八幡は魔法科高校に入学する。   作:丹下

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誤字報告ありがとうございます!!
本当に助かってます…!


今回は優等生ネタ有です!


ではどぞー!


風紀委員の初仕事。

摩利から風紀委員としての説明を受けてレコーダーと通信コードを携帯端末に受信し、CADの携行に関することを告げられる。

使用にわざわざ許可をもらわなくていい代わりに不正使用が発覚すると厳重な罰が下させるというものだった。

 

 

「俺はエリカのとこへ行くがどうする?」

 

「単独行動を指示されてるからな、俺は適当にぶらぶらしてるわ…むしろ単独行動の方が得意だからな」

 

八幡はドヤ顔で達也の問いに答える。

 

「サボるなよ…頼むから…」

 

「お、おう…」

 

「我も単独で動かせてもらう!!剣豪将軍いざ出陣の時だっ!!」

 

材木座はハイテンションで巡回へと走っていった。

 

「俺も行くわ…」

 

八幡は達也にそう言いその場を後にする。

歩いていると前から歩いてくる人物がいた。

 

「比企谷八幡…」

 

えっと…誰だっけ…

 

「誰…?」

 

「貴様は…調子に乗るなよ!!俺は森崎駿だ!」

 

顔を真っ赤にして森崎は、八幡の胸ぐらを掴む。

 

「で…森なんとかさんは何のようなんですかね…」

 

「何故お前が教職員推薦枠で風紀委員会に入っているんだ!元々は俺が入る予定だったんだぞ!」

 

森なんとかさんの所為で風紀委員に空きが出来て無理矢理入れられたんですけど…

 

「あんな所で差別用語を言いまくって自衛目的以外でCADを使う人間を風紀委員会にするわけないんじゃねぇの?」

 

八幡は正論で言い返す。

 

「ウィードのお前如きが、風紀委員が務まるわけがないだろ!」

 

「一応俺、風紀委員なんだけど…禁止用語は拘束対象になるんだが…」

 

八幡は曲がりなりにも風紀委員会の一員である。禁止用語を堂々と使う森崎に対して明らかに優勢である。

 

「脅しているつもりか?ウィード如きが俺を拘束できると思っているのか?!」

 

八幡は森崎が掴んでいる胸ぐらを解き、通信ユニットを取り出し報告する。

 

「えっと…こちら比企谷です。禁止用語を堂々と使い、胸ぐらを掴まれたので暴力行為とみなし拘束します」

 

八幡は適当な説明をして、森崎を重力強化を軽く掛けて森崎を押し倒して腕を掴み捕縛した。

 

「なんのつもりだ!比企谷!」

 

「暴力行為、禁止用語を使用の為拘束しただけだよ…頼むから大人しくしててくれないですかね…」

 

あれ?拘束したらどこに連れて行くんだっけ?普通に風紀委員の仕事してる辺り社畜真っしぐらですね…

 

再び通信ユニットを取り出して連絡をする。

 

「比企谷です…拘束したらどうしたらいいんでしたっけ?場所は…」

 

八幡は自分の現在地を言って誰かが来てくれるのを待つことにする。

 

「お前風紀委員なのにそんなことも知らないのかよ!さすがウィードだな」

 

森崎は強気で八幡に言うが、拘束されて身動きを取れないでいる。

 

「いや…お前今の状況わかってる?」

 

八幡は少し呆れていた。

少しすると摩利がやって来た。

 

「まさかお前が真面目に仕事するとは思わなかったよ…って森崎か、まだ懲りてないようだな」

 

摩利は森崎を睨みつける。

その瞬間、ようやく森崎は事態を理解して恐怖感で顔が引きつっていた。

 

「比企谷、こいつは私が話をしておく。巡回に戻っていいぞ」

 

「うっす」

 

八幡は摩利後の処理は任せてその場を去る。

 

「あっ、拘束したらどこに連れて行くか聞くの忘れてた…」

 

八幡は去ってから場所を聞くのを忘れてたことを思い出したが、もうないだろうと思い歩いていた。

 

「八幡さん!!」

 

深雪が大慌てでやって来た。

 

「えっ?何?どうしたの?」

 

八幡は深雪にいきなり大声で呼ばれる。

 

「大声を出してしまい申し訳ありません。巡回中ですか?」

 

「そうだけど…?」

 

「本当はお兄様にお願いしようと思ったのですが…」

 

ならお兄様にお願いしてくれないですかね…

 

「聞くだけなら聞いてやるぞ」

 

「私と同じクラスの光井さんと北山さんって覚えてらっしゃいますか?」

 

確か…校門前の時にいた奴らだったっけ…?

