1
ヴァルハラは現在アルンへと帰還へのルートを移動しており、もう一時間ほどでアルンが目の前に見えてくるだろうという距離まで来ていた。アフリカ一帯での攻防戦からさほど経っておらずみんなに疲れが見え始める。
俺が廊下を歩いていても誰も歩いていない。
疲れているのは分かっていた。時間だけを言えば今は食堂にも誰もいないはず。そう考えた俺は食堂に忍び込む。
案の定誰もおらず静まり返った空間に俺の足音だけが響く。冷蔵庫前に辿り着くと俺はゆっくりと音を立てないように開く。
麦茶や様々なジュース、瓶に入っている調味料のようなものまで見えてきた。
俺は他の棚を開きその奥にあるチョコレートを発見した。
チョコレートの袋を開けて小さな小袋を開けて口の中にチョコレートを入れる。口に入ったチョコレートが解ける度に甘い味覚が反応した。
「甘~い」
口の中で遊ばしているチョコレートで癒されていると二つ目のチョコレートを口の中へと入れてしまう。
「これこれ。これが無いとね」
一つ、また一つと口の中に消えていくと俺は食堂に近づいてくる足音に気が付かなった。数えることすらしなくなったチョコレートの袋の中身が半分以上消えてしまうと同時に部屋の中にレレさんが入ってきた。
これ以上なく冷たい目で見られてしまうと空気が凍り付いたような感じすらする。
ようやくの思いで開いたレレさんの口は俺の心を傷つけるのには十分だった。
「これ以上太ってどうするんですか?」
グサッという音が響くのではないかという感じすらするほどドストレートな言葉に心がえぐられた。
「えっと………見なかったことにしていただけると………」
「別にいいですけど」
冷たい目をしたレレさんは食堂から出ていき俺は誰もいなくなった食堂内でさらに一口入れてしまう俺……ビスケット・グリフォンは反省してはいないのかもしれない。
2
レレは手元に大事そうに抱えているタブレットにはある人物たちの航路が記載されていて、彼女はそれをビスケットに報告しようとした矢先にビスケットが盗み食いをしているところを目撃してしまった。
それを見てしまった彼女は報告することをすっかり忘れてその場から離れてしまった。
「まあ、彼の方に報告すればいいですかね」
特に困ることも無くサブレを探すために艦内をウロウロしていた。
ギャラルホルンで艦に乗ることも珍しくなかった為、当初は大丈夫だろうと高を括っていたが、しかし、実際は今までの戦艦とはまるで違う構造に少しだけ間寄ってしまいそうになっていた。
しかし、それもものの数分で慣れてしまい。彼女は特に迷うことなく艦内を歩いて回っていた。しかし、目的のサブレを探して三十分が立つがいまだ会うことができない。格納庫にも顔を出したし、ブリッジにも顔を出した。それでも見つからない彼をレレは探している。
すると、曲がり角の奥からサブレのイヤホンから漏れ出した音が聞こえてきた。曲がり角の奥のジューススタンドで飲み物を飲んで休憩しているサブレを発見した。
「ようやく見つけましたよ」
「?俺を探していたのか?」
音楽を聴きながら椅子に座ってジュースを飲んでいる姿はどこかカッコ良くも見え、対照的な兄であるビスケットと比べてしまう。
隠れてお菓子を食べる兄のビスケットとジュースを飲み音楽を聴きながら休憩する弟サブレ。彼女は内心『生まれてくる順番を間違えたのではないだろうか?』と疑問に思ってしまう。
「失礼なことを考えていないか?」
まるで心を見透かすような言葉に内心無反応をしつつ彼女は連絡を手早く済ませる為、タブレット画面をサブレの方に向ける。
「ヴァルハラが地球からアルンへ向けて出発した同時期に火星からアルンへと向けて数隻の輸送船が出発しました。それに同伴している人の中にあなたと同じ姓の人物を発見しました」
