μ’sと仮面ライダーの物語   作:シーチ

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はい、101話です。

皆さん、あけましておめでとうございます。年内最初の投稿が、ちゃんと1月1日に出来て少し安心しているシーチです。2019年も、μ'sと仮面ライダーの物語をよろしくお願い致します!

では101話、スタートです!


101話 ガシャットギアデュアルアルファの真の力

〜前回のラブライブ!、μ'sと仮面ライダーの物語!〜(ナレーション 仮野優)

 

自身がバグスターウイルス感染症、そしてそのバグスターがラビリーということを知った俺、仮野優。そんな衝撃的事実を知った俺は、どう行動するのか…どうなる、101話!?

 

 

 

 

 

 

 

 

〜side 蓮〜

 

「そうか…」

 

「うん。今朝そう連絡が来て。」

 

俺と秀夜は、登校中に会った穂乃果、海未、ことりにある事を聞いた。それは優から『悪い、朝練には行けない。放課後には戻れるようにする。』と、穂乃果の元に連絡が来たらしい。確かに昨日、明日は行けないかもとは言ってたな…

 

「何かあったのですか?」

 

「いや…まぁ、あったと言えばあったんだけど…そんな大したことでもないというか…」

 

本当はかなりの重大事件なんだけど…昨日、自分がゲーム病を患っていると知った優は…

 

 

 

〜昨日の回想〜

 

しばらく座り込んでいた優だが、突然立ち上がりどこかへ向かって歩き出す。

 

「優?」

 

「どこ行くんだ?」

 

「悪い、行かなきゃならない場所があるんだ。明日、もしかしたら休むかもしれないから、その時は頼んだ。」

 

『スペシャル召喚 ライドインフィニティ!』

 

俺と秀夜の問いにそう答えた優は、バイクに乗って走り去っていった。

 

「おいっ、優!」

 

〜回想終了〜

 

 

「なぁ、秀夜。昨日急にどっかに行っちまったけど、優のやつ…大丈夫なのか…?」

 

「分からないけど、あの顔の時の優は、何かを決心した時の優だ。多分、大丈夫だと思う。」

 

確かに、あの時の優はストレスを溜め込んで消滅しそうなこともなかったな…クソッ!今はあいつを信じる事しか、出来ないのかよ…

 

〜side out〜

 

 

 

 

 

〜side 優〜

 

時を遡ること1日…

 

『スペシャル召喚 ライドインフィニティ!』

 

ラビリーが去ってからしばらくして、蓮と秀夜の元からライドインフィニティに乗って走り去って行った俺。

 

俺自身がゲーム病と知り、もちろん戸惑った。でも、たとえ俺がゲーム病だとしても、俺がすることは変わらない。財団Xから人々を守り、μ'sのみんなをサポートする。

 

それに、今のところラビリーは俺と戦う(遊ぶ)ことが目的らしく、直接人を襲っていない。だが、いつ人を襲うかわからない以上、どの道倒さないといけないんだ。けど、もしそうなったら俺は、ゲーマドライバーを使って変身することが…

 

「あぁ!とやかく考えても仕方ない!とにかく、早く向かわないと!」

 

俺はそう大きめの声を吐き出し、バイクのスピードを上げた。

 

 

 

 

 

俺は目的地に着き、ライドインフィニティを天界にワープさせて、目的の建物に入った。その建物のエレベーターに乗り、普通の人には知られていない部屋に入るための暗証番号を入力して入った。俺はその部屋の階段を上り、更に奥に入った。

 

「どうも、黎斗さん。」

 

「檀っ…黎斗神だぁぁぁぁぁぁぁ!!!っておや?君がここに来るなんて珍しい。どうしたんだい?」

 

俺に変わった挨拶を返してきたのは、檀黎斗神さん。ここまで来れば分かるかもしれないが、俺が来たのは先日まで俺が入院していた聖都大学附属病院。今俺の目の前にいる檀黎斗神さんに会いに来たのだ。

 

「あなたに、聞きたいことがあるんです。」

 

「ほう…この私に、聞きたいこと?」

 

