東方日常日記   作:sameragi

16 / 18
深夜テンションで書き殴ったら、過去最高文字数です。
楽しんでいただければ、幸いです。


小猫と小耳と迷った小物。

「―――――迷った」

 

人は迷いながら成長していくのだと、偉い誰かが言っていた気がする。

だが、きっとその偉い誰かは元より天才的で、迷わず、前に、進んで行けたのだろう。

そう考えるだけでどうだ?全く、良い言葉とは思えなくなってきたな。

まぁその程度の先入観で崩壊するような言葉は、元々、良い言葉とは掛け離れた、無責任なだけの言葉だったのだろう。

 

「どうでもいいよ」

 

独り。自分で自分に突っ込みを入れる人間とは、実に虚しく、寂しく、最悪的だとは思わないか?

そんなことを幻想(リアル)でやる元高校生の姿がそこにはあった。

というか、俺だった。

 

「それより、まずは戻ることが先決だな」

 

迷った時は、焦らず慌てず後ろ向き――

来た道を戻れば良い。変に進むから、変なイベントが起こるんだ。

と、ここまで語ったはいいのだが……肝心な解説。そう、何故俺が突然、前振り無く、道なんぞに迷っているのか言っていなかったな。

 

何、簡単単純明解だ。

にとりに付いて行った俺は。

 

「暫く待っててくれ。寝床は、用意するから」

 

という命令を受けた。

寝床を用意してもらう身で、どうこう言う事も無いので、当然普通に許諾した。

した――ところまでは良かったのだが。

 

ただ待っているのも暇。

ということで、妖怪の山を散策することにした。

 

 

 

「―――――その結果がこれだよ!」

 

どうやら俺は、道に迷うという、厄介な運命のレッテルを貼られているようである。

全く迷惑だ。今直ぐ神に抗議したい、『呼びましたか?』呼んでない、帰れ。

知り合いの神もあんななので、神には碌な奴がいないのだろう、と。どこかの誰かに怒られそうな事を勝手に考え、俺は道を戻ってい――

 

 

 

――かなかった。

理由は恐ろしく解り易いものである。

 

「俺、何処から来たんだっけ?」

 

 

当然ながら、覚えていたらこんな発言はしないわけで。

当然ながら、つまり、全然覚えていないわけで。

当然ながら、もう何度目かも分からない程のピンチなわけで。

 

 

「……ハァッ」

 

とりあえず、これまた何度目か分からない溜息。

ふと思ったんだが――溜息にはなんとなく、安心感が有ると思わないか?

 

確かに、溜息は不幸、というか不安的象徴であるという様な風潮が在る。

だが、このようには思えないだろうか。溜息は不安其の物であると。

 

つまり、溜息を漏らす、ということは、不安を吐き出すことと同義であり――

溜息は、不満を退き、幸福を残す為のものであると。

 

そう考えれば、どうしようもなく不安な時。抗いようもなく不幸な時。溜息が、『つい』出てしまうことの説明にはならないか。

 

 

 

あぁ、分かっているさ、こんな考案は字稼ぎ、元い現実逃避であると。

 

俺はこんなことを考えながら、一歩も動けないでいた。

動ける筈が無い。無闇な無意味は創らない方が良い。こういった場面での行動とは、何処であろうと、悉く死亡フラグに繋がるからである。

例えるなら、料理下手が料理を失敗させるのは、目分量に頼ったり、自己アレンジを加えるからである――というようなものだ。

 

料理がレシピ通りにやれば失敗しないように。

人生もテンプレ通りに生きれば、敗北はしないんだ。

 

それが、絶対的な勝利やメリット。HAPPYENDに繋がるかは分からない、が。

敗北も勝利も無ければ、人生は引分組だ。

実際それは『悪くない』。

だから俺は常に、引分を目指すのだ。

 

 

 

「この場合は無意味だがな!」

 

この場合、行動しないという行動にも意味がない。

何故なら、助けが来る確率が0になった瞬間(とき)、死という確率が確立するからだ。

つまり、助かるかは分からないが、助からない確率は普通に有る、ということだ。

 

 

では逆に、行動した場合――適当にでも、動いた場合は?

