前に書いた月山さん成り代わりより淡白な人になってます。
私は霧嶋董香。正確にいうとその成り代わり。
気づいたのは4歳の時、そしてここが東京喰種の世界だと知り絶望した。私は会社帰りに交通事故で死んでしまったただの20代前半の女である。そんな一般人Aがこんな世界で生きていけるわけがない。だいたい、私は主人公が「竜」になってヒロインのトーカが絶望したような表情で地下から出てきたところまでしか見ていない。
そんなバッドエンドはごめんだ。
それでもお父さんは捕まったし、アヤトも去年家を出て行った。あーあ、ままならないね人生。
そして、私はまさに運命の出会いというやつをしているのだろう。目の前にいるのは半喰種に成りたてのカネキケン。もう原作忘れかけてるからだろうけど当たりが結構キツイな。・・・喰種だって同じ生き物なのに。でも、それが人間の考え方なんだろう。
「はい。私とあなたはちがいます。生まれも性別も好みも・・・種族も。ねえ、教えてください。ケーキって美味しいんですか?オムライスってどんな味ですか?人じゃない肉ってどうやったら美味しく食べられるんですか?」
「!」
「生まれた時から不自由してるなんて私たちにとっては当たり前。人間にとっての脅威?なら人間の肉しか食べられない私たちはどうやって生きていけばいいんですか?人間を食べなくても生きていけるのなら私は一生何も食べなくてもいいです。でも、食べないと飢えて半狂乱になるから食べてるんです。・・・飢えてきてるんですよね、じゃなきゃこんな路地にこようとか思わないくらい身綺麗だし、線も細そう。」
そして私は転がる遺体の肉をほんの少し千切って食べやすいように肌を剥いで差し出した。
「食べてください。完全に飢えたらそれこそ手に負えなくなります」
「!い、嫌だ!!」
「・・・そうですか。なら仕方ない」
「?、え?・・・かっ、」
「さよなら」
思いっ切り首を絞めて気絶させると口の中に肉を放り込んだ。よし、手荒くなったけどこれでなんとか持つはずだ。と、こんなとこに放置なんてしたら面倒だし公園にでも寝かせておくか。
原作のトーカならもっと怒ってもっと世話を焼くのだろうけどごめん。私はなるべくあんたに関わりたくないから最低限のことをして放置させてもらう。これで私はおさらばである。
でも結局見回りをしてる時に飢えてるカネキケンに遭遇しあんていくへ連れていくことになった。ま、いいか。こっちから誘わなきゃいいだけだし。
そんな甘い考えを、私は抱いていた。
効率を優先して考えた結果首を絞めて窒息させることで気絶させ無理矢理食わせるというサイコパスもびっくりな暴挙に出ました。
見捨てはしないけどなるべく踏み込まないようにするタイプの人間。
あと戦いとか自分の内側に踏み込んだ歳の近い人以外には敬語キャラです。