八幡は魔法科高校に入学する。   作:丹下

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誤字報告ありがとうございます!!





ではどぞー!


重力支配

 

達也たちは小野遥に図書館に壬生たちがいると聞いて、図書館に向かっていた。

 

「お兄様、八幡さんに連絡をします!」

 

「頼む!」

 

深雪は八幡に電話をかける。

 

少しコールしたらすぐに出た。

 

「もしもし、八幡さん。深雪です」

 

「今は第二体育館だ、そっちの様子は?」

 

八幡は無事にバイアスロン部の部員を第二体育館まで送り届けたようだら、

 

「今、小野先生からの指示で図書館に向かっています。八幡さんはこれそうですか?」

 

「そうか、ならそっちに向かう。それより深雪、雪ノ下達を見てないか?」

 

八幡は深雪に雪ノ下達の事を問いかける。

 

「いえ、見ておりませんが…何か問題が?!」

 

深雪は慌てて八幡に問い返す。

 

「いや、知らないならいい。あいつらにあったら用心してくれ、まぁ俺がいなかったらあいつらも馬鹿なことはしないとおもうが…」

 

「わかりました。そのように伝えておきます」

 

「助かる。俺もそっちに向かう…って言ってもすぐに終わりそうだが」

 

「お兄様がいらっしゃるのですから、わざわざ八幡さんのお手を煩わす可能性は低いと思いますが、お待ちしてますね」

 

深雪は八幡との電話を切った。

 

「八幡さんは今から図書館に向かってくださるそうです。それと雪ノ下さん達に気をつけろと言っておられました」

 

深雪は達也に八幡からの伝言を伝える。

 

「ブランシュだけではなく、そっちも気にしないといけなかったな…」

 

達也は全員に注意を呼びかけた。すると図書館の目の前で乱戦が繰り広げられていた。

 

「パンツァァー!」

 

レオが乱戦を見つけるなりその中に突っ込んでいってしまった。

 

「西城殿!!」

 

「ここは任せとけ!!」

 

材木座がレオに加勢しようと声をかけたが、レオ一人でやるというのでその場は引いた。

 

「レオ先に行ってるぞ!」

 

「おうよ!」

 

達也もレオなら大丈夫だろうと判断してその場を任せて図書館へ入っていく。

すると入るなり、銃声が聞こえる。

 

「おっ!中で派手にやってるね〜」

 

エリカが楽しそうに銃声を聞いて中に入ろうとする。

 

「千葉殿、待たれよ」

 

材木座はエリカより先に中に入っていたが、すぐに出てきた。

 

「どうしたの?」

 

「雪ノ下嬢達が応戦しておる」

 

どうやら先に雪乃と結衣が到着してたようだ。ブランシュのメンバーを丁度片付けた所だった。

 

「へぇ〜。言うだけの事はあって中々やるじゃない」

 

エリカは二人が応戦している姿を見て少しだけ賞賛する。あくまでも魔法の使い方を賞賛しているだけであるが。

 

「貴方達、ここは私たちで十分よ。引きなさい」

 

雪乃は達也たちの姿を見て告げる。

 

「なんですって!」

 

エリカが突っかかってしまった。

 

「聞こえないのかしら、貴方達は邪魔と言っているの」

 

「そうだよ!これはゆきのんと私でやるから黙ってるし!」

 

雪乃と結衣はこの場を譲る気はないようである。

 

「お兄様…」

 

「風紀委員の司波です。一般の生徒がそこまで出る必要はありませんので、この場は俺と材木座に任せて頂けたらと」

 

達也は風紀委員会として、二人にこの場から立ち去れと遠回しに言う。

 

「お前たちは、外で待っててくれ」

 

達也はエリカと深雪にそう告げて、材木座と奥へ入ろうとする。

 

「ウィードの癖に調子乗んなし!!」

 

結衣がCAD操作しようとする。

 

「………由比ヶ浜結衣…お兄様を愚弄するおつもりですか…後悔するがいい…」

 

