクが長いせいで技術は足りないだろうが…でも、やるしかない、結果を出して友希那の隣に居るんだろ?」

 

それを聴いたリサはうんとだけ答えて友希那のあとを追いかけた。

その後あこもやりたい事が有ったらしく。

 

「Roseliaの闇のドラマー!、あこも頑張ります!」

 

と言った後に友希那にこう聴いた。

 

「そう言えばなんでバンド名がRoselia何ですか?」

 

それに対して友希那がこう答える。

 

「薔薇のRoseと椿のCamelliaから撮ったのよ、特に青い薔薇がイメージに合っていたから」

 

それを聴いた燐子は、青い薔薇の花言葉を思い出すと共に有雅のギターに刻まれた赤い薔薇の花言葉も連想していた。

 

ライブ会場は騒然としていた。

 

「高校生でこのレベル!、Roselia…」

 

「この子達話題になりますよ!、今月のPV数トップも狙えるかも!」

 

「今まで何処のスカウトも受けなかったのに…友希那はバンドが組みたかったのか…?」

 

騒ぐ観衆の中で友希那が言う。

 

「ラスト、聴いてください、BLACKSHOUT」

 

友希那達の新曲を聴きながら有雅はある不安を抱えていた。

 

「バンドとしては間違えなく一級品だが…友希那と紗夜が色々と隠し事をしてるからなぁ…1回総崩れも有り得そうだな。」

 

その不安は歓声の中に消えてゆき、ライブは終わった。

 

「凄かったね〜…ライブハウス出たらキャーって!、初めてのライブでもうファンが出来ちゃった!」

 

それに対して紗夜がこう言う。

 

「あれくらいで騒がないで下さい、私達が目指してるのは…」

 

紗夜は言い切る前に壁のポスターを見て言葉を止める。

それを見た友希那が紗夜?、と聞いた、紗夜はなんでもありませんと言ったが、有雅は細かな感情の変化を見逃さなかった。

 

「やはり姉妹の仲は良くないか…そりゃあそうだ、あの妹は本物の天才だからな。」

 

有雅がそんな事を考えてる内にあこがこう言う。

 

「それにしてもお腹減ったよ…。」

 

それに対して有雅がこう答える。

 

「まぁ特に全身を使うからな…ドラムは。」

 

それを聴いたリサがこう答える。

 

「初ライブの記念にみんなでファミレス行かない?」

 

それを聴いた友希那と紗夜は渋い顔をした。

 

「あの二人に取っては要らないことかも知れないが…技術と揺るがない意志を維持する為の活力は必要だろ?」

 

と説得をしてファミレスへと連れ込んだ。

 

ファミレスの中でリサが友希那と紗夜に話を振るが帰ってきた返答はこうだった。

 

「リサ、私がしたいのは音楽の話だけよ。」

 

「同感ね。」

 

その返答に対して有雅はやっぱりと言った顔をした。

 

「でもここはともかく、今井さん、あなた…上手くなったわね。」

 

「あ…ありがとう」

 

柄にもなく照れるリサを見ながら友希那はこう言った。

 

「そうね…この短期間でRoseliaのレベルは各段に上がったわ、あこ、燐子、貴方達もよ、だから…本当にこの5人で本格的に活動する為に、貴方達にもそろそろ目標を教えるわ。」

 

それを聴いたリサは慟哭した、紗夜はこう言った。

 

「そうですね…私はその為に湊さんと組みましたから、確かにここで意思確認をすべきだわ。」

 

友希那は話を続ける。

 

「World future Fes、の出場権を掴むために、次のコンテストで上位3位以内に入ること、その為にこのバンドには極限までレベルを上げてもらう、音楽以外の事をする時間は無いと思って、ついてこれなくなった人には、その時点で抜けてもらうから。」

 

あこと燐子は二人で口をそろえてこう言った。

 

「わーるど…ふゅーちゃー…ふぇす?」

 

その後友希那はこう言った。

 

「貴方達、Roseliaにすべてを賭ける覚悟はある?」




最後までお読み頂きありがとうございます。

第一部「有雅と二人の幼馴染とバンド結成」は第7話で終わって第二部になります。

さてこの後のストーリー展開にどうやって主人公を入り込ませたものか…。

まぁ…そこは考えながら何とかするとします。
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