「えぇ。あなたが開発した、このガシャットについてです。」

 

俺はそう言いながら、ガシャットギアデュアルアルファを黎斗神さんに見せた。

 

「ほう…そのガシャットの、何について聞きたいのかな?」

 

 

 

 

 

「なるほど…このゲームには、そういう意味が…」

 

なら、ラビリーを倒すんじゃなく…

 

「あぁ。たとえ発売しないゲームでも、しっかりと構成を練るのが私の主義なんでね。私がこんな所に入れられていなければ、すぐにでも発売したいゲームだよ。」

 

ガシャットギアデュアルアルファについて聞きたいことを、一通り聞き終えた俺。

 

「あれ、優くん?」

 

そんな俺の背後に現れた人物が、そう俺の名を呼んだ。

 

「永夢さん!夏ぶりですね。」

 

「うん!久しぶり、飛彩さんから聞いたよ。この前は無理して戦って、大怪我と疲労の溜まりすぎで入院してたんでしょ?」

 

「はい…」

「それで、今日はどうしたの?黎斗さ「檀…黎斗神だぁぁ!」黎斗神さんと話してたみたいだけど…」

 

「あっ、黎斗神さんに聞きたいことがあったんです。実は俺、ゲーム病に感染してるみたいなんです…」

 

「えぇ!?優くん、それ本当?」

 

さっき黎斗神さんには話したので驚いていないが、それに反して永夢さんはとても驚いている。

 

「はい…それで、感染しているバグスターはもう分離してて、ガシャットギアデュアルオメガっていうアイテムを使って、仮面ライダーに変身して、何度か俺たちとも戦っているんです。実はそのバグスターが、このガシャットギアデュアルアルファの、パーフェクトツムツムのゲームのバグスター、ラビリーなんです…」

 

「そうなんだ…」

 

「またこの私に許可なく、不正なガシャットが生み出されてかァ!!」

 

驚いている永夢さんに対し、黎斗神さんは自分以外が開発したガシャットが生まれたことに悔しがっている。

 

「そこで、永夢さんにもお願いがあるんです!」

 

「僕に、お願い?」

 

「はい。俺にゲームを教えてください!」

 

「えっ…ゲームを、教える…?」

 

「はい。今のままじゃ、たとえ同じレベル99になったとしても、俺はラビリーには勝てません…ラビリーは、ガシャットのゲームの特性を活かして戦っている。ラビリーが感染した事で、少しゲームが出来るようになった俺でも、全く敵いません。だから、天才ゲーマーMである永夢さんに、ゲームを教えて貰って、ゲームの特性を活かして戦えるようになりたいんです!」

 

「なるほど…」

 

「永夢さんが小児科医の仕事で忙しいのは、分かっています。でも、時間が無いんです!ラビリーは、明日にでも戦いを仕掛けてくるかもしれないんです…」

 

「そっか…いいよ。僕でよければ、教えるよ。」

 

「!?あっ、ありがとうございます!!」

 

こうして、俺と永夢さんのゲーム特訓が始まった。

 

 

 

「じゃあ、まずはこれやって見て。」

 

最初は1人で、永夢さんが貸してくれた『マイティアクションX』をプレイするところから。

 

 

 

「よし、じゃあ次は僕と、これで対戦してみようか。」

 

マイティアクションXのプレイ練習が終わり、次は格闘ゲームである『ノックアウトファイター』を、天才ゲーマーMである永夢さんと対決。

 

「じゃあ、僕はレベル30のキャラで戦うから、優くんは最高レベルのレベル99のキャラで戦って。」

 

「えっ?そんなレベル差なら、天才ゲーマーMが相手だとしても、流石に勝てますよ。」

 

「それはどうかな?」

 

そう言って、永夢さんはゲームを起動して、コントローラーを持つ。

 

「よっしゃ、ノーコンティニューでクリアしてやるぜ!」

 

その瞬間、小児科医の宝生永夢先生から、永夢さんに感染しているパラドの影響である、天才ゲーマーMの人格に変わる。

 

「こっちこそ、ノーコンティニューでクリアしてやるぜ!」

 

