八幡は魔法科高校に入学する。   作:丹下

4 / 42
設定で少し間違っていたところがあったので修正しておきました…!

誤字報告もありがとうございます!!




ではどぞー!



シスコンブラコンの家系

その夜、比企谷家では…

 

 

「お久しぶりでございますご当主様、小町様と八幡様はこちらでございます。」

 

水波が真夜を迎え入れた。

 

「水波さんお久しぶりね、それにしても水波さんだけお迎えに寄越すなんて…」

 

その瞬間比企谷家の気温が10度は下がった。

 

「ま、ま、ま、ま、真夜殿!!」

 

何も聞かされていない材木座と真夜が鉢合わせてしまった。

 

「あら、義輝さん貴方も此処にいたのね…」

 

「あ、いや…その、我は…」

 

真夜は不敵な笑みを浮かべて材木座は冷や汗をだらだらと滝のように流している。

 

「貴方にも話しがあったんです。来なさい」

 

「はい!!」

 

真夜の前では材木座も中二病全開とはいかない様である。

 

「あっ!真夜伯母さんお久しぶり!」

 

小町は真夜に気軽に話しかける。そう小町は真夜の超お気に入りである。

 

「小町さん、お久しぶり会いたかったわ」

 

「小町も会いたかった!あっ、今の小町的にポイント高い!」

 

「ふふっ、それよりも八幡さんは?」

 

八幡の姿がないことを小町に聞く真夜。

 

「ごみぃちゃん早く出てこないと知らないよ?」

 

小町が問いかけても姿を現さない八幡。

 

「逃げたのかしら?外には葉山を待機させてあるから捕まえられるわね」

 

「ごみぃちゃん?出てこないなら小町の記憶を全て消してあげるね」

 

そう言って小町はCADを取り出す。

 

「すいませんでした…」

 

何もない所からいきなり土下座した八幡が現れる。

 

「あら八幡さんそこにいたのね…」

 

八幡を睨みつける真夜。

 

「ひぃや…そのこれはアレがアレで…」

 

「とりあえず正座なさい、義輝さんもね」

 

「は、はい!」

 

八幡と材木座は仲良く正座をして並んでいる。小町と水波はその光景を見てクスクス笑っている。

 

「今の魔法はなんですか?」

 

真夜は先程八幡が使った魔法が気になり問いかける。

 

「今のはステルスヒッキーといいまして…相手の認識を逸らすことができます…」

 

真夜はそれを聞いて目を見開く。

真夜は魔法師の中でもかなり優れている人物である。その彼女が目の前の八幡を認識出来なかったのである。

 

「相変わらず凄いわね…」

 

真夜は呆れた感じ八幡に答える。

 

「でもそれ欠点だらけなんだよね、ネーミングセンスもないし!さすがごみぃちゃん!」

 

小町ちゃんそんな事言わなくてもいいよね?中学の時に頑張って付けた名前だよ?

 

「欠点があるのかしら?」

 

「はいはーい!小町がお答えします!」

 

小町が元気良く手を上げて説明を始める。

 

「まず消費するサイオン量が馬鹿みたいに多いです。発動させるまでに1時間かかります。ステルスヒッキー中は他の魔法が一切使えません!それにこの効果の内容を知ってる人には通用しないであります!」

 

欠点だらけだけど…強いと思うんだけど…発動させるのに1時間かかるのはアレだけど…

 

「実用性に欠ける魔法ね…」

 

流星群とか降って来たら瞬殺されるね…あれ?ステルスヒッキー使えない…

 

「で、今日はなんでここに…?」

 

「小町さんに聞いてないのかしら?」

 

「小町は教えてくれなかったです…」

 

「はぁ…貴方が二科生として入学した事に対して少し話をお聞きしたくて」

 

あれ?手を抜けって言ったの真夜伯母さんだよね?

 

「手を抜けって指示があったので…」

 

「手を抜けとは言いましたが、二科生になれなんて言ってませんわよ?貴方もです義輝さん」

 

「はひぃ!」

 

不意に材木座も突っ込まれ訳のわからない返事をする。

 

「いやまさか第一高校に数学があるなんて思わなかったもので…」

 

「はぁ…まだ数学ができないのかしら…貴方達には罰が必要ですわね」

 

えっ?罰?入学できたんだし普通はお祝いじゃないのん?だからこの人結婚できないんだよ!!

