クロスアンジュ 天使と竜の輪舞 アドベント・オブ・チルドレン 作:オービタル
レイジアの出現にディスピアースと戦っているタスクは見る。
「アレクトラ?」
「ジル」
アンジュはジルの方を見て呟き、それにジルはアンジュを一目を見て前を見る。
「久しぶりだな?サリア」
アレクトラ…ジルの登場にサリアは一瞬驚きを隠せない。
自分を騙して置いて、今さら何しに来たんだと思うサリアはコックピットから出てジルと向き合う。
「今さら何しに来たの…」
「何しにって、会いに来たのさ。昔の男に」
その事にサリアは思わず目を開く。
ジルはサリアの様子にすぐさま分かって説明する。
「聞いていなかったのか? 私がエンブリヲの愛人だったんだ」
「えっ?!」
サリアは驚いた。エンブリヲの元愛人があのジルだった事に驚かない筈がない。
「さあ…退いて貰おうか?アイツに会いに行くんだ…」
「貴女の言葉はもう信じないわ!! 私はエンブリヲ様の騎士、ダイヤモンドローズ騎士団の団長サリアよ!あの方への元へは行かせない!」
彼女のとても強い決意を見たジルは少し笑みを浮かべる。
「っだそうだアンジュ」
「はっ?」
アンジュはジルの突然の言葉に思わず頭を傾げる。
それにジルは理由を言う。
「アウラの元へは、言って良いらしい」
「…じゃあ、遠慮なく」
そう言ってアンジュはヴィルキスをフライトモードにさせてアウラの元に向かう。
「待ちなさいアンジュ!!」
サリアはそれを止めようとビームライフルを構えるが、その前にジルのレイジアが立ちふさがる。
「私の相手をしてくれるんだろう?」
「邪魔をするなら…斬るわ!!」
「ほう~…やってみろ!」
そう言ってお互いぶつかって行って、剣を斬り合うのだった。
リュミエール達の方では迫って来るローガストメイルとピレスロイドをヴィヴィアン達が一気に撃ち落として行く。
「もう~落としても落としてもキリがないにゃ~」
そうヴィヴィアンが言葉をこぼした際にジャスミンが皆に言い聞かせる。
『泣き言を言うんじゃないよ!この船で皆で帰るんだからね! しっかりと護りな!』
『『『『『イエス・マム!!』』』』』
ジャスミンの言葉にヴィヴィアン達は一気に気合いが高まり、再び攻撃を開始する。
グレイスは聖天に内蔵されているプライマルキャノンを使って、ラプソディーを相手する。激しい戦いにより、大地が割れる。ラプソディーも両腕部を切り離し、ファンネルを飛ばしてきた。
「ビット!!」
フリューゲルスキャノンに収納してあったシールドからビットが展開され、ファンネルへ向かっていく。グレイスは汗を掻きながら、血が滲み出ている操縦桿を握る。
「グレイス!無理をするな!!」
ヘリオスが注意を問いかけるが、グレイスは手で振り払う。
「これは……僕のけじめ!!僕が片付けないといけません!!」
「………仕方ない!!」
するとヘリオスがコックピットから出て、アドベント・オブ・チルドレンへと変身し、高周波ソードを構える。
「二人でやれば……良い戦力になる。」
「………」
二人は背を向けあい、聖天と高周波ソードを構える。するとラプソディーの各部からリーパー・エキスによって改造された生物兵器達が、二人を囲む。
「行けるか?」
「あぁ…」
グレイスとヘリオスは共に怪物達とラプソディーに立ち向かうのであった。
サリアとジルはラツィーエルを使い、斬り合いながら互角の戦いを繰り広げていた。
「ラグナメイルと騎士の紋章。それで強くなったつもりか?サリア」
レイジアの出現にディスピアースと戦っているタスクは見る。
「アレクトラ?」
「ジル」
アンジュはジルの方を見て呟き、それにジルはアンジュを一目を見て前を見る。
「久しぶりだな?サリア」
