ということで始まりました!ロギア ZWEIさんの『ラブライブ!Qいや、俺の出番なくね?Aあります』とのコラボ回。今回は序章なので、仁くんの登場は少ないですが、次回からは仁くんも登場します!
あと、仁くんの声の時は普通の「」この鉤括弧を使い、エボルトボイスの時は『』この変身音などを表している鉤括弧を使用しています。
あと、コラボ回で話すことではありませんが、話す機会がなかったので、ここで少しだけ。ラブライブ!サンシャイン!!The School Idol Movie Over The Rainbowを公開2日目に見てきました!もう一言だけ…最高でした!僕はまだまだ見に行きます!というか今日も行く予定です!
ではコラボ回序章、スタートです!
序章 地球外生命体との遭遇
〜三人称視点〜
ここは、優達がいる世界とは違う世界…いわゆる、並行世界という別世界。
現在は夜…人通りが少ない中、1人の男が歩いている。
「お前が、石動仁…いや、エボルトか?」
その男の前に、そう問いかけながら黒いスーツを着た人間が現れた。
「なんだ、お前?」
「悪いが、俺に着いてきてもらう。」
「あっ、結構です。」
「答えは聞いていない。」
「なんだそれ。リュウタロスか?」
「悪いがふざけている暇はない。着いてくる気がないなら、少し手荒な真似だが仕方ない。やれ。」
「ん?うっ…!?」
エボルトと呼ばれた男は、突然気を失った。その後ろにはスーツの男の部下であろう男が数人、その1人は麻酔銃を持っていた。
「悪いな。エボルトの力を使われると厄介なんだ。連れていけ!」
スーツの男はそう部下に命令し、エボルトと呼ばれた男を連れていく。
時は少し流れ、優達がいる世界でも夜が訪れる。
「まさか、ハンバーグ作るのに玉ねぎを買い忘れてたなんてね…にことしたことが。早く帰らないと、こころたちもお腹空かせているだろうし…」
暗い夜道を愚痴を零しながら歩いているにこの手には、玉ねぎが入った買い物袋が。妹たちの夕飯を作るため、少し急ぎながら帰っているにこだが、その前に立ちはだかる者が…
「…!?はぁ…この急いでる時に怪物が出るなんて、少しでいいから空気を読んで欲しいわ。まぁ、無理な話でしょうけど。」
また別の並行世界のとある仮面ライダーがいる世界。にこの前に現れたのは、その世界の世界政府や敵が所持している、ガーディアンという機械兵。顔と胸には『X』と表示されているため、財団X製のガーディアン。だが、優たちが今戦っている財団Xは、今はまだガーディアンを所持していないはず。そんなガーディアンが、何故この世界にいるのだろうか…
「変身!」
にこはそんな事を気にもとめず、仮面ライダーファイズに変身し、暗い中ファイズのラインが赤く光る。にこは走り出し、ガーディアンと戦い出した。
『エクシードチャージ』
ファイズショットを取り出し、ミッションメモリを入れ構えるにこ。
「やぁぁぁぁ!」
にこはファイズショットをガーディアンに向けて突き出し、その衝撃でガーディアンを何体か倒したがまだ残っている。
「数が多いわね…」
にこがそう呟いた時、何者かの攻撃でガーディアンが数体倒された。
「あっ、オートバジン!来てくれたのね。よし、一緒に行くわよ!」
ガーディアンを倒したのはオートバジン。にことオートバジンは再びガーディアンへと駆け出した。
「やぁ!」
にこが肉弾戦で戦う中、オートバジンは上空へ飛び前輪から弾丸を放ち始めた。
「ってうわっ!?ちょっとちょっとやめなさいよ!こっちにも飛んできてるじゃない!」
しかし、ガーディアンの近くで戦っていたにこも巻き添いを受けてしまう。にこの声を聞いたオートバジンは、にこの元へ降りてきた。
「ったく、にこに当たらないようにしなさいよ!この約立たず!はぁ…とりあえずバイクに戻りなさい。」
『オートバジン ビークルモード』
にこは『5886』とファイズフォンに入力し、エンターボタンを押した。すると、オートバジンはバトルモードからビークルモードに戻った。にこはバイク型に戻ったオートバジンのハンドルに、ミッションメモリーをセットし、ファイズエッジを抜いてガーディアンを斬り裂いていった。
〜side out〜
〜side 優〜
夕食を食べ終え、自宅にいる俺のインフィニティブレスとスマホに、1件の通知が届いた。
「ん?にこのパンダハイパーメカアニマルから…って、こんな時間まで敵が現れたのか…行くしかねぇな。」