そして、ゲームをプレイし始めた俺と永夢さん。だったが…

 

 

 

「そっ、そんな…負けた…なんで…」

 

なんと、69ものレベル差で俺が負けたのだ。

 

「そういえば、今の優くんって、そのラビリー?ってバグスターをリプログラミングしたんだよね?」

 

ゲームを終了し、小児科医の宝生永夢さんの人格戻った永夢さんがそう聞いてきた。

 

「はい…でも、ラビリーが感染していた影響で、ゲームの腕は上がっているはずです!」

 

「そうだね。でも、あのレベル差でも僕には勝てなかった。なんでか分かる?」

 

「うーん…永夢さんが、天才ゲーマーMだから…?」

 

「まぁ、それもあるかもしれないけど、1番の理由はゲームの特性を活かしているか。さっき優くんが、ラビリーに負けた理由の1つとして、自分でも言っていたことだよね?」

 

「はい…」

 

「例えば、さっきプレイしたノックアウトファイターには、ステージにアイテムが落ちてるけど、優くんはそれを使わず、ただただ僕のキャラクターに攻撃してきた。僕はアイテムを使って強化したり、優くんを混乱させたりした。だから、あのレベル差でも優くんに勝てた。」

 

「なるほど…」

 

「優くんが使っている、ガシャットギアデュアルアルファの片方のゲームは、パーフェクトツムツム。エナジーアイテムを自由自在に使えるゲームなんだから、その特性を活かして戦えるようになったら、もっともっと強くなれるはずだよ。期限はあと10時間ぐらいしかないから、どれだけ使いこなせるようになるかは、優くん次第だよ。」

 

「分かりました。必ず、習得してみせます!」

 

残り十数時間…その間に、俺はパーフェクトツムツム。そして、ダンシングハーモニー。ガシャットギアデュアルアルファに内蔵されている2つのゲームの特性を活かして、戦えるようにならなければならない。

 

〜side out〜

 

 

 

〜side 秀夜〜

 

優と別れてから十数時間…

 

翌日を迎え、俺と蓮が穂乃果から朝練には行けなという優からの連絡を聞いてから、時が経ち、放課後を迎える。

 

「よしっ。優はいないけど、とにかく練習始めようか。」

 

蓮がそう言うと、μ'sの9人は「うんっ!」と答える。そんな時…

 

 

キャーー!!

 

 

という叫び声が聞こえる。

 

「なんだ!?」

 

俺達は驚き、屋上の柵から下を見るとバグスターウイルスとグールが大量に…更に、そいつらを従えているようにラビリーとメデューサファントムが、校門から侵入してきている。

 

「みんなは逃げるてる生徒を避難させてくれ!蓮、行くぞ!」

 

「あぁ!」

 

「「変身!」」

 

俺達は腰にフォースドライバーを巻き付け、俺は仮面ライダーイボルブに、蓮は仮面ライダーアースネイチャーに変身した。

 

〜side out〜

 

 

 

 

 

〜side 穂乃果〜

 

「うぇ!?飛び降りちゃった…」

 

仮面ライダーに変身した蓮くんと秀夜くんは、屋上の柵から飛び降りて、そのまま怪物と戦い始めた。

 

「みんな!私達は、秀夜に言われた通り逃げてる生徒の避難を!」

 

絵里ちゃんに言われ、穂乃果達は「うん!」と答えて、階段を降りて校舎から出て、逃げ遅れたみんなを避難させ始めた。

 

〜side out〜

 

 

 

 

 

〜三人称視点〜

 

バグスターウイルス、グールと戦っている秀夜と蓮を見ているラビリーとメデューサ。そんなラビリーの隣に、クロッカーが現れる。

 

「珍しいな。お前が俺たちと行動を共にするなんて。俺達財団Xがお前を生み出した時から、お前は俺達に反抗的だったのに。」

 

「俺は、誰かの犬になるのが嫌なだけだ。今回は、優をおびき寄せて遊ぶために、協力するだけだ。」

 

「だが、仮野優に感染しているお前なら、あいつの居場所ぐらい分かるんじゃないのか?」

 

