成り代わり短編集   作:紗代

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今回は空白の反アオギリグループ編。色々おかしいです。


月山さんは転生者?3

アオギリから脱出したメンバーは反アオギリグループとして原作通り私の家のセーフハウスの一つに住んでいる。ここでいいのか悪いのかよく分からないお知らせ。この私月山玲は、カネキくんの「剣」になりました・・・。いやだって私個人として物凄く気になったんだよ。カネキくんのこと。ここで手を貸さなければ確かに命のやり取りがない平和な人生が確定したも同然だっただろう。でもきっと、あのまま行き場を失くしたら彼はもっと自己犠牲がひどくなって孤独になり自分を責めるだろうと思ったら。付いて行かずにはいかなかったのだ。それと、このグループ内でまともに戦えるのがカネキくんと私だけで色々不安要素ありありだったこともあるけど。一応私は死にたくないがために頑張ったためCCGでの認識はS+~になっているらしい。そのことを知ってか知らずかカネキくん直々に「剣」のことを打診されたのだ。で、私は原作通り住居・情報・必要に応じて資金を提供している。あとセーフハウスにも住んでいない。原作のように事件を起こしていないし、万丈さんたちにも普通に接しているつもりでいるためヒナミちゃんを筆頭に一緒に住まないかとお誘いがあるんだけど・・・カネキくんが頷かないんだよねー。やっぱりレストランが問題だっただろうか?でもとりあえず通う事と泊ることは許しを得た!!これで謎の半年間に迫ることが出来る!!

仲間外れにされなかったことへのあまりの感動に消化しきれなくなり、事情を理解する友人・ちえちゃんへ全て打ち明けた。その時「それって、玲ちゃんへの独占欲じゃないの?」とか言われたけどありえない。だってカネキくんにはトーカという名ヒロインが既にいるのだ!くっつくのは:Reになってからだけど。ちえちゃんの指摘とか考えって大体的を射てるけど彼女はムラもあるからな・・・私の個人的私見で申し訳ないが、まず好きな人はなるべく傍におきたがるものだと思う。トーカがそうなようにね。自分たちの関係はあくまで友人。もしくは主と剣である。そう思っていた最初の頃。

そして今現在。

 

「レイ、さん」

「なんだいカネキくん」

「ふふ、呼んでみただけです」

 

カネキくんは私の膝枕で嬉しそうに寝転んでいる。うん、やっぱり気付く人は気づくよね。私たちは俗に言う恋人同士になりました。カネキくんからの告白で。あと、ちえちゃんの言ってたことは本当だった。私が一緒に住まうことに頑なにうなずかなかったのは:Reのトーカみたいになるべく怪我させたくなかった、危険にさらしたくなかったことかららしかった。ちえちゃん、お見事。

しかも本来は:Reでトーカと初同士の初夜だったはずなのになぜか私と、それも廃ビルの割れた窓ガラスが印象的な最上階での初夜を迎えてしまうという誰得なイベントが起こってしまった。いや、私も初めてだしカネキくん個人が今となっては大好きなので問題はないのだけれど。あと、初夜イベント関連の泣きも発生させてしまった。私以外に転生者がいたらどうしよう。間違いなく凸されて殺される。しかし付き合ってから、特に初夜を迎えてからカネキくんは私にベッタリになったためしばらくその心配はない・・・のか?

 

「レイさん、今日は泊っていきますか?」

「そのつもりさ。明日は予定が入っていないし、ちえちゃんからの新たな情報もない。こうやって二人で過ごすということに憧れていてね。今まで忙しかった分、補充させてほしいんだ。その分・・・いやそれ以上に君を甘やかすから―――いいでしょう?」

 

ちょっとおねだりしてみた。するとカネキくんはまた微笑み私の手の平に軽く口付けた。あ、あれー?カネキくんってこんなキザなことする人だったっけ?さすがの私も真っ赤になってしまった。

 

「はい、お願いします」

 

まだ物語が動くより少し前の、春風が涼しい季節のことだった。




カネキ×成り代わり主。カネキとカップリングにしたがるのはカネキ大好きな作者の嗜好です。
結果カネキくんが偽物になってしまったような・・・
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