アレクトラ…ジルの登場にサリアは一瞬驚きを隠せない。
自分を騙して置いて、今さら何しに来たんだと思うサリアはコックピットから出てジルと向き合う。
「今さら何しに来たの…」
「何しにって、会いに来たのさ。昔の男に」
その事にサリアは思わず目を開く。
ジルはサリアの様子にすぐさま分かって説明する。
「聞いていなかったのか? 私がエンブリヲの愛人だったんだ」
「えっ?!」
サリアは驚いた。エンブリヲの元愛人があのジルだった事に驚かない筈がない。
「さあ…退いて貰おうか?アイツに会いに行くんだ…」
「貴女の言葉はもう信じないわ!! 私はエンブリヲ様の騎士、ダイヤモンドローズ騎士団の団長サリアよ!あの方への元へは行かせない!」
彼女のとても強い決意を見たジルは少し笑みを浮かべる。
「っだそうだアンジュ」
「はっ?」
アンジュはジルの突然の言葉に思わず頭を傾げる。
それにジルは理由を言う。
「アウラの元へは、言って良いらしい」
「…じゃあ、遠慮なく」
そう言ってアンジュはヴィルキスをフライトモードにさせてアウラの元に向かう。
「待ちなさいアンジュ!!」
サリアはそれを止めようとビームライフルを構えるが、その前にジルのレイジアが立ちふさがる。
「私の相手をしてくれるんだろう?」
「邪魔をするなら…斬るわ!!」
「ほう~…やってみろ!」
そう言ってお互いぶつかって行って、剣を斬り合うのだった。
グレイスは聖天に内蔵されているプライマルキャノンを使って、ラプソディーを相手する。激しい戦いにより、大地が割れる。ラプソディーも両腕部を切り離し、ファンネルを飛ばしてきた。
「ビット!!」
フリューゲルスキャノンに収納してあったシールドからビットが展開され、ファンネルへ向かっていく。グレイスは汗を掻きながら、血が滲み出ている操縦桿を握る。
「グレイス!無理をするな!!」
ヘリオスが注意を問いかけるが、グレイスは手で振り払う。
「これは……僕のけじめ!!僕が片付けないといけません!!」
「………仕方ない!!」
するとヘリオスがコックピットから出て、アドベント・オブ・チルドレンへと変身し、高周波ソードを構える。
「二人でやれば……良い戦力になる。」
「………」
二人は背を向けあい、聖天と高周波ソードを構える。するとラプソディーの各部からリーパー・エキスによって改造された生物兵器達が、二人を囲む。
「行けるか?」
「あぁ…」
グレイスとヘリオスは共に怪物達とラプソディーに立ち向かうのであった。
サリアとジルはラツィーエルを使い、斬り合いながら互角の戦いを繰り広げていた。
「ラグナメイルと騎士の紋章。それで強くなったつもりか?」
「“愛”だって?……奴は“怪物”だ。人々の苦しみによって誕生し、お前達を虫ケラの様や駒の様に操っている。目を覚ませ!サリア!!」
「言ったでしょう…貴方の言葉は信じないって!! それに…私を利用していたのは貴女よ!」
サリアはラツィーエルを何度も振りかぶって攻撃して、それをジルは防御して行った
その頃サラはシャフトを通り、邪魔をするピレスロイドを排除しながら進み。ようやくアウラの元にたどり着いた。
「アウラ…!アウラなのですね!!」
サラはアウラを覆っているガラスをビームライフルで撃つ、しかしそれはガラスじゃなく何かを覆っていたバリアであり、それにサラは噛みしめながらも攻撃をしようとしたが、そこにピレスロイドがやって来る。
「邪魔を…するな!!」
サラは邪魔をするピレスロイドを排除にかかり、ビームライフルや左腕のビーム砲を撃ちながら倒して行くと、上からビームが飛んで来てピレスロイドを消す。
それにサラは見ると、アンジュがそのまま降下して来たのだった。
「何やってるのよ?こんな玩具に?」
