クッキー達がアルンにやってきてからまだ一か月も経っていないころ、このころサブレは忙しそうにせわしなく動き回っていた。話を聞いても「なんでもない」といいメイデンと一緒に探し物や情報閲覧に忙しくしている。
肝心の俺は部隊編成が終わるまでの間、データ整理などの小さな仕事をこなしつつ、暇をつぶしていた。そんなおりだった、中央公園でフードフェスと呼ばれるお祭りがおこなわれるという事で、クッキーたちと食事に出ていた。
暁が両手に食べ物を抱えたままこちらに走ってくる姿を視線に移すと、暁はそのまま手の食べ物をこちらに渡してくる。
「はい。パパ」
「あ、ありがとう」
笑顔を作りつつ返事をする。
いまだ「パパ」という呼び名になれずにいる俺、ビスケット・グリフォンは休暇を家族サービスで過ごしていた。
俺の隣に座り食べ物で口周りを汚している暁の口を、持っていたハンカチで拭いてあげる。
「ゆっくり食べて」
暁は笑顔で頷いて見せると、向こうからアトラが走ってくる。
「ごめんね、ビスケット。暁、お礼言った?」
「うん」
アトラ「もう」といいつつ暁の隣、ビスケットの反対側に座るとまるで……
「まるで新婚さんですな」
「サ、サ、サブレ!?」
声のした方に振り返る、そこには鼻眼鏡を付け、俺が暁と食べ物を食べている写真を持ったサブレがいた。
「いつからいたんだよ!変な小道具まで用意して!それに勝手に写真を撮るなんて犯罪だよ!」
肩で息をしつつ、サブレの方に怒涛のツッコミを浴びせると、サブレは鼻眼鏡を取り俺の方に手渡す。
「……兄さん」
「?何?」
「ツッコミが長い」
「ボケが多いんだよ!!それ以外にあるわけないでしょ!まるで俺が悪いみたいに」
俺とサブレが言い争いをしているとアトラはクスクスと笑い始めた。俺は慌ててアトラの方を向き、言い訳にならないような言葉を並べる。
「ち、違うんだよ!?普段はもっとひどい?」
「それは言い訳じゃないし、何が言いたいんだ?」
「うるさいな!いつもいつも!」
さらにひどい言い争いをしていると、明楽がサブレと同じ鼻眼鏡を付けてドヤ顔をしながら現れた。その姿に俺とサブレは全く同じ言葉を告げる。
「「さっき見た」」
「うわぁ~!!」
涙を流して走り去っていく、サブレは明楽にブーイングをしながら見送った。
ブーイングって。サブレそれは……
「そもそも鼻眼鏡なんてどこで見つけてきたの?」
素朴な疑問をサブレに尋ねると、サブレは黙って指をさす。指がさす方向を見ると、そこにはシノを含めたEDMの職員が遊び半分で配っているお面やお菓子などの中に鼻眼鏡が混じっている。
いくらお祭りだからって。
クラッカがたくさんの食べ物を携えながらこちらに歩いてくる。その後ろではクッキーが文句を言っているように見える。サブレはメイデンと一緒にどこかへと姿を消した。
今のこの光景をオルガ達が見たらどう思うのだろう。
散っていった鉄の華たちは、どう思うのだろう。
ユージン・セブンスタークは暇だった。
することが無いといえばまるでニートに聞こえるが、彼はほんの数か月前までは火星連合で働いていたSPだった。
しかし、月面都市アルンについていこう、火星にも帰れない、連絡も取れないという日々を送っていた。あれから15日が経ってもいまだ連絡がこない。
ほぼ、日課になっているアルン議会に顔を出し、受付嬢に火星からの連絡が来ていないかどうかを尋ねる。
「来ていませんね」
「そうっすか」
分かって入ること。ここ数日は期待もしなくなった。
すると、二階から知った声が聞えてきた。
「副団長?何しているんですか?」
上へと視線を動かすと、そこにはタカキ・ウノがいた。
いつもの返しである。
「副団長って呼ぶんじゃねぇよ」