「あぁ、分かるさ。けど、俺と本気(マジ)で戦う気のない優と戦うよりも、本気(マジ)の優と戦う方が楽しいだろ?」

 

「そういうことか。お前が戦う理由はどうでもいいが、あんまり暴れすぎるなよ。ここを壊されると困る。」

 

「…?分かった。」

 

ラビリーの答えを聞き、クロッカーは去っていった。そんな中、蓮と秀夜は戦いを続ける。

 

「はぁぁ!」

 

蓮が両手を振り上げると、水が渦巻きになって飛び出し、バグスターウイルスとグールはそれに飲み込まれていく。

 

『スペシャル召喚 イボルブアロー!』

 

秀夜はイボルブアローを取り出し、敵を次々と撃ち抜いていく。2人がそれぞれ戦っている中…

 

 

ブルルルルルルル…

 

 

バイクの走行音が聞こえ始め、そのバイクは音ノ木坂学院の前で止まった。

 

「悪い、待たせたな。」

 

ライドインフィニティに乗って、音ノ木坂学院まで戻ってきた優。

 

「優!お前どこに行ってたんだよ!」

 

戦いながら、優にそう聞く蓮。

 

「詳しいことは後で話す。ラビリーは俺に任せてくれ。」

 

「でもお前…」

 

「頼む!」

 

「分かった…」

 

蓮と秀夜が承諾した事を確認した優は、ラビリーの元へ向かう。

 

「さて、ラビリー。お前の目的は、俺だろ?」

 

「来ると思ってたぜ、優。」

 

「さて、さっさと決着つけようぜ。」

 

「いいのか?俺を倒したら、お前はゲーマドライバーが使えなくなる。」

 

「最初はそれが悩みだったんだよなぁ…けど、それが大丈夫になった。」

 

「……?どういう意味か分からないが、お前じゃ俺は倒せない。邪魔が入っても厄介だ。」

 

そう言い、ラビリーはゲーマドライバーを装着した。

 

「99コンボ!変身!」

 

『マザルアップ!仕掛けられたトラップ!連鎖するパズル!パーフェクトトレジャー!』

 

「ステージに移動しようぜ。」

仮面ライダーラビリンス パーフェクトトレジャーゲーマーレベル99に変身したラビリーは、キメワザスロットホルダーのボタンを押した。

 

『ステージセレクト』

 

「優!秀夜、優1人で本当に大丈夫かな…」

 

優が別のステージに移動したのを確認した蓮が、そう秀夜に言った。

 

「優が自分で決着をつけたいって言ってるんだ。今は優を信じて、目の前の敵を倒すことだけ考えろ!」

 

「そうだな、分かった!」

 

〜side out〜

 

 

 

 

 

〜side 優〜

 

俺とラビリーはステージセレクトして、別の場所に移動した。その場所は、山の近くにある工場の近く。

 

「ここは、かつて宝生永夢とパラドが戦った場所。あの時結局つけられなかった、人間とバグスターの決着。俺達がつけてやろうぜ。まぁ、俺が勝つけどな。」

 

「悪いが、今度は負けるつもりは無い。今の俺は、昨日の俺と違うぜ。」

 

俺はそう言い、腰にゲーマドライバーを巻き付ける。

 

「……大丈夫。今の俺なら、出来るはずだ。」

 

ガシャットギアデュアルアルファを手に持ち、そう呟いた俺。そんな俺の頭には、昨日黎斗神さんと話した時のことが過ぎった。

 

 

〜回想〜

 

「ほう…そのガシャットの、何について聞きたいのかな?」

 

「このガシャットは、パラドのようにマザルアップしてレベル99に変身する事が、可能なんじゃないですか?」

 

「やはり気づいたか…その通りさ。ガシャットギアデュアルアルファを使えば、レベル99に変身する事が可能だ。」

 

黎斗神さんの言葉に、喜びの表情を浮かべた俺だったが…

 

「ただ、それに変身して耐えられるかは君次第。レベル50とは比べられないほど、強力な力だよ。」

 

「大丈夫です。それに、レベル99になら、マキシマムゲーマーに変身したことありますし。」

 