そう言ってアンジュはサラと背中合わせになってしているとサラがアンジュに言う。
「遅いですよ!アンジュ」
「ええっ?!これでも早く来たのよ!もんくはなしにしなさい!」
「収斂時空砲を撃ちます!それしかアウラを助け出す方法はありません!」
「アウラごと吹き飛ばさない?!」
アンジュは収斂時空砲の威力の事を考えながらサラに聞き、それにサラは問題ない様な表情で言う。
「なにご心配なく、三割程度で打ちますから!」
「…ならさっさとやりなさいよ!!」
そしてサラは永遠語りを歌いだす。
「♪~♪~♪」
サラの永遠語りに外で戦っているとディスピアースも聞く。
「ん?!この歌は!?」
「サラマンディーネさんだ!」
また別の場所で戦っている勇人達も戦いながらそれを聞く。
「勇人…この歌は」
「サラマンディーネさんだ……シンディ、ここは任せた!!」
勇人はハルマゲドンの超兵器、ネガストライカーパックの出力を最大値に上げ、ディスピアースの元へ向かう。
一方でリュミエール達は敵機の数を減らすも一向に減らず、徐々に押されていていた。
そして戦場に参加して来たエルシャも加わるがまだまだ襲って来るのにココ達は息を上げながらつぶやく。
「い…一体、どれだけいるん…ですか?」
「きりが…ありません」
「…」
エルシャが少しばかり考えて、背中のキャノン砲を切り離し、その場を離れてローガストメイルとピレスロイドを引きつける。
「こっちよ!!」
「エルシャ?!」
ヴィヴィアンがそれに驚き、エルシャがローガストメイルとピレスロイドを引き付けるも、元々砲撃戦タイプのハウザーだった為、機動性で一気に追いつかれてしまい攻撃を受けてしまい、スラスターをやられて落ちてしまう。
更にピレスロイドがエルシャを斬り込みに行き、それにエルシャが覚悟を決めた時だった。
何処から現れたガレオン級のドラゴンが光線を放ち、それにローガストメイルとピレスロイドは撃ち落とされて行く。
それにヴィヴィアンが慌ててエルシャを捕まえて、そして現れたドラゴン方を見る。
ヴィヴィアン達の上空にシンギュラー…特異点が複数開いていて、そこからガレオン級とフリゲート級がやって来ていた。
「これは…」
リュミエールにいるアカリがそれを見て呟き、アウローラに居るリィザがそれに答える。
「恐らく時空融合の影響で重力場が脆弱になり、特異点が自然解放されたのでしょう」
っと各艦からのモニターにある映像が映り、そこからある人物が語り出す。
「聞こえるか?天帝の皆、そして偽り…いやノーマの民よ。我はアウラの巫女。アウラ・ミドガルディア」
「大巫女…」
「大巫女様!」
アカリとリィザが大巫女の映像を見て呟き、大巫女はそのままジャスミン達に言う。
「アウラの民は旗艦達を援護する!共に戦おうぞ!!」
そう言ってアウラの民たちは特異点を通り、フロンティアとノーマ達を援護して行き、それを確認したタスクはディスピアースに言う。
「形勢逆転だな!ディスピアース!!」
「それはどうかな?」
っとディスピアースは手を前に翳す、するとヒステリカの目が光り、各地で戦っているラグナメイルが四機消えて、それに皆は驚く。
「なっ?!」
「「クリス!!」」
「「「はっ?!」」」
「「えっ?!」」
そしてラグナメイル四機はドラゴン達の群れの中に現れて、それにサリア達は驚きを隠せなかった。
「えっ?!」
「ディメント様?!」
サリア達が困惑している中で、ディスピアースは呟く。
「その者たちの、盾になれ……」
ターニャとイルマはラグナメイルを動かそうとするもコントロールが出来なかった。
「こ、コントロールが効かない…!?」
「そんな…!!」
ドラゴンがターニャのビクトリアに噛み付き、そのまま潰す。
