八幡は魔法科高校に入学する。   作:丹下

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ガーディアンは守護神ではなくて守護者でした…すみません!
ご指摘いただきありがとうございます!
修正しておきました!

説明回を今回で終わらせたかったので少し長めになってます!


ではどぞ!!


深夜の願い、達也の感情。

 

「亜夜叔母様!!それは今ここで話すことなのですか?」

 

「ええ、今ここで話すのがいいと思ってます。」

 

深雪は亜夜に食ってかかるが亜夜は冷静に答える。

 

「感情?」

 

小町はCADを取り出し魔法式を起動させ、達也の頭の中を除き見た。

達也は精神干渉系魔法に対するほぼ完全な抵抗力があるがそれを軽々突破した小町に驚いている。

 

「ねぇ…お母さんこれどういうこと?」

 

小町は全て把握し少し怒った感じで亜夜に問いかける。

 

「見た通りよ、八幡がまだわかってないので説明します」

 

亜夜は小町の質問に一言で返し、説明をする。

 

「達也は生まれてきた時から既に2つの魔法しか使えない魔法師として産まれました。『分解』と『再成』この2つの魔法を通常の魔法演算領域を全て占有され普通の魔法が使えないBS魔法師だったのです。」

 

亜夜は淡々と達也のことを話している。

 

「達也は6歳の時に深夜姉さんに精神改造手術を施され、強い情動を司る部分を白紙化され人工魔法演算領域を植え付けました。これにより普通の魔法も使える様になりました。今彼に残っているのは兄弟愛つまり深雪以外の人には感情を表すことが出来ません。」

 

八幡や水波にとっては衝撃の事実であった。

 

「母ちゃん深夜伯母さんがそれをやったのか…?」

 

八幡は深夜のことを三姉妹の中で1番優しい女性と認識していた為ショックを受けているようだ。

 

「ええ、けどこれは仕方のないこと…だったの」

 

「それはおかしいだろ…」

 

八幡は納得出来きていない…

 

「納得出来ないのは無理もありません、深夜姉さんは最後まで反対をしていましたが、真夜姉さんに説得され実行に移されました。」

 

「真夜伯母さんは一体何がしたいんだよ!!」

 

八幡は大声を上げて亜夜に問いかける。

 

「『分解』と『再成』この2つの力は強大すぎたんです。つまり達也が暴走してしまえば世界を破壊してしまうそのリスクを抑え込む為に感情を消しました」

 

「なんなんだそれ…世界を破壊してしまうからって…」

 

「八幡納得出来なくても構いません、話を続けますね」

 

八幡と小町は納得出来ていない、むしろしたくないと思っている。

水波は内心思うところもあるが自分の立場を理解しているので表には感情を出さない様にしている。

深雪は全てを聞かされているのでずっと拳を膝の上で握り俯いている。

達也は平気な顔をし、話を聞いている。

 

「それでです。深夜姉さんからの遺言いえ、願いです」

 

そう言って机の上に紙を置く亜夜。

 

そこには

 

『八幡さん、小町さん私の息子と娘と会えたのね。亜夜から話を聞かされて納得出来てないと思います、亜夜も私と一緒に反対し続けてくれていました。もちろん真夜もこんなことしたくなかった筈です…言い訳になるかもしれませんが、こうするしか達也さんを守る方法がなかったんです。』

 

 

『あの実験の時に私は2つの感情を残せる様にスペースを少しだけ開けることに成功しました。その2つの感情を八幡さん小町さんへの感情を抱ける様にお願いします…小町さんなら出来るはずです。これは私の最後の我儘です。』

 

『深雪さん貴女が許すなら貴女が許可して下さいお願いします。司波深夜』

 

 

こう書かれていた。

 

 

「お母様…」

 

深雪は涙を流していた。普段達也を守護者(ガーディアン )としてしか扱っていなかった深夜が達也の為に残していたものがあったと感動しているようだ。

 

「深夜伯母さん…」

 

八幡は手紙を読み、泣きはしないが最善を尽くしたことがわかり少しだけ安心していた。

 

「お母さん!!」

 

小町は今すぐやらせてと言いたげな様子である。

 

「深雪、貴女に決定権があります。」

 

亜夜は深雪にどうしたいか尋ねる。

 

「お兄様…お兄様はどうしたいですか…?」

 

深雪は達也に質問する。

 

