八幡は魔法科高校に入学する。   作:丹下

12 / 42
気がついたらお気に入りが1000件超えてました…!
ありがとうございます!!


タイトル通り八幡が負けます!




ではどぞー!


真由美は八幡に勝利する。

翌朝、八幡・達也・深雪・材木座の4人で登校していた。

 

「八幡さん本当に申し訳ありません…」

 

昨日の夜八幡のベッドで寝てしまっていた深雪が朝からずっと落ち込み謝り続けていた。

 

「さっきも言ったが、気にすんなよ…」

 

「深雪も疲れていたんだろう、八幡も許してくれているんだから気に病む必要はない」

 

八幡と達也は深雪に気にかけるなと言っているが深雪の性格上それを簡単には認めない。

 

「ですが…」

 

「なら深雪、八幡に夕食でも作ってあげたらどうだ?昨夜のお詫びを兼ねて、それでいいか八幡?」

 

一向に認めない深雪に達也は提案を出す。

 

「俺は別にそれでも構わないが…」

 

そんなことしたら水波がまた怒りそうなんだよなあ…『夕食のお世話をするのもメイドの務めです!』とか言われる…

 

「八幡さんがそんなことでよろしいのであれば…精一杯作らせて頂きます!」

 

まぁ水波も事情を説明したら大丈夫だな…

 

「おっ!八幡に達也くんに深雪それと材木座くんじゃない!おはよう」

 

「お、おう…千葉か、って…西城と柴田さん?も一緒か…」

 

エリカの後ろからレオと美月がやって来てそれぞれ挨拶を交わす。材木座は『我に今挨拶してくれてた?ねぇ?八幡』と言っていたが八幡はスルーした。

 

「4人で登校なんて随分と仲が良いじゃない!」

 

エリカはそう言いながら八幡の背中を叩く。

 

「こいつらは…アレだ…えっと…」

 

従兄弟だと言おうとしたが、八幡は言って良いことなのか迷い言葉を詰まらせる。

 

「俺達も昨日知ったんだが、八幡は従兄弟だったんだ」

 

すると達也があっさり従兄弟だと言うことを話してしまった。

 

あれ?大丈夫なのん?

 

「えっ?そうだったの?従兄弟の割には全然似てないわねあんた達…」

 

イケメンと美少女の従兄弟がこんな目が腐ったやつですみませんね…って余計なお世話だ…

 

「昨日知ったってことは今まで知らなかったんですか?」

 

「俺達はあまり親戚付き合いをしてない家だからな、今回は同じ学校に入学したってことで紹介されたってわけだ」

 

美月の問いに達也は嘘を織り交ぜて説明する。

 

「そんな偶然もあるんだな」

 

レオは感心した様子で感想を述べる。

 

すると…

 

 

「八幡く〜ん!達也く〜ん!」

 

いきなり大声で声をかけられる八幡と達也。

 

えっ?俺?誰だよ…こんな大声で目立つからやめてくださいませんかね…材木座じゃあるまいし…

 

「おはよ〜八幡くん達也くん!深雪さんもおはようございます!」

 

えっ?マッ缶会長じゃないですか…いつから名前呼びになったんですかね…

 

「お、おはようございます会長」

 

「おはようございます」

 

達也と深雪は真由美に挨拶を返し、他の4人は遅れて挨拶をする。

 

「ども…」

 

八幡は愛想がない返事を返す。

 

「深雪さんと八幡くんに今日お話があるのですが、今日のお昼のご予定は?」

 

何?まさか数学0点だったことに対しての呼び出しなんですかね…

でもそれなら総代の深雪が呼ばれる訳ないか…

一体俺は何をしたって言うんだよ…

 

「食堂でいただくことになると思います」

 

「1人で食べてると思います」

 

深雪と八幡はそれぞれ答える。

 

「深雪さんは達也くんとご一緒に?」

 

「いえ兄とはクラスも違いますし…」

 

深雪は昨日の出来事を思い出し少し俯いて答える。

 

「変なことを気にする生徒が多いですものね」

 

真由美は頷きながら深雪に答える。

 

「じゃあ八幡くんも深雪さんも生徒会室でお昼ご一緒しない?自配機もあるし」

 

「生徒会室にダイニングサーバーが置かれているのですか…?」

 

深雪は驚いた感じで問いかける。

 

「入ってもらう前からこんなことをあまり言いたくないんだけど、遅くまで仕事をすることも少なくないので」

 

第一高校生徒会は完全に社畜養成所なんですね…誰が入るんだよ…って俺にも話あるって言ってたけど俺も生徒会に勧誘されちゃうの…?