 

「お、おう」

 

「お昼会長が成績上位者が部活勧誘の標的になるって言っておられたので少し心配で」

 

ああ…なるほどそう言うことですか…ってこの流れアレですよね…

 

「もし何かあれば助けて上げて貰えませんか…?」

 

こうなりますよね…

 

「仕事の内だからな、もし見かけたら対処しておく…」

 

「ありがとうございます!では私はこれで戻りますね!頑張って下さいね」

 

深雪はそう言って去って行く。

 

「はぁ…」

 

校舎から出てみるとお祭り騒ぎどころではないぐらい人で溢れかえっていた。

 

「ぼっちにはキツい仕事だな…」

 

 

すると通信が入る。

 

 

『我だ、危険魔法使用者を一名逮捕した。今から連行するっ!!」

 

材木座は張り切って頑張っているようである。

 

「バイアスロン部だ!とられた!!」

 

大声で誰かが叫んでいた。

八幡の目の前をスケートボードの二人組が新入生らしき人達を抱えて通り過ぎて行った。

 

「八幡さん助けてーー!」

 

八幡が新入生らしき人に呼ばれたので見てみると先程深雪が懸念していた、ほのかと雫が抱えられていた。

 

「……」

 

八幡は深雪に頼まれているとはいえ、大丈夫だろうと思っていたのだが…

校内から出てすぐに二人が連れ去られているとこを見てしまい絶句する。

 

「助けないと氷像になりそうですよね…小町達にも言われたら俺の立場が…」

 

八幡は少し出遅れたが、すぐに追いかける為、慣性中和魔法と移動魔法を展開させて追いかける。さすがにスケートボード相手にはすぐには追いつかない。

 

「風紀委員が来たか、てか走って追いついてるとか何者っ?」

 

誘拐犯の一人が驚いている。

 

「八幡さん!」

 

「八幡さんどうやってそんなに早く走ってるの?」

 

ほのかは涙目になっていたが、追いかけてきた八幡を見て笑顔になり、雫は冷静に八幡に問いかける。

 

「そろそろしんどいんだけど…とりあえず止まってくれませんかね…」

 

八幡がそう言うが誘拐犯達は聞く耳を持たないむしろ楽しんでいるようである。

 

「これならどう?」

 

そう言って誘拐犯の一人がCADを取り出し魔法を発動しようとするが八幡は即座に反応し術式解体で魔法の発動を防ぐ。

 

「なんなのよあの子!!」

 

魔法を発動しようとした誘拐犯が少し怒り気味で文句を言う。

 

「少々強引かもしれないが…仕方ないですよね…」

 

八幡は減速魔法を使いスケートボードの車輪を一気に停止させた。

 

「おおっ!」

 

「まかせて!」

 

車輪は止まり誘拐犯達は前のめりになるが、誘拐犯の一人が魔法を使った瞬間、下から風が吹き上げて誘拐犯達は飛んだが、八幡はほのか、雫、誘拐犯二人に魔法を放つ。

 

先に設置型領域干渉を使用して相手の魔法を無力化し風を止めた。

重力強化の逆の効果である重力弱化を使用して四人にかかる重力加速度を弱めた。

 

「えっ?落ちない?」

 

「まるで無重力」

 

ほのかと雫は驚いている。

 

「何したのあいつ?」

 

「浮いてる…?いや少しずつ落ちてる…」

 

誘拐犯二人も驚いている。

そしてゆっくりと四人は地面に降りてくる。

 

「えっと…過剰な勧誘は禁止行為なんで、先輩方同行お願いします」

 

八幡は二人に同行するように告げる。

 

「お前達はバイアスロン部のOGの風祭に萬屋か!」

 

すると摩利が八幡達の元へやって来た。森崎はもう解放したようである。

 

「久しぶりだな摩利!」

 

萬屋が摩利に悪ぶれもなく挨拶する。

 

「比企谷、よくこの二人を止めれたな」

 

摩利は少し驚いてるが、八幡を賞賛する。

 

「なんなのよこの子!ってその子二科生じゃない!」

 

風祭が八幡を見て驚く。

 

「今年の新入生の風紀委員は二人とも二科の生徒だ。腕がいいだろ?ちなみに比企谷は陽乃さんのお気に入りだぞ?」

 

摩利は二人に告げる。

 

「は、陽乃のお気に入り??」

 

二人の表情が強張る。

 

魔王はここでも魔王をしてたんですかね…

 

「とりあえずお前達に話を聞く必要がある、ついてこい!」

 

そう言って摩利がOG二人を連れて行った。

 

 

 

「八幡さんありがとうございます!」

 

「八幡さんありがとう」

 

ほのかと雫はお礼を言う。

 

「仕事の範疇だ、気にすんな」

 

八幡はそっぽ向いて答える。

 

「八幡さんさっきの魔法は何?領域干渉はわかったんだけど」

 

雫は八幡の使った重力弱化について問いかける。

 

「……加重系統魔法だが?」

 

「八幡さんのオリジナル?」

 