「今の俺には深雪以外の人に何も思えないが…八幡と小町なら…受け入れてもいいと思える…」

 

達也は深雪以外の事は考えられない、八幡と小町の事をよく知らないが受け入れてもいいそう思った。

 

「お兄様…!!」

 

深雪は達也の返事に喜び

達也の八幡と小町への感情を抱けるように小町へ頼む事を決意した。

 

「小町ちゃん…お兄様の事をお願いします…」

 

「深雪さん!!」

 

小町は深雪の手を取り涙目で見つめる。

 

「亜夜叔母様よろしいでしょうか…?」

 

深雪は亜夜に確認する。

 

「ええ、いいわよ。真夜姉さんも許可を出してくれています」

 

亜夜は笑顔で深雪に答える。

 

「なら小町ちゃん…お願い…」

 

「はい!!!」

 

小町はCADを構え達也に向け魔法式を展開させる。

 

「終わりました!!!」

 

「「「えっ?」」」

 

思ってた以上にあっさりと終わってしまい、深雪と八幡と水波は声を思わず出してしまう。

 

「小町の精神構造干渉は深夜姉さんよりも確実で早いの、義輝ちゃんが頑張ってくれたおかげでもあるんだけどね」

 

小町には魔法演算領域補助CADを常に使用している。達也に埋め込まれている仮想魔法演算領域とは違い、魔法を使う時に掛かる負荷を補助CADで補っているだけである。

補助CADがないと小町の能力は強大過ぎる為、すぐに魔法演算領域のオーバーヒートを起こしてしまう恐れがある為、真夜が材木座に作らせた。

それを材木座が更に改良し速度や正確性を格段に向上させた。

 

「お兄様…?」

 

「達也…?」

 

深雪と八幡は不安そうに達也を見る。

 

「小町ありがとう、まさか本当に感情が戻るとは思わなかったよ」

 

笑顔で小町にお礼をいう達也。

 

「お兄様!!!小町ちゃん…本当にありがとう…」

 

深雪は達也に泣きながら抱きつき小町にお礼を言う。

 

「達也さんの笑顔想像以上に破壊力があるよ…小町メロメロになっちゃうかも…」

 

「こ、小町?!!」

 

小町の発言に八幡が慌てて反応する。

 

「小町ちゃんもお兄様の笑顔は素敵だと言っていますよ!!」

 

「そうなのか…?まぁいい、八幡、小町これからよろしくな」

 

「よろしくお願いします!達也お兄ちゃん!深雪お姉ちゃん!」

 

「よろしくな…でも小町は渡さんぞ!!!」

 

 

こうして、達也は深雪の他に八幡と小町に対しても感情を抱ける様になった。

この後、小町の能力を使えば達也は全ての人に感情を抱ける様になると言う話をしたが、それはつまり、仮装魔法演算領域を失う事を意味するので、深雪を守ることが出来なくなる為達也はそれを認めなかった。

達也は深雪、八幡、小町だけでいいと説明しそれを3人は渋々了承した。

 

 

 

亜夜は真夜にこの事を報告する為に四葉本邸まで話をする為に出発していった。

 

 

「小町様、八幡様、達也様、深雪様、中二さんお食事のご用意ができましたのでお食事にしませんか?」

 

水波は食事の案内を全員に告げ従兄弟同士の初の食事が始まった。

 

「水波ちゃんの料理美味しいですね!」

 

「そうだな」

 

「ありがとうございます深雪様、達也様」

 

2人は水波の料理を気に入ったようだ。

 

「そういえば八幡、さっき後で説明するって言って事聞かせてもらってもいいか?」

 

達也は雪ノ下達の事を後で話すと言っていたので八幡に問いかける。

 

「私も気になります!!」

 

深雪も達也に便乗して聞いてくる。

 

「さっきのこと?」

 

小町は何のことかわからずに不思議そうにしている。

 

「今日学校で八幡が同じ中学だった奴らの事を亜夜叔母上の前では絶対に話さないでくれって言われててな」

 

達也が雪ノ下達の事を小町達にあっさりバラしてしまった。

 

達也様今ここで言わないで欲しかったなあ…でもこの2人なら口止めはなんとかなるか…

 

「お兄ちゃんそれって…」

 

「八幡様…あの男が絡んできたんですか?!!」

 

小町と水波は箸を置き八幡に詰め寄る。

 

「雪ノ下達の事だ、だが何もなかったから心配するな」

 

