誤字報告ありがとうございます…!
良いタイトルが思いつかなかった…w
ではどぞー!
学校の近くのカフェに入った七人は、入部する部活の話や退屈な留守番の話をしていた。
そして次は風紀委員の三人の話だった。
「八幡さん、会長からお聞きしました。光井さんと北山さんのことを助けて頂きありがとうございます」
深雪は八幡にお礼を言う。
「仕事だから仕方なくだな…」
八幡はお礼を言われ少し照れているのか、そっぽ向いて返事をする。
「けど助けて頂いたことには変わりありません!」
深雪は少し前のめりになり八幡に詰め寄る。
「そ、そうだな」
「ちゃんと仕事してるのね、少し意外だわ」
「エリカちゃんそれは八幡さんに失礼だよ!」
エリカが八幡を見ながら話すが、美月が注意する。
「それに関しては同意だな、八幡ならサボってもおかしくないからな」
エリカの意見に同意したレオ。
「そんなことないわよ、八幡さんは真面目な方よ」
深雪はエリカとレオに誤解を解こうとする。
「最初に通信が入ったのも八幡であったからな、さすがの我も驚いたが…」
幼馴染の材木座も少し意外だったようだ。
「俺の味方は深雪と柴田さんだけかよ…」
味方がいるだけでちょっと嬉しくなるな…
「八幡の場合は日頃の行動がいけないんじゃない!」
「八幡、俺もそう思うぞ?」
マジかよ、お兄様…
「達也までそれを言うのかよ…」
「いや…俺が捕まえなかったら帰ってただろ」
そこまでハッキリ言わなくても…
「八幡さんどういうことですか!?」
深雪が達也の言葉を聞いて八幡に更に詰め寄る。
「いや…ちょっとした冗談じゃないですかー」
一色八幡降臨!!久しぶりに使ったな…うん…
「お兄様!八幡さんには少しお説教が必要だと思います!!」
「そ、そうだな、深雪任せてもいいか?」
「お任せくださいお兄様!」
「お前ら…」
何がムカつくって材木座がずっと頷いているのが一番ムカつくんだが…
「八幡さんあちらの席に行きましょうか、ここは皆さんの迷惑になりますので」
深雪は素晴らしい笑顔で八幡の横に立ち八幡を連行していった。
席を移動した八幡と深雪。
「八幡さん!どうしてサボろうなんてしたんですか?」
「いやそのアレがアレで…」
深雪の勢いに負ける八幡。
「しっかりしてください!風紀委員は名誉あるお仕事なんです、そんな覇気のないことでどうしますか!」
どうしたらいいんだよ…あいつら笑ってやがる…
八幡は達也達のいる席を見るとエリカとレオが腹を抱えて笑っていた。
「明日からはちゃんと行きます…」
「お兄様を少しは見習ってください!」
お兄様も結構不本意だと思うんだが…
「そうだな…悪かった」
八幡は素直に謝ることにした。
「わかって頂ければいいんです…それに八幡さんは私のお願いをちゃんと聞いてくださいましたし…」
深雪は少し赤くなり八幡に言う。
「い、一応、仕事の範疇だったからな、仕方なくだ」
氷像になるのは嫌だったからなんて言えない八幡。
「先程、八幡さんは何故遅れていたのですか?」
「達也から何も聞いてないのか?」
八幡は達也がなんて言い訳していたのか聞いていないので答えに困り、聞いてみた。
「少し遅れるとしか聞いてないので…それにお兄様も八幡さんをどこか心配してる様子でしたので」
「ちょっと葉山がいたから話していただけだ…」
変な言い訳は通用しないと思い、八幡は正直に深雪に話すことにした。
「またあの方ですか?八幡さんに何か失礼なことを?」
深雪が怒り、手に持っていたカップが凍り始める。
「お、落ち着けって…葉山一人だったから問題ない、風紀委員に入ったのがどうやら気に食わなかったらしいからな」
八幡はブランシュの事を深雪には伝えていないので、嘘をついた。
「そんなことで…森崎くんでしたか?あの人にも何か言われたと聞きましたが…」
深雪の元にも、森崎の情報も入っていたようだ。
「森なんとかさんについてはちゃんと対処したから大丈夫だ。葉山に関しても特に問題はなかったから安心してくれ」
「ならいいのですが…」
納得がいかない様子の深雪。
「その…心配かけて悪かったな、サンキューな」
八幡は深雪の頭を撫でる。
「八幡さん…」
深雪は頭を撫でられ顔を真っ赤にする。
「わ、悪い…」
お兄ちゃんスキル発動してしまった…お兄様に殺されるかも…
そう言って深雪の頭からすぐ手を離し、達也を見ると微笑ましくこちらを見ていた。どうやら怒ってはいないようだ。少し気まずくなる八幡。
「心配するのは当たり前です…あまり無理はしないでくださいね?」
深雪は顔を赤くし、俯きながら話す。
「無理はしない…むしろしたくないからな」
むしろ働きたくないでござる!