「それだけじゃない。このガシャットでレベル99に変身するには、鏡先生のタドルレガシーのように、迷いを捨てなければならない。今の君は、何か迷っているように見える。」

 

迷い…ラビリーを倒したら、俺はゲーマドライバーが使えなくなる。だから、少し倒すのを躊躇しそうな自分がいる。

 

〜回想終了〜

 

 

けど、黎斗神さんのあの話が本当なら、俺は今からラビリーを倒すんじゃない。

 

「99コンボ!」

 

『デュアルガシャット!』

 

そして、俺はダイヤルを回さず、ガシャットギアデュアルアルファをゲーマドライバーに入れた。

 

「変身!」

 

『ガッチャーン!マザルアップ!虹色輝くハーモニー!青いパズル連鎖!パーフェクトハーモニー!』

 

ツムツムゲーマーとハーモニーゲーマー、2つのゲーマーが混ざった新たな姿に変身した俺。

 

「この姿は、お前と同じマザルアップした姿。その名も、仮面ライダーインフィニティ パーフェクトハーモーニーゲーマーレベル99だ!」

 

「まさか、お前もマザルアップするなんてな…けど、前にも言ったよな。レベルが同じなら、絶対に俺が勝つって。」

 

「さぁ、それはどうかな…行くぞ!俺の強さは、超次元をも超えてやる!」

 

『『高速化 2コンボ!マッスル化 4コンボ!』』

 

2人は同じエナジーアイテムを使用し、高速移動しながら殴り合う。

 

「くっ…俺の能力はもう1つある事を忘れんなよ!」

 

俺の攻撃を受け、少しよろけたラビリーはそう言い、地面から鎖を飛び出させて優を拘束した。

 

「悪いな、俺の能力ももう1つあるんだよ!」

 

そう言い返した俺が指を鳴らすと、メロディーが流れ始めて鎖が溶けたように消えた。

 

「何!?」

 

「これで驚いてたら、着いてこれなくなるぜ!はぁ!」

 

俺が指揮をするように手を動貸し始めると、再びメロディーが奏でられ、周りに音符が飛んでくる。

 

「…!?ぐぁっ…!」

 

その音符がラビリーの体にぶつかると、ラビリーはダメージを受ける。その間に、俺はエナジーアイテムを作り出し、あるエナジーアイテムを移動させラビリーの体に入れた。そして、ラビリーは立ち上がり、再び俺に向かって走り出した。

 

「…!?うわぁ!」

 

しかし、ラビリーは落ちていたバナナの皮を踏んで転んだ。

 

『滑稽!』

 

さっき俺がラビリーに入れたエナジーアイテムは、『滑稽』。その能力で、ラビリーはバナナの皮を踏んだ。

 

「なんでだ…昨日よりも、エナジーアイテムやゲームの特性を活かして戦ってる…?」

 

「凄い師匠に、教えてもらったからな!」

 

 

 

〜回想〜

 

「じゃあ、これで最後の特訓にしようか。手加減はしなくていいよ。僕は負けないから。」

 

永夢さんはそう言い、ゲーマドライバーを装着した。それに続いて、俺もゲーマドライバーを巻き付ける。

『ハイパームテキ!』『マキシマムマイティX!』

 

『パーフェクトツムツム!』

 

「ハイパー!大!」「50コンボ!」

 

「「変身!」」

 

『ハイパームテキ エグゼイド!』

『パーフェクトツムツム〜!』

 

永夢さんは仮面ライダーエグゼイド ムテキゲーマーに、俺は仮面ライダーインフィニティ ツムツムゲーマーレベル50に変身した。

 

「はぁ!」

 

先に動き出したのは俺。永夢さんに向かって、拳を突き出す。しかし、それを意図も簡単に防ぐ。次に永夢さんが俺に向けて攻撃を放ってくるのを、俺はなんとか防いでいく。

 

やっぱり、ムテキゲーマーにレベル50…それも永夢さん相手に挑むのは、無謀すぎる。普通じゃ勝ち目はない。

 

 

