機動戦士ガンダムE   作:グランクラン

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断章最終話になります。


傷だらけの王様

《傷だらけの王様

 

 昔々あるところに一人のお姫様がおり、お姫様は常に泣いていました。

 すると、お姫様の所に一人の少年が現れて尋ねました。

「あなたはどうして泣いているのですか?」

 お姫様は答えました。

「国の人々が戦って傷ついている。だから私は泣くのです」

 すると少年はこういいました。

「だったら僕が戦いを終わらせる」

 そういって少年は戦いに身を投じていきました。戦う少年の元に少しづつ仲間が集まっていく中、少年は青年に変わっていきました。そして、そんな青年の元に訃報が届きます。

 お姫様が亡くなったのです。

 青年は悲しみに打ちひしがれ、仲間と共に彼女が望んだ平和を手に入れるため戦いました。

 しかし、結果は青年が本当に求めていた物ではありませんでした。

 戦いは終わり……青年は新しい国の王になりました。

 青年は自分の手を見たとき、傷だらけであることに気が付きました。

 後の世に彼は傷だらけの王様と呼ばれるようになりました。

 おしまい》

 

 絵本をサブレとビスケットが見ている理由は単純至極である。マハラジャ・ダースリンの家の掃除をする際に出てきた絵本などの書籍データが入ったタブレットを見付けたことがきっかけだった。

 掃除をしているきっかけは三時間前に中央公園でサブレとビスケット、サブレチルドレンが集まっていた。

 怪しむサブレチルドレンの前にビスケットが大々的に発表する

「メイデンは別として他のサブレチルドレンは全員ファントムブラッド隊所属のパイロットとし、別命『Gチーム』として行動するよ」

 全員は『Gチーム』という言葉に微かに反応し、それを口に出すのはたった一人だけであった。

「Gチームって言ったらまるでゴキブリみた……ほげ!?」

 ほげっという緊要な叫び声と共にサブレからの見事なアッパーカットが入った。顎先を捉え、明楽の体を一瞬だけだが宙に浮かせる。

「よく口に出す気になるわよね。私だったらいやよ」

 サラが身震いを止められずにいると、レオがヘラヘラ笑っている。

「へへ、そういやあサラは苦手だったかゴキブリ」

 サラはその言葉を聞いた途端表情を一変させレオに詰め寄る。

「言わないで!あんな黒い奴がカサカサ動くと思ったら……」

 二人がそんな周囲から見たらしょうもないやり取りをしている間、マークが質問をするために手を上げる。

「質問。なんでこのメンバーを一か所に集めたんすか?今までは別にしてましたよね?」

 ビスケットの視線が隣のサブレへと移動していく。サブレは全員に向けて怒りの波長を向けてきた。全員は背筋をピンっと伸ばし、表情を引き締める。低く重い声をサブレは放つ。

「お前たちが各部隊でやりたい放題やった結果だろうが!!最終責任者としてこっちにまわって来たんだよ!!お前たちは少しぐらい真面目にしようとは思わんのか!?」

 メイデン以外が口をそろえて全く同じ言葉を放つ。

「「「俺(私・僕)以外の弱い人の意見を聞いてもね~」」」

「お前たちは……!!」

 サブレをなだめるビスケットだった。

 その後もそれぞれの報告を済ませる間にサブレだけが何かがひかかっていた。表情の機微が分かるビスケットはそれとなく尋ねる。

「さっきからどうしたの?」

「いや、なんか忘れているような……」

 サブレが思い出している間に反対側で明楽が空き缶を捨てている姿を見ると「っあ」と思い出し、恐ろしい言葉を口にする。

「くそおやじの家の掃除……」

「「「いや~!!」」」

 全員が悲鳴である。

 サブレを含めたサブレチルドレンのメンバーとビスケットは四か月に一回のペースでマハラジャの家の掃除をするのが通常行事である。

「忘れてたよ!!なんで今思い出すのさ!!」

 ビスケットですら悲鳴を上げてサブレの方に鋭い視線を向ける。他のメンバーも批判的な視線をサブレに向けると、サブレの中の反骨精神が般若のような睨みに変え全員に向ける。

