ラビットハウスの常連プロゲーマー(仮)   作:そらなり

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どうも、そらなりです。

まだ2話しか投稿していなかったはずなのに、なぜかお気に入りが伸び続けていることに驚きを隠せません。

今までの話でアニメと少し違った部分、ほとんど同じだけど主人公がどういった風に見ているのかを感じていただけているのであれば幸いです。

それでは、今回もご注文はお決まりですか?


ラビットハウスはもふもふ喫茶?

 店内に戻ってきたココアちゃんとリゼちゃん。ココアちゃんはとにかく仕事を教わらないといけないからこれから少しだけ苦労しそうだな。

 チノちゃんもリゼちゃんを助けるためにカウンターに戻っちゃった。あ、そういえばカプチーノを頼んでたんだっけ。それを作ってくれてもいるみたい。

 

 なんだか、リゼちゃんとココアちゃんの様子を見てると初めてリゼちゃんがここに来た時のことを思い出すな~。あの時は……面白かったな。まぁ、その時はおいおい語るとして今はココアちゃんの様子を見守るとしますか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 最初はどうやら食器洗いをやってるみたいだ。まぁ、最初は何を教えるかっていうのを教える側が決めないといけないから自然と誰でもわかるような仕事をさせるよね。

 食器を洗うだけだし、ココアちゃんは淡々と食器を洗っていった。……あれ? 少し慣れてる?

 

 そんなことを想って観察していると最初にやるべき仕事を思いついたリゼちゃんがメニュー表をココアちゃんに渡す。

 

「ココア、メニュー覚えとけよ」

 

 確かに喫茶店だし、メニューを覚えるのは大事だよね。コーヒーだけでもいろいろな種類があるし、軽食だってそこそこの量があるから覚えないとオーダーができない。オーダーというのは全部紙に書いていたんじゃ時間がかかる。そんなとき、どう略していいのかを考えておかないと後で読んだときにわかんなくなっちゃうし、リゼちゃんの言うことは正しかった。

 

 リゼちゃんからメニューを受け取るココアちゃん。……暗記が苦手だと相当きついんだろな……。

 

「あ、うん。ありがとう」

 

 この店のメニュー表の特徴は変に飾らずにシンプルに仕上げているということ。メニューの名前と金額。それを種類ごとに並べただけの質素なもの。けど、落ち着いた雰囲気を醸し出しているこの店には十分すぎるメニュー表だった。

 

 けど名前を憶えて、接客する側であるココアちゃんにはそれは少しだけ情報量が少ないものなんだろう。

 

「コーヒーの種類が多くて難しいね……」

 

 そう。このカフェという店はもともと一つの品目を複数提供している。だからコーヒーの種類が多くて混乱をしてしまう。それにコーヒーの見た目は基本同じ。それを覚えるのはかなり骨が折れるだろう。……まぁ、ゲームにおける相性を覚えるのもそうなんだけどね。今何種類あるんだっけ? あのポケットなモンスターのゲームのタイプって。

 

 覚えようという気があればできるんだけど、なかなか難しいよね。その点赤の兄と緑の弟が桃の姫を助けに行くやつは操作が簡単だし、覚えることも少ないから楽なんだよな。……じゃあ今度もってくるのは携帯機用の赤緑ブラザーズにでもしようか。……意外なところで持ってくるゲームが聞こえたな。

 

「そうか? 私は一目で暗記したぞ?」

 

 俺がそんなことを考えているとリゼちゃんがとんでもないことを言い出す。……いや知ってたんだけどね。改めて聞くとやっぱりなんかすごいなって思うわけで。だって瞬間的に記憶できるんだよ!? それさえあればゲームは有利に進められるんだよ!! 知っているのと知らないのとでは天と地の差だからね……。……今度リゼちゃんもゲームに誘ってみようかな?

