クロスアンジュ 天使と竜の輪舞 アドベント・オブ・チルドレン   作:オービタル

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今回は短文です


第六十三話:狂喜の楽園

 

ディラクニア法国地下牢獄…狂喜と快楽と悲鳴の声が響き渡る中、ロビンは彼らの叫び声に恐怖する。耳を塞いで恐怖と叫び声耐え凌ぐ。

 

「っ!?」

 

するとロビンの左腕に侵食していたリーパー・エキスが徐々に活性化し始め、赤黒く変色していく。そして脳や心に思い浮かび上がるのは“傲慢”、“嫉妬”、“怠惰”、“暴食”、“色欲”、“強欲”、“憤怒”の大罪が広がり、彼の左目が赤く染まる。

 

 

 

 

その頃、ロビン救出の為一輝達は着々と準備を進める。リュミエール艦内では対ネフィリム武装をしたヴィルキスやサリア達のラグナメイル、ヒルダ達のパラメイル、グレイスのフリューゲルス、一輝のルヴェルが並んでいた。そして行き先はディラクニア法国ではなく、アイナの故郷であるソルヴィフ王国であり、一輝やヨシツネ達、そしてエルダードラゴンに騎乗した勇人が参られた。エルフ達は七つの大罪の首領であり皇帝が参られたに驚き、急いで謁見の間へと案内させる。

 

「お前達はここに残れ。」

 

勇人がヨシツネ達に扉の外で待つように命令し、一輝とシンディの家族で謁見の間へと入り、玉座に座っているファラサール国王とララノア王妃、アーノリオン王太子殿下と相見える。クアンタ帝国皇帝である勇人天皇とソルヴィフ王国国王のファラサール王の両者は互いにそれぞれの威圧を放つ。するとファラサール王が立ち上がり、エルフ王家の長刀の二刀流を抜く。

 

「父上!!」

 

そして勇人もクアンタ帝国代々の神刀スサノオを抜き、『エルフの長刀』と『クアンタの太刀』の刃が交わる。

 

「親父!!」

 

「「手出し無用だ!!」」

 

両者からとてつもない程の威圧が放たれる。そして勇人とファラサールは武器をしまい、要件の事を言う。

 

「私の次男であるロビンが……ディラクニア法国に捕らえられた」

 

「何!?」

 

「奴らは後、四日後……ロビンを公開処刑するつもりだ。そこで頼みがある……我々と共に、ディラクニア法国を壊滅させてくれないか?」

 

「!?」

 

「奴らは次々と他国の民を拉致し、洗脳、そして不完全すぎるネフィリムの餌としている……国のやる事か?違う……全くのテロ組織だ。すでに天帝軍を配備させている。」

 

「え!?」

 

テラスからは王都が見えるその場所。森で何も見えないが、微かに多数の気配が配列しているのを感じていた。

 

「親父…いつの間に天帝軍を?」

 

「悪いか?ついでに師匠にも許可も下りている。リョウマ主君が率いるドラゴレイドの嵐軍とアルヴヘイムの護星神であるキャリーさんの“シルフ領邦軍”も来ている♪」

 

「……本当に?」

 

「あぁ♪」

 

「……無茶苦茶だ」

 

一輝は呆れかえり、勇人は微笑むのであった。

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