タカキと二人で外の自販機の前でコーヒーを飲んでいると、タカキから会話が始まった。
「そうですか……火星からは連絡なしですか。こっちも仕事が多くて忙しいんですよ。秘書だった頃が楽に見えてきますよ」
「そうみたいだな。ビスケットやシノも訓練や事務仕事が忙しいって言ってるしよ……」
アルンの空を見上げるユージン、アルンの空は青く、まるで地球の空のようである。鳥が二羽一緒に飛んでいる。少しだけ寂しさを覚えてしまう。
「もう、鉄華団ではいられねぇのかな?」
タカキは何も言うことはできなかった。
それぞれの道を歩くこと、それは鉄華団ではなくなりそうな気がしてしまう。このままでは自分が鉄華団だったことすら忘れてしまいそうだった。
タカキに何も告げず、フラフラとその場から立ち去っていく。
その後に中央公園で黄昏ていると、後ろから声がかかる。
「暇人一人確保」
「うわぁ!?」
驚きつつ後ろを振り向くと、そこにはビスケットの弟であるサブレが声をかけてきた。
「驚かすんじゃねぇよ!ビスケットから聞いちゃいたが、お前本当に気配を消して忍び寄ってくるんだな」
「消しているっていうけど、単純に油断しているだけだろ?」
「お前みたいに一日中神経を研ぎ澄ませていられないんだよ。で?なんの用事だよ」
「これから南側の港にある倉庫の中からある物を取りに行くんだ。ちょっと探さなくちゃいけないからな。人は多い方がいいんだよ」
「んなもん、ビスケットに頼ればいいだろ?別に俺じゃなくてもさ」
「あそこはな……兄さんは嫌がるんだよな~」
ユージンは嫌がりながらも明確に拒否することも無い。サブレはそれを「やる」という意味に受け取り、無理矢理連れていく。
車で二時間もかかる港に辿り着くと、その倉庫はユージン達が降りた場所からさらに西に歩いて三十分もかかる場所にある。十個近くある大きなシャッターの出入り口の一つ、三番と書かれたその場所まで連れてこられたユージンは「やれやれ」っと言いながらサブレが明けたシャッターの中に入った瞬間、サブレが言っていた言葉の意味を嫌というほど思い知らされた。
「何なんだよ?これは?」
倉庫の中には嫌というほどの荷物が置かれており、そのすべてが適当に、かつ雑に積み上げられている。サブレが答えてくれた。
「この辺の倉庫はなアルンが造られた当初から使用されていた場所なんだけど、町から遠いうえに誰も取りに来ない、だからこういう状況になってしまっているんだ。それ以外にも急ぎではない荷物も大体はここに収納される決まりになっている」
サブレが近くの段ボールの中を開けて中身を確認している姿をユージンは呆けながら見ている。すると、隣でついてきていたメイデンも同じように探し物を探し始める。
「で?手伝うからよ。何を探せばいいのか教えてくれよ」
「ああ、人の頭ほどの大きさの金属の箱で、送り主がアーブラウになっているはずだけど……。それで頼む」
ユージンは渋々ながら探し物を探し始め、その中身を見て漁り分かりやすく外へと出していく。
「誰か管理する奴はいないのかよ?」
ユージンの素朴の疑問にメイデンが代わりに答えた。
「最初はいたんだけどな。ヒューマンデブリ廃止に伴って会社を維持できなくなって、結果として倒産したんだ」
ユージンの中で気になるワードが出てきた。「ヒューマンデブリ廃止に伴って会社を維持できなくなった」という言葉、それではまるでヒューマンデブリを廃止したせいで会社がつぶれたみたいだと思ってしまう。
そんな疑問にサブレが答えた。