 

 リゼちゃんが暗記が早いということを聞いたココアちゃんはキラキラした目で尊敬するかのようにリゼちゃんのことを見ていた。

 

「すごい!」

 

 確かにすごいんだよな……。羨ましいともいう。記憶力はないほうではないけどやっぱあることにこしたことはないしな……。って人の才能をうらやむより自分のできることを伸ばしたほうがいいか。適材適所。俺には俺のできることがあるってね。

 

 それに、リゼちゃんの記憶力は何も生まれもってのものではなかった。この前に少しだけ聞いた話だけどね。リゼちゃんは記憶力を鍛える訓練をしていたみたい。……アレかな? よくネットで見るハンドサインの意味とかを覚えないといけないからなのかな? 詳しいことは聞かなかったからそこらへん分からないけど、努力の成果がここで出たんだろう。

 

「訓練してるからな! チノなんて香りだけでコーヒーの銘柄当てられるし」

 

 そして何より、俺はこれを聞いて当時は驚いた。その時は今みたいに簡単に話しかけられるような関係ではなかったけど、落ち着いて雰囲気の店内では結構話声が聞こえてくることがある。その中で耳にしたチノちゃんの特技。まるでソムリエのようなことをやってのける。

 

 一流のソムリエは香りだけでワインの名前を当てられるように、チノちゃんはそれがコーヒーでできる。それはチノちゃんが一流に等しいほどコーヒーの知識を持っていることになる。まだ、中学生なのにね。

 

「私より大人っぽい」

 

 きっと俺と同じことを想ったのだろうココアちゃんはまたまた尊敬のまなざしでチノちゃんを見る。そのチノちゃんは俺のところにカプチーノを持ってきてくれる。

 

「お待たせしました」

 

「ありがとう」

 

 まぁ、確かにこのままだとチノちゃんは本当に大人っぽい印象を受けると思う。こういった一つ一つの動作がとても中学生とは思えない。……でもね?

 

「ただし、砂糖とミルクは必須だ」

 

 そう。ブラックのまま飲めないというのがチノちゃんの今の弱点。まぁ、子供はしたが敏感だから苦みが苦手なのはわかるから普通のことなんだけど、それがチノちゃんの子供らしさを分からせてくれたから俺は初めて聞いたときに本当に安心した。

 これでも俺、そろそろ成人するんだよ? そんな俺が中学生になりたてのチノちゃんの特技を知って焦らないわけないよね。

 

 あ、戻っていくときのチノちゃん……トレーで口を隠してる。……恥ずかしがってるんだろうな~。

 

「フフッ、なんか今日一番安心した」

 

 リゼちゃんからそのことを聞いたココアちゃんは俺が当時した反応とほぼ変わらないテンションでほっと一安心する。なんでその時のテンションを覚えているのかって? だってすごく印象的な特技と反応だったから今でも覚えてるんだよね。

 

 でもやっぱり日々の積み重ねって大きいんだなって実感できる事例だよね。チノちゃんとリゼちゃんって。

 

「いーな~。チノちゃんもリゼちゃんも。私も何か特技があったらな~」

 

 確かにすごい特技を持った子たちだよね。俺もわかる。何か特技があったらって。でも、だからこそ頑張れるんだよね。ゲームを。こんな小さい子たちに負けているのも気分良くないし。

 

 そんなことを思っているとチノちゃんが何かをもっているにココアちゃんが気が付いた。まぁ、いつものあれだろうけどね。今日は何の科目かな?

 

「……? チノちゃん何もってるの?」

 

 今チノちゃんが持っているのは学校で使っているであろうノートだ。ちゃんと集中しようとしているのかティッピーさんも頭からおろしている。

 こういった長期休業になるとチノちゃんは暇なときにこうして店内でノートを取り出すことがある。

 

「春休みの宿題です。空いた時間にこっそりやってます」

 

 その理由が宿題をするためなのだ。家の手伝いをしているチノちゃんが勉強する時間は限られている。だからこそ、こういった暇な時間に少しでも進めておこうとしているのだ。実際そろそろ春休みが終わるころ。だから急ぎ目でやらないと終わらないのだろう。

 

 どうやら今日の宿題は数学みたいだ。ノートが青いし、ばっちりと大きな字で『数学』って書いてあるしね。

 

 けど問題だったのはココアちゃんのほうだ。ココアちゃんは少し気になったのかチノちゃんのやっている宿題の中身を見て1つの問題を指さす。

 

「あ、そこの答えは128で、その隣は367だよ」

 

 そこの問題に書いてあるであろう答えを何も見ずに答えていった。……え?

 

 

 

 

 

 暗……算……?