タブレットの画面には『クッキー・グリフォン』と『クラッカ・グリフォン』と掛かれており、写真を見てみても彼らの兄弟かもしれないということはある程度把握できた。
「荷物はどこ行きだ?」
「アルンの開発局行きです。荷物の中身は鉱石と書かれていますね」
サブレは口元を押さえながら少しだけ考え込むが、彼には妹たちが来るのではないかという考えはあったし、その際に輸送会社に乗せてもらうのではないかと予想していた。
数年前からEDMは宇宙海賊を撃滅させ、輸送自体は比較的安全にはなった。火星からアルンへの移送コースにはアリアドネと呼ばれる経緯点を配置している。
定期的にEDMの艦隊が見張りをしているので、その経緯から自体が把握したのだろうが、問題は戦争状態で地球に近づこうとしなかった火星の輸送会社が今になって地球に近づいているという点だと考えた。
「地球に向かっているのはその会社の輸送船だけか?」
「いえ、それがかなりの数の輸送会社が様々な理由でこちらに近づいているらしいのです。EDMが現在把握しているだけでざっと10会社」
「かなりの数だな。まるで……」
まるで火星から避難しているようだっと思ってしまう手前、何者かの手を感じてしまう。しかし、そんなことをしてメリットを感じるような人間がどこにいるのだろうと考える。
「二人だけで地球に向かっているのか?」
「いいえ。あとアトラと桜と呼ばれる女性に元ユージンと呼ばれている鉄華団メンバーの五人です」
それ以上は分かりそうもなく、サブレは荷物の中身の方に話をシフトする。
「鉱石ってなんだ?」
「えっと………分かりませんね。差出人の名前は『ゲイナー』としか書かれていません。誰でしょうねゲイナーって……どうかしたのですか?」
サブレにはゲイナーという名前に心当たりがあった。人体開発のスペシャリストで蘇生治療を開発した人物。そして、クレアが言うには元木星帝国関係者でもある人物。市くなくともサブレがかかわっていた時は彼は木星帝国とは縁を切っていたそうだが、しかし、彼が関係者だったという事実は変わらない。
サブレの脳内には白衣を着て現れた剥げた老人の姿を思い出す。
「ゲイナーは俺が火星でバルバトスを回収した際に出会っているんだ。その際に二つの遺体を引き取りたいって言ってな。処理に困っていたからそのままゲイナーに渡したがな。元々EDM個人は蘇生治療器を作ってもらった際に貸しが存在したしな。ちょうどいいってなったんだ」
だから引き渡したと当時を振り返る。仕方ないというつもりは無いし……それが最善だったといえるわけがない。だからこそそれを彼はシノとビスケットには話さなかった。話せばややこしいことになるとわかっていたからだった。
「現在は分からないのですか?」
「さあな、元々自由気ままな人だからな。長くどこかに滞在することは無いと聞いてるよ。そもそも、自由人がどうやって鉱石を手に入れたのか分かんないけどさ……どうせ石ころ程度の大きさだろ?」
レレはサブレからの言葉を聞いてタブレット画面を切り替えて鉱石量を調べる。サブレはジュースを飲むために口の中にジュースでいっぱいにする。
「鉱石量は……ざっとモビルスーツ二機分ですね」
「ブッ!」
「汚い!」
ジュースを吹き出してしまい、咄嗟に回避行動をとるレレは腰を引く。せき込むサブレをしり目に軽く怒りをあらわにするレレ。
「に、二機分って相当な金額になるだろ!?」
「えっと……これぐらいですね」
画面を凝視するとそこには0が6個ほど見える。サブレはごしごしと目をこすりもう一度確認してもそこには0が6個見える。
「百万?おかしいな、俺の目はどうやらいかれてしまったらしい」
「大丈夫ですよ。誰の目にも数字は変わりませんので」