「ターニャ!」
その直後、イルマのエイレーネがドラゴンに襲われ、破壊される。その光景にタスクは呟く。
「仲間を囮に!!?」
「我は最終段階に入る……時間稼ぎとして役立て!!」
ディスピアースはそう言い、アケノミハシラへと向かうのであった。
「ディメント様!!」
困惑しているサリアの隣に来るジルが言う。
「サリア、これがディメント…嫌、ディスピアースの本性だ! 目を覚ませサリア…私の様に全てを失う前に」
そう言ってジルはその場を離れて行って、サリアはそれに気が付いてジルの方を見る。
「(アレクトラ…)」
その頃クリスはディメントに見捨てられたと感じ、もう何もかも信じられずにいた。
「嘘…嘘だよ…ディメント君? また捨てられた…また裏切られた!うわああああああああああ!!!!!」
クリスはビームライフルを撃ちまくる、そしてクリスを探していたヒルダ達がクリスを見つける。
「居たぞ!」
「クリス!!」
「来るな!!!!死ねぇ!!!!」
クリスはヒルダ達にビームライフルを撃ち、それを回避してヒルダはクリスに言う。
「へっ!ざまあねぇな」
ヒルダが言った事にクリスは一瞬驚き、ヒルダはクリスに言い続ける。
「自分から友達だと名乗る奴が、本当の友達な訳ねぇだろう!!騙されやがって!」
「ッ…!あんた達が…あんた達がアタシを見捨てたから!!」
「まだ言うかよ!!」
っとヒルダがクリスに向かって蹴りを入れ、それをまともに貰いながら後方に下がり、ヒルダはそのまま言うつづける。
「少しはロザリーの気持ちを考えてやれよ!!さっきから聞いていれば自分の事ばっか言いやがって!他人を思う気持ちはねぇのか!?」
「えっ…?」
その事にクリスは一瞬動きが止まる、それを見たジュンはビームダガーをコックピットカバーを外す様に斬り込み、それにカバーが外れてクリスは驚く。
「クリスーーー!!」
ロザリーが機体から飛び降りて、クリスを掴んで落ちて行き、それにクリスは混乱して行く。
「落ちる…!落ちるよ!!」
「良いさ別に!一緒に死んでやる!!」
その事にクリスは驚き、ロザリーは自分の思いをクリスに伝える。
「アタシ、アンタを見捨てる訳ねぇだろう!こんなにもお前の事を信じているのに!! アタシたちだけだろう!?互いのブラのサイズも!弱い所も!ヘソクリの隠し場所も全部知っているのは!!
だからもう一回だけ信じてくれよ!!クリス!!!友達である…私を!!!!」
「ロザリー…」
クリスは必死になるロザリーの思いを聞いて目に涙を浮かばせ、落ちて行く二人をヒルダが飛んで行く。
「うおおおおおお!!!」
落ちて行く二人をキャッチして、そして着地して衝撃を吸収する。二人を地面に下ろす。
ロザリーは必死にクリスを捕まえて、そしてクリスに言う。
「ゴメンな…クリス」
「…許さない、新しい髪止めを買ってくれるまで」
「い!一番良いのを勝ってやる!!」
「ゲームの時もズルしない…?」
「ああ!絶対にしない!!」
ロザリーはそうクリスに誓い、クリスは身体を起こして言う。
「私…取り返しのつかない事をしちゃった…」
「もういいんだよクリス…」
「仲直り成立…だろ」
っといつの間にか隣にやって来たヒルダがそれを言い、そしてヒルダが言った言葉にロザリーが抗議する。
「ああ!!それアタシが言うセリフ!!」
そう言った途端にクリスが泣き出してしまい、それをロザリーが抱きしめて共に泣き出す。
その頃、生物兵器を倒し、全身負傷、大破したヘリオスとフリューゲルスが、各部分が大破しているラプソディーを睨む。
「グレイス……私は今からアイツに特攻する。その間に、お前は彼女を……」
「は!?何を言っているんだ!?」
