八幡は魔法科高校に入学する。   作:丹下

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誤字報告毎回すみません…ありがとうございます!!




ではどぞー!


達也はとばっちりを受ける。

深雪の一言で生徒会室の雰囲気が少し変わる。

 

「ええ、知っていますよ。すごいですよね…先生にこっそり答案を見せて貰った時は自信をなくしました」

 

こっそり見ちゃっていいの?先生も見せちゃうんですね…あっ…俺の数学も見られてるんだった…

 

「成績優秀者、有能な人材を生徒会に迎え入れるなら私よりも兄の方が相応しいと思います」

 

「おい!みゆ…」

 

深雪の言葉に達也は思わず止めに入ろうとするが…

 

「デスクワークならば、実技の成績は関係ないと思います」

 

達也を制し深雪が話を続ける。

 

「残念ながら、それはできません」

 

真由美が答えるのかと思ったが、鈴音が横槍を入れる。

 

「生徒会の役員は第一科の生徒から選ばれます。これは不文律ではなく規則です」

 

そんな規則があるんだな…

 

「これを覆す為には全校生徒の参加する生徒総会で制度の改定が決議される必要があります。決議に必要な票数は在校生徒数の三分の二以上ですから実質今の第一高校では不可能です」

 

鈴音は淡々と深雪に説明をする。

 

「申し訳ありませんでした…分を弁えぬ差し出口、お許しください」

 

深雪は深々と頭を下げる。

 

「それでは、深雪さんには書記として、今期の生徒会に加わっていただくということでよろしいですね?」

 

「はい、精一杯努めさせていただきますので、よろしくお願い致します」

 

真由美の問いに礼儀正しく返事をし、深雪は晴れて生徒会役員になった。

 

「そして、次は八幡くんなんですが…教職員推薦枠で風紀委員会に入るようにと申し出がありました」

 

「えっ?」

 

八幡は理解不能だった、二科生の自分が風紀委員会にしかも教職員推薦枠に選ばれるのはおかしい。

 

「理解が出来ていないようだな、比企谷」

 

摩利が八幡が不思議そうにしているのを見て、問いかける。

 

「俺は二科生なんですが…」

 

「君は昨日、一科の生徒の魔法を対抗魔法で防いだと言っていたな」

 

あ…そんなこともしてしまいましたね…

 

「いや…アレはその…」

 

「本当は森崎を教職員推薦枠に任命する予定だったのだが、昨日の問題を起こしたメンバーの中に彼がいたことにより推薦枠は取り消しとなった」

 

森なんとかさんの代わりってことですね…なんでそんな面倒なことを…

 

「そこで我々に教職員推薦枠に相応しい人物を連れてきて欲しいと言われててな、そこで対抗魔法が使える比企谷に白羽の矢が立ったというわけだ」

 

対抗魔法なんて使わなきゃよかった…てか昨日俺もあの場にいたんですが…いいんですかね…

 

「昨日八幡くんが自衛目的でCADを使用したことは、雪乃さんが正直に答えてくれました。森崎くんに関しては昨日の件は不問としていますが、二科生にあまり良くない感情を持っているようなので、風紀委員には任せられないだろうというのが先生や私達の見解です」

 

あの雪ノ下が正直に話したってことか…

森なんとかさんの対応については少々意外だな…

そして心を読まれたのは気のせいだろうか…気のせいだと思いたい…

 

「それは妥当な判断だと思います…」

 

「八幡くんに白羽の矢が立った理由はわかってもらえましたか?」

 

それだけで俺を推薦なんて普通するんですかね…

 

 

「八幡さん!!」

 

深雪が嬉しそうな顔で八幡を見る。

 

えっ?そんなに風紀委員会に入って欲しいんですかね…それなら達也の方が…達也に押し付けてしまえば…すまない達也…俺は早く帰って小町に会いたいんだ!

 

「それでしたら達也の方がいいんではないですか?俺より知識も豊富ですし…」

 

「八幡?!!」

 

達也は八幡の言葉に驚き声を思わず出してまう。

 

「そういえば達也くんも起動された起動式を読み取れるんだったな」

 

摩利が意地悪い顔で達也を見る。

 

「俺も八幡も二科生ですよ!?」

 

達也は慌てた感じで反論する。

 

「風紀委員会には一科二科と縛る規則はない、……そういえば生徒会推薦枠もまだ決まってなかったな真由美」

 

一瞬、考える素振りして摩利は真由美に問いかける。

 

「それはまだ検討中よ…もう少し…あっ!そういうことね!」

 

真由美は摩利の思惑に気付く。

 

あっ…これ2人共入れられるパターンじゃないのん?