百万単位で金額をつぎ込むとなるとゲイナーにそんな金があるのかが気になってしまうサブレ、しかし彼女がさらに加えた情報は驚きを通り越す結果になってしまった。
「こんなことで驚いていてはこの後の情報に耐えられませんよ」
レレがさらに見せる画面の無いようには同じような金額が10個ほどの会社に似たような輸送依頼をだしていた。そして、そのすべてがゲイナー名義での依頼だった。
「これ全部ゲイナーからの依頼か?」
「そうですよ」
驚きを隠せないサブレに少しだけ勝ち誇った気持ちになったレレは一瞬だけ頬を緩ませるとすぐにまじめな表情に切り替えた。
「問題が依頼主の口座何ですが。金はいろいろな方面から経由して振り込まれたらしく、出所が分からなかったそうなんです」
「口座ってそんなに存在するか?」
「火星は元々治安が悪く様々な闇企業が存在します。その為口座も隠れたものから公式に発表されているものまで様々です。30は超える銀行口座を経由しているんです」
「そんな怪しい依頼なら断りそうだけどな」
「それが、突然10の会社に荷物と金が一方的に届けられたらしいです。ただ、一か月前から輸送会社の間で妙な噂が立っていたそうです」
サブレはジュースをゴミ箱に入れながら噂の中身に興味が出た。
「噂ってなんだ?」
「それが……木星帝国の次のターゲットは火星だっていう噂です。地球での戦いが終わったら次は火星だと。実際地球での戦いが終わりに向かっているとニュースになっていて不安になっているそうで、それが荷物を届ける片手間で……」
「逃げようと思ったわけだ」
サブレが半分呆れ顔を作りつつどこか納得したようなできないような思いになる。サブレはタブレットを受け取りつつ答えた。
「分かった。この案件は俺から情報局の方に報告しておく。兄さん達にも黙っていてくれ」
「分かりました。ところで……」
顔を赤らめるレレにサブレは首をかしげるだけで疑問顔を浮かべるだけの鈍感を発揮する。すると、見るからに不機嫌なクレアの声が聞こえてきた。
「楽しそうですね」
二人の視線が同時にクレアが現れた方へと向けられると、いつもの笑顔とは違う明らかな不機嫌具合を見せつける表情。レレも途端に不機嫌に変化する。
「いえいえ。私はこれでもこの船において情報管理をしておりますので……ただの炊事係とは違うんですよ」
「家事炊事をしないような女性に言われたくありません」
互いに笑顔を向けるが、内心は敵意丸出しの声を放つ。しかし、この状況でも鈍感を発揮するサブレは互いが敵意を出し合っていることにすら気が付かない。
「大体後から出てきたヒロイン風情が」
「あらあら、先に船に乗っている人が器量の小さい」
罵り合いを繰り広げるサブレはその中心に自分がいるとは夢にも思っていなかった。
そして、最終的にクレアが右腕に腕を通し、レレが左腕に同じように通す。サブレをはさんで睨み合ってすら気が付かないサブレ。
疑問顔でヒロインズから奪い合いになっている現場を目撃したのは明楽とシノだった。涼しい顔をしながら奪い合いに身をゆだねているサブレ、そしてそれを目撃してしまったシノと明楽。二人は小さく震えながら驚愕の表情を浮かべる。そのうち大きな悲鳴をあげながら走り出していく。
「「なんでサブレ(先輩)ばかり!!」」
途端にシーンという効果音が鳴るほどの静けさが周囲に広がり、途端にクレアとレレは冷静になって腕から離れる。
「少しだけ悪いことをしましたね」
レレがそう言うとクレアも同意したようにうなずく。しかし、サブレだけがそんなシノと明楽に対して厳しめの判断を下した。
「別にいいんじゃないか?ふだんからナンパなりしている二人だからな、天罰だろ」
逃げ出した方向を眺めたまま三人は身動きが取れずにいた。
3