 

まず、死という確率は、100とは言わずとも極端に上昇するだろう。これは回避不可能だ。

 

だが同時に助かる可能性も上昇する。

 

射命丸かにとりに逢えれば大吉。

俺が分かる道に来れば中吉。

言葉が通じる相手に見つかれば小吉。

言葉の通じない妖怪に見つかれば大凶、といったところか?

 

要するに俺が何を言いたいのかというと。

 

「とりあえず……歩くぞ!」

 

前に後ろに右に左に斜めに。

俺はのんびりと、歩き始めた。

まさかこの後、あんなことになるとも知らずに……

 

「おい誰だよ、不吉なナレーション追加した奴!?」

 

 

 

 

 

 *

 

 

 

 

 

出れねぇー……進んでいるかも解らねぇー……

どれほど歩いたかは分からないが、長く歩いていることは分かる。

それでも全く景色の変化が見られない気がするのはどういうことなのか。答えは明確だ。やはり俺は方向音痴なんだ。

救いの無さ過ぎる答えに、自分自身呆れていると、どこからか物音が聞こえた気がした。

その時の俺の感覚は言うならば完全なる『デジャヴュ』。

そして元より殆ど無かった安心感が崩れ去っていくような気がした。

 

 

「あれ、こんなところで珍しいね」

 

草を掻き分け、俺の元にやって来たのは一人の少女。随分とフランクである。

……その猫耳は萌えでも狙っているのだろうか。

俺としては、猫より犬派だが。

 

「あぁ安心してください。猫も好きですから」

 

「何の話?」

 

「さて、ここでクイズです」

 

優勝賞金商品は、無いけど。

 

「突然だね」

 

「俺は何の話をしているでしょう?」

 

「はい!」

 

はいどうぞ、猫耳少女。

 

「解りません」

 

「おや奇遇ですね。俺もです」

 

「ところで貴方、道に迷ったんでしょ?」

 

中々鋭いね。

 

「ここにいるって、そういうことだから」

 

「ここは何処なんですか?」

 

「迷い家」

 

迷い家、ね。

ここに迷い込んだら、もう帰れないなんて展開は勘弁してもらいたいな。

 

「ここに迷い込んだら、もう帰れないけど」

 

「驚異的なフラグ回収の速さですね」

 

同時に俺の感情も壊れていくよ。

 

「まぁ落ち着いて」

 

「落ち着けませんよ、普通はね」

 

俺達二人――というか、一人と一匹の方が正しいのか?

まぁいい。俺達二人を、沈黙が包んだ。

 

別に、居心地の悪い沈黙ではなかったが、決して、良い空気ではなかった。

 

沈黙を破ったのは―――――

 

「これからどうするつもり?」

 

猫耳少女だった。

 

「人生は常に迷い道ですよ。迷い家程度では狂いません。だから……別にどうもしませんよ」

 

猫耳少女は何も言葉を返さなかった。

そして、再び二人の間に沈黙が流れる。

 

 

今度は――長い。

 

 

どちらも動かず、表情を歪めることすらしない。

安心出来る緊張感――この沈黙からは、そんな感覚に陥った。

 

 

 

先程、どうもしないと言ったが……俺は馬鹿でも完璧でもない。多分いつかはどうかする。

今はその時を待つ。時が流れるのを待つ、というのも。中々良いものだ。

 

だが、俺のそんな感情は、破られる。

 

「ねぇ」

 

またしても沈黙を破るのは猫耳少女だ。

これは――会話の主導権を、相手に渡しているように思える。

 

「貴方、名前は?」

 

その質問は、予想外だった。

俺の名前を聞くメリットが見つからない。俺が彼女を打ち負かすわけもないし、時間稼ぎも有り得ない。

その微々たる動揺を、一切顔に出さず、言葉だけを濁す。

 

彼女の言葉は正しくただの『質問』だった。

とても強制力の有るものじゃない。彼女自身も、強制を求めるような雰囲気ではない。

彼女の能力も分からないし……

 

ここは、言わないのが正解だろう―――――

 

 

 

「おや、これはすみません。俺は、日常生というものです。お見知り置き――は、求めませんが、宜しくお願いします」

 