 

「私が結婚できないって誰が決めたのかしら?」

 

………べっー!心読まれた…もうやだ…

 

「真夜伯母さんはいつ見ても綺麗です。周りの男が見る目がなさすぎます」

 

マジで!見た目だけならまだ20代でも大丈夫!真夜叔母さんが結婚できてないんだ、平塚先生が結婚出来てない理由もわかる気がする。

 

「嬉しいことを言ってくれるじゃない、私の旦那にしてあげますわよ?目が腐ってても構いませんわ」

 

「お断りします…ってナチュラルに人の目勝手にディスらないでもらえますか…」

 

腐ってるとか本当に辛辣…泣いちゃうよ?

 

「ふふっ、冗談よ。で貴方達にやって貰いたい事は2つありますわ」

 

2つも?何やらされちゃうの?ってか働きたくないんですけど…

 

「まず、今週末に亜夜の代わりに本邸まで出向いて貰い、あの子の仕事をしてもらいます」

 

へっ?四葉の本邸までいくの?マジで?ってか母ちゃんの仕事を何故俺達がやらないと行けないんだよ…

 

「2つ目は第一高校にブランシュの下位組織エガリテの構成員が潜入しているみたいです、貴方達にはエガリテではなくブランシュの排除をお願いします」

 

えっと…ブランシュってなんですか…?

 

「えっとブランシュって…?」

 

「義輝さん貴方なら知っているでしょう?説明しなさい」

 

「義輝におまかせー!☆」

 

よくこの雰囲気でそんな事言えるよなお前……その辺は本気で尊敬する…

 

「ほむんっ!ブランシュというのはだな、表向きには魔法師と一般人の社会的差別の撤廃を掲げ反魔法活動をしておるのだ、だがその裏ではテロ活動を行っておるらしいだ」

 

テロ組織ってこと?えっと…テロ組織を2人で潰せと…?

 

「テロ組織を壊滅させろと言うことですか…?」

 

「そうよ、お願いできるわね?」

 

「いや…そのアレがアレでアレなんで…」

 

できるできないの前に働きたくないよ…

 

「小町さんが入学するまでに第一高校のゴミは排除するんじゃなかったかしら?」

 

テロ組織が第一高校に潜入してる。このまま放っておくと小町に被害が…

 

「テロ組織ぐらい潰してやります!」

 

「相変わらずのシスコンね…どうしてウチの家系はシスコンやブラコンが多いのかしら…」

 

シスコンブラコン=四葉じゃなかったのん?真夜伯母さんも深夜伯母さんも母ちゃんもシスコン全開だったじゃないですか…って今も…

 

「義輝さんも同意と見てよろしいですか?」

 

「八幡1人にやらせる訳にはいかないのでありますので、我が名は剣豪将軍!材木座義輝なり!戦場の1つや2つお任せください当主殿」

 

寧ろ、こいつ1人でやってくれるんじゃないですかね…小町の為だから俺も頑張るけど。

 

「お願いするわね」

 

「お兄ちゃん!気をつけてね?やり過ぎたらダメだよ?」

 

お兄ちゃんの心配じゃなくて相手の心配しちゃうの…?

 

 

「それと……雪ノ下家のご令嬢も第一高校に入学してるみたいですね」

 

真夜が鋭い目付きになり八幡に問いかける。

 

やっぱりその辺の情報はしっかり掴んでいるんですね…

 

「お兄ちゃん!小町そんなこと聞いてないよ!どういうこと?!!」

 

「八幡様!私も聞いておりません!」

 

小町と水波が凄い形相でこちらに問いかける。

 

こうなるからね…あまり言いたくなかったんだよ…

 

「小町も水波も落ち着け、雪ノ下と由比ヶ浜後葉山も第一高校に入学しているが、別に問題ない」

 

関わらなければいい話だからな…

 

「問題ないとはどういうことかしら」

 

「あいつらは一科生なんで、接点はほぼなくなるでしょう。校内ではCADの携帯は許可されていませんし問題はあまり起こらないかと」

 

暴言とかは聞き流せば良いだけだし、長年のぼっち生活で俺の聞き流しスキルは半端ない。

 

「つまり八幡さんが雪ノ下家如きに見下されるということでしょうか?」

 

四葉が雪ノ下に馬鹿にされる事になっちゃうね…それはあまりよろしくないのかな…ないですね。

 

「けど、四葉だと隠している以上はこの立ち位置がベストかと…」

 

「やはりあの時雪ノ下家を潰しておけばよかったかしら…」

 

なんて物騒なこと…あれくらいのことで潰さないでほしいです…

 

「真夜伯母さん!小町があの人達全員廃人にするよ!!!」

 

小町ちゃん?そんな物騒なことしないで?お兄ちゃんそんな子に育てた覚えないわよ?