「俺の所為にすんなや!あのクソおやじが一切連絡しないのが悪いんだろうが!!こっちだって戦争で忙しかったんだぞ!?」

 ビスケットはおどろおどろと聞き始めた。

「いつ掃除したっけ?」

「前掃除したのが11月、現在は戦争が終わって二か月で9月だから……十か月は掃除をしていない計算だな」

 全員が打ち震え、恐怖に表情を曇らせる。マークが逃げようと体を180度反転させたところでレオと渉は必死になってそれを阻止しようとしがみつく。

「逃げるな!!」

「ずるいですよマーク先輩!」

 サブレは腕時計で時間を確認すると余裕があると判断した。

「今から掃除だな、誘える人間がいれば誘っていいぞ」

 全員の視線がビスケットの方へと向けられる。ビスケットっは早速電話を掛ける。

「もしもし?クッキー?暇だったらクラッカとフウカちゃんを誘ってきてくれない?」

 ビスケットのだましのテクニックを駆使して知り合い全員を呼ぼうとするせせこましい人たちがそこにはいた。

 

 そして現在、先ほどのメンバーとクッキーとクラッカ、フウカ、タカキ兄弟とアトラと暁が掃除に来ていた。

 サブレとビスケットが絵本を読んでいる所にクラッカが飛び込んでくる。その目は実に批判的な目があった。

「二人共サボってる~、何見ているの?」

 ぞろぞろと各部屋を掃除していたメンバーがなんだなんだっと現れ、みんなでその絵本を見始める。すると、ものの数分で全員は微妙そうな表情を浮かべる。

 代表してシノが話しかけてきた。

「なあ、この話ってよ、これが結末なのか?」

「うん。だから面白くないでしょ?」

 全員から「面白くない」という意見が飛ぶ中、マハラジャどこからもなく姿を現した。全員が見ている絵本を見ていると「懐かしいな」っと声を漏らす。

「俺の父が買ってきた絵本だ。最も出てすぐに廃版になってしまったがな」

 サブレがすぐさまに尋ねる。

「なんで?」

「お前、分かっていて尋ねているだろ?」

「何のことだか?」

「まったく。絵本としてこの結末はどうだって問題になってな。今では知る人ぞ知る幻の作品だな。一応、この少年とお姫様には名前があるんだぞ?知っているか?」

 サブレとビスケットは首を横に振る。

「確か少年が『マイク』でお姫様が『アイス』だったか?」

「マイクって普通の名前だな」

 サブレが鼻で笑いながら軽く馬鹿に知った表情を浮かべると、マハラジャは鬱陶しそうな表情で答えた。

「いいんだよ。この話は普通の少年が傷つきながら王になりましたっていう話なんだからな」

 完全に手が止まっていると後ろからサラが手を叩く。その音を切り替えにそれぞれの持ち場へと戻っていく。

 この時は、気が付かなかった。この絵本が後に大きな意味を持ってくることに。

 サブレはこの絵本の作者の名前に目を向ける。

『作者:エヴリー・ロン』

 

 シノが掃除をしながら掃除に対する不満を口にする。

「なんで俺達が掃除をしなくちゃいけないんだよ」

「いうなよ。誰もが分かっていることだろ?」

 サブレがここぞとばかりにツッコミを入れる。しかし、納得ができないシノはサブレに尋ねる。

「大体なんであの人は掃除しないんだよ?」

「めんどくさがりなんだよ、あの人。一度やるっと決めたらちゃんと、真面目に、きちんと、最後までやるんだけどな。そこまで行くのに時間がかかるんだ。エンジンがかかるまでに時間がかかる上に、自分のことになるとめんどくさがりを最大限発揮するんだ。あれが」