俺は、正解を選ぶ程、ぬるくない。

正解だろうが不正解だろうが。俺が求めるものはいつだって――

 

 

 

普通だ。

 

 

 

「知ってるよ」

 

じゃあ聞かないでくれ。

 

「――え、知ってる?」

 

もしかして――

 

「ストーキングの趣味は無いけど」

 

「人の台詞の横取りは、良くないですよ?」

 

「私は橙」

 

橙?どこかで聞いたことの有るような名前だ。

まぁ、覚えやすくて良い名前じゃあないか。

 

「心にもないことを」

 

「心で思ったことなんですが……」

 

「私は八雲藍様の式だから」

 

なんだ藍の知り合いか。

大方、あの二人のどちらかが話したのだろう。道理で。

 

「八雲家で、俺の事を?」

 

「聞きもしたけど。見たから」

 

あれ?俺は逢った記憶がないんだけど……

 

「前、家に行ったらいたのよ」

 

それで見ず知らずの俺の事を紫か藍に尋ねたと。道理で。

 

「道理で、沈黙の中に安心感が有る筈です」

 

「私は別に貴方に敵意はないし」

 

有ったら困る。

 

「藍様の友人だし」

 

そうだよ。俺が死んだらあいつ等悲しむ……それは自惚れか。だが、ある程度は慕われていると思う。

 

「でも、ここに迷い込んだらもう脱け出せないのでしょう?」

 

「いや、別に」

 

設定はどうした。

 

「設定とは、変える為に有るんだよ!」

 

力説すんな。というか、その理論を認めたら、色んな人に怒られる気がする。

 

「帰りたい?」

 

それは勿論――と、言い掛けて。口を紡ぐ。

 

「……ごくっ」

 

生唾を、飲み込んだ。

 

「どうしたの?」

 

「少し、御願いを聞いてもらっても宜しいでしょうか?」

 

「お願い?」

 

 

 

「そ、その耳!弄らせてもらえませんか?」

 

デジャヴュ再び。

どうやら俺は、結構動物好きらしい。勘違いしないでいただきたいのは、動物好きであって、そういうプレイが好きなわけではない。絶対に。

 

「えー……」

 

軽く引かれた気がする。実はここまで、初会話から十分程である。

 

「お願いします!一生のお願いここで使用するので!」

 

相変わらず、軽い一生だ。などと嘲笑う者がいるかもしれない。

変態!!変態!!変態!!変態!!などと、軽蔑する者もいるだろう。

 

「だけど、ここで引けない覚悟が有るんです!」

 

「そこまで!?」

 

俺は橙の突っ込みを無視して、戦闘体勢――土下座に入る。

 

「……何で?」

 

何故、かと聞かれれば。理由は無い。

理由は無いが。猫耳は有る。

そして何より――

 

 

 

「そこには愛が有る!!!」

 

「会話が成立しない!」

 

言語の成立なんて、実に曖昧なものだ。本当に通じているのかなんて、誰にも分からない。

 

「いや、小難しい話にしても納得しないから!」

 

「チッ……」

 

「舌打ちされた!?」

 

俺は何度も来る突っ込みを避けながら、土下座を崩さず、頼み込む。

 

「お願いします橙さん!少しだけで、いいですから!!!」

 

本当は一時間有っても足りないが……もう、やらせてくれるなら文句はない。少しだけ!先っちょだけでいいから!

 

「じゃあ……少しだけ」

 

やった、意外とすんなり!

 

「やっぱり駄目!」

 

「ど、どうしてですか!?」

 

一度言ったことを覆すなんて!人、いや猫としてどうよ!?

 

「今、『計画通り』みたいな顔してたから!」

 

なぁっ!こ、ここに来て、表情を変化させてしまうとは……不覚ッ!

 

「それじゃ、私はこの辺で。あっちの方を真直ぐ歩けば帰れると思うよ!それじゃ!」

 

橙は帰り道を指差して、忽然と姿を消してしまった。

 

「いや、消えた。というよりは……高速移動って感じか?」

 

まぁ、どちらでもいい。

とりあえず、これでやっと帰れる――

 

 

 

それでいいのか?