 

「生徒会室なら達也くんが一緒でも問題ありませんし!」

 

「問題ならあるでしょう…副会長と揉め事なんてごめんですよ…」

 

真由美の言葉に達也が反発する。

 

「副会長…?はんぞーくんのこと?それなら気にしなくても大丈夫。はんぞーくんはいつもお昼は部室だから」

 

「なんだったら他の方々もご一緒にどうですか?生徒会の活動を知っていただくのも、役員の務めですから」

 

真由美は社交辞令を交えて他の面子にも声をかける。

 

「せっかくですけど、私達はご遠慮します!」

 

その問いにエリカがキッパリと答える。

 

「そうですか。では深雪さんたちだけでも…」

 

深雪は達也と八幡に目線を送りどうしたらいいのか聞く。

 

「はぁ…わかりました。では深雪と八幡と3人でお邪魔させて頂きます」

 

「はっ?」

 

達也の返事に八幡は驚く。

 

えっ?マジで?俺も一緒なの?完全に巻き込まれた…

 

「そうですか、よかった。八幡くん生徒会室にはMAXコーヒーのサーバーもあるので是非お越しくださいね」

 

えっ?何それ?MAXコーヒーのサーバーとかあるの?何それ欲しい…

 

「せっかくですのでお邪魔させて頂きます!」

 

断りを入れようとしていた八幡だがMAXコーヒーのサーバーにあっさり釣られて生徒会室に向かうことを決意する。

 

「ふふっ、では詳しい話はその時に。お待ちしてますね」

 

八幡を上手く釣れた真由美は満足気に微笑み去っていった。

 

「それにしてもなんで八幡は呼ばれたんだ?深雪は多分生徒会への勧誘だろう」

 

達也は八幡が呼ばれた理由に心当たりがないので八幡に聞いてみる。

 

「昨日の雪ノ下の件じゃねぇのか?考えてみたがそれ以外心当たりがないからな」

 

「またあの人は八幡さんの事を悪く言ったって事ですか…?」

 

八幡が心当たりを口にすると、深雪が怒り出す。

 

「まぁ多分大丈夫だろ…事実確認だけだと思うが、仮に変なことを言われていたら朝にすぐ呼び出されるだろうからな…」

 

「そうですね、取り乱してしまい申し訳ありません」

 

 

 

そして昼休みになり八幡・達也・深雪は生徒会室にやってきた。

 

「はぁ…やっぱり来るんじゃなかった…」

 

八幡はため息を吐き、総武時代では生徒会室は馴染みの部屋だったのだが、第一高校は総武とは違う雰囲気が出ていたので、入りたくないと思ってしまう。

 

「今更そういうな、お前も呼ばれてるんだぞ?」

 

「そうですよ八幡さん!」

 

「わかってるよ…」

 

達也と深雪に指摘され、渋々中に入ることを決意する八幡。

 

「失礼します」

 

深雪は中に入り礼儀作法のお手本のようなお辞儀をした。

 

「失礼します…」

 

「失礼します」

 

その後に八幡が入りその後に達也が入る。

 

「えっーと…ご丁寧にどうも…」

 

真由美は深雪の所作にたじろぐ。

 

「どうぞ掛けて。お話はお食事をしながらにしましょう」

 

真由美の指示に従い深雪・八幡・達也の順で席に付いた。

 

「お肉とお魚と精進どれがいいですか?」

 

真由美に種類を問われて、達也と深雪は精進を選び八幡は魚を選ぶ。

 

料理が届く前までの間、真由美が生徒会役員の自己紹介をしていた。

 

