25
メロがパイロットになったのは単純に稼ぎが良かったためである。EDMで一番稼ぎがいい職種は幹部クラスでその次が本部の職員と艦長クラスである。しかし、本部の職員になるには教習学校の他に幹部もしくは本部職員の推薦が必要になる。メロにはそんな人脈などあるはずも無い。艦長クラスになるには百科事典のようなサイズの戦術理論が書かれた参考書をフル暗記する必要がある為、あっさりあきらめた。泣く泣く最後の案として就職したのはパイロットだった。
戦うことは苦手だし、というよりできることなら戦いたくない。しかし、いくら両親の収入がよくなっても、兄弟達の学費のためにまだお金は必要である。そのため、少しでもお金を稼ごうと考えてパイロットになった。
メロは休憩室でのんびりしている。けっしてサボっているわけではないし、サボりたいわけでも無い。今後の予定をビスケットから聞くためにここで待機していた。
自分が今後どうするべきなのか?このままこの艦と共に行動をするのか、本来の部隊に戻るのか?
自動ドアからビスケットが大きな体を休憩室へと入れると、メロの右腕をつかんで廊下に出ていく。メロは戸惑いながら廊下を歩いていく。
「???」
ビスケットは笑顔を絶やさないように微笑みながら振り返り早口で喋りかける。
「今補給部隊から補給を受けているからメロ君はそのまま補給部隊と一緒に本部まで戻ってもらう。その後は本部の人から人事異動の場所を聞くからその通りに動いて」
「人事異動?僕、どこに行くんですか?」
「秘密。行けば分かるよ」
メロとビスケットの前には大きなコンテナが通るための艦と艦を繋げる通路ができていて、そこで足を付けメロを送り出す。
ビスケットはメロの背中を叩いて送り出す。メロは一度ビスケットの方を確認するように見ると、ビスケットは戸惑うように歩き出すメロを笑顔で送り出す。
今は何をするのかも分からない。それでも憧れの人を背に歩き出す。
26
ジャックは苛立ちを隠せずにいる。先ほどからEDMの部隊が撤退する為にとバルバトスと強化外装『トール』は戦場を蹂躙しながら木星帝国量産機である『霊電』とバエルブルーレイ相手に奮戦していた。高速で移動を続けながらミサイルと高出力ビーム砲でかく乱しながら撤退の援護に入る。
ジャックはバルバトスに遠距離攻撃を仕掛けるが、大きな巨体に似合わないような俊敏さと速度であっさり回避する。
サブレの視線は無事前線から撤退したEDMの艦隊を確認すると、武器コンテナに隠してあるナノラミネートチャフとスモッグミサイルで視界的にも機械的にもかく乱することに成功する。大急ぎで戦場から離脱する。
「くそ!逃げんな!!」
追いかけようとするジャックにPN01からの冷静な声が聞こえてくる。
「ジャック。いったん戻って補給しろ。EDMがサイドの攻撃に入るのには時間がかかる。ギャラルホルンの方も一旦撤退したと連絡があった。お前も戻れ」
ジャックは悔しさを滲ませながらデルタの中へと入っていく。
デルタの中は大きく分けていくつかの区画に分かれている。モビルスーツや艦隊の格納区画と指令室などの重要区画。そしてスラスターなどのエンジン区画に分かれる。さらに、この小惑星はそれ以外にも四つの小惑星を組み合わせてできており、そのつなぎ目に何本かの巨大なパイプみたいなものがいたるところについている。このパイプを全部破壊すると最大で四つに分けることができる。
ジャックはそのパイプをよけながらモビルスーツ区画ではなく休憩室がある区画へと足を進めていく。
着替えるのも億劫だと思い、パイロットスーツから着替えようとしないジャックは休憩室に飛び込み、近くのソファに自身の体を預る。そのまま微睡、寝てしまおうかどうかを悩んでいると、再び休憩室のドアが開くのを音で認識し、首を動かして視線をドアを方に向ける。
「だらしないですね」