 そういって冷ややかな視線は向こうでめんどくさそうにソファでくつろいでいるマハラジャにむけられる。すっかり飽きてしまったらしく、既に掃除してはいない。

 全員から冷ややかな視線を涼しそうにしながら聞き流す。

 あの図太さはある意味尊敬に値するかもしれないっと考えてしまうサブレ。

「あの人の性格だな。俺はすっかりあきらめたけど。まあ、俺からすれば俺の教育権を引き取ってくれたんだからそれぐらいはするべきだって考えたけどな。兄さんだって、何年も前に拒絶しているのに、結局は受け入れた。だからこそ兄さんも感謝はしているだろ?クッキーとクラッカの大学費用もあの人が出すって言ってくれたわけだし」

 シノの視線は自然とビスケットの方にむけられる。せっせとゴミ袋を外へと持っていくビスケット。恩があるからこそそれを返そうと必死になっているのだ。

 そして、あの人はそれを使って働かせているのだ。

 そう思うサブレであった。

 シノも渋々ながら仕事に戻ると、今度はサラがやってきてはっきりと尋ねる。

「先輩、いつか聞こうと思っていたのですが、前にクレアさんが言っていた木星帝国幹部のテラの右目。あれって……?」

 サブレが掃除をしている手を止めて少しだけ俯くと顔を上げサラの方に真面目な表情を向ける。

「ああ、多分俺だろうな」

 全員が驚きの表情を浮かべサブレの方を見る。

「もう……13年前になあるのか」

 

 13年前

 一般輸送船を襲撃した海賊を逆に襲撃するという事で作戦が立案された。

 しかし、作戦は海賊側からの予想外の抵抗で逆に危機的状況に陥った。その際に仲間たちを守る為に海賊達に生身で白兵戦を仕掛けて皆殺しにしたのがサブレだった。

 問題が起きたのは、海賊船内で侵入組が反撃にあった際、サラも研修生として参加していた。このころから優秀な生徒がこういう作戦に参加することはよくあった。

 問題はブリッジ制圧に向かう過程で起きた。20人ほどから奇襲を受けた部隊は撤退を余儀なくされた。

 海賊たちはすぐに追撃を仕掛けきた。そして、その途中でサブレが立ちふさがった。

 サラは「一緒に残ります」っと告げたが、サブレは「邪魔だから撤退しろ」っと一人20人と戦うことを決めた。

 心配になり戻ってきた部屋でサラはトラウマになりかねないような光景を目のあたりにした。

 二十人ほどの男女の死体が積み重なり、死体から流れる大量の血が床一面を真っ赤に染め上げる。その死体の山の上に立ち、両手にハンドガン、口にナイフを銜えたサブレがサラの方を見る。サブレの顔も返り血で所々赤くさせていた。

 悲鳴を上げそうになり、そのまま腰を抜かしてストンと驚きと共に床に尻を付ける。

「なんだ……戻って来たのか?」

「全員殺したんですか?」

「いや、一人逃げられた。右目を切ったからすぐわかるけど」

 サラは怖かった。これだけの人数は三十分ほどで片づけてしまったのだから。

 その後、作戦は無事成功した。その際に一機のモビルスーツが逃げていく姿を見逃した。

 

 その時の話を聞かされた周囲の人はその光景を想像し表情を青ざめる。

「その時の男がテラ?」

「その可能性がある」

 ビスケットの疑問にサブレはなんとなくで答える。サブレも遠い記憶なので正直に言えば……うろ覚えである。

「正直どうでもいいことだったからうろ覚えなんだよな」

 サラは表情を暗くさせながらつぶやく。

「20人の人間を殺しておいてうろ覚えですからね。嫌にもなりますよ。あんな残虐な光景を見て三日三晩悪夢に悩まされたのに、当の本人は鼻歌交じりで仕事をして寝ているんですもん」