 

「あっ……。ココア。430円のブレンドコーヒーを29杯頼んだらいくらだ?」

 

 きっと俺と同じことに驚いているんだろうリゼちゃんが少し焦りぎみにココアちゃんに問題を出す。えっと……俺はその数字をパソコンに内蔵されている電卓を使って計算してみる。

 

 が……。

 

「12,470円だよ?」

 

 その数字を見る前にココアちゃんがすぐに答えた。しかもその時の表情が"なんでそんな簡単なことを聞くの?"と言おうとしているかのように。……合ってるし。

 

 ココアちゃんがやってのけたことを目の当たりにしたチノちゃんとリゼちゃんは当然驚く。もちろん俺も秘かに驚いている。

 

「私も何か特技があったらな~」

 

 けどこの店内で一番注目の的であるだろうココアちゃんは店員側のカウンターに突っ伏してため息交じりにそう呟いた。

 

 でもね、俺を含めたここにいる3人が思っていることは同じ。

 

 この飲食店に関していえばきっと一番ためになる力なんだろう。お会計にレジいらずって相当効率が良くなりそうだし。

 

 なんか、負けられない相手が増えた気がする……。これはちょっと心の整理が必要かな……。ごめん、今日はゲームできそうにないわ。

 

 ココアちゃんに意外な特技が分かるとカランコロンと本日3回目の音が店内に鳴り響いた。俺がここに来たときと、ココアちゃんが来た時にも鳴った音。つまりは。

 

「あ! いらっしゃいませ!」

 

 このラビットハウスに新しいお客さんが来たということでそのお客さんを迎えるようにココアちゃんが入口へと駆けていった。あ、あの人ってよくここに来てる人だ。常連さんが最初の相手だと結構楽なんだよね。新人であることを分かってくれるから無茶なお願いをされることはないし。

 

「あら? 新人さん?」

 

 ほら、あの人も気が付いた。ココアちゃんが初めてだってことに。お店に通い続けると店員さんがそのお客さんの顔を覚えるようにお客さん側である俺たちも店員の顔を覚えていく。そんな通い詰めた店に見ない店員さんがいれば新人かもしれないなんて簡単に予想が付く。

 

 お客さんから話題を振ってくれたおかげでスムーズに接客ができてるな~。後ろ姿しか見えないけど慌てているような様子もないしきっと大丈夫だろう。

 

「はい! 今日からここで働かせていただくココアと言います!」

 

 おっと……ここにいてもはっきりと聞こえてくる大きい声でお客さんに受け答えしてる。しかも言い終わってから深々とお辞儀をして……。え!? 接客慣れすぎじゃない!? ビジネスマナーでも習ってたの!?

 

「よろしくね。キリマンジャロをお願い」

 

 そんなきれいなお辞儀を見たお客さんは笑顔のまま普段座っている席に向かって行った。……注文までの流れはまだまだだけど上出来な接客だった。

 

「はーい!」

 

 しっかりと返事はしている。……けど伸ばすのはやめた方がいいな。リゼちゃんたちが注意しなかったら俺が少しだけ言っておくか。……お客さんに言われるのってちょっと複雑な気持ちになっちゃうからリゼちゃんたちが言ってくれるように願うか。……あ、注意するように言えばいいのか。リゼちゃんとチノちゃんならきっとわかってくれると思うし。

 

「ちゃんと接客出来てるじゃないか」

 

 そんなことを俺が考えているとさっきのココアちゃんの接客をじっと見ていたチノちゃんたちは少しだけ安心している様子だった。でも、この2人とココアちゃんって普通に初対面なんだよね。だからコミュニケーションは結構大丈夫だし、あとは接客用語を覚えればきっといい店員さんになれると思うな~。

 

「はい。心配ないみたいですね」

 

 けど、接客に関して教えることが少ないのも事実。それが今は結構うれしかったりするんだろう。他のことを教える余裕ができるし、メニューを覚えてもらえば作ることだってできるようになるんだから。

 

 そんな話をしているとオーダーを取ってきたココアちゃんが戻ってきた。

 

「やった! 私、ちゃんと注文取れたよ! キリマンジャロ、お願いします!」

 

 余程注文が取れたことが嬉しいんだろう。その場で少し飛んで喜んでいる姿を見るとどこか微笑ましいように思う。

 

「ほー」

 

「えらい、えらいです」

 

