誤字脱字報告ありがとうございます…!(毎回言ってる)
見直しているんですが、中々気がつかないもんですね…
前回の八幡の魔法理論の説明を一部変更させていただきました!
ではどぞー!
演習室から出て事務室にCADを預けに行き生徒会室に戻って来た。
「では少し当初の予定通り風紀委員会本部へ案内する。比企谷、達也くん行こうか。材木座くん、君も来い」
摩利の一言で八幡と達也なぜか材木座まで呼ばれる。
「ここが風紀委員会本部だ、少し散らかっているが適当に掛けてくれ」
摩利が少し散らかってるというが、正直かなり散らかっている部類に入る。
「風紀委員は男所帯でね。整理整頓は口酸っぱく言い聞かせているんだが…」
「誰もいないので片付かないのも無理はありませんよ」
達也は摩利に皮肉か慰めているかどちらともとれる発言をする。
「委員長が苦手なだけなんじゃねぇの…」
八幡が横からボソッと真実を告げてしまう。
「なに…?片付けくらい私でもできる!」
そう言って摩利は片付けを始めたが…とても女の子とは思えない片付け方であった。
「委員長…俺が片付けてもいいですか…?」
「手伝ってくれるのか?頼む…」
達也が見ていられなくなり、摩利の片付けの手伝いをする。
「我も手伝うぞ!魔工技師志望としては、CADがこんな乱雑に置かれているのは見ておれん」
材木座まで手伝い始めてしまい、八幡は一人取り残される。
「ちょっと上でMAXコーヒーもらってきますね」
八幡はその場から逃げようとしたが…
「八幡は専業主夫志望じゃないのか?片付けくらいできるだろ?」
「魔工技師と違って専業主夫は昼間はMAXコーヒーを飲むんだよ…」
「それは違うと思うんだが…」
達也は八幡の言葉に呆れている。
「真由美がお前に話があるそうだ、丁度いい片付けている間に話をしてこい」
「そんなこと言ってましたね…わかりました、行ってきます」
八幡は真由美のところへ向かう。雪ノ下のことだとなんとなく想像していた為素直に向かうことにした。
「話が終わったらまた降りてこい」
「うっす」
そうして八幡は再び生徒会室に戻ってきた。
「あら、八幡くんどうしたの?」
真由美が風紀委員会本部から上がってきた八幡に真っ先に気付き声をかける。
「委員長から会長が話があるから聞いてこいと言われたんで」
「八幡さんお兄様達は?」
真由美が質問しようとするよりも先に深雪が質問をする。
「達也と材木座なら委員長と片付け中だ」
「片付け?」
深雪は風紀委員会本部をまだ見たことがないので首を傾げている。
「あの摩利が片付けを…」
「渡辺先輩…私が何度言っても聞いてくれなかったのに…」
「どういった心境の変化でしょう…」
真由美、あずさ、鈴音は摩利の片付けをしているということに驚愕している。
「片付けくらいできるって言ってやっていたんですけど、達也と材木座には見るに耐えなかったのでしょう…自ら手伝ってましたよ…」
「そういうことね…」
八幡の説明に真由美達は納得したようだ。
「では、片付けている間にお話をしましょうか」
「うっす」
真由美は八幡の腕を取り応接室まで案内をする。その光景を見た深雪と服部は八幡を睨む。
「会長…一人で歩けますから…」
「いいじゃない!減るものじゃないんだし!」
真由美は八幡の意見を強引に押し切りそのまま連れていく。深雪と服部はまだ睨んでいる。
後が怖いなあ…
「あーちゃんMAXコーヒーお願いね」
「わかりました会長!」
真由美があずさにMAXコーヒーを入れるように指示を出し応接室に入る。
「さて、八幡くんお話しというのは…」
「雪ノ下達のことですか?」
席につき真由美がすぐに本題を伝えようとする前に八幡が答える。
「それもあるわね、でも本題はそれじゃないの」
「へっ?」
八幡は雪ノ下達のことだと高を括くっていた為間抜けな声を出してしまう。
「なんで八幡くんが私や摩利そして会ったことのない十文字くんから教員推薦枠として推されたのを不思議に思わなかった?」
真由美は悪戯な笑みを浮かべ八幡に問いかける。
「そうですね、それは確かにおかしいと思いましたね。対抗魔法なら使える一科生もいた筈ですし」
「確かにいると思います。でもまさか
えっ?前から目をつけられてたってことですかね…どういうことだよ…
「どういうことですか?」
「雪ノ下陽乃さんをご存知ですね?」