俺が玄関の扉を開き、外に出ようとした時、
「優。どこ行くんだ?」
ラビリーが俺にそう聞いてきた。
「ラビリー、財団Xだ!」
「よし!じゃあ、俺も行く!」
「あぁ。行こう!」
俺とラビリーは家を飛び出し、ライドインフィニティに跨り向かった。
「なんだ、あれは?」
俺とラビリーが目的地に着くと、謎の機械?とにこが戦っている。敵の数が多く、少しにこが押されている。
「なんかよく分からないけど、顔と胸に『X』って書かれている所を見ると、財団Xの敵ってのは間違いなさそうだな…ラビリー、行くぞ!」
「あぁ!」
「「99コンボ!変身!」」
『パーフェクトハーモニー!』
『パーフェクトトレジャー!』
俺は仮面ライダーインフィニティ パーフェクトハーモニーゲーマーレベル99に、ラビリーは仮面ライダーラビリンス パーフェクトトレジャーゲーマーレベル99に変身し、ガーディアンと戦っているにこの加勢をする。
「「はぁぁ!」」
「優!?それに、ラビリーまで。」
「大丈夫か?にこ。」
「これぐらい余裕よ。やぁ!」
俺の言葉にそう答えたにこが、戦いを再開したのに続いて俺とラビリーを謎の機械を殴る。
しばらく謎の機械と戦っていた俺たちだが…
『エレキスチーム!』
突然どこかから飛んできた電撃が謎の機械を全て倒した。
「なにが起こったのよ!?」
「なんだ!?」
謎の機械を倒したことによる爆煙が晴れると、見たことの無い仮面ライダー?が1人。
「誰だ…ん?その腰のベルト…」
俺がそいつのベルトを見ると、ある事に気づく。
「仮面ライダービルドのベルトに似てる…?」
そのライダー?のベルトは、以前姉ちゃんに見せてもらった、別世界の仮面ライダー、ビルドが装着していたベルトの色違いだった。
『ほぅ…お前ビルドを知ってんのか?だが惜しい!俺はビルドじゃない。仮面ライダー、エボルだ。』
「仮面ライダーエボル…?」
『以後、お見知り置きを。see you♪』
「おいっ!ちょっと待て!」
俺が呼び止めたのも虚しく、謎の仮面ライダー、エボルは去っていった。
「何だったんだ…?」
「あぁーー!!?」
「どうしたにこ!?」
「私変身する時、ここに置いたはずの買い物袋がない!どうしよ…こころたちの夕飯が…」
「マジか…戦いの途中、蹴っ飛ばされたりしたのかもな…」
俺達がそう会話している中、そばに停めてあったオートバジンがビークルモードからバトルモードに変形した。そして、にこに近づいてある物を渡す。
「買い物袋!あんたが持っててくれたのね…さっきは約立たずなんて言って悪かったわね。ありがと。」
にこはオートバジンから買い物袋を受け取り、オートバジンをビークルモードに戻した。それにしても、約立たずって、何があったんだ…?
「良かったな。」
「えぇ。じゃあ、私は帰って夕食作るから。また明日ね。」
「あぁ。」
にこはオートバジンに乗って帰って行った。
ちなみに、にこのバイクの免許は、姉ちゃんが女神様の力で作って渡していた。もちろん、ちゃんと姉ちゃんからバイクの安全な運転方法など、教習所で習う以上のことも習って。勉強嫌いのにこが、意外と真面目に勉強していたのは意外だったが…
「さて、俺達も帰るか。」
「あぁ。」
それにしても、仮面ライダーエボルって何者なんだ…?そう思いながら、俺は帰路についた。
「あっ、お兄ちゃん。それにラビリーさんも、お帰り。」
家に帰ると、リビングで受験勉強していた優奈がいた。
「「ただいま。」」
ラビリーがこの家に住み始めてから、優奈とラビリーも仲良くしている。
「あっ、2人とも、お帰り。」
すると、風呂上がりの姉ちゃんが洗面所から出てきた。
「あぁ、ただいま。姉ちゃん、ちょっといいか。」
「うん。どうしたの?」
「前に言ってた、ビルドって仮面ライダーの件についてなんだけど。実は、ビルドの腰に巻かれているベルトと色違いのベルトをした仮面ライダーが現れたんだ。」
「ビルドと似たベルト?うーん…ちょっと着いてきて。」
俺は姉ちゃんに呼ばれ、姉ちゃんの部屋に入る。
「確か、前ビルドについての資料データがあったから、借りてきたの。」
そう言って、姉ちゃんは自身のパソコンにUSBメモリを挿した。
「えっと…まず、仮面ライダービルドがしてるベルトは、ビルドドライバーと言って、ビルドドライバーと2本のフルボトルを使用して変身する仮面ライダーよ。」