ユージン達が船に乗り込んで既に数時間が経過しており、船は地球へ向けて安全航路に差し掛かっている。途中でEDMの艦艇に拾われて以降安全さでいえばさらに高まったように思う。アリアドネの航路に勝手に通ろうなどさすがに木星帝国も考えないだろうと彼等だって思っている。そもそも、輸送船を襲うメリットが木星帝国にあるとは考えていない。
長い廊下を飛んでわたっていると、荷物が置かれている格納庫に辿り着いた。そこでは荷物を管理するための10人ほどのメンバーが作業している。
ユージンはそのうちの格納庫のリーダーらしき人物に話しかける。
ツナギ姿をしていて頭には髪を隠すように青と赤のバンダナが巻かれている。肌は褐色肌の大男だった。
「すいませんね。急に乗せてほしいなんてわがままを言って。乗せてもらってありがとうございます」
頭を下げるユージンに豪快な笑い声を放つ。
「別にいいさ!こちらも地球行きの荷物が急に来たしな」
「これがそうですか?」
ユージンが下の方に視線を向けると多数のコンテナが重ねるように置かれている。細かい事情までは聞かされていなかったが、急遽届けてほしいと言われた荷物の中身は鉱石らしく、それをEDMの開発局当てになっているらしいという事しか知らない。
「鉱石っていう話ですけど……なんの鉱石ですか?ハーフメタルですか?」
鉄華団がかつて所有していたハーフメタル。エイハブ・リアクターによる電波妨害を阻止する作用があるとされている金属で未だに多くの金属が採掘されている。
てっきりユージンもそれかと思った。しかし、バンダナのリーダーはユージンにとって聞いたことも無い鉱石の名前を口に出した。
「え~っとだな。『サイコ・フレーム』だな。こりゃあ鉱石じゃなくて……金属板だな。鉱石じゃないぞ」
「それって大丈夫なんすか?」
「まあ、大丈夫だろ。加工しているかしていないかどうかの違いだしな」
笑ってごまかすバンダナの男にユージンは苦笑いを浮かべる。そうしているとEDMの士官の女性がユージンに近づいてきた。短みの黒髪にびしっと着こなしている緑色の士官服、厳しめの表情をしている反面どこか若々しさがにじみ出ている。
「EDMの護衛艦隊のモビルスーツ隊に所属しているサラ・ベールンと申します。先ほど皆さんの前に現れた黒色の細身のジムに乗っているのが私です。『サブレ・チルドレン』と呼ばれているメンバーの一人です」
「サ、サブレ・チルドレンってなんだ?」
ユージンが疑問に感じたことをすぐさまに尋ねる。彼女は特に隠す様子もない様子。
「サブレと呼ばれている人物にモビルスーツテクニックを教わった10人の事をさす言葉です。私以外に他9人が存在し、そのすべてがエース級と呼ばれるパイロットです」
「へ~どんな奴なんだ?」
ユージンやバンダナの男は勝手におっさんや歳を取った老人などを想像すると、そんな彼らの考えをまるで読んだように意外な言葉を放つ。
「サブレ先輩は私達とそんなに変わらない若い方ですよ。まだ20代ですし」
ユージンがアホっぽい表情を浮かべつつ驚きを隠せずにいる、するとバンダナの男は別の質問で尋ねた。
「じゃあ、アンタはどれぐらいに強さなんだ?」
「比べる基準になるとは思えませんが、私は十人の中で三番目の強さです。明楽先輩が一番強く、次にレオと呼ばれている人物が強いですね。ただ、二人はパイロットの中でも精神的に多少問題があるのでリーダーには向いていないとサブレ先輩が判断し、私にはリーダーになれるような艦隊を紹介してくださいました」
彼女の言葉の端々に自身が優秀なのだという自信が見えてくる。実際優秀なのだろうし、若いなりに努力も重ねたのだろう。ユージンには昔の自分がこんな風に戦えただろうかと疑問に思ってしまう。
実際彼女のまっすぐさとひたむきな努力、そして先輩と慕う人物がどんな人間なのかと思ったところでサブレという名前に自分は聞き覚えがあると感じた。