 そんな姿をみんなが思い浮かび「ありえそう」っとつぶやく。するとレオ、明楽、シノの順に感想を口にする。

「先輩なら「そんなことあったけ?」って忘れてそう」

「先輩ならやりかねないって普通に思えるのが嫌っす」

「サブレなら笑顔で殺せそうだような。っていうかお前がトラウマになることってあるのか?」

 最後のシノの質問にサブレが心外なっとつぶやきながら俯く。もしかしたら……あの頃の戦いに決着をつける日が近づいているのかもしれない。

 

 次の日、ほぼ全員が「掃除で疲れたから休む」という旨の報告をし、休みを入れるとそれぞれの休日を送ることになった。

 テラと俺のとの間にある因縁。

 それもすべてはもしかしたらというレベルではあるが、懸念として頭に入れて置いた方がいいだろう。

 っとか考えている間に兄がとぼとぼと歩いてきた。

「ねえ、サブレ。聞きたいことがあるんだけど。バルバトスって修理できないの?」

 なんで今更そんなことを聞くのだろう?まあ、隠すようなことではないが。

「フレームが内部から壊れたかな~新しく作った方が速いって言われたかな。しかし、今は新型大型戦艦建造などの建造で忙しくてコストの高いモビルスーツを作っている暇はないってさ」

 兄は「そっか……」っと気落ちしてしまっている。このままではさすがに可哀そうである。

「俺が昔使っていたガンダム似のモビルスーツなら今でも使えるんじゃないのか?」

 兄は顔を上げこちらをまっすぐ見る。希望が目の前をちらつかされている状態である。

「それってどんなフレーム?ガンダムと同じなの?ガンダムじゃないの?」

「質問が多い。ガンダムじゃない。ソニアは……『オリジン・フレーム』って言ってたかな?ガンダムを含めた全てのモビルスーツの原型になった最初のフレーム。原初の『オリジン』、ゆえにオリジン・フレームというわけだ」

 兄は小声で「オリジン………フレーム…」とつぶやく。

 ソニアは確かそういっていたはずだ。操作しやすかったし、戦いやすかった。ツインアイや全身を見てもガンダムに類似している点が多い。しいて言うなら角の部分であるアンテナが存在しない点だろうか?

 最初のモビルスーツ。まだ阿頼耶識を搭載することを前提としていない造形をしており、今のネオ・ガンダム・フレームにある意味似ているといってもいいだろう。

 しかし、今更あれを直してどうするのだろうか?

 まさか!?

「モビルスーツに乗ろうとするなら全勢力を使って阻止するが?」

「乗らないよ!?……その……クッキーが言ってたんだ、三日月似の人にあたって。どうせサブレは聞いても知らないっていうだけだもん」

 知らないしな、生きている理由なんて。ゲイナーに渡したって口が裂けても話すつもりは無いけれど。

 しかし、三日月とかいう男が生きていたからどうしたのだろうか?

「何?昔の男?」

「昔!?今も昔も男なんて付き合っていないからね!?ってそうじゃなくて、もし生きているならバルバトスをわたしてあげたいなって思ってね」

 昔の男じゃない?ふむ、だったら……

「今の女がいるという事か?アトラか!?」

「……!?な、な、何の話!?ち、違う!!」

「言いよどむ。これは言い逃れができないレベルだな。結婚はいつだ?式場、進行役は是非俺に!」

「し・な・い!!しつこい!!」

「大丈夫。この時代同性婚が許可されている!」

「しないって言ったよね!?あとさりげなく同性婚に変更されているし」

「っち!」

 舌打ちをしると兄は信じられない光景を見るような目で見てくる。しかし、実際暁に「パパ」っと呼ばれている時点であと少しだと思うけどね。結婚まで秒読みかな?

 こっちからけしかければ簡単なのだが、面白くもないのでその経過を楽しみたいものだ。

 兄は立ち上がり走り去っていく。

 仕方ない。あとを追行けるか!?