深雪が怒りを露わにした瞬間、結衣が地面に叩きつけられ、深雪は少し驚いた表情をする。

 

「深雪も落ち着け…こいつらは俺が引き受けるから…」

 

急いでやってきた八幡が深雪の頭に手を置いて宥めるように話しかける。

 

「八幡さん…ですが!この者達はお兄様を!」

 

深雪は煮え切らない思いで、八幡に詰め寄る。

 

「それでお前が手を汚したとして、達也は喜ぶのか?」

 

「それは………申し訳ありません」

 

八幡の言葉に納得し、深雪は怒りを抑える。

 

「由比ヶ浜さんになんてことを…」

 

雪乃は地面に叩きつけられた結衣を見て怒りを露わにした。

 

「あー…それは悪かった。だが、あれは確実に攻撃的な魔法を使用しようとしたから止めただけだ。……深雪は達也と先に行ってくれ」

 

少しやり過ぎたかも知れなかったですね…でもあのままじゃ氷像完成してたから仕方ない…

 

「わかりました…」

 

「行かせると思ってるのかしら」

 

深雪は八幡にこの場を託して達也と共にその場を後にしようとするが、氷柱が二人を襲う。

 

「早速これを使うことになるとはな……フハハハハハハ!!!裂けろ!鬼灯丸(ほうずきまる )!」

 

材木座が高笑いし、裂けろと叫ぶと鬼灯丸(ほうずきまる )が両サイドの部分が分裂し、氷柱を粉砕した。

 

「なっ!」

 

雪乃は氷柱が破壊されたのに驚く。

 

「お兄様、あれは?!」

 

深雪も少し驚いた様子である。

 

「あれは、硬化魔法を応用した技だな。槍を分裂させて相対位置を固定してるいるんだろう。それに二つ分裂させているということは、並行して硬化魔法を使ってるってことだな」

 

達也は少し関心しながら、材木座の鬼灯丸(ほうずきまる )のことを深雪に解説する。

 

「材木座さんってすごい人なんですね…」

 

「深雪…今気付くことではないと思うぞ…?」

 

達也は深雪の材木座に関する無関心さに少し呆気にとられが、先を急ぐことにしその場から立ち去る。

 

「雪ノ下、ここは引いてくれ」

 

「私が貴方の言うことを聞くと思ってるのかしら…」

 

再び雪乃がCADを操作し、先程とは違い小さめの氷の玉を生成し、八幡目掛けて放つ。

 

「八幡!!」

 

「千葉殿、八幡なら大丈夫である!」

 

エリカが咄嗟に声をかけ八幡の元へ行こうとするが材木座がそれを止める。

 

「お前の魔法に対して、俺の魔法は相性がいいみたいだな」

 

雪乃の放った氷の玉は八幡の前で、急降下し地面に落ちた。

 

「っ!まだよ!!」

 

雪乃は次々に氷の玉を生成して、全方位から八幡目掛けて放つが…全て八幡には届かなかった。真上から来た氷の玉に関しては八幡の頭上を斜め避けてるように飛んでいく。

 

「材木座くん、あれは何なの?」

 

エリカも驚いた様子で、材木座に問いかける。

 

「けぷこんけぷこん!あれが<重力支配(グラビティ・ルーラー )>本来の使い方である。領域型重力操作魔法であるぞ」

 

材木座が<重力支配( グラビティ・ルーラー)>と名付けたのはこの為である。

八幡はその名前が嫌で、重力強化と重力弱化と分割して名称を変えて使い分けている。

他にも色々使い方があるようだ。

 

「つまり、重力を操ってるってこと?」

 

エリカは八幡が重力魔法を使えるのは知らなかった為、よくわかっていない様子である。

 

「いかにも!千葉殿は、八幡が得意としている魔法を知らなかったであるな。今から説明しようではないか!」

 

「 なんか長くなりそうだから、今は聞くのやめとく…」

 