「世界中に居るヒューマンデブリがヒューマンデブリではなくなるという事は今まで格安で仕事をさせていた会社が一般社員と同じ待遇で金を支払わなければならないという事だ。その辺の会社なら首を切ればいいからいいんだが、問題はここの管理をしていた会社みたいに人も金もない会社は不用意に人を斬り捨てれば人手不足になるし、かといって全部雇った場合は金がなくなるというわけだ。この会社はある意味クーデリア・藍那・バーンスタインによってつぶされたみたいなものだ。そういったつぶれた元社員や元ヒューマンデブリの事を一般的に『職無し』って呼ぶことある。ここに来る間に路上で倒れていた人を多く見ただろ?あれが職無しだ」
確かに路上に倒れていた人を多く見た。中には仕事を探してあちらこちらを歩き回っている人もいる。
「俺たちの所為か?」
「別にそういうわけじゃないがな。EDMも誰でもって訳にはいかないからな。仕方がないという言葉では済まされない。だけど、結果として救われた人がいることも事実だ。それだけは誇ってもいい部分だと思うぞ。それにいちいちすることに一喜一憂するな。したって仕方のないことさ。すべての人間を救う事は難しい」
できないとは言わないサブレ。そこにサブレとそれ以外の人間との違いだとユージンは微かに感じ取った。
弱い所も、強い所も、敵も、味方も全部背負う事の出来る人間。ビスケットはそうサブレを評価し、それをユージンに告げた。それを今思い知った。
そんな言葉をさりげなく言うことのできるこの強さ。
「お前は強いんだな」
こぼれる言葉、とてもではないが、自分では言うどころか思うこともできない。
しかし、サブレは予想もつかない言葉を告げる。
「そう思うんなら、きっとあんたも強くなろうと思ってる証拠だろ?」
「俺が?なんでそう思うんだよ?」
むしろ逆なんだ。そう思ってしまうユージン。
昔を思い出しては、懐かしく思い、今でも鉄華団の事を思い出す。そんな自分を強いとは思えなかった。
「だって、過去を見つめなおして、死んだ人の分まで強く生きようとしているだろ?それだけで十分だと思うが?それ以外の何を望むんだ?高望みってものだ」
「だってよ!俺は……何もできなかったんだよ。三日月たちと一緒に死んでやることも、オルガが悩んでいた時に一緒に背負ってやることも、助けることもできなかった。なのに今になって過去を思い出しては後悔してる。そんな俺のどこが!?」
サブレは仕方なさそうにしながら立ち上がりまっすぐにユージンの方を見る。
その瞳は強く、そして誰にも負けない闘志を燃やしていた。
「だから……そういう風に過去と向き合っているだろ?それだけで十分だ。兄さん達とは違い、アンタはいまだに鉄華団であろうとしてるじゃないか。それだけで十分。確かに、それから離れていくことも大事だ。しかし、大事な場所を取り戻したいと願うことは難しい。大切な場所なら忘れたいと願うものだからな。それでも取り戻したいと願い、過去を振り返って悩むお前を弱いなんて言うやつがいるのなら俺の前に連れて来い。調教してやるよ」
そんなサブレの言葉に今度はメイデンが突っ込んだ。
「それを言うなら説教だろ?」
二人が笑いながら作業に戻っていく。
目の前にいる彼らの姿を見ながら悩んでしまうユージンがいた。
三時間後、ようやくの思いで取り出した荷物をサブレ達は倉庫から一旦出し、倉庫から出してしまった荷物を再び中へと入れていく。
「めんどくさいよな。誰か倉庫の管理をしてくれないかね」
そんなサブレのつぶやきをどこか聞き流しながらユージンはどこか悩んでいた。
そして、思い切ったように尋ねる。
「お前は、俺にできると思うのか?あんな居場所をもう一度」
サブレは振り返り、まるで当たり前のように答えた。
「ああ、そう思ってるけど?」
「なんで?どうしてだ?」
そして、心に突き刺さる言葉を放つ。
「だって決して散らない鉄の華なんだろ?」
それはオルガが告げた鉄華団の名の由来。
決して散らない鉄の華。だから鉄華団。