『ゲームは、もちろんレベル差が大きければ勝ち目は少ない。けど、そのステージにあるアイテムや、そのキャラの能力を活かせば逆転できる。』

 

 

そんな時、永夢さんに言われた言葉を思い出す。

 

『高速化 3コンボ!』

俺は高速移動を始めるが、ハイパームテキ自体に高速移動能力がある永夢さんも、俺と同じ速度で動き出し、何度も殴り合う。そして、俺に一瞬隙ができ、永夢さんが俺に殴りかかってきた時…

 

『液状化!』

 

俺は液状化し、勢いをつけて拳を突き出していた永夢さんは、勢いのまま少し前に進んだ。俺はそうなると予測し、予めそこにもう1つのエナジーアイテムを置いておいた。

 

『バグ!』

 

エナジーアイテム『バグ』の影響で、

 

「…!?くっ…体が、思うように動かない…」

 

永夢さんは思うように動けない。

 

「流石のハイパームテキでも、バグは生じるみたいですね。はぁ!」

 

俺は戸惑う永夢さんの腹部に拳を突き出し、ギリギラのところで止めた。

 

「はぁ…俺の負けだ。これなら、ラビリーってバグスターにも勝てる。必ず、お前が望むようになると思う。俺とパラドが、そうだったからな。さぁ、行ってこい。」

 

「はいっ!ありがとうございました!」

 

〜回想終了〜

 

 

 

「俺は勝つ!永夢さんに…天才ゲーマーMに教えてもらった、必勝法で!」

 

俺はガシャットギアデュアルアルファのダイヤルをパーフェクトツムツム側に回し、ゲーマドライバーのカバーを閉じた。

 

『キメワザ!』

 

キメワザ待機音が流れ始め、再び俺はゲーマドライバーのカバーを開いた。

 

『パーフェクト!クリティカルコンボ!』

 

『暗黒!』『混乱!』

 

「くっ…どこだ!?」

 

エナジーアイテム『暗黒』の影響で、突然辺りが暗くなったように見え、『混乱』し始めるラビリンス。

 

「はぁぁ!」

 

俺はそんなラビリンスに、回し蹴りを放つ。そして、今度はガシャットギアデュアルアルファのダイヤルをダンシングハーモニー側に回し、ゲーマドライバーのカバーを閉じ、

 

『キメワザ!』

 

また開いた。

 

『ダンシング!クリティカルハーモニー!』

 

「混乱したままじゃ、気持ち悪いだろ?最高の演奏、お楽しみください。」

 

俺が指揮を始めると、再びメロディーが奏でられる。

 

「うっ…なんだこの音楽。力が、抜けてく…」

 

ラビリーの言葉通り、俺が奏でた音楽を聴いたラビリーは段々と力が抜け、変身が解除がされた。俺はそんなラビリーに近づく。

 

「くっ…まさか、俺が負けるなんてな。トドメを刺すなら、刺せよ…」

 

「いや、お前にはトドメを刺さない。」

俺はそう言いながら、変身解除した。

 

「…?何故だ。俺は、お前を殺そうとした。」

 

「本当にそうか?本当に、俺を殺すために戦いを仕掛けてきたのか?」

 

「どういう意味だ?」

 

「昨日、お前がラスボスのゲーム、パーフェクトツムツムについて聞いたんだ。」

 

昨日、黎斗神さんと話していた時のこと…

 

 

 

〜回想〜

 

「黎斗神さん。もう1つ、聞きたいことがあるんです。このパーフェクトツムツムの、ラスボスであるラビリーについてです。」

 

「ラビリーについて…?」

 

「はい。俺、実はゲーム病だったんです。」

 

「ほぅ…まさか君が。」

 

「それで、俺に感染していたバグスターが、パーフェクトツムツムのラスボス、ラビリーだったんです。」

 

「なるほど。それで、ラビリーについて聞きたいのか。いいだろう。この私が発明したゲーム、パーフェクトツムツムのラスボス、ラビリーについて教えてあげよう。」

 

そう答えてくれた黎斗神さんは、ラビリーについて話し始めた。

 