エリカは興味があったが、材木座が語ると長くなりそうなので今は聞かないことにした。

 

「そ、そうであるか…」

 

材木座は少し残念そうにしているが、この場はエリカが正しいだろう。

そして二分程、雪乃は氷の玉を生成し続け、八幡に放つが一つ足りとも届かなかった。八幡の周りはボコボコになっている、直撃していたら重症間違いない程の威力であった。

 

「はぁはぁ…」

 

雪乃はサイオン量が少ない為、すぐに枯渇してしまう。CADがあるからといっても何回も使うのには限界がある。

 

「それ以上魔法を使うのはさすがに危険だ、雪ノ下…」

 

八幡は雪ノ下が限界に来ていることに対して、指摘する。このままでは魔法師として生きていけなくなる。

 

「貴方に私の何がわかるのかしら…私は雪ノ下家の次期当主なのよ…貴方相手に負けるわけには行かないのよ!!」

 

雪乃は再び大きな氷柱を八幡の頭上の上に生成し、落とす。もろに直撃すれば即死レベルの魔法だが、それも八幡の頭上の上で粉々に砕けた。

 

「俺は別にお前と争うつもりなんてないんだが…」

 

八幡は特化型CADを出して、頭上の上の氷柱を重力破壊( グラビティ・ディストラクション)で破壊し、雪乃に告げたが…雪ノ下は限界がきたのかその場に倒れた。

 

「ゆ、ゆきのん!」

 

気を失っていた結衣は、雪乃が目の前で倒れたタイミングで気を取り戻した。

そして、雪乃の状態をみて慌てて声をかける。

 

「ヒッキー…ゆきのんになにしたの…」

 

結衣は八幡を悲しい目で見る。

 

「雪ノ下が魔法を使いすぎただけだ。命には別状はないだろ」

 

八幡は結衣に答える。

魔法を連続して使った為だが、命には別状はないだろうと判断した。

 

「嘘だ!ゆきのんにヒッキーが勝てる訳ないよ!あんなに辛い魔法の練習をしてきたゆきのんに、何もしてないヒッキーが勝てるわけない!!!」

 

結衣は少し暴走して八幡に怒鳴りつける。

 

「俺も魔法の特訓ならしてきたんだが…」

 

八幡も小さい頃から父親に魔法の使い方を叩き込まれていた。材木座も一緒に特訓していたが、八幡はその倍以上は特訓をさせられている。四葉として、なにより八幡自身の為に父親が心を鬼にして叩き込んだ。

 

「うるさい!!どうせ隼人くんもヒッキーがなんかしたからなんでしょ!!私の周りの人を次々と私と引き離してなにが楽しいの!!それにゆきのんまでこんなことを…」

 

結衣は八幡にそう言いながら泣いてしまった。

 

「………材木座、雪ノ下を保健室まで連れていってくれ」

 

「……しかし八幡よ、今のを放っておいてよいのか…」

 

「いいから連れていってやってくれ。あいつらがまた変なこと言わないとは限らないから風紀委員会として連れていけ」

 

八幡は材木座にそう頼むが、材木座もさすがにこれでいいのかと問うが、八幡に言われたので仕方なく、雪ノ下達の元へいく。

 

「中二がゆきのんに触んなし!!!」

 

結衣は雪ノ下を担ごうとする材木座に怒鳴りつけ、自分で雪乃を担いで歩いていった。その後ろを材木座がついていく。

 

「八幡が、二科生になった理由がちょっとわかったかも」

 

エリカがボソッと呟いた。本当の理由はそうでなくても実際は八幡が二科生で入学したのは結果的によかったのかもしれない。

今の雪乃と結衣の行動を見た、エリカもそう思ったのだろう。

 

すると壬生が慌てて走ってきた。達也と深雪は取り逃がし、あとはエリカと八幡に任せたということだろう。

 

「八幡、あの人は私に任せてくれないかな?」

 