 こんな3人を見て今は楽しそうにやってるし、実際に楽しいんだと思うけどきっとこれから大変になってくるんだろうな~。ってそんなことを思ってたり思ってたり。……だって本番の時間帯ってこの後すぐだし……。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 俺の予想通り、昼を過ぎ夕方に近づいてくるとだんだん客の入りが良くなってきた。きっとおやつ感覚で寄ってくるお客さんや、少し遅めの昼食を食べる人でにぎわってくるのだろう。

 

 初めてここで働いているココアちゃんにとっては……焦っちゃうよね。ほら、慌ててサンドイッチ運んでるし。急ぐのも悪くはないんだけど、まだ席に空きはあるこのタイミングだと、そこまで急ぐ必要はないかな。喫茶店に来る人って大体落ち着きたくて来てるわけだから。

 

 あ、慌てすぎてココアちゃんがリゼちゃんにぶつかった……。って何出してるの!? ちょっとその銃を渡しなさい! 何の銃なのかに気なっちゃうでしょ! だからそのハンドガンを触らせて!

 

 ……なんて心の叫びが伝わるわけもないか。今度直接頼んでみよ。……にしてもどうやって出したんだろ? 確かリゼちゃん右手にお盆持ってなかったっけ? それなのに右手にもう銃が持たれてる。お盆が離れた瞬間に何があったんだ……?

 

「わぁ~!? ごめんなさーい!」

 

 あ、でもココアちゃんが怯えちゃってるな。……初めてチノちゃんとリゼちゃんが仕事してた時のことを思い出しちゃう光景だ。まぁ、銃を向けられたらそんな反応になっちゃうよね。……俺も経験あるし。リゼちゃんにやられて。

 

 けどこんな光景を見るのも見ている側としては面白いんだよな~。まぁ、さすがにやりすぎたら止めるけどリゼちゃんに限ってはそんなことしないか。

 

 

 

 

 

 

 俺の考えていたことは正しかったみたいでそれからほとんど大きな騒ぎが店内に響くことはなかった。今は俺以外の最後のお客さんが店から出ていくところ。

 

 その人はココアが初めてオーダーを取った人で入り口付近までココアちゃんが駆け寄り出ていったお客さんに向けて深々とお辞儀をする。

 

「ありがとうございました!」

 

 これでこの店には客は俺だけしかいなくなったわけで、これじゃあ最初の時と変わらないな。

 あれ? お客さんが出て言った瞬間にココアちゃんが豆をひいているチノちゃんのところに駆け足で向かって行った? なんだろ? ちょっと気になるから近寄ってみるか。

 

 俺はカウンター席に腰かけココアちゃんとチノちゃんのやり取りを聞いていた。

 

「ねぇねぇチノちゃん!」

 

 何か気になるみたいでチノちゃんに聞き始めるココアちゃん。……何かわからないことでもあったのかな?

 

 一回豆を挽く手を止めたチノちゃんはココアちゃんのほうに顔を向けて話す。

 

「はい?」

 

 チノちゃんが首を傾げココアちゃんの続きの言葉を待っていた。

 

 そんなココアちゃんは両手を頭上につけて、よく子供がやるようなうさぎさんポーズをしていた。そして口を開くと……。

 

「この店の名前って"ラビットハウス"でしょ? うさ耳付けないの?」

 

 なんだその素敵アイディア!! って違う違う……。ここは喫茶店なんだしさすがにコスプレはちょっと……。店の雰囲気にも合わないしね。

 

「うさ耳なんて付けたら違う店になってしまいます」

 

 どうやら俺の認識はチノちゃんとも同じだったみたいでそのことが告げられる。うんうん。この落ち着いて雰囲気の店がいいんだよ。そういうコスプレ喫茶的なものはその場所に任せよう? あ、でも見てみたい気も……。

 

 って邪念は捨てよう。としたんだけど……。

 

「リゼちゃんとかうさ耳似合いそうなのにね~」

 

 確かにね!! リゼちゃんスタイル良いからバニーガール似合いそう! ってだから! なんでココアちゃんは俺にそんな妄想させてくるの!? いい妄想でしたありがとうございます!

 

 けど話を振られていたリゼちゃんはというと……。

 

「そんなもんつけるか……」

 

 そっぽ向いちゃった。……けど、なんか様子がおかしいな。何があったんだろう?