 

八幡は2人のやり取りを見て退路が断たれていくのを感じる…

 

「生徒会は司波達也くんを風紀委員会に任命致します!!」

 

真由美は達也にそう告げる。

 

「ちょっと待ってください!俺の意志はどうなるですか?そもそも風紀委員会が何をするのか説明を受けていません!」

 

達也必死だな…けど達也が頑張ってくれれば俺も逃げれそうだな…頑張ってお兄様!!

 

「妹さんにも生徒会の具体的な仕事について、まだ具体的に説明しておりませんが?」

 

「そうですが…」

 

鈴音が達也の反論を冷静に返す。

 

達也がかなり押されてるこれはまずいかもしれないな…

 

「一ついいですか…?」

 

八幡は達也が押されてるを助けようと発言する。

 

「なんだ?」

 

「そもそも他の一科生の方が優秀な生徒がいると思うんですがその辺はどうなんでしょう…」

 

「比企谷…私は知っているぞ?お前が実技だけなら一科レベルだと言うことを」

 

そういえばこっそりテストの点数見れるんでしたね…

 

「……」

 

「沈黙は肯定とみなすぞ?」

 

八幡は痛いところを突かれて黙ってしまう。

 

お兄様…俺には鬼の風紀委員長には敵わなかった…

 

「はぁ…ですがお断りします。俺は早く帰って妹の世話しないといけないんで」

 

理由をつければ大体は見逃してくれるはず…横で深雪さんがムスッとしてしますがどうしたんですかね…

 

「そういうことか…なら仕方ないな…」

 

身内を理由にされては深入りはできないと思い、摩利は引き下がろうとする。

 

「八幡さん?小町ちゃんに確認してもよろしいですね?小町ちゃんから『何かお兄ちゃんが駄々こねているようなら連絡下さい』と昨日言われていたので!」

 

そういえば深雪さんも身内でしたね…そんな笑顔で言わないで貰えませんかね…てか小町ちゃん何を言ってくれているんですかね…

 

「いやその…アレがアレで…小町も俺の帰りを待ってるというか…」

 

「ほぅ…では司波、確認を取っといて貰えるか?」

 

「お任せください!!」

 

八幡の発言をスルーして摩利と深雪は結託する。

 

「八幡…」

 

達也は墓穴を掘った八幡に残念そうな目線を送る。

 

「比企谷に関しては妹の連絡待ちだな、達也くんについては…」

 

そして再び達也に白羽の矢が立つ。

 

「まだ説明を受けておりません」

 

達也は説明を受けていないことを理由にし、了承しない。

 

「達也くん、風紀委員は校内の風紀を維持することです!」

 

真由美はかなり大雑把な説明をする。

 

「それだけですか…?」

 

達也は真由美の答えに対し、自分が聞いている事に対しての答えではなかった為、不満そうに問いかえす。

 

「聞いただけでは物足りないかもしれないけど、結構大変…いえやりがいのある仕事よ?」

 

「そういう意味ではないんですが…」

 

「はい?」

 

達也の質問の意図を理解していないのか、もしくはとぼけているのかわからない…恐らく後者であることは達也も薄々気付いている。

達也は真由美でははぐらかされると思い他の役員にターゲットを変える。

摩利と鈴音は答えないと意志表示されている。

達也があずさをじっと見つめる。

 

「あ、あの当校の風紀委員会は校則違反者を取り締まる組織です。風紀と言っても服装違反、遅刻などそういうことは基本的に自治委員会が週番で担当しています」

 

鬼の風紀委員長に捕まった材木座は稀なパターンなのか…てかこの学校委員会色々ありすぎじゃないですかね…

 

「風紀委員の主な任務は魔法使用に関する校則違反者の摘発と魔法を使用した争乱行為の取り締まりです。風紀委員長は違反者に対する罰則の決定にあたり、生徒側代表として生徒会長と共に懲罰委員会に出席し、意見を述べます。いわば警察と検察を兼ねた組織です」

 

えっ?警察みたいなことしなきゃいけないの…?めんどくせぇ…

 

「すごいじゃないですか!お兄様!八幡さん!」

 