サブレ達とはそこで別れてしまい、ユージンは一人港の中を歩いていく。悩み、別に行く当てもないユージンの足は職無しと呼ばれる人たちの前で止まってしまう。
きっとオルガが何かしなかった場合の自分たちなのだろう。
自分がこうしていられるのはあの日、命を懸けてくれた仲間たちのお陰である。そう分かっているからこそ、何かをしていたい。
「うじうじ悩んでいるぐらいなら行動……だな。でも、会社を始めるにしてもどんな仕事するべきか……?」
悩んでいると、ビスケットから渡された緊急用の携帯が鳴り響く。画面には『ビスケット・グリフォン』と書かれたいた。
「はい?ユージンですけど?」
「ユージン?サブレはそっちに居ない?」
「ああ?今別れたところだが?」
ビスケットは「そっか……」と何かを期待している風である。そんな中ユージンはある無茶を尋ねた。
「なあ、ビスケット。頼みがあるんだ。無茶を承知で頼む。会社を作りたいから資金主になってくんねぇか?」
「……いいけど」
「だめだよ……はぁ!?いいのかよ?」
ビスケットは「うん」っと言う。なんとなく電話の向こう側の表情までが読めてしまう。きっと今とぼけているような表情をしていることだろう。それぐらい間の抜けた声が聞えてきた。
「駄目って言わないよ。それにここ数日のユージンは見てられなかったからね。やる気を出してくれたのはうれしいよ。金を出すのはいいけど……何人かに声をかけてみるけど。問題は仕事内容だよ。仕事内容の説明はユージンが自分でしなよ」
「ああ、考えておくよ」
「じゃあ、日時が決まったら言うね」
そういって切る電話を眺めたままこれからを考えなくては行かなかった。
「じゃあ、明日よろしくね」
そんな風に告げる言葉は次の日の事であった。まるで話す言葉を考えていなかったユージンは頼る様にサブレの元を訪れた。
そして四苦八苦して完成させた資料や調べる内容の書かれた紙を持参して中央区の会議室が集まったビルの中に入っていく。
指定された会議室の中に入ると、そこは鉄華団では考えられないような部屋の規模だった。そして、これは会議室ではない。むしろ、説明会ようの長めの部屋。横に長い椅子と机がびっしり並んでおり、一番端には少し高めに設定された台に机が置かれている。
今からあそこで説明しなくては行けないという気持ちと部屋の中にいる見たことも無いほどの偉そうな人の前での説明。そんなプレッシャーと戦いながら部屋に入る。
サブレに言われた事。
『いいか?オドオドしたり、挙動不審な態度を取れば一発でアウトだ。胸を張って行動しろ。それぐらいで十分だ』
言われた通りに行動し、資料にのっとった説明をする。一通りの説明が終わると場が静まり返る。
どこかミスを知ったのではないか?説明不足では?そんな疑問が頭をよぎりつつ真面目な表情を作る中、人込みの中から手が上がる。
「どうぞ」
手をあげた人物がゆっくりと立ち上がり、その風貌が見えてくる。その姿はこの資料を一緒に作ったサブレ自身であった。
「この資料では多くの人材が必要になると思います。その人材はどこから確保してくるつもりですか?」
そういわれたところでここまでのすべてがサブレの流れであったことに気が付く。ここまでを計算したうえで彼は資料作りを手伝ったのだ。
決めていた事。考えたことをまっすぐ告げる。
「元ヒューマンデブリや『職無し』と呼ばれている者達を教育していきながら雇おうと思っています」
すると、会議室中に居る人達にざわつきを与えたようで、あちらこちらから話声が聞こえてきた。
サブレが告げたこと。
『元ヒューマンデブリは金で動く傾向にある。仕事の善悪が分からないから、簡単に犯罪に手を染める。多分、火星連合を乗っ取った背景には元ヒューマンデブリが絡んでいるはずだ。軽はずみな行動で雇えば、内部情報を漏らすだけだ。それを頭に入れておいてくれ』