八幡は詳細を言わずに答え、それに対して雫はさらに追求する。

 

「開発は材木座だけどな、俺はそれを使ってるだけだ」

 

八幡は基本材木座に任せているのであやふやな説明をするよりかは軽く説明するように心掛けている。

 

「あんな魔法見たいことない…八幡さんってなんで二科生なの?」

 

雫が問いかける。

 

「八幡さんは入試の時にわざと無駄な工程をいくつか増やしてたんですよね?」

 

いきなりほのかがハイテンションで横槍を入れて来た。

 

「えっ?」

 

「あっ…なんでもないです忘れてください…」

 

ほのかは顔を真っ赤にして俯いてしまう。

 

「光井が言っていることであってるが…なんで知ってるんだ?」

 

八幡は手を抜くために試験の時、工程数をわざと増やして魔法発動速度などを遅らせていた。それがほのかに見られていたようだ。

 

「いや…その…工程数を無駄に増やしているのに凄く自然で綺麗な魔法だったんで…」

 

ほのかは恥ずかしがりながら答える。

 

「綺麗なのか?」

 

「はい!」

 

八幡は理解できていないが問いただす気もなかったのでそのままスルーすることにした。

 

「私、バイアスロン部に入りたい」

 

雫がいきなりそう言いだした。

 

「えっ?」

 

ほのかはびっくりしたのか雫の方を見る。

 

「なら入ればいいんじゃねぇの?」

 

「ほのかも一緒なら」

 

何この子百合百合したいんですか…

 

「うーん…雫が入りたいならいいよ!」

 

ほのかは少し考えるが雫の提案を了承する。

 

「八幡さんバイアスロン部まで連れてって」

 

「えっ?やだよ…」

 

「風紀委員でしょ?また何処かに連れ去られるかもしれない」

 

軽く雫に脅される八幡。

 

「はぁ…ついていくだけだからな」

 

八幡は深雪に頼まれているのもあり、連れていくことにした。

 

「八幡さん、あの雪ノ下陽乃さんのお気に入りって本当?」

 

雫が先程、摩利が言っていたことを聞いていたみたいである。

 

「お気に入りっていうか…遊ばれてたというかだな…俺もよくわからん」

 

「私達と同じクラスの雪ノ下雪乃さんって妹でしょ?あの人も凄い人なのかな?」

 

ほのかが雪乃に少し興味を持っている。

 

「凄いんじゃねぇの?知らんけど」

 

「雪ノ下陽乃さんは別格だと思う。去年の九校戦のアイスピラーズブレイクの本選の決勝で使った<紅炎( プロミネンス)>は特に凄かった」

 

雫は少しテンションが高いようで得意気に話している。

 

「あれは凄かったね!」

 

プロミネンスって…名前からして恐ろしいですね…

 

「何が凄いって一年生の頃からアイスピラーズブレイクで自陣の氷柱を二本以上倒されたことがないこと」

 

雫のテンションが上がっていく。

 

「それにほとんどの試合を一分以内に終わらせる圧倒的な力は最大の魅力で<紅炎( プロミネンス)>を使った時の試合時間九秒だった」

 

あの人やっぱり化物だったんですね…

 

「そんなすごいんだな、知らなかった」

 

「八幡さん知り合いじゃないの?」

 

雫が今までのテンションじゃない勢いで八幡に詰め寄る。

 

「知り合いだけどあんまりそういうことは知らないんだよ…」

 

「一回でいいから会ってお話してみたい」

 

雫はどうやら陽乃のファンのようである。

 

「あの人のことだからその内此処に来そうな気するけど…」

 

今その辺歩いててもあの人なら違和感なさそうですからね…

 

話しながら歩いていると、バイアスロン部の所についていた。

 

「じゃあ俺は巡回戻るわ」

 

「八幡さんプライベートナンバー教えて」

 

雫が八幡に連絡先を聞いた。

 

「えっ?」

 

「また何かあった時用に」

 

「ない方がいいんだが…」

 

八幡は端末を取り出し、雫と連絡先を交換する。

 

「わ、私もお願いします!!」

 

ほのかも顔を真っ赤にして聞いてきた。

 

「お、おう」

 

二人と連絡を交換し、八幡はその場を後にする。

 

 

『司波です。第二体育館で逮捕者一名、負傷していますので、念のため担架をお願いします』

 

怪我させてるよ…お兄様…

 

八幡は心の中で突っ込みを入れて、第二体育館が近くだったので達也の様子を見にいくことにした。

 

 





森崎は少しずつ…少しずつです!w

優等生ネタは使いたかった…!

設置型領域干渉ですが、一部の空間に領域干渉を設置する感じだと思ってください…!
八幡がバイアスロン部のOGを追いかけていた慣性中和魔法と移動魔法は自己加速術式よりも早いと思ってください!
重力弱化については重力強化の反対の効果だと思ってください!
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