「でもサボりはいけませんよ?」
「善処します…」
その一方で達也達はその光景を見ながら話していた。
「説教してたんじゃなかったのか?」
レオが深雪の頭を撫でている八幡を見ながら問いかける。
「達也くんいいの?深雪取られちゃうよ?」
エリカか悪戯な笑みを浮かべ、達也に問いかける。
「どういうことだ?深雪も八幡に懐いてるからな、良いことだと思うぞ?」
達也は二人の光景を見ながら、深雪と八幡を見て少し嬉しい気持ちになっていた。
主に、深雪に自分以外にも心を許せる人ができたという嬉しさが大きかった。
「まるでカップルみたいですね…」
美月は顔を赤くしながら二人を見ている。
頭を撫でられ赤くなってる深雪と優しい表情で頭を撫でる八幡。
「悪ふざけはその辺にしろ、八幡がこっちに気づいたぞ?」
達也は八幡が見られていたのに気づいて少し気まずい顔になっているのを見て伝える。
「深雪、顔真っ赤じゃない」
エリカが深雪を楽しそうに見ている。
この後八幡と深雪が戻り、達也のキャストジャミング講座が始まり、全員が関心して聞いていた。
達也が偶然見つけた、二つのCADの同時操作によるキャストジャミングの応用の『特定魔法のジャミング』これにより、桐原の高周波ブレードを無効化した。
「新しい魔法を理論的に編み出したってすごいことじゃない?」
エリカが少し呆れた感じで告げる。
「オリジナルの魔法なら材木座の方がすごいと思うぞ?」
達也は空気になっていた材木座に声をかける。
「そうなんですか?」
美月が材木座の方へ向き問いかける。
「我はそういうのが昔から好きでな、色々実験しながら楽しんでおるのだ!」
「実験って自分でしてるの?」
エリカは材木座に問う。
「我ではない、主に八幡で試しておる!」
その瞬間、深雪以外が八幡に軽く同情した。
他にも小町や水波や亜夜そして真夜までもが犠牲になることが稀にある。その後は容赦なく怒りの鉄槌が材木座に下る。
「八幡の方が色々と試しやすいのでな、助かっておる!」
「人聞きの悪いこと言ってんじゃねぇよ…」
八幡が材木座に少し呆れた感じで話す。
「材木座さん、どういうことですか?」
深雪は材木座を冷たい眼差しで見つめながら問いかける。
「いや…そのですね…八幡がしていいって言ったからです」
材木座は普通に答えた。
「そうなんですか?八幡さん」
「小町達を実験台にさせるわけにはいかないからな…」
昔それで小町を泣かしやがったんだよな…あの時は本気でキレた。うん。
「まさか…小町ちゃん達にもその様なことを…」
深雪は材木座の実験台に小町使っていたことに驚く。そして真夜達から洗礼を受けていたことを内心理解した。
「けど最近は、実用性はあるかはわからんがちゃんとした魔法を作ってるぞ。ネーミングセンスだけが未だに変わらないんだが…」
「ちなみにどのようなものが…?」
美月が恐る恐る材木座に問う。
「例えば…
八幡が一つだけ例にあげる。
これは実際材木座が使う魔法である。
「す、すごく個性的なネーミングセンスですね」
美月は少し顔が引きつっているような感じがするが、笑顔を作り返事をする。
「ねぇねぇ!材木座くん私になんかCAD作ってくれない?遊び用でもいいからさ!」
エリカが遊び半分で材木座に頼んだ。
「どういうCADがいいのだ?」
「武装一体型で日本刀がいいかな?遊び用で使いたいから」
遊び用で日本刀ってどういうことなんですかね…ちょっと人殺してくるとか言っちゃうの?