「私がパーフェクトツムツムのラビリーについて考えたのは、君にガシャットギアデュアルアルファを渡す少し前。宝生永夢とパラドが、協力することになったのを見て思いついたのさ。ラビリーは、主人公に何度も戦いを仕掛けるが、その真意は、主人公と共にゲームをしたいから、そう思っているキャラクターさ。」

 

「えっ…?」

 

「そして、最終ステージで主人公は、ラビリーを倒すんじゃなく今後協力していくと決意する。そんなストーリーさ。」

 

「なるほど…このゲームには、そんな意味が…」

 

「恐らく、そのバグスターのラビリーが、共にゲームをしたいと考えている主人公は、君のことさ。」

 

なら、ラビリーを倒すんじゃなく、協力していくって道がある。

 

〜回想終了〜

 

 

 

「それを聞いて、俺はお前を倒すんじゃなく、お前と仲間になろうって思ったんだ。」

 

「でも、俺はバグスターで、お前ら人間の命を狙う存在で…」

 

「俺は、そんなことないと思う。ポッピーやパラドみたいに良いバグスターもいると思う。お前も、そんなバグスターになれると思うぜ。」

 

そう言って、俺はラビリーに手を差し出した。

 

「俺が…」

 

そして、ラビリーはその手を取り、立ち上がった。

 

〜side out〜

 

 

 

 

 

〜三人称視点〜

 

『スペシャルアタック アーススプラッシュ!』

 

『イボルブ!ライダー イボルブシュート!』

 

蓮は水流を、秀夜は大量の矢を放ち、グールとバグスターウイルスを倒した。

 

「「…!?ぐぁぁぁっ…!」」

 

そんな蓮と秀夜に、何者かの攻撃が当たり、2人は強制変身解除してしまう。2人に攻撃したのは、2体のデビュラー。

 

「デビュラーか…厄介だな。」

 

秀夜がそう呟いた時、

 

「悪い、2人とも。待たせたな。」

 

そう言って、ラビリーを連れて優が戻ってきた。

 

「優…って、ラビリー!?なんで?」

 

秀夜は驚きながらそう聞いた。

 

「詳しいことは後で話すけど、ラビリーも仲間になったんだ。」

 

「なんかよく分かんねぇけど、分かった!」

 

蓮もそう答え、秀夜もそれに同意した。

 

「ラビリー、行くぞ。」

 

「あぁ!」

 

「「99コンボ!変身!」」

 

『『マザルアップ!』』

 

『虹色輝くハーモニー!青いパズル連鎖!パーフェクトハーモニー!』

 

『仕掛けられたトラップ!連鎖するパズル!パーフェクトトレジャー!』

 

優は仮面ライダーインフィニティ パーフェクトハーモニーゲーマーレベル99に、ラビリーは仮面ライダーラビリンス パーフェクトトレジャーゲーマーレベル99に変身した。

 

「俺たちの強さは!」

 

「「超次元をも超えてやる!!」」

 

優に続いて、ラビリーも優と同じく言った。

 

「秀夜、こいつ預けとく。デビュラーは俺たちに任せろ。」

 

優は秀夜にウィザードライバーとウィザードリングを渡し、ラビリーと共にデビュラーへと走っていった。

 

「よし、蓮。俺達も行こう!」

 

「あぁ!」

 

秀夜はウィザードライバーを、蓮はビーストドライバーを巻き付けた。

 

「変~「変身!」~身!」

 

『フレイム プリーズ!ヒー・ヒー・ヒーヒーヒー!』

 

『セット・オープン!L・I・O・N・ライオン!』

 

秀夜は仮面ライダーウィザード フレイムスタイルに、蓮は仮面ライダービーストに変身した。

 

「さぁ、ショータイムだ!」

 

「ランチタイムだ!」

 

『コネクト プリーズ』

 

秀夜はコネクトリングを使い、ウィザーソードガン ソードモードを取り出し、蓮はダイスサーベルを取り出した。そんな2人に向かって、メデューサは自身の髪を伸ばして攻撃する。

 

「「はぁ!」」

 

2人は自身の剣で、それを防いでいく。髪を元に戻したメデューサは自身の杖、アロガントを取り出し2人に接近して攻撃する。それを秀夜が防ぎ、蓮がダイスサーベルでメデューサを斬る。

 

『ドルフィ!ゴー!ドッドッドッドッ・ドルフィン!』

 

蓮はドルフィマントを纏った。

 

『キャモナ・スラッシュ・シェイクハンド!