「……私は、今まで差別してきた。最後の最後まで……だから、償いをさせてくれ!!」
「…………」
「……楽しかったぞ」
ヘリオスはそう言い、ラプソディーへ向かっていく。
「ヘリオス!!」
するとラプソディーが最後の足掻きに、各部分のホーミングレーザーを一斉砲撃を開始する。ホーミングレーザーの攻撃が炸裂するヘリオス、ヘリオスは最後に、呟く。
「じゃあな……弟よ♪」
ヘリオスの体が光り出し、ラプソディーに炸裂した。
「っ!!」
涙を流すグレイス、そして爆発で装甲が抉れ、内部のコアユニットが丸見えとなる。
「セレス!!」
コアユニット内部に、セレスが囚われていた。グレイスはフリューゲルの聖天を右腕部に換装し、バイブレーションサーベルモードに切り替える。
「今助ける!!」
フリューゲルスの出力を最大値に上げ、聖天を突き構える。
「セレェェェェェェス!!!」
フリューゲルスがラプソディーのコアユニットを貫き、セレスをコアユニットから剥ぎ取り、救出した。ユニットを失ったラプソディーは各部から火を噴き、機能が停止する。
「セレス…」
グレイスはフリューゲルスの掌で気を失っているセレスを見て安心する。
そしてサラが歌を終えた時に収斂時空砲が放たれる。
収斂時空砲はアウラのバリアに直撃して破壊されて、強烈な光が辺り照らす。
ディスピアースは目を閉じて、しばらくして開かせるとアンジュ達が居ない事に気付く。
「フッ、アウラめ…」
そしてアケノミハシラの上空で強烈な光が出て、そこからアウラが雄叫びを上げながら翼を広げる。
「アウラ…!」
サラはアウラを解放した事により喜びに満ちて、グレイス達はそれに圧巻される。
「あれが…アウラ…」
ディスピアースはいなくなったアウラにため息を吐く。すると、アマノソウウンガを持ったアダムが降りてきた。
「お前の負けだ……ディスピアース」
「……ドレギアスの仇、決着を付けよう。」
ディスピアースはヒステリカからおり、手から邪心剣アメズヤクラを構える。勇人もアダムから降り、荒神へと変身し、スサノオを突き構える。
「「…………」」
両者は互いに動きを見せなかった直後、天井に溜まっていた雫が落ち、地面によって弾けた。
「おおおおおおっ!!!」
「はぁぁぁぁぁっ!!!」
両者が動き出し、刃を振り下ろした。閃光と共に、光が消える。
「……う…うう……」
邪心剣アメズヤクラが勇人の肩を突き刺し、スサノオの刃がディスピアースの心臓及び、腹を裂いていた。
「夢は潰えたな……」
そして、肩を抑えながら、スサノオを持つ。ディスピアースは光を失い、倒れる。
「お前は弱すぎる……まるで、俺をずっと虐めていた根岸みたいに……」
「……フフフ、ハハハハハ」
「何が可笑しい?」
「…………私が死んでも、いずれ新たな復讐者が生まれる。それに、私の復讐は……これだけでは終わらない…」
「何だと?」
「言い忘れていたが、私の計画は……終わっていない……」
「!?」
「時期に……わか…る……」
ディスピアースはそう言い、塵へと変わる。
「…まさか!!?」
そして気絶しているロビンを無理やりでも連れて帰る。
その頃、時空融合が止まってなく、みんなは動揺する。
「時空融合が……止まっていない!!」
「どういうことなの!?」
「分かりません!アウラは解放した筈!」
アンジュ達がそう言うと、何処からか女性の声が響き渡る。
『これより……“天使の命日”を発令します。』
《っ!!?》
すると上空から特異点が現れ、強力な吸引力に引き寄せられる。
「何だ!?」
アウローラ の甲板では、集まったみんながその光景に驚く。グレイスは急いでセレスを搬送させると、グレイスの記憶が蘇り出す。
「…………そうか」
グレイスはコックピット内で覚悟を決める。