不満が爆発したような機嫌の悪さがアルミリアの表情のいたるところからうかがうことができる。ジャックはそのアルミリアの表情から目的の人物を逃がしたのだろうと想像した。
「そっちも不満そうな表情をしているよ」
アルミリアは「フン」と返すとそのまま椅子に座り、意識を投げ出す。
アルミリアからすれば直前で兄に逃げられたと痛感していた。
しかし、焦ることは無いと自身の意識を整えてもう一度復讐の炎をともらせる。必ず殺すとマクギリスに誓い、そしてマクギリスが求めた世界を自分が作る。
瞳を閉じ、脳裏にマクギリスの様々な表情を思い出す。マクギリスが何を思って行動していたのかを理解しているつもりだったアルミリアだが、だからといってマクギリスの全てを許しているわけではない。しかし、マクギリスの生き様はこの世界の歪みを現していると感じている。
PN01はこの世界のシステムを別におかしくはないと言っていた。
それでもアルミリアは変えてやろうと思った。
復讐の為に殺す人間はまだまだ存在する。焦ることは無いと自分の心を落ち着かせ、ゆっくり目を開ける。
「待っていてねマッキー。マッキーを否定する世界を、お兄様を殺して見せる。マッキーが寂しくないようにいっぱい殺すね」
笑うアルミリア。ジャックはそんなアルミリアを冷やかすでもなく、止めようともしない。どうでもいいと考えている。
ジャック自身は自分が何もないと認識してしまっていた。
27
スキップジャック級に戻るとガエリオは精神的に追い詰められており、周囲の言葉に耳も貸さず自室へと足を進める。
妹が復讐心を燃やして敵として対峙していること、同時にその復讐心を作り出したのは自分であるという認めたくない真実。アルミリアの言葉一つ一つが心に刺さり、揺さぶられる。戦うたびに精神的にも肉体的にも追い詰められていくことを自覚してしまっている。
マクギリスを殺したこと自体は後悔していない。しかし、この件だけは後悔してもいいと思ってしまう。もっとアルミリアの気持ちを考えていればよかった。
そして、同時にアルミリアは自分より強くなっており、下手をすればバルバトスのパイロットに迫ろうとする実力があるように思える。
単純な実力以外にも突出した強さがある。まるでこちらの動きが完全に読まれているようにすら思える。
EDMにも木星帝国にも負けているギャラルホルンの実態の原因はセブンスターズの怠慢だろう。仮想敵がいなかった三百年の状態は技術革新を遅らせるどころか、この数年で追い越されてしまうところまで進んでしまった。
その上ラスタルが死んでしまったことで新型開発計画が事実上の凍結状態になってしまった。
ラスタルが進めていた新型モビルスーツ『キッシュ』と呼ばれる新型開発に携わっていたヤマジン・トーカが行方不明になってしまい。計画を継いだ人物も計画の細かい内容までは聞かされていなかったらしく、その結果開発は進まず計画は凍結状態になってしまった。
キッシュの開発さえ間に合っていればこんなにも遅れることは無かった。
いや、それさえも言い訳だとわかっている。こんな言い訳をしてしまうぐらいに自分が弱っているのだと認識していた。
アルミリアの事を見向きもせず、ふさぎ込んだ妹に全く声を掛けようとしなかったのは何を隠そうと自分なのだ。
最も愚かなのは自分なのだというどうしようもない事実。
ジュリエッタはこれ以上ガエリオにどう声を掛ければいいのか分からず部屋の前で立ち尽くしていた。
28
ソニアが補給艦からヴァルハラに入って来たのはサブレがヴァルハラに戻る一時間前の事だった。
大きなコンテナが三つ、それぞれのコンテナに『バルバトス』『グシオン』『フラウロス』と書かれており、高さだけでも人2.5人分に相当する。横幅も相当でモビルスーツの全高の四分の三ほどである。