わかってはいた。理解を得られるのは難しい。しかし、それでも決めたことをここで捻じ曲げるわけにはいかない。
これが自分にできる精一杯なのだ。
「彼らもちゃんとした教育をしていけば必ずちゃんと働けるはずです!元ヒューマンデブリだとか、職無しなんて言って彼らを差別することが一番間違っている!!だからこそ、私達は鉄の華の名を関するんです!彼らのように、しかし、彼等とは違うやり方と道を進んで行く。社員を大切に育てていける会社を作りたい!」
静まりかえる会場に拍手が響く。サブレが拍手をすると、釣られるようにまた一人、また一人と拍手が増えていく。
気が付けば多くの人が拍手をしていて、ユージンを祝福しているようでもあった。
この日、『鉄華宅急便』が創設されることとなった。
今回のエピローグ
会社が創設されてから一か月がたった。気が付けば忙しくしていたサブレも一通りの落ち着きを見せ、EDM内も気持ち的に落ち着いてきたころ、ビスケット、シノ、タカキはユージンが造った会社の本社へと足を運んだ。
東区画に作られた三階建ての建物がそれであり、白と緑色で塗られた外壁と大きく書かれた名前の看板が印象的。
中に入れば大きなロビーでは受付嬢が6人と書く場所が八か所、待合用のソファが16個用意されていた。
「結構おっきいな」
シノが感心したように声を出し、その間にビスケットが受付の女性に「ユージン社長の知り合いの者です」と尋ねて連絡を入れてくれる女性。
シノがからかうように声を出す。
「しっかし、ユージンが社長とはね。タカキももう副団長って呼ぶなよ?」
「気を付けてはいるんですが、中々抜けなくて。しかし、あのユージンさんが社長をするなんて考えられないですよ」
ビスケットが受付の人とやってくると、三階へと案内される。受付嬢はそのまま社長室の前で別れ、ビスケットはドアを叩き中に入っていく。
部屋は三十畳以上はあろうかというほど大きさで、一番奥でユージンが真面目な表情で机の上のパソコンと向き合っている。
部屋に入ってきた三人の姿にあきれた様子を見せながら席から立ち上がり三人の前に立ち尽くす。
他愛のない話に身を投じる四人。そして、ビスケットの視線がふと壁についている旗へと向けられる。
真っ白に緑色の花のマーク。それは鉄華団のマークの色違いであった。
「これってユージンが考えたの?」
「いいや。サブレに聞いたら色違いにしろって」
シノやビスケットがオドオドした態度で尋ねた。
「「その理由は?」」
「赤は血を連想させて物騒だからだってよ。緑は安全とかそういうイメージがあるからいいんじゃないかって」
ホッと安心していると、さらに話は弾んでいく。
そんな時、サブレは中央公園でメイデンからの問い詰めを受けていた。
「で?どこまで読んでたんだ?」
「だからさ~俺が全部読んで決めたみたいに言うなよ。
サブレは数日前にモンタークの出立を見送ったところである。暇になったサブレはベンチでコーヒーでも飲みながら落ち着いていた。
「どうなんだよ」
「だから、知らないよ。偶然だ、偶然」
そういって立ち上がり立ち去ろうとする。メイデンはやれやれとあきらめて立ち去っていく。
立ち去るとき、隣に緑色のワゴン車が止まる。側面には華のマークと名前で『鉄華宅急便』と書かれていた。
鉄の華はいまだ散らず、咲き誇る。
どうだったでしょうか?面白かったと言っていただけたら幸いです。前回はガエリオをメインとしたお話でした。今回はユージンを中心とするストーリーでした。次回は今後にとって重要なお話になります。
次回のタイトルは『傷だらけの王様』です。お楽しみに!