姉ちゃんはパソコンに映し出されたビルドに関する様々な情報、写真とともに、仮面ライダービルドについて説明を始める。
「フルボトルにはそれぞれ成分が入っていて、1本は有機物、もう1本は無機物の成分のボトル。ある決まった組み合わせで変身するフォームをベストマッチと言って、30のベストマッチ、60本のフルボトルが存在するわ。他にもあるらしいけどね。」
「有機物と無機物か…」
「更に、仮面ライダービルドの変身者自身、天才物理学者。自分で開発した強化フォームがいくつか存在するみたいね…あと、ビルドドライバーで変身するクローズという仮面ライダーもいるみたいよ。1本のフルボトルの力を2本の力に分散させることが出来る、クローズドラゴンというアイテムを使って変身するみたい。」
「天才物理学者って、結構チートだよな…」
「あはは…まぁ、そうよね。けど、優くんもチートだと思うけど…」
「そうか?」
「だって、色んな仮面ライダーに変身できるし、メカアニマルとか自分で作っちゃうし…それに、自分で言うのもあれだけど、姉が女神だし。」
「確かに、言われてみれば…」
「とりあえず話を戻すけど、仮面ライダービルドが戦っているのがスマッシュと呼ばれる怪人。人間にスマッシュの成分を注入する事で生まれ、倒すと人間まで死んでしまうので、弱らせて成分を抜くと人間に戻るみたい。更に、政府や敵の組織が所持しているガーディアンという機械兵もいるらしいわ。これが、スマッシュとガーディアンの写真。」
「あっ、このガーディアンってやつ、さっき戦ったやつだ!」
「えぇっ!?でも、ガーディアンはこの世界にはいないはず…」
「それで、エボルってライダーの事についてはあるか?」
「うーん…エボルという仮面ライダーについては見当たらないわね…あら?おかしいわね…天界には全ての情報があるはずなのに、シークレットと表示されているなんて…」
すると、姉ちゃんはファイルの中に『secret』と表示されているものを見つけ、それを開いた。
「なになに…えっと…」
地球外生命体エボルト。地球ではまだ発見されていない星の生命体であり、あらゆる星を吸収し進化するブラット族(星狩り族)。火星を侵略した際、火星の王妃であるベルナージュとの戦いで相打ちになり、星を狩るための力、仮面ライダーエボルに変身出来なくなったため、火星に来た宇宙飛行士、石動惣一の体を乗っ取り、現在は地球にいる。
「多分、優くんが見た仮面ライダーエボルってのは、この事だと思うわ。」
「おいおい…これってマジでやばいやつじゃん…って事は、そのエボルトってのは、この地球を吸収しに来たのか?」
「でも、ここに書かれているのを読んだ感じ、今エボルトは仮面ライダーエボルに変身出来ないはずよ。」
「でも、あいつは自分で仮面ライダーエボルって名乗ったぞ。」
「そうね…それに、もし仮にエボルトだとしても、どうやってこっちの世界に来れたのかしら…」
「そうだよな…仮面ライダービルドがいる世界って、並行世界なんだろ?それに、俺があった仮面ライダーエボルは、そんな悪そうなやつじゃなかったしなぁ…財団Xを倒してくれたし。」
「うーん…この文面を見る限り、そんないい人な感じしないけどねぇ…」
そう混乱する俺と姉ちゃん。しかし、この仮面ライダーエボルとの出会いが、俺たちの戦いに大きな影響を与えるということを、まだ知らなかった。
「で、ここでxをここに代入するんだ。」
「なるほど…」
俺が姉ちゃんの部屋にいる間、ラビリーが優奈の勉強を教えていたみたいだ。バグスターでも、勉強分かるんだな…
という事で、コラボ回序章でした!今回仁くんの登場は少なめでしたが、口調など違和感ありありで本当にすみません!
後、読んでいて気づいた方もいるかもしれませんが、今回は優たちの世界に、並行世界にいる仁くんが来るという話になっています。来た経緯などは、次回から語られていくと思いますので、楽しみに待っていただけると幸いです。
あと、お気に入り登録をして下さった方が95人になりました!本当にありがとうございます!!
お気に入り登録、評価や感想など頂けると嬉しいです!『μ'sと仮面ライダーの物語』の本編を見たことない方は、そちらもよければ見てください。僕が宣伝するのも恐縮ですが、ロギア ZEWIさんの作品も、是非見てみてください!
それでは、次回もお楽しみに!
ロギア ZWEIさん、改めてよろしくお願いします!!