そんなコンテナ三つが後方格納庫に収められると、ソニアはそのまま中のチェックに入る。チェックが済んでいる頃にはサブレは既に戻ってきていた。
トールはヴァルハラの下の部分にワイヤーで固定され、補給部隊からの補給を受けていた。
サブレはバルバトスを格納庫で整備のバトンを整備班に任せ、そのままブリッジへと足を進める。ブリッジに入るとサブレの顔面目掛けてハロが突っ込んでくるのを右手で受け止める。
「シノヤクタタズ!シノヤクタタズ!」
「シノさん!シノさんのハロがすごいことを言ってますよ!」
明楽がどこか面白そうにしている姿とシノのあきらめたような清々しい表情が対照的だ。シノは小さい声で「いいんだよ……」とつぶやいている。苦笑いを浮かべて話に入って来たのはイオリだった。
「戦闘中もずっとこの調子なんですか?」
「ああ、外した確率が多ければ多いほど文句が増えていくんだよ。今回は結構外れたからな」
サブレがハロをビスケットに向けて放り投げると正面の画面にアルベルトの生真面目な表情が映し出される。
「既に1~4番隊が防衛線を作っている。お前たちは補給が終わり次第最前線に向かってもらう。阻止限界点まであと少しまで迫ってきている」
数人が「阻止限界点」と呟くのと同時にアルベルトの画面を割る様に右半分に阻止限界点の場所が映される。
阻止限界点……小惑星やコロニーなどの大きな物体が地球に落ちる前に軌道を逸らすことができる限界地点であり、同時にそこを突破されれば軌道を逸らすことは事実上不可能とも言われている。
そうなればプランBとして内部から破壊するしかなくなる。そうなれば最終手段でファントムブラッド隊は地球降下を考えなければならない。その為に補給部隊は大気圏突破用のモビルスーツ専用兵器を用意していた。
「地球降下予想時間は1月1日の午前3時になると予想される。降下地点はギャラルホルン本部であると考えられる。それ以上に地球に落ちれば湾岸部に甚大な被害を被ることになる。お前たちは遊撃部隊としての役目を果たせ。以上」
アルベルトが通信を一方的に切ると緊張していた空気に耐えきれなくなった明楽が大きな声を上げた。
「耐えらんない!話も難しいし!何言ってんのか分かんない!!」
「それはお前が馬鹿なだけだろ」
サブレが明楽にひどいツッコミを浴びせている間にもシノは神妙な面持ちを崩さない。
「結構厳しいよな?このままいけば6時間後には降下している計算だろ?あと三時間後には軌道を逸らす必要があるわけだろ?時間が少ないだろ」
「でも、ここで私達が何とかするしかないわよ。イオリ、一番隊との通信任せていい?私補給部隊との通信に集中するから」
「コンドハヤクニタテヨ!」
「口が悪いな」
ビスケットの膝の上で文句を垂れるハロはそれ以降も罵倒の嵐を浴びせまくる。サブレは内心「ソニアはこいつの性格をどう設定したんだ?」と疑問を抱いた。
ビスケットはハロの頭を撫でながら「駄目だよ~」と声をかける。
「ちょっと待ってください!それは本当ですか!?」
イオリが焦りだし、早口で通信先に確認を取る。通信が終わると絶望的な表情を浮かべる。
「先ほど小惑星が速度を増したそうです。このままでは予定より早く阻止限界点を突破されると」
「補給部隊!補給完了!いつでも出れます!」
「全員持ち場に!ヴァルハラは阻止限界点に直接向かいます!」
メイデンが進路を阻止限界点に向けてヴァルハラを移動させる。
29
メロが補給艦で本部に戻ったのはヴァルハラが阻止限界点に向かってから一時間が経ってからの事だった。
本部地下に存在する指令室に向かう為にはアルンの都市部に入る必要性がある。先ほどようやく電力が戻ったアルンの町は人はいないもののそれ以外は元通りになっているように見える。
車を動かしているのは本部勤務の職員であり、ザ・生真面目という七三分けの髪型に職員用のスーツのような制服を着ていてかっこいいと思ってしまう。