はぁ…そういうことか…あの人ここでもなんか話してたのかよ…
「そういうことですか…」
「陽乃さんから貴方のことをよく聞かされていました。十文字くんも摩利も同じですよ」
八幡は何を言われているか大体想像出来た。
「それだけで俺を推薦したってことですか?」
「端的に言えばそうなりますね。陽乃さんが八幡くんの話を楽しそうに話していたので、私達が興味を持ったって感じですね。あんなに楽しそうな陽乃さんを今まで見たことがなかったからって言うのが一番大きいですね」
真由美は当時の事を思い出しながらなのか、少し懐かしむ様な感じで話す。
「雪ノ下さんが何を話してたかは知りませんけど、そんなにおもろしろい人間じゃないですよ俺は」
八幡は真由美達の評価は過大評価だと告げる。
「そうは思わないけど?さっきだって深雪さんが怒りそうなところを上手く止めてたじゃない」
よく見てますね…
「あの場はあれが最善だと思ったんで、それに早く帰りたかったですし」
「そうかしら?深雪さんを守ったように思えたけど?」
真由美は悪戯な笑みで八幡を見ながら問う。
「副会長の氷像が見たくなかっただけですよ、それに俺を挑発してきていたので乗っかっただけです」
「素直じゃないのね…でも陽乃さんのお気に入りな理由が少しわかった気がするわね」
「俺はおもちゃじゃないんですけど…」
「ふふっ、陽乃さんがここの卒業生っていうのは知っていましたか?」
真由美が急に話題を変える。
「何度か制服姿を見ていたので、知ってましたよ。それ以上は何も知らないですけど」
「それしか知らないの??結構有名だったと思うんだけど…」
真由美が陽乃の事を八幡は結構知っていると思っていたのか、第一高校の生徒だったと言うことしか知らないことに驚く。
「あの人ならなんでもできそうなんで有名でも不思議じゃないですけどね…」
まぁ七草の分家だということも知っていたんですけどね…雰囲気からして只者ではなかったですし…
「そうね、陽乃さんは第一高校に主席で入学してから卒業まで、常に学年のトップを維持していた方だったんですよ?三年生の時には生徒会長も務めてました」
「あの人が生徒会長って第一高校大丈夫だったんですか…?」
魔王が生徒会長とか…第一高校が魔界になるんじゃないですかね…
「素晴らしい生徒会長でしたよ?でも八幡くんが言いたいことはわかりますけどね」
「会長も似た感じですもんね…」
あの人ほど分厚くないけど仮面ついてますもんね…
「それって褒めてるの?」
少し黒い笑みを浮かべる真由美。
「ほ、褒めてますよ?」
うわぁ…この人も魔王ほどじゃないけどやばい人かも…
「ふーん…お姉さん更に興味出ちゃったかも」
真由美は笑顔で八幡に意味深な発言をする。
「いや…別にそういうの大丈夫です…」
「ハチくんはお姉さんには興味ないのかな?」
えっ?ハチくんってなんですか…はんぞーくんみたいなノリですか…
「いや…そ、そういうんじゃなくてですね…」
「赤くなって可愛い反応してくれるのね、お姉さんもっといじめたくなっちゃうな」
真由美はいつの間にか八幡の横まで接近していた。
その瞬間
ドンッ!
扉が叩かれる音がした。
「「えっ?」」
真由美と八幡はビクッとなり扉を見てみると…
「八幡さん随分と会長と仲がよろしいのですね、ふふっ」
凍ったお盆を持った深雪が冷たい笑顔で立っていた。真由美はあずさに頼んでいたが、深雪が代わってMAXコーヒーを入れて持ってきたのであろう。
「お姉さんちょっと悪ふざけが過ぎちゃったかな?」
ハメられた…このままじゃ通報されて俺の人生が…
「深雪…お願いだから通報しないでください…」
「通報なんてしませんよ?私はただ八幡さんと七草会長が随分と仲睦まじくしているのが気になっただけですよ?」
「これは会長が…」
「ハチくんひどい!お姉さんを弄んだのね!」
あの人みたいなことしないでくれませんかね…ハチくんって呼ばないでくれませんか…深雪さんの眉がピクッと動きました…
「八幡さんどういうことでしょう…」
応接室が凍ってるんですが…
「すごい干渉力ね…」
真由美が深雪の干渉力に関心している。
関心するのはわかりますけど…今ここで関心しないでもらえませんかね…
「深雪さん?そのこれはアレでして…会長が…」
「深雪さん、ハチくんを少しからかってただけですよ」
「ハチくん…?」
もうやめて!八幡のライフはゼロよ!!