 

 今回のエピローグ

 兄と共に追いかけっこをしながら開発局へと入っていく。ファントムブラット隊が使用しているドッグへと走って入っていく。

 ドッグの中に入ってきた兄と俺の足はそこでぴたりと止まる。

 ドッグの中ではエデンを入れた十機のガンダム・フレームがほぼ完成状態で置かれていた。

 ソニアが「いらっしゃい」っと近づいてきた。その表情は「さあ説明させなさい」っと言っている。

「あそこの黒い機体が」

「俺達が止める前に説明を始めますか?あんたは」

 兄に関してはあきらめている。

「黒いガンダムが『ガンダム・マクミラン』よ。名の由来は古い対物ライフルの名前からあ取ったわ。両肩のシールドはビーム屈曲させることができるの。それをはさむようにスナイパーライフルを使用するの。念のためにビームサーベルとビームハンドガンを装備しているわ」

 ツッコミどころを用意しないでほしい。

 なんで対物ライフルの名前からとったんだよ。

「赤い忍者のようなガンダムが『ガンダムN』よ。本当は忍者をもじった名前が良かったんだけどね。装備はビーム小太刀が二つ、ビームトンファーが二つ、ビームヌンチャクが二つ、ビームブーメランが二つ装備されているわ。基本はトリッキーな装備が多いわね」

 なるほど、そういわれたら忍者のような外見をしている。

「この小型の二機はジャニーとノイン専用だというのは分かるわよね。名前は『ガンダム・スニー一号機』がジャニー専用機で色は青。もう一機が二号機で色はピンクでノイン専用機ね。この二機はね……合体するのよ(ドヤァ)。装備は簡易的でビームライフルにビームサーベル。合体したら隠していた砲撃装備が多数現れるわ。さながら小型のモビルアーマーみたいなものね」

 ドヤ顔がイラつく。

 まあ、それぐらいしないとあの二人はな……

「金色のガンダムは『ガンダム・システマ』で名の由来は近接格闘術の一つね。装備は対艦刀、ビームサーベル、ビームクローと全部近接装備よ。まあ、シンプルイズベストをモットーとして作ったわ」

 金色がまぶしい。

 脳筋用の機体だな。

「こっちの黒と赤の可変機は『ガンダム・ウイングソード』よ。装備はミサイルと名の由来になったウイングソード。ビームライフルを装備しているわ。背中についている大きな翼が特徴なんだけど。これは本人の要望でね、「ジョシュアから逃げられるような機体を作ってほしい」って言われて」

 大きなV字型に伸びた翼が特徴的だが、理由が……「ジョシュアから逃げられるような機体」ってお前。

 これで全部か?しかし、ここまでちゃんと作られると結構壮観であるが。終始ドヤ顔がイラついたが。しかし、兄の興味は別に存在した。

「ソニアさん!オリジン・フレームって今でもここにありますか?」

「ええ、存在するわよ」

 そういって案内した先はモビルスーツが3機ほどしか格納できないほどの大きさのしか格納できていない。そこにはオリジン・フレーム事『オールインワン』が置かれていた。白い装甲に黒いフレームが各所からのぞかせ、ツインアイに騎士を彷彿させる頭部、金属製の小型シールド、小型メイス。あの頃と何も変わらない。

 そして、その隣にガンダム・バルバトス・リファインとバルバトス・ルプスレプスの残骸が山積み状態になっている。

 どうやらソニアは元々オリジンを使ってバルバトスの改造を使用と考えていたようだ。

 兄は一度だけ目を瞑り、頼み込む。

「お願いします。三日月・オーガス専用のガンダム・バルバトスを改造してください!」

 ソニアは微笑みながら答える。

「ええ、もちろん作らせてもらうわ」

 少しづつ歩き始める。そろそろ前を向く時だ。

 

 

《断章終わり 火星編開始》




どうだったでしょうか?面白かったと言っていただけたら幸いです。今回はいろいろと気になる情報を巻いたつもりです。次回は火星編第一話の前に設定資料集を開示します。
次回のタイトルは『設定資料集』です。次回は細かい設定を書くのでお楽しみに!

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