自分の体はビスケットさんまでとは言わないまでも恰幅のいい体格をしている、サブレやシノのように細身な体がとっても羨ましい。
(早く帰って妹や弟達に会いたいな~)
北の港からアルンに出ると、山の谷間から道路がまっすぐ伸びている。山には雪が積もっていて、そのままビル群に向けて移動していく。
不安なまま本部ビルの地下駐車場に入ると、そのままエレベーターに入る。赤いカードキーを当てると、エレベーターが地下へと進んで行く。地下5階でエレベーターが止まり、メロは職員と共に広い空間に出た。二階構成の部屋でメロが立っているのは二階部分だった。一回には30人ほどが指令の仕事をしている。
メロの目の前にEDMにおいて二番目に権力を持っている人物が体をメロに向ける。
アルベルトがメロの近くに寄ってくる。メロは緊張でがくがく震え始める。
「初めましてだな。アルベルト・シュキュナーでEDMの副代表と司令官をしている」
「メ、メロ・デロンです!」
「メロ君は本部の職員がどうやってなることができるか知っているかな?」
アルベルトからの質問に一瞬だけ考えてしまい、記憶の糸をたどって確かめる。
「確か、幹部クラスか本部職員の推薦が必要って。もしくは大学の経済学なんかを学んでいることでしたっけ?」
「その通りだ。要するに、簡単に言うと。先ほどサブレ・グリフォンとビスケット・グリフォンから君を本部の職員に推薦を受け、それを我々が受理した。ビスケット・グリフォンはともかく、サブレは幹部の中でも結構有名人だからな。この本部が君の職場になる」
サブレとビスケットのやさしさに涙があふれてくる。
しかし、泣いている場合ではないと言わんばかりに部屋に入って来た男は焦ったように声を荒げる。
「アルベルト司令官!先ほど一番隊からの報告です!小惑星デルタが速度を上昇しています。このままではあと少しで阻止限界点を突破します」
「……敵の司令官に裏をかかれるとはな。最初っから第二スラスターの出力を押さえていたわけか。敵の狙いは最初っから地球だったわけだ。アルンは囮か……」
「せ、先輩……」
今、阻止限界点で第二の攻防が起きていた。
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一面がトウモロコシ畑で茶髪の髪をした双子の女の子は畑から体を起こし、持っていた籠を近くのトラックの荷台にトウモロコシを入れてしまう。他にも孤児院の子供達も同じように手伝っており、双子の妹は笑いながらいつもの仕事を終え、孤児院の子供達を院まで送り、家に帰ろうとする足を金髪の髪の女性が止めた。
「クッキー、クラッカ。仕事終わりですか?」
クッキー、クラッカと呼ばれた双子の女の子はクーデリアを発見すると駆け寄っていく。そして、二人の祖母である桜・プレッツェルが腰をトントン叩きながらクーデリアに近づいていく。
「仕事は終ったのかい?」
「はい、二人も仕事は終ったのですか?」
「クラッカがサボってたんだけどね」
「さ、サボってないよ!」
三人で笑いながら家の中に入っていくと、車を止めていた金髪の男性であるユージン・セブンスタークと黒目の肌をしているチャド・チャダーンが家の中に入っていく。
「背が高くなって……あのチビ達が立派になったもんだよな~」
感慨深いとばかりにうんうんと唸るユージンにクッキーが不満を隠さないように頬を膨らませてユージンの体を殴りつける。ユージンはその攻撃を軽く受け止め笑いを誘う。
「失礼だよ!あれから何年たったと思ってるの!?そりゃあ大きくなるよ!」
そんな言葉にほぼ全員が反応する。部屋の奥から姿を現した明るい薄い茶髪のアトラも同じように少しだけ俯く。クッキーの視線は自然と棚の上にある鉄華団の集合写真に写る。そして隣にあるビスケットと共に移った写真も触りながら涙を流す。