「なあ、そのサブレっていう人物のフルネームはなんだ?」
「?サブレ・グリフォンですが?」
グリフォンという名前はユージンが一番よく知っている。かつて鉄華団と共に行動していたころからの古参の付き合いだった。途端に彼の事を思い出してしまう。
「なあ、ならビスケットっていうやつは知っているよな?」
「ええ、知っていますが?」
「学校とか仕事先ではどんな感じだった?」
「?そうですね。サブレ先輩と違ってビスケット先輩はおとなしく食べ物を食べながら本を読んでいる印象が強いですね。おとなしいっていうか」
変わらないと思う手前、成長を感じられないと不安に思う。だが、ユージンは自分の知らないところで成長しているのだろうと思ってしまう。いつだって嫉妬していた。ユージンからすればオルガがいつだって信頼しているのは三日月とビスケットだった。彼からすれば三日月はよかった。でも、ビスケットは違った。彼のように信頼されたかったし、オルガ・イツカに信用されたかった。
しかし、結果からすれば彼を追い詰める結果になった。
追い詰めて彼を苦しめる結果になる。後悔し続けたし、いまでも思い出せば後悔する。オルガ・イツカが亡くなって初めて彼が助けてほしがっていることに気が付いた。
結局自分はビスケットのようには生きられない。生きられなかったと思ってしまった。
「私達の強さはアリアンロッド戦の戦いを見ていただければわかると思いますよ」
そう聞いた瞬間にはユージンは彼らの強さに興味が抱いたし、同時に見てみたいという想いにかられた。
「それって俺でも見ることができるのか?」
サラはあっさりと記憶媒体を取り出してユージンに手渡してくれた。ユージンはお礼を言いながら部屋へと戻っていき、パソコン越しにその映像を見始める。
バルバトスとグシオンが先に突っ込んでいく姿が映し出され、その後に続くようにゲイレールに似た機体が飛び出していく。ゲイレールにしては少々装備や関節部などの細部が違っているのが分かる。
一つは金色の装甲に、もう一方は黒い装甲になっていてバルバトスとグシオンについていくように突っ込んでいく。戦闘が多少続くとアリアンロッド艦隊はダインスレイブを持ち出して容赦なく引き金を引いた。この瞬間だけはユージンは腰を浮かせてしまうが、しかし、彼にとってはこの後の光景の方が印象的になった。
バルバトス、グシオン、ゲイレールカスタム機の二機の合計四機はダインスレイヴの攻撃を弾き落としていく。
「なんだよそれ……いくら細かい操作性をあげたからってあんなに早い弾丸を落とすことが出来んのかよ」
サラが去り際に言っていた言葉を思い出す。
『弾道を予測できれば大抵の弾は叩き落すことができるそうですよ』
彼らはダインスレイヴの弾道を予想して武器を振り回しているのだ。
その後の光景もバルバトスたちを含めた約10機のモビルスーツが縦横無尽に動き回って戦力を次々に破っていく。
見れば見るほど落ち込んでいくユージン。
「なんで……俺達ですらできなかったことが………できるんだよ」
悔しさ、みじめさが込み上げてくる。同時にふがいなさも。最終的に10機のモビルスーツが大半のモビルスーツを捕獲したことで戦闘が事実上終了した映像が映し出された。最後にバルバトスがスキップジャック級の目の前に辿り着いたところで映像が終了する。
悔しさから一粒の涙がユージンのズボンを濡らした。
どうだったでしょうか?面白かったと言っていただけたら幸いです。アイン・トゥルー編はアルン攻防戦と呼ばれる戦いの中でサブレがアイン・ダルトンの真実へと進んで行くお話になります。お楽しみにしていてください。
次回のタイトルは『アイン・トゥルーⅡ』になります。お楽しみに!