 

「……露出度高すぎだろ!!」

 

 ……あ~ぁ、妄想してたのね。自分がバニーガールの恰好をした時の姿を。うーん。でも結構似合うよね、リゼちゃん。肌白いから、一般的な黒じゃなくて白の衣装でもよさそうだな~。

 

「うさ耳の話だよ!?」

 

 けど、ココアちゃんの猫耳の話と俺たちの考えているバニーではどうやらイメージが違ったみたい。……知ってたよ? ココアちゃんがバニーの話をしていないなんてことは。本当だよ? ……ごめんなさい。結構邪なこと考えてました。

 

「…………」

 

 けど、チノちゃんも頬が赤いしきっと同じことを考えてたんだよね! 仲間だよね! ……チノちゃんも似合うんじゃないかな? 愛らしい感じになると思うよ。

 

 そんな中、アイディアを却下されたココアちゃんは一つのことが気になったみたい。リゼちゃんに敬礼しながら何かを聞こうとしている。

 

「教官! ではなぜ"ラビットハウス"なのでありますか? サー」

 

 まぁ、そういうように思っちゃうよね。けど理由としては結構簡単なんだよ。

 

「それは、ティッピーがこの店のマスコットだからだろ?」

 

 そう。話に聞いただけだからよくわからないけど今の状況と、昔の状況だと少しだけ違ってるみたいだけど結局はティッピーさんによるもの。まぁ、マスターが好きだったってのも理由だけど。

 

 けどリゼちゃんの答えを聞いたココアちゃんは少しだけ首をかしげる。まぁ、言いたいことはわかるよ。この店に来たときも理解してなかったみたいだしね。

 

「……でも、ティッピーうさぎっぽくないよ? もふもふだし」

 

 ここまでもふもふなうさぎってそうそういないよね。けど確かにうさぎなんだよ。もふもふだけど……。

 

 ってそんなことを考えているんじゃなくて、どうやらココアちゃんはこの店の名前に少しだけ不満があるみたい。まぁ、うさぎがいっぱいいるわけでもないからそう思うのもわかるんだよね。

 

「じゃあどんな店名がいいんだ?」

 

 不満があるなら確かに変わりの案があってもおかしくない。リゼちゃんはココアちゃんにどんな店の名前がいいのかを聞く。……どんなアイディアを出すのかな?

 

「ズバリ! もふもふ喫茶!」

 

 堂々と自信満々に答えるココアちゃん。ちゅ……抽象的だ!? もふもふなら何でもいいの!? それになんか……。

 

「それはまんますぎるだろ……」

 

 そう! リゼちゃんの言う通りまんますぎるんだよ! もう少しひねった案が来るのかと思っちゃったから余計驚くよ! あんなに自信満々だったのに……。

 

 ……おや? なんかチノちゃんの様子が……。

 

「もふもふ喫茶……!」

 

 チノちゃんはもふもふ喫茶に目を輝かせた!

 

 って!?

 

「「気に入った!?」」

 

 予想外過ぎる反応に俺とリゼちゃんの声が重なる。けど、その反応はやっぱり年相応のものだったからそこは少し安心した。

 

 まぁ、けどティッピーさんは少し微妙な顔をしてるしこのまま"ラビットハウス"のままなのだろう。けどこうしてにぎやかな空気も嫌いではない。そう俺は思った。

 

 ココアちゃんが入ることでこれからこの店はどんな風に変わっていくんだろうか? 俺はただただ純粋にこの店の行方が気になってしまっていた。

 

 




ここで1話にて悩んでいたゲームについて決まりましたね~。皆さんは何を私が連想していたか、もちろんわかりますよね?

ポケモンとマリオです。

といっても私自身、ポケモンはBW2からハードの関係で引退して、最近ウルトラサンなるもので復帰したにわかもにわかです。さらにマリオも古いものをやっているわけでは無いしドヘタなんですけどね。

まぁ、それでもある程度の知識はあると思うのでそっちをオリジナル回に行かせて行けたらなって思ってます。

長々と話してしまいましたが今年の更新はこれが最後になります。急激に伸びているこの作品に作者自身驚いていますがこれからも楽しみにしていただけると嬉しいです。

それでは皆さん! 良いお年を!
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