「ほむん!我に任せておけ!」
材木座がエリカのCADを作ることが決まった。
この後レオにもCADを作ることになり、材木座の実験の犠牲者が二人増えたのは後にわかることである。
この後他愛もない話をして解散となる。
「八幡、今日はこっちの家にこないか?」
達也は八幡に自宅に来るように提案する。
「少し、調べたいことがあるからな…今日はやめとくわ」
八幡はその提案を断る。材木座がヘマをした理由を調べなければならない。
「何かあったのか?」
達也は勘付いていたのか八幡に問いかける。
「材木座がヘマをしたかもしれん…」
達也にしか聞こえないくらいの声で八幡は告げる。その瞬間、達也の表情が強張った。
「俺も協力するぞ?」
「深雪のことはどうするんだよ…」
深雪のことを放っておくわけにはいかない。
「そうだな…なら八幡の家に行ってもいいか?俺も協力させてくれ」
達也は八幡に協力したいと告げる。
「深雪には上手く言ってくれよ…俺は水波に連絡をしとくから」
達也は深雪の元へと行ったので、八幡は水波にメールを入れた。
家に帰った八幡達は、少しリビングで全員と雑談し、男三人で地下の工房に集まっていた。
「それでどういうことだ?」
工房へつくなり達也は八幡に問いかける。
「材木座…お前、ブランシュの件調べてること雪ノ下達にバレてるぞ…」
八幡は材木座を見ながら伝える。
「ど、どういうことであるか?我のセキリュティは万全であるぞ?雪ノ下嬢が割って入れるほどヤワではないのだぞ?」
材木座は慌てて弁解する。
「やはり何か言われていたんだな」
達也は予想が的中していたようである。
「ブランシュの件を雪ノ下家が処理しようとしてるみたいだな」
八幡は真由美に聞いたことを話す。
「だが、何処でバレたんだ?」
達也は疑問に思う。四葉が管理するネットワークを他の十師族ですら看破出来ないのに、雪ノ下家が看破出来るはずがない。
「材木座ここ以外でブランシュについて調べたか?」
「昨日だな、本邸から自宅へ帰った時に調べていたぞ?」
昨日四葉本邸から帰ってきた時に材木座は家に久しぶりに帰っている。
「お前の家は大丈夫なのか?」
「ここほどではないが、かなりのセキリュティであるぞ?」
「確かお前の家マンションだったな…」
八幡は少し思い当たるところがあるようだ。
「マンションがどうかしたのか?」
「雪ノ下建設が建てたマンションか調べられるか?」
八幡は少し懸念していた。
雪ノ下建設が建てた建物なら何か細工がしてあってもおかしくはない。
材木座が住んだことは偶然であるのだが、情報を集める為に、建物に細工をすれば色々な情報が得られる。
情報はかなりの武器になる、もしそうであれば雪ノ下家の情報量はかなりの物になりそうだ。
「俺が調べよう。材木座、端末を借りるぞ。マンションの名前はわかるか?」
八幡は材木座のマンションの場所を教え、達也は端末を操作して情報を集める。
「我は…」
材木座は落ち込んでいる。もし今回が材木座の失態なら、今までで一番の失態である。
「四葉の情報は向こうでは扱ってないな?」
「それは徹底しておる…」
八幡は材木座に問いかけ、四葉の情報はマンションでは扱っていないようだ。
比企谷家以外では扱わないように真夜からキツく言われている為、守っている。
「わかりにくいが、雪ノ下建設が関わってる確率が9割はあるな」
達也は調べ終わり、八幡達に告げる。
確信ではないが9割ならほぼ確定的である。
「マンションに細工がされているのか…」
「その可能性が高いな。材木座、ブランシュの情報は何処まで調べていたんだ?」
達也が材木座に問いかける。
「アジトの場所は大方絞っておったぞ、構成員にはまだ辿り着けてはないがな…」
つまり雪ノ下達にブランシュのアジトの場所がバレた可能性が高い。
「四葉の情報が出回ってたらやばかったな…」
八幡は四葉の情報が漏れてないことに少し安心する。
「だが、どうするんだ?このままブランシュを俺達が処理してしまうと色々厄介になりそうだぞ?」
達也は最悪のことを想定して考えている。
「雪ノ下達が処理してくれるのを待つか…?」
八幡は提案する。
「それが一番いいが、真夜叔母上には説明しないといけないと思うぞ…?」
八幡は真夜からのお願いで動いている。
ゴミ掃除は八幡が小町の為にやることであるが、提案してきたのは真夜である。
命令であれば、四葉としての仕事として雪ノ下家など関係なく処理しなければいけないが、今回はお願いである。
伯母からお願いであって当主としての命令じゃない限り静観するのも一つの手である。
「そうだな…とりあえず母ちゃんに相談するしかないか…」
「亜夜叔母上から言ってもらったほうがいいだろうな、材木座もそれでいいか?」
達也は材木座に確認をとる。
「うむ…今回は我の失態である…」
材木座はかなり凹んでいて、ハイテンションないつもの姿が見る影も形もない。
「母ちゃん呼んでくるわ…」
八幡は重い腰を上げて亜夜を呼びにいく。
材木座が失態をしてしまいました。
雪ノ下家の情報量は、中々ありそうな感じですね。
バレたらすごいことになりそうですがw
ふと最近気付いたことが一つ…
俺ガイルの原作で、川なんとかさんがバイトしてた件について…
高校時代をそのまま中学にもってきているこの作品ですが…
中学生が朝帰りってバイト設定はキツいと気付いてしまいました(何か早急に考えないと)
次回!材木座死す!!(嘘ですごめんなさい)