プロパガンダなのか何なのかはイマイチ判別がつかない。
Q.ガウラ帝国とはどんな国なのでしょうか。
A.私たちガウラ人はこの地球よりも遥かに寒い、寒冷型の惑星に生まれました。
地球に存在する、キツネに近い動物から進化した私たちは、西暦紀元前100年頃にガウラ帝国を建設、西暦1000年頃には惑星全土を征服、統一国家を築き上げたのです。
私たちはあなたたち日本人と同じく、一人の君主を国家元首としています。
この君主には名前がありません、国民からはただ単に『皇帝(ガウラートリン、意味はガウラを統べる者)』と呼ばれています。他に並び立つ者がいないからです。
Q.行政機関はどうなっているのでしょうか。
A.基本的には皇帝による独裁です。皇帝を補佐する機関も存在しますが、ほぼ全ての決定権は皇帝に存在します。
ただし、惑星外に存在する末端機関などは、独立した裁量権を有するものもあります。
Q.ガウラ人とはどのような人々なのでしょうか。
A.先述の通り、ガウラ人は地球に存在する、キツネに近い動物から進化しました。
全身が毛皮で覆われ、マズルと大きな耳、ふかふかの尻尾、そして地球人と比べると強靭な肉体を持っています。
私たちは正義と公正を愛し、皇帝を尊敬しています。また、潜在的に超能力を持っています。
Q.ガウラ人にも宗教はあるのでしょうか。
A.神というものを我々は信じませんが、もし存在するとすればそれは我らが皇帝でしょう。
Q.ガウラ人はどのような暮らしをしているのですか。
A.ガウラ人の多くは農業を営んでいます。
俸給が国から支給され、そのお金で贅沢品、嗜好品を嗜むのです。
食料品などの生活必需品は地方行政機関にて配給されています。
公共交通機関の多くは鉄道であり、人々の生活に欠かせないものとなっています。
Q.一体どうして地球にやって来たのでしょうか。
A.銀河において取り決められている、非宇宙文明との接触に関する条約、2款12項6目21節に地球が該当したためです。
他にも様々な理由があり、中でもブローニングM2重機関銃に代表される地球の銃火器は非常に洗練されているため、接触にはガウラ帝国軍の後押しもありました。
Q.ガウラ帝国軍が駐屯していますが、どうしてでしょうか。
A.彼らの任務は宇宙文明との接触による、宇宙文明からの地球侵略を防ぐことです。
また、地球での宇宙人保護や、有事における地球上の国家への攻撃など、情勢によってあらゆる役目を担っています。
Q.彼らの使っている翻訳機はどういう原理でしょうか、またどこで手に入れることが出来るのでしょうか。
A.この翻訳機は知的生命体に眠る、地球の言葉で言う『霊感』や『魔力』、『超能力』を利用したものです。
詳細な仕組みは専門家にお問い合わせください。
また、購入をご希望の方はお近くの宇宙港の売店にてお求めください。
Q.ガウラ帝国は地球ではどのような活動をしているのでしょうか。
A.地球における拠点として一般に『総督府』と呼ばれる機関が存在します。
日本語における正式名称は『帝国鎮守府 日本出張所』です。
この機関は土着文明との外交交渉や、治安維持、紛争解決、市場経済からの解放、ハプスブルク家やオスマンオウル家、ソロモン朝などの王政復古支援などの慈善活動も司どっています。
土着文明に対する資金の譲渡や軍事力の貸与などある程度の決定権も有しており、皇帝の代理者として存在します。
Q.日本やイギリスと今現在どれ程の関係なのでしょうか。
A.大変良好な関係を築いています。
日本の『さっぽろ雪まつり』に感銘を受けたガウラ帝国の都市、パールマフロナ(ウンザリするほど多い雪という意味の名を持つ都市)の市長は札幌市との姉妹都市提携を推し進めています。
他にも、イギリスのボルトンやヘイスティングスなども、ガウラ帝国の都市との友好を深めています。
宇宙港を始め、様々な経済的な提携が進められています。
Q.日本、イギリス以外の国とはどのような関係でしょうか。
A.オーストリア、トルコ、エチオピア、チベットなど、様々な国家との交流を進めています。
Q.最後に、ガウラ人から見た地球の良い所を教えてください。
A.前述の通りの銃火器の発達と、表現の自由を持ちながらの巨大なエンターテインメント市場は地球固有のものです。
地球人はこれらを大事にしていかなければなりません。我々にはそのお手伝いが出来ます。
これからも、宇宙文明と共に歩み、この銀河をより神聖なるものにしましょう。