「深雪さんありがとう、本当にただ話をしていただけなので安心してください」
お盆を受け取り深雪にお礼を言う真由美。
「八幡さん?私もご一緒しても?」
「後で話すから…とりあえず二人で話をさせてください…」
深雪の同席はあまり良くない気がしたので八幡は深雪の同席を断る。
「…わかりました。後で必ずですよ?」
「お、おう…」
深雪は渋々了承して、部屋から出ていった。
「ごめんね?ハチくん、少し悪ふざけが過ぎちゃったね」
「勘弁してください…」
深雪さんなんであんなに怒ってるんですかね…
「さて、気を取り直してお話しの続きをしましょうか」
「うっす…」
手を叩き、仕切り直しをし話を再開する。
「私達がハチくんを推薦した理由はわかっていただけましたか?」
「なんとなくは…」
魔王の影響が大きいのはわかりました…
「私達は文化祭の件のことも小耳に挟む程度ですが、聞いています」
文化祭の件か…
「そうですか…」
「その時なんですが…陽乃さんが文化祭の有志同盟に参加するって言って生徒会の仕事を投げ出した時はみんな必死でカバーしてました…」
何やってたんだよ…あの人は…ひゃっはろーとか言って楽しそうに登場してた記憶しかない…
「それは災難でしたね…あの時は出来れば生徒会に縛りつけてて欲しかったです…」
あの人が相模にあんなこと言わなければあそこまで荒れることはなかった気がする…問題はあったとおもうけど…
「それは無理でしたね…ハチくんならわかるでしょ?それに最低限の仕事はキチンとこなしていたので言うに言えなかったっていうのもありますけどね…」
さすが魔王…
「文化祭の一件を知ってて俺を風紀委員に推薦したのはどうなんでしょうか…」
あの時…学校一の嫌われ者になってたからな…
「その件も含めてですよ?私達が興味を抱いたのは」
「そうですか…」
八幡はあまり納得出来ていない。
「ハチくんにこんな事を私の口から言うのはなんですが、第一高校は差別意識が高い学校って言うのは理解して頂けましたか?」
「昨日のアレを見てしまえばそう思わざる得ませんね…」
雪ノ下達…いや、一科生の7割はその考えを持っていそうだな。
「それをなんとかしたいと私は考えていました、その時にハチくんが入学してくると知って最初は生徒会に招く予定だったんですが、ハチくんが二科生と知って迷っていた所に、風紀委員会の教職員推薦枠が空いたので私達が推しました」
「俺ならその問題をどうにかできると?」
八幡は買いかぶりが過ぎるのではないかと思う。
「そこまでは言いませんが、私の理想に近づけるかと思いまして」
理想か…差別意識の改善ってとこですかね…
「そういうことですか…でも逆効果になるかも知れませんよ?」
逆効果になる未来しか見えないんですが…
「その時はその時です。私はそうならないと思っていますから」
八幡は真由美に何を期待されているかが、理解できなかった。
「ハチくんを推薦した理由はこれが全てです。少し強引だったかも知れませんが風紀委員会を引き受けてくれてありがとうございます」
真由美は礼儀正しく、頭を下げる。
「では俺はこれで」
八幡が去ろうとする。
「もう一つハチくんにお話があります、雪乃さんのことで」
八幡は足を止め、再び椅子に座る。
「昨日何か言われたんですか?」
「昨日は特にこれといったことはありませんでした。雪乃さんって言うより雪ノ下家についてですかね」
真由美は先程までと少し雰囲気が変わる。
「俺が目をつけられているってことですか?」
陽乃さんの設定を簡単に書いておきます!!
雪ノ下陽乃
第一高校卒業
主席入学入りしてから卒業まで常にトップを独走していた。
2年生10月〜3年生9月末まで生徒会長をしていた。
九校戦
1年 新人戦 アイスピラーズブレイク 優勝
2年 本選 アイスピラーズブレイク 優勝
3年 本選 アイスピラーズブレイク 優勝
今書けるのはこのくらいです!
参考までに…
次回も真由美と八幡のお話しになります!(今回で終わらせるつもりだったんですが)