エリカは壬生の相手をさせろと八幡に問いかける。

 

「もう俺は働きすぎた…もう何もしないまである」

 

「はいはい、ご苦労様」

 

エリカは八幡を軽く流し、壬生の前に出た。

 

「セーンパイ。はじめまして〜」

 

エリカはニコニコと微笑み壬生に声をかける。

 

「……誰?」

 

壬生は警戒心をむき出しにしてエリカに問う。

 

「一年E組の千葉エリカです。念のために確認させてもらいますが、一昨年の全国中学女子剣道大会準優勝の壬生紗耶香先輩ですよね?」

 

エリカが壬生に問いかける。

 

「……それがどうかしたの?」

 

「いえいえ、どうもしませんよ?ただ確認したかっただけです」

 

八幡は腕を後ろに回してるエリカの手を見た。

 

えっ?日本刀ですか?どこから拾ってきたんですかね…今から殺し合いでもするんですか…やだ帰りたい…

 

「……急いでるの、通して…っ!風紀委員!」

 

えっ?今気付いたんですか?結構堂々としてたつもりだったんですけど…ついに素で存在を消せるようになっちゃったのか…

 

「いや、どうぞ続けてください。もう俺働きたくないんで…」

 

八幡は驚いて少したじろぐ、壬生に告げる。

 

「この風紀委員の子もそう言ってることよ!そこを通しなさい!」

 

なんか俺、あの人の味方みたいになっちゃってるんですけどいいんですか…?

 

「一体どちらに?」

 

「貴女には関係ないでしょう」

 

「答えるつもりはないと…いうことですね?」

 

「そうよ」

 

壬生の問いを聞いたエリカはニコニコしだす。

 

「交渉決裂ですね」

 

エリカは楽しそうに壬生に告げ、壬生は近くに置いてあったスタンバトンを拾いエリカに向けて構える。

 

「そんなに焦らなくても、得物を手に取るくらい待ってあげるのに…」

 

「退きなさい!痛い目を見るわよ!」

 

「これで正当防衛成立かな、風紀委員の目の前でやることじゃないんだけど」

 

エリカは片手に持っていた刀を投げ捨て、警棒を構える。

そこからはエリカが圧倒した。

流石は千葉本家の娘なだけはあり、壬生も決して弱い相手ではないがエリカの方が実力があったということである。

 

「ゴメン、先輩…骨が折れているかもしれない」

 

「……ひびがはいってるわね。いいわ、手加減できなかったってことでしょう」

 

「うん。先輩は誇ってもいいよ、千葉の娘に本気を出させたんだから」

 

「そう…貴女があの千葉家の人だったの」

 

そう言って壬生は意識を手放し、それをエリカが支えた。

 

「お疲れさん」

 

八幡はエリカに労いの言葉をかけた。

 

「じゃあ八幡、壬生先輩よろしく〜」

 

「はっ?」

 

八幡はエリカの一言に驚く。

 

「か弱い女の子に担いで行けっていうの?」

 

「全然か弱くなかったんだが…」

 

八幡の言う通り、今のを見てか弱い女の子とはとても言い難い。

 

「いいじゃない!壬生先輩みたいな綺麗な人を抱きかかえれるのよ?」

 

「いや…別にそういうのはいらないから…」

 

結局この後、達也たちが降りてきて達也が壬生を抱きかかえて保健室まで連れて行くのであった。

 

 

 





入学編も残りわずかとなってきました!(多分後3〜4話で終わるはずです!)

今回八幡の魔法の詳細?的な感じにしてみました。
重力支配の由来って感じですかね。
領域型重力操作魔法です!
設定した領域内での重力の操作が自由自在って感じですね!頭上の上を斜めに落ちて言ったのは加速魔法で向きを変えてると思ってください。


材木座の裂けろ!鬼灯丸に関しては、原作でレオが使っていた小通連と原理は同じですw
これから色々別の使い道が出てくるかもしれませんが…
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