「八幡さんあれは何もなかったとは言いませんよ?」

 

ですよね…深雪先生のおっしゃる通りですね…

 

「お兄ちゃん正直に話して!!」

 

「八幡様!!」

 

これは話さないと許してもらえなさそうだな…

 

「実はな…」

 

八幡は昼間の食堂の件と放課後の校門前の件の事を正直に話した。

 

 

「今すぐあの男を……許可下さい小町様!!」

 

「小町も行くよ!!雪ノ下さんも由比ヶ浜さんもあの偽イケメンも許せないよ!!!」

 

ヤる気満々になっていた。

 

2人に話すとこうなるから嫌だったんだよな…

 

「待て…頼むから待ってください…」

 

八幡は頭を下げて待つようにお願いする。

 

「お兄ちゃん!?あの人達はもう無理だよ!!」

 

「八幡様!!」

 

が2人は止まる様子がない。

 

「八幡とあいつらは何があったんだ?」

 

達也は雪ノ下達との関係を聞いてきた。

 

「いや…それは…」

 

八幡は言うべきなのか迷った。

 

「お兄ちゃん小町が話すよ!!」

 

「私もお話しさせてもらいます!!」

 

小町と水波が話すと言ってしまった。

 

しょうがないか…2人に隠し続けるのも無理そうだからな…

 

 

そして小町と水波は修学旅行の一件を達也と深雪に話した。

 

「あの人達はなんて卑劣な…」

 

深雪はその話をして激怒し、辺りが凍っていく。

 

流石本物の絶対零度の女王だな…片手が凍ってきた…ってこれ大丈夫なのん?俺死んじゃうのん?

 

「深雪落ち着け!八幡が凍っている…」

 

「はっ!八幡さんすみません…」

 

達也の指摘に深雪は我を取り戻す。

 

お兄様!!八幡助かりました!!

霜焼けもしてないし、ギリギリセーフだったな…

 

「しかし、八幡…あの葉山と言う男は何故お前にそこまで敵対しているんだ?結果的には雪ノ下と由比ヶ浜を自分の手の内に手に入れたんだろ?」

 

達也は葉山の敵対の理由を不思議に思い問いかけた。

 

「あの男が確実に敵対をして来たのはいろはの件が1番の要因だったんだと思います!!」

 

達也の問いに水波が答えた。

 

「いろは?」

 

「説明いたします。私の親友に一色いろはと言う子がいるんですが、いろはは元々は葉山の手の内にいたんです。」

 

水波ちゃん等々葉山の事を呼び捨てにしちゃったよ…やだ怖い…でもやっぱ一色の件だよな…

 

「どういうお話なのですか?」

 

「細かく説明すると長くなるので掻い摘んで説明させて頂きます」

 

深雪の質問に水波が答える。

 

 

「修学旅行が終わり、生徒会長の選挙があったんですがその時にいろはがクラスの女子達に無理矢理選挙に立候補させられたんです」

 

いろはす本当にあの時敵何人居たんだろうな…水波以外全員敵とか?いろはすマジべっーしょ!!

 

「そしていろははその当時生徒会長だった方に相談して奉仕部を紹介して貰いました。その時はもう八幡様は奉仕部から去った後でした。残りの2人が奉仕部としていろはの依頼を受ける事にしたんですが、碌な解決策を見出せなかったんです」

 

あの2人には無理だな、自分から立候補してもまた同じ事の繰り返しになる。葉山もそれを助けようとはしない。

 

「いろははどうしたらいいかわからなくなり、私の所に相談に来てくれました、私1人の力ではどうすることもできず…そこで私は八幡様に相談しました、八幡様は快く協力してくださり動いて下さいました。」

 

水波に頼られたらやるしかない!ハチマンヤサシー!!