「グレイス?」
するとコックピットが開き、中きら血だらけのグレイスが出てくる。
「っ!!グレイス!!」
「嫌、良い……」
「けど!!」
「僕はこれから、アポカリプスを破壊しに行く。」
「けど!!」
「良いから!!」
グレイスはタスクに怒鳴り、勇人の所に行く。
未だにまだ暴れまわるロビン、勇人が抑えつける。
「かわいそうに……こんな醜い姿に…」
「……ごめんね、ロビン」
シンディは涙を流しながらロビンに触れる。するとグレイスがロビンに触れる。
「(僕の最後の力……君にあげる)」
するとグレイスの手から、ドラゴニウム粒子がロビンを包み込む。すると徐々にロビンの体が小さくなり、元の子供へと戻る。
「ロビン!!」
息はしており、シンディはロビンに抱き付く。
「グレイス…」
勇人はグレイスを見る。
「…………勇人さん、みんなをお願いします」
「え!?」
「……僕は今から時空の狭間で、アルゴルモアを破壊していきます。」
するとフリューゲルスがハルマゲドンキャノンを装備する。
「グレイス……何を!?」
「…………セレスが起きたら、彼女に伝えてください。」
グレイスは伝言を勇人に伝えると、フリューゲルスに乗り込む。
「グレイス!私たちも!」
「……嫌、これは僕の……最後の償いです。」
「そんな!!」
「では♪」
グレイスはそう言い、フリューゲルスを起動する。
「ラルス…」
『グレイス様…』
「……セレスをよろしく」
そしてグレイスはフリューゲルスを動かし、特異点へと入って行く。そして、聖天の究極システム『シャットダウン』を発動し、特異点を塞ぐ。その光景を見ていた勇人が気がつく。
「アイツ……死ぬ気だ!」
《えぇっ!!?》
アンジュ達は驚き、アウラが説明する。
『彼はヴィルキスの次元跳躍システムでも辿り着けない様にしてしまいました。そこは、私たちの力では不可能です。』
「どうにかならんのか!!?」
『残念ですが……』
「そんな!!」
アウラの力やみんなの力ではいけない事に、タスク達は地面を叩く。
時空の狭間を突き進むグレイス。するとフリューゲルスがグレイスに問う。
『分かったのか?奴等の目的を……』
「うん、全てを破壊するために…時空の狭間を中心点として次元反応弾をアルゴルモアで爆破する……」
『そうだ。』
「知ってたんだね?」
「そうだ。それを止められるのは……」
「フリューゲルスとネメシス……そしてハルマゲドンと僕。」
『あぁ、』
「フリューゲルス、そしてネメシス……」
『?』
「………ありがとう、今まで付き合ってくれて。」
『良いさ……次の“世代”の為、お前はこの世界に行ってもらう。』
「?」
フリューゲルスがモニターにある世界が映し出される。
「分かった…」
「さて、そろそろ着くぞ……」
時空の狭間を抜けると、そこに待っていたのはオリジナルのアルゼナルと連結している巨大な要塞特殊砲『アルゴルモア』が聳えていた。
「あれか……っ!!?」
『来たか……』
『待っていた……』
現れたのは、アルゴルモアと合体している『クリムゾン・ラグナルク』に乗っている『サイバーエルフェン』と『ディープ・アブソルト』に乗っている『サイバーフェアリス』……そしてアルゴルモアの人工知能パラサイト・リリスが立ち塞がる。
『我が名はパラサイト・リリス……世界の痛みを救う者』
クリムゾン・ラグナルクがツインビームバスターソードを突きつけ、ディープ・アブソルトもツインバスターランチャーを構える。
グレイスもリベリオンビットと四機の聖天をワイヤーで揺らめかせ、叫ぶ。
「これが…最後の戦いだ!!」
フリューゲルスはアルゴルモアへ向かっていき、ビームサーベルを突きつけるのであった。
次回!最終回!!