 

「小町がそこまでする必要はない、何かあればこちらで対処するから」

 

小町が出るとそれはもうすぐに終わるけど、そこまでは望んでないから…

 

「八幡さん?前の時みたいになることは許しませんわよ?あんな貴方を此処にいる全員見たくないはずです。それに、次はないですわよ?そうなれば四葉を総じて雪ノ下家を潰します。」

 

そこまでしなくてもいいんじゃないですかね……

 

「わかりました。とりあえずはこちらからは手を出したりするつもりはないんで、降りかかる火の粉を払う程度で済ませます。」

 

あいつらもそこまで馬鹿じゃないと思いたい…

 

「それにしても雪ノ下家と関わりのある葉山って方はウチの葉山さんとはえらい違いね」

 

それは本気で共感できる。うん。

 

「義輝さん何かあったらすぐ報告するんですよ?」

 

「御意!」

 

下手なことしたら筒抜けになるか…材木座は真夜伯母さんに絶対服従だからな…

 

 

 

 

 

この後は材木座が真夜伯母さんにいじめられているのを俺、小町、水波、葉山さんで観賞しながら夜ご飯を食べていた。

 

 

 

 

 

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

 

 

 

その頃達也と深雪は…

 

 

深雪が着替えを済ませリビングにやって来た。

 

「お兄様、今コーヒーを入れますね」

 

「何かあったのか深雪?」

 

不機嫌そうにリビングにやって来た深雪にいち早く気付き声を掛ける達也。

 

「あの人達から先程電話がありました…入学祝いだとか…それで…お兄様のところには…」

 

 

「ああ、親父と小百合さんの事か…いつも通りだよ」

 

深雪はその言葉を聞いて怒りを露わにする。

 

「全くあの人達は…お兄様にはメール一本もなしですか…」

 

深雪の周りが見る見るうちに凍っていく。

 

「深雪寒いわよ?落ち着きなさい」

 

2人しかいないはずの家に誰かがいる。

 

「あ、亜夜叔母様!!」

 

深雪はびっくりして大声をあげる。

今ここにいるのは比企谷亜夜、八幡と小町の母親である。

この2人の前では四葉亜夜と名乗っている。

 

「お久しぶり、ごめんね中々顔を出せなくて」

 

「いえ!わざわざ来ていただきありがとうございます!」

 

深雪は笑顔で亜夜に頭を下げる

 

「入学おめでとうございます。深雪、総代の答辞素晴らしかったみたいねさっき達也から聞いたわよ」

 

そう言って深雪の頭を撫でる亜夜

 

「亜夜叔母様にも聞いてほしかったです…それよりも今日はどうしてこちらに?」

 

深雪は普段忙しい亜夜がわざわざここに来たのが不思議だった様だ。

 

「私の可愛い可愛い甥と姪が入学式なのに顔を出さない訳にはいかないでしょ?」

 

「亜夜叔母様!!」

 

深雪パァとした笑顔になり亜夜に抱きつく。

 

「ふふっ、達也も改めておめでとう。入学祝いに今度の休み何処か出掛けないかしら?」

 

深雪を抱きかえしながら亜夜は2人に問いかける。

 

「ありがとうございます亜夜叔母上。俺は大丈夫です、深雪はどうだい?」

 

「深雪も全然大丈夫です!でも亜夜叔母様は忙しいのでは…?」

 

深雪は忙しい身の亜夜を気遣うが。

 

「心配しなくても大丈夫よ、今週末は私の代わりに優秀な2人が仕事をしてくれるみたいなの」

 

その2人とは…誰なのか深雪と達也は知らない。

 

「今週末が楽しみです!ね!お兄様!」

 

「そうだな、亜夜叔母上本当にありがとうございます」

 

深雪は満面の笑みで喜び、達也は感情がない為喜びはしないが深雪が楽しみにしている姿を見て笑みをこぼしていた。

 

 

 

 

 

「気にしなくていいの。あなた達の折角の入学祝いなんですから、深雪、夜ご飯一緒に作りましょうか?」

 

「はい!」

 

深雪は亜夜の腕にくっつきながら台所へと向かっていった。

 

 

 

 

 

「深雪は亜夜叔母上の事が本当に好きだな」

 

達也はそんな深雪の姿を見て笑みをこぼしていた。

 




叔母さまお二人に登場していただきました!

八幡と材木座が亜夜の代わりに働いている間、達也と深雪が亜夜とお出掛けですね…可哀想に…w
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。