リンちゃんにあーちゃんにはんぞーくんって…マッ缶会長はあだ名つけるのが好きなんですかね…ヒッキーとか呼ばれたらどうしよ…ないな…ないと信じたい…

 

「私は違うがな」

 

貴女は鬼の風紀委員長ですね…

 

「そうね摩利は別だけど。準備ができたようですね」

 

ダイニングサーバーが開き料理が出てきた6つ。

 

あれ?1人足りなくない?まさか…いじめ…?これをする為に呼ばれたのかよ…

 

「比企谷さんの目がどんどん腐ってますよ…?」

 

やめて!あーちゃん先輩それを言わないでください!

 

「気にしないでください…えっと…あーちゃん先輩…?」

 

名前覚えてない…あーちゃんってイメージしかない…いいよね…?最悪通報されて捕まればいいし…いや捕まったらダメでしょ…

 

「あーちゃんって言わないで〜!会長が一年生に変な事を教えるから私の立場が…」

 

涙目になっているあずさ。

 

「ふふっあーちゃんはあーちゃんだもの」

 

「諦めろ中条…」

 

真由美の言葉に摩利が呆れた感じで答え、弁当を取り出す。

 

鬼の風紀委員長が弁当なんですね…よかった…俺の分のご飯あった…

 

「お兄様と八幡さんの分です!」

 

深雪が達也と八幡の分の料理を運んで来てくれたようだ。

 

「お、おう…サンキューな」

 

「ありがとう深雪」

 

2人はお礼を伝える。

 

 

謎の面子での食事が始まった。

 

「渡辺先輩、お弁当は自分でお作りになられたんですか?」

 

深雪が摩利に問う。

 

「そうだが、意外か?」

 

「いえ少しも…その手を見ればわかりますから」

 

摩利が深雪の質問に答えると達也が即否定をし、理由を述べる。

 

「なっ!」

 

摩利は顔を赤くして手を隠す。

 

「そうだお兄様、八幡さん!私達も明日からお弁当にしましょうか!」

 

深雪が手を合わせ嬉しそうに提案する。

 

「別に構わないよ」

 

「えっ?俺も?」

 

八幡は何故2人の中に入ったのか疑問に思う。

 

「もちろんです!私はお兄様と八幡さんのお弁当を作りたいです!」

 

えっ?深雪ってそんなに料理が好きなの?作ってくれるならありがたいけど…水波が…

 

 

八幡は中学までは水波が作っていた弁当を食べていたが、八幡が第一高校に入学し引っ越す事になり亜夜の提案でお弁当はなしになった。

水波は作る気満々でいたのだが亜夜の命令だったので渋々了承した。

 

「では明日からはお弁当にしましょう!」

 

明日からは深雪の弁当を食べる事になる八幡と達也であった。

 

「深雪さんは八幡くんとはどういった関係なのかしら?」

 

真由美は生徒会室にいる全員の疑問を代表して質問した。

 

「八幡さんは私達の従兄弟なんです!」

 

「そうだったの?」

 

生徒会室にいる全員がその事実に驚く。

真由美もかなり驚いた表情をし問いかえす。

 

従兄弟がこんなにイケメンと美少女なら当然そうなりますよね…

 

食事が終わり、あずさが紅茶を真由美と八幡以外に配る。

 

「八幡くんこれよ!私が作らせたMAXコーヒーのサーバーよ!」

 

奥の一角にMAXコーヒーと書かれたサーバーが置いてあった。冷たいのと温かいの両方対応している様だ。

 

えっ?マジで?ちゃんとしたMAXコーヒー正規のサーバーとかあったの?作らせたってことは特注ですか…

初めてマッ缶に対しての愛情で負けた気がする…

 

「どう?驚いた?」

 

真由美は悪戯な笑顔で八幡を見つめる。

 

「これは想像以上でした…感服いたしました…」

 

八幡は負けを認める。

 

「ふふっアイスかホットどっちがいい?」

 

「アイスでお願いします…」

 

真由美は八幡と自分の分のMAXコーヒーを入れた。

 

「八幡さん随分と会長と仲が良いみたいですね」

 