 

「そして八幡様の提案にいろはが乗っかる形になり、いろはは生徒会長になりました。それからいろはは、八幡様に慕うようになり葉山の元から去って行きました。その事実を葉山が知った時に葉山の態度が急変しました」

 

あれは凄かったですね…自分のグループすら捨てて雪ノ下を手放さない為か雪ノ下の下僕みたいになってたからな…知らんけど。

 

「多分葉山の中で雪ノ下雪乃を手放したくなかったんだと思います。八幡様が助けたグループをいとも簡単に捨て、雪ノ下雪乃と共に歩む道を決めたみたいです…八幡様があんな思いをして助けたグループをあっさりと捨てたんです…それにいろはにも…」

 

水波は最後の最後で堪え切れなくなり泣いてしまった。

 

「水波話してくれてありがとうな…」

 

八幡は優しく水波の頭を撫でる。

 

「とりあえずそんな感じだ、葉山は一色を俺に奪われたと勘違いして逆恨みしてるって感じだな。元々あいつとはソリが合わなかった部分が多いがそれで一気に悪化したわけだ…」

 

八幡は話はをまとめ、2人に伝える。

 

「そういうことか、八幡お前は少し優しすぎないか?」

 

達也は今日の八幡の行動を見て今の話を聞き、思ったことを口にする。

 

「その…なんだ俺は関わりたくないだけだ、小町やお前達に危害を加えそうでなければ俺は放っておくつもりでいる…」

 

 

「お兄ちゃんがそんなんだからあの人達が調子に乗っちゃうんだよ!!」

 

八幡の言葉にすぐ反論する小町。

 

「俺が動けば雪ノ下家が動く…そうなれば真夜伯母さんが黙ってるわけないだろ…」

 

葉山の言う通り雪ノ下家に目をつけられているのであれば、八幡が動けば雪ノ下家が動き、それを真夜が察知しないわけがない。

 

 

「四葉と雪ノ下家…いや、最悪七草家と事を構える事になるだろう…それだけは避けたい…」

 

「八幡さん…」

 

八幡はとても動きにくい立ち位置にいる。自分が動けば最悪戦争になりかねない。

十師族でもトップと言われる四葉と七草が争う事になれば被害は少ない訳がない。

 

「八幡がそう言うなら俺もこれ以上は言わないが、俺の許容範囲を超えたら話は別だ。それだけは覚えておいてくれ」

 

達也はまだ我慢すると言っているが目が怒っているのは明らかである。八幡への感情がある以上達也は黙って見過ごす事などできない。

 

「八幡さん私もお兄様と同じ気持ちです!!」

 

マジであいつらには大人しくしてもらわないとな…どうしたもんですかねぇ…

 

 

「とりあえず出来るだけ俺の方で対処する…だから今は抑えてくれ…」

 

 

八幡はもう次はないと確信し、どうするか考えるのであった。

 

 

 

そのあとは小町も水波も落ち着き、八幡の昔話を小町と水波からされ精神的にボロボロになり食事は終わった。

 

「材木座?お前のCADの工房を見てみたいんだがいいか?」

 

隅っこで未だ小さくなっている材木座に声をかける達也。

 

「し、司波!いいであろう我がラボを見せてやるぞ!!」

 

いきなり近くで話しかけられた材木座は深雪でないとわかり、いつもの調子を取り戻す。

 

「達也でいい、司波だと深雪と被るからな」

 

「では達也殿行こうではないか!!」

 

「材木座さんお兄様に御無礼のない様お願いしますね」

 

深雪は達也を連れて行く材木座に笑顔で告げる。

 

「た、達也様どうぞこちらへおいでくださいませ」

 

その直後使用人みたいになった材木座は達也を様付けで呼ぶ。

 

「深雪あまりいじめてやるな、材木座いつも通りでいいからな」

 

「お兄様すいません少し言ってみたかったもので、材木座さん今のは冗談です。お兄様を案内してあげてください」

 

深雪は笑いながら達也に謝り材木座に冗談だと答える。

 

深雪の一言で材木座はいつもの調子に戻り叫びながら達也を地下の工房へと連れていった。

 

「では八幡さんそろそろ勉強しましょうか」

 

えっ?マジで?お兄様についていかなくていいの?

 

「お兄ちゃん!頑張ってね!数学出来るお兄ちゃん小町的に超ポイント高いから!!」

 

「八幡様頑張って下さいませ!後でお菓子とMAXコーヒーをお持ちいたします。今の水波的にポイント高いです!」

 

「マッ缶持ってきてくれる水波…八幡的に超ポイント高い!」

 

 

 

「ポイント…?」

 

深雪は初めて聞くポイントと言う言葉に首を傾げていた。

 

 

 

 

 

 

 






達也が小町と八幡への感情を抱ける様になりました!
これはすごくやりたかったのでそうさせてもらいました…!


生徒会長選挙の話は魔法科高校の原作の追憶編の代わりにやりたいと思ってます!


次回!!深雪先生と八幡…
後半は原作に戻れるかと…
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