「あの頃は楽しかったのにな……。今でも楽しんだけどよ……」
しんみりしてしまうみんなと違い桜はビスケットの写真を見て意味深な微笑みを浮かべるが、周囲はそんな微笑みには気が付かない。
アトラと同じ髪色の少年が二階から駆け足で降りてくる。テーブルを叩きよじ登ろうとするが、その拍子にテーブルの上のリモコンが落ちてテレビの電源が入る。すると、テレビでは小惑星を取り囲むように戦闘が起きている様子が映されていた。
「な、なんだよこれは?」
チャドが急いでリモコンを広い音量を上げる。すると、リポーターの声が聞こえてくる。
『EDMとギャラルホルンは今現在小惑星を地球に落とそうとしている謎勢力に対して攻撃を行っております」
「小惑星を地球に落とす?」
すると、画面の奥から大きな武器コンテナを装備しているバルバトスとグシオンが画面すれすれを通り過ぎ、リポーターの乗る船にあたろうとしている攻撃をフラウロスが受け止め、一度こちらに顔を向ける。
家にいる全員の視線はピンク色にカラーリングされたフラウロスの姿に誰かが呟いた。
「流星号?シノなのか?」
ありえないと自分に言い聞かせながら目の前の戦いに視線を移していく。
31
ミサイルがデルタに空いた大きな穴を防衛している霊電群に対して放たれ、霊電はそれをライフルで落としていく。ワイヤーに内蔵してる爆薬を三機ほど霊電の体に巻き付け、一気に爆発させていく。
グシオンはハルバートを振り下ろし、バエルブルーレイと正面からぶつかる。テレビ局の船を安全圏まで逃がしていたシノが背中のバスターライフルで霊電の体を貫いていく。
「やばいぜ!このままじゃ……」
誰一人としてスラスターに取りつけずにいた。
バルバトスが回り込むようスラスターの方に向かうと、霊電が陰からトールの武器コンテナにとりつく。振り払おうと体を揺さぶる為に速度を落とすと、その隙にとどんどん霊電がくっついてくる。
「くそ!意地でも時間を稼ぐつもりか?」
武器コンテナを破壊していく霊電を巻き込むため武器コンテナの自爆装置を起動させ、バルバトスはそのまま逃げていく。トールを破壊し霊電を巻いてさらに奥へと進んで行きスラスター前に辿り着くが、それすらも霊電が妨害に入る。
「邪魔をするなぁ!」
珍しく声を荒げて背中のバスターライフルを霊電に向けて放つ。6機の霊電相手に苦戦を強いられるバルバトスはスラスターにすらたどり着けない。
「阻止限界点突破まで10、9、8」
イオリが声を上げて数え始める。一部のパイロットも同じように数え始め、PN01の正面の画面にも同じように映し出される。
「7、6、5……」
サブレの焦りがさらに加速していき、反対側からシノが姿を現すがそれを霊電がもみくちゃにする形で妨害する。
「突っ込んでくるんじゃねぇよ!」
「4、3……」
上からガエリオがキマリスを駆けて姿を現すと、それをアルミリアが妨害する。
「アルミリア!地球にはお前の父上だったいるんだぞ!」
「関係ありません」
そのままガエリオを連れて後方ハッチまで連れていく。
「2、1……」
バルバトスとフラウロスが同時にバスターライフルで攻撃しようとするが、霊電がそれを身を挺して軌道を大きく逸らさせる。ビームは当ることなく宇宙の果てに向けて放たれ、同時に三勢力のモビルスーツに同じような声が響いた。
「「「0!小惑星デルタ!阻止限界点突破!」」」
その瞬間だけ全機の動きが完全に止まってしまう。
速度を増しながら地球に向けて動いてく小惑星は地球の重力に引かれるように移動していく。
どうだったでしょうか?面白かったと言っていただけたら幸いです。次回でスターダスト・インパクト編は終わりになります。小惑星戦がどう終わるのか楽しみにしていてください。
次回のタイトルは『スターダスト・インパクトⅤ』になります。楽しみに!