深雪がもう決まりですねと言ってきている。八幡の場合、深雪に小町に確認された時点で風紀委員会入りがほぼ決定してると言っても過言ではない。

 

「深雪………一つ念のため確認させてもらいますが」

 

「なんだ?」

 

達也はあずさではなく摩利に問いかける。

 

「今のご説明ですと、風紀委員会は喧嘩を力ずくで止めるということになりますが…」

 

「まぁそうだな、魔法が使われていなくてもそれは我々の任務だ」

 

「そして魔法が使用された場合はそれを止めなければいけないと?」

 

達也は相当頑固なんだな…

 

「できれば使用前に止めるのが一番だな」

 

「あのですね!俺は八幡と違い実技の成績が悪かったから二科生なんですが?」

 

俺も成績はそんなによくなかったはずなんですけど…

 

「構わんよ、力比べなら私がいる…っとそろそろ昼休みが終わるな、放課後に続きをしたいのだが、構わないか?」

 

「わかりました…」

 

達也が渋々返事をする。

 

えっ?放課後までこの話するんですか…

 

「比企谷もいいか?その頃には妹と連絡もついているだろう」

 

「わかりました…」

 

八幡は既に半分諦めている様子で返事をする。

 

 

そして昼休みは終わり授業が始まり、レオ達に風紀委員に入るように言われた事を八幡と達也は報告し、軽く愚痴大会となってしまったが、最終的に頑張れと送り出された八幡と達也であった。

 

 

 

授業が終わり、生徒会室に向かう前に深雪と合流する為に待ち合わせの場所へ八幡と達也は向かっている。

 

 

「八幡…お前はもう確定的だな」

 

達也は八幡に風紀委員入りは確定だと宣告される。

 

「俺は小町を信じてるからな!小町なら俺の帰りを待っているはず…」

 

極小の可能性にかける八幡。

 

「お兄様!八幡さん!」

 

深雪がもう既に待ち合わせの場所までやって来ていたようだ。

 

「待たせたか?」

 

「いえ、先程ついたところです!」

 

自然とこう言う会話ができるんですね…

 

八幡は以前いろはに注意されたワンシーンのお手本を見て感心する。

 

「八幡さん!小町ちゃんと連絡がつきまして八幡さんの風紀委員会に入るのは大賛成みたいですよ!」

 

この時八幡の風紀委員会に入ることが確定した。

 

「そ、そうか…ちょっと小町に電話してくる…」

 

八幡は小町に電話する為その場を少し離れる。

 

 

 

八幡は小町に電話をかける。

 

「もしもし小町か?」

 

「せ〜んぱい!」

 

「すいません間違えました」

 

なんで一色が出るんだよ…もういいや…

 

すると再び電話がかかってくる。

 

「何の用だ一色…」

 

「なんでいきなり電話切っちゃうんですかね〜?久しぶりの可愛い後輩ですよ?もう少し相手してくれてもいいじゃないですか」

 

「悪いが今そんな時間ないんだよ…小町に代わってくれ…」

 

「なんで私が電話出たかわかりませんか〜?」

 

えっ?小町に何かあったの?

 

「小町に何かあったのか?!今すぐ行く!」

 

「はぁ…もういいです…小町ちゃんからの伝言です…『お兄ちゃん風紀委員会入らないと、もう小町と水波ちゃんお兄ちゃんと喋らないから』だそうです!」

 

「………」

 

「せんぱい風紀委員頑張ってくださいね♪ではではさよならで〜す♪」

 

そう言って電話が切れた。

 

「風紀委員に入らないと小町と水波に…」

 

八幡はこの時、風紀委員になる事を決意する。

 

八幡は生徒会室に向かっていると達也と深雪が生徒会室の近くで待っていてくれたようだ。

 

「待っててくれたのか…」

 

「流石に先に入る訳にはいかないので、それに今回はお兄様と八幡さんが主役なので!」

 

「俺は八幡のとばっちりなんだが…」

 

深雪の言葉に達也は愚痴をこぼす。

 

「とりあえず入ろうぜ…早く終わらせて帰りたい…」

 

そう言って八幡は生徒会室の扉を開けようとした。

 

 

 

 

 

 





はんぞーくん登場は次回に持ち越しとなりました…
次回は模擬戦まで終わらせたいと思っています!!

いろはすをちょっと登場させたかったので声のみ登場させて見ました…w

とりあえず早くブランシュのところまで行きたいです…!
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