フレイム!ヒーヒーヒー!』

 

『フォー!ドルフィ!セイバーストライク!』

 

秀夜は炎を纏ったウィザーソードガン ソードモードでメデューサへ斬りかかり、蓮はドルフィンを4体出現させメデューサへ攻撃。だが、メデューサにそれを防がれてしまう。

 

「だったら!」

 

『フレイム・ドラゴン!ボー・ボー・ボーボーボー!』

 

『ゴー!ハィハィハッ・ハイパー!』

 

秀夜は仮面ライダーウィザード フレイムドラゴンスタイルに、蓮は仮面ライダービーストハイパーに変身した。

 

「一気に決めるぜぇ!」

 

『チョーイイネ!スペシャル サイコー!』

『ハーイパー!マグナムストライク!』

 

秀夜は胸部にウィザードラゴンの頭部を出現させ、そこから炎を放った。それと同時に、蓮もミラージュマグナムからビーストキマイラの形をしたエネルギー砲を放った。その攻撃で、メデューサは倒された。

 

「ふぃ〜…」

 

「ごっつぁん!」

 

 

 

一方、優とラビリーは…

 

『疾風!』

 

ラビリーはエナジーアイテム『疾風』の力で、風のような速度で動き、デビュラーへと連続攻撃を放っていく。2体のデビュラーは、それをなんとか防いでいくが…

 

「オラァ!俺ばっかりに気を取られてるんじゃないぞ。ジョーカー(切札)は俺じゃない。優!」

 

「あぁ!」

 

『切札!』

 

「はぁぁ!」

 

予めエナジーアイテム『透明化』を使用して姿を隠していた優が、透明化を解除して一体のデビュラーを殴る。

 

「優、決めるぜ!」

 

「あぁ!」

 

『『キメワザ!』』

 

『パーフェクトツムツム!クリティカル フィニッシュ!』

『パーフェクトトレジャー!クリティカル フィニッシュ!』

 

ゲーマドライバーのカバーを開き、キメワザ待機状態に入った2人。

 

『『相棒!』』

 

「俺達は、最高の相棒だ!」

 

「俺達が主人公(ヒーロー)になってやる!」

 

エナジーアイテム『相棒』を使用し、更に力が合わさる2人。

 

「「はぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」」

 

2人は上空からキックを放ち、2体のデビュラーを倒した。感染者と感染源という関係だからか、初めてとは思えない連携プレーをした優とラビリー。

 

「「よっしゃ!」」

 

2人はお互いに、ハイタッチをした。

 

こうして、優にまた新たな仲間が出来たのであった…

 

 

 

 

 

「ラビリーが裏切りましたか…」

 

「あぁ。黒崎秀夜に続いて2人目か。」

 

「ラビリーが仮野優にどのような影響を及ぼすかと思いましたが、まさか仲間につけてしまうなんて…流石、選ばれし男という感じですね。」

 

ラビリーが裏切ったことを知り、そう話すグラスとクロッカーであった。




という事で、優がラビリーと協力することになったんですが、ここでご報告を…

次回から、ロギア クロニクルさんとのコラボ回が始まります!!

前にも話しましたが、初めてのコラボなので緊張しています…ロギアさんが書く仁くんとは違う感じにならないように気をつけていますが、もしかしたら違うキャラだろ!って感じになってしまっているかもしれません…

あと、コラボ回は何話かに分ける予定なのですが、コラボ回1話に入る前、序章というか、0話的な話を書く予定です。

では改めて、コラボ回共々、本年も『μ'sと仮面ライダーの物語』を、よろしくお願い致します!お気に入り登録、評価や感想などもよければお願いします!では、次回からのコラボ回も、是非ご覧ください!
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