 

このまま、帰って、お仕舞いか?

もう逢えるかも、分からないのに。

俺のやろうとしてることは――逃げじゃないのか?

 

 

 

いや、ここで帰れば全てが終わる。

それならそれで―――――

 

終わらない。

『未練』が残るから。

『後悔』に囚われるから。

終われない。

 

「あぁ、そうか……」

 

単純なことだ。

俺は触りたいんだよ。あの耳が。

 

「なら、諦めるなんて後味悪すぎだろ……!」

 

俺は、大きく深呼吸して、綺麗な空を見上げた。

輝く太陽は、俺を、応援してくれているように感じた。

そんなことは無いのだろうが――そう思ったのだ。

なら、それでいい。

 

 

俺は、ニヤリ、と口端を吊り上げる。

そして、ゆっくりと――

 

「『普通』一度した発言を覆すなんて良くないだろ?」

 

 

 

希望を、呟いた。

 

 

 

 

 

 *

 

 

 

 

 

「―――――ふぅ。ちゃんと帰れたかな?」

 

「すみません。少し寄り道がしたくなりまして」

 

「え?――えぇ!?」

 

何故、ここに?疑問で埋め尽くされた表情を浮かべる橙。

 

「いえ。やはり……一度、頷いたのだから、実行に移さないと、俺の気が済まない――澄まないので」

 

「い、いやというかどうやって付いて……」

 

まぁ、どうでもいいじゃない。それより触らせてよ。

 

「……ハァッ。まいった。じゃあ少しだけ」

 

遂に、橙が落ちた。どうやら、俺の熱意に根負けしたようだ。それじゃあ思う存分――

 

「いただきます!」

 

礼儀は大事だよな。

しっかりと挨拶を済ませ、さっそく、可愛らしく震える猫耳に優しく触れる。

 

「ひゃっ!」

 

甲高い声を上げる橙。

だが、その声に拒絶の念は入っておらず、受け入れてくれていることが分かった。

それなら、もっとしっかりと臨まないと逆に失礼だ。

 

「もう少し、激しくしても宜しいですか?」

 

「う、うん……」

 

許可を貰ったところで、俺はスッ、と息を吸ってから、耳を優しく撫でていく。

 

「ふっ、うぅん……んっ」

 

撫でることにも慣れて来たところ見計らい、俺は少し力を強めてみる。

 

「んんぅ!……はぁ、はぁっ……」

 

少し、藍を思い出す。

彼女も可愛らしく声を上げていたなぁ、と。

あぁ、いけない。今は彼女との時間だ。

俺は暫く耳を撫でた後、ふと思い立ち、ふぅっ、と耳に息を吹きかける。

 

「ひゃうんっ!?……ひゃ、あ、あぁん……ちょ、ちょっとそれは……」

 

「嫌でしたか?」

 

「駄目ですか?って聞かないところに悪意が無い?」

 

「いえ、好意なら兎も角、悪意なんて有り得ませんよ」

 

まぁ、嫌だ。とはっきり言わない感じからして、嫌ではないのだろう。

 

「でも、触るだけなんて言ってませんし……息を吹きかけるのも、弄るのうちに入りません?」

 

「でも、少しだけ。って言ったし。そろそろ終わりでいいんじゃない?」

 

怪訝そうな顔で言ってくる橙。

それに対して俺は。

 

「終わった方が、良いんですか?」

 

「……質問に質問で返しちゃ駄目って、教わらなかった?」

 

「質問返しに質問で返すのは、良いんですか?」

 

俺はにこやかに返し、返答を待つ。

 

「……貴方って、意地が悪いわね」

 

だから、俺は一般人だと、何度言ったら分かるのだろう。

よしここは、旨く丸め込んで―――――

 

「……さーん」

 

「ん?」

 

どこからともなく、聞き覚えの有る声が聞こえた。

自分の耳を頼りに、声がする方を振り向くと。

 

「生さーん!」

 

「あぁ、射命丸か。悪いが今いそが……ひでぶっ!!!」

 

デジャヴュ三度。いい加減にしてくれ。

俺は、見事に蹴りがクリーンヒットした腹を撫でながら、ゆっくりと立ち上がる。

 