席に戻ると何故か怒っている深雪がいた。

 

「仲が良いとかではなくて…会長はマッ缶仲間みたいな感じでして…」

 

深雪の威圧に押され敬語になる八幡。

 

「マッ缶とはなんですか?」

 

「えっ?深雪マッ缶知らないの?千葉のソウルドリンクだぞ?」

 

深雪の質問に八幡は少しテンション高めに答える。

 

「お兄様はご存知ですか…?」

 

深雪は知らないことが常識から外れているのかと思い達也に問いかける。

 

「知ってるが…深雪…あれはやめておけ…」

 

達也はマッ缶を飲んだことがあるようだ。

 

「八幡さん私に一口下さいませんか?」

 

深雪は八幡の飲んでいるMAXコーヒーを飲ませろと言う。

 

「えっ?でもアレがアレだから…」

 

「だめなんでしょうか…?」

 

深雪は八幡に上目遣いで尋ねる。

 

「い、いや別にだめとかではないぞ?」

 

「では一口もらいますね」

 

そう言って深雪は八幡のMAXコーヒーを飲む。

 

あそこで、飲まなければセーフだよな…?達也にまた殺気向けられたら八幡もう生きてける気しない…

 

「うっ…」

 

深雪はどうやらMAXコーヒーはだめなタイプだったらしい。

 

「八幡さんよくこんな甘いもの飲めますね…体に悪そうです…」

 

「美味しいと思うんだが…ほれみろ、会長は美味しそうに飲んでいるぞ」

 

真由美は至福の時間ばりのオーラを出しMAXコーヒーを飲んでいる。

 

「司波、気にするな…私もあの飲み物を今まで真由美しか飲めるやつを見たことがなかった…」

 

摩利がフォローをいれる。

 

「会長があの甘いコーヒーが好きなおかげで自販機の設置、そしてサーバーの設置などしていますが会長以外誰も活用してきませんでしたから」

 

鈴音がそう言って八幡を見る。

 

「まさか…あのコーヒーを飲める方が現れるなんて…」

 

あずさは八幡を凄い人を見るような目で見る。

 

「あのそんな目で見ないで貰えませんか…?」

 

八幡は全員の視線を受けたじろいでしまった。

 

「では、そろそろ本題に入りましょうか」

 

MAXコーヒータイムを中断させ、真由美は本題に入ろうと言い出したので全員真由美に視線を集める。

 

「当校の生徒会長は選挙で選ばれますが、他の役員は生徒会長が選任します。解任も生徒会長の一存に委ねられています。各委員会の委員長も一部を除いて会長に任免権があります」

 

生徒会長権力強すぎないですかね…いくら生徒の自治を重視しているとはいえやり過ぎじゃないですかね…

もし仮に一色がそんな権力を持ってしまったら…いや…考えたくないな…過労死する未来が見えた…

 

「私が務める風紀委員長がその例外のひとつだ。生徒会、部活連、教職員会の三者が三名ずつ選任する風紀委員の互選で選ばれる」

 

「という訳で、摩利は私と同格の権限を持っているんですね」

 

摩利が淡々と説明し、真由美がまとめる。

 

 

「これは毎年恒例なのですが、新入生総代を務めた一年生は生徒会役員になってもらっています。司波深雪さん私は貴女を生徒会に入ってくださる事を希望します。引き受けて頂けますか?」

 

まぁ当然といえば当然だな。

 

 

「会長、兄の入試の成績はご存知ですか?」

 

深雪のそのセリフに達也は目を見開いて驚く。

八幡はブラコンである深雪ならこのくらいはするだろうと予想していたかの様に普通にしている。

 

 

 




さすがに特注サーバーには八幡は勝てなかったようです。


次回ははんぞーくんとの模擬戦までいけるはずです…多分w



感想でご指摘を頂いたので
キャラ設定の八幡の魔法の設定の所をかなり変えました!ブラックホールは少し理論がきちんと決まってから追加します…難しい…w
水波の所に材木座の呼び方の設定を追加しておきました!
ご指摘していただきありがとうございます!
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。