「いってぇ……何しやがる射命丸!」

 

「なんとなくです!」

 

「もうその台詞は聞き飽きた!常識を学べ!」

 

全く、俺は今、これ楽園タイムだというのに……

ギャーギャー五月蝿い射命丸を無視して、橙の方を振り向く。

さて、さっそく交渉の再開を……

 

「あれ?」

 

橙がいない。

前にも後ろにも右にも左にも斜めにも。

 

「おい、射命丸。橙はどこに行った?」

 

「あやや?最初から生さん一人でしたよ?」

 

俺一人だった?まさか、そんな筈は……

 

「もしや、逃げられたか?」

 

いや、もしやも何も、そうだろう。射命丸に気を取られている間に逃げたんだ。

能力を使えば、追いかけられないことはないだろうが……止めて置こう。気分も萎えたし。これ以上追いかけて行ったら、犯罪者になりかねん。

俺は軽く溜息を吐いた後、騒音に目を向ける。

 

「で?」

 

「で、とは?」

 

「いや、何の用だ?」

 

「何も有りません!見かけたので!」

 

「消滅しろ」

 

「機嫌悪っ!」

 

主にお前の所為だ。

 

「ハァッ……お前は大吉じゃなく、大凶だったか」

 

「何の話です?」

 

「いや、お前に一生不幸が降り掛からないかなーという話だ」

 

「私何か悪いことしました!?」

 

「悪いことはしてないが……生まれてきたのは、失敗なんじゃないか?」

 

「存在否定!?今のは冗談でも許されませんよ!」

 

「あぁ、すまない、言い過ぎた。お前にも価値は有るよ」

 

「例えばどんなです?」

 

「……どうでもいいけどさぁ」

 

「話逸らしに来やがりましたね」

 

「ティッシュの箱の構造を考えた人は天才だよなぁ」

 

「確かにそれは思いますけど、本当にどうでもいいですね」

 

「まぁ、冗談だよ。お前は良い奴だと思うよ」

 

「……本当ですか?」

 

「嘘だ」

 

「そこは嘘でも最後まで徹してくださいよ!」

 

仕方がないことだ。

人というのは、嘘吐きだからこそ成り立つんだよ。

嘘を吐かない人間はいない、というのは確かにその通りだが――

寧ろ、人は嘘を吐かなくてはならない。の方が良いと思う。

そうして初めて、人間として成立するのだから―――――

 

「格好付ければいいと思ってません?」

 

「そういう、お年頃なんでね」

 

高校生なんて、そんなものだろ。

これでいい、これが普通だ。

 

「あ……喜べ。お前にも価値が出来たぞ」

 

「何ですか?」

 

「俺今、道に迷ってるんだよ……案内してくれ」

 

「豪く上からですね」

 

「お願いします。射命丸様!」

 

「よし、じゃあまずは足をお舐め?」

 

「消えろ」

 

「もっとオブラートに包んでください!」

 

「これでも頑張ったんだぞ?オブラートに包まず言ったら、お前がショックで死ぬかもしれん」

 

「そこまで!?そんな酷い暴言なんですか!?逆に聞いてみたいですよ!」

 

言ってやろうか?

 

「怖いのでパスです」

 

意気地無しだな。

 

「無意味な意気地は要りません」

 

「それもそうだ」

 

「じゃあ、行きましょうか」

 

「おぉ、道案内は任せたぞ」

 

「任されました!」

 

何だか――橙にはまた逢える気がするな、なんとなく。

と、ここでフラグを建てて置けば、まだチャンスは有る!俺は、諦めないぞ!

 

そうして、どうでもいい時間はまた、過ぎて行く――

 

 

 

 

 

あ、寝床ちゃんと用意出来てるかな、大丈夫かな?




ストーリーの進みが遅いと感じるかもしれません。
ですが大丈夫です。日常ものでストーリーなんて有って無いようなものです。
この作品のメインはギャグ系日常ですから。飽くまでそれだけです。
過去最高文字数なのに中身は全然有りませんでした。猫耳なでなでの件はもう少し長くしてもよかったですかね?
感想ご指摘、どんどん年中募集中です!
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。