μ’sと仮面ライダーの物語   作:シーチ

111 / 136
はい、コラボ回最終話です。

ついに、コラボ回最終話です。

ではコラボ回最終話、スタートです!


最終話 また、いつか…

〜三人称視点〜

「さぁ、これで本当に終わりよ。」

 

ニュートが倒れている優の至近距離から、エネルギーを貯め、放出しようとしている。そして、優にエネルギー砲が放たれる…と思った直前、

 

『Ready Go!エボルテックフィニッシュ!』

 

突如優の体から仮面ライダーエボル コブラフォームが現れ、ニュートへ鋭い蹴りを放った。完全に油断していたニュートは、吹き飛んでいく。

 

「仁!?なんで俺の体から…」

 

仁は変身解除し、優の問いに答える。

 

「俺にあのエネルギー砲が当たる直前、俺はコブラフォームに戻って細胞の1部を残し、優の体に憑依した。優にも気づかれないようにな。で、その細胞の1部を爆発させて、俺が死んだように見せかけたんだ。」

 

「そんなことまで出来るのかよ…」

 

「優のハザードレベルが急激に上がったのは、優の怒りの感情が増幅したのもあるが、1番は俺が憑依した影響だ。ほらよ。」

 

仁は優に、1本のボトルを投げ渡す。

 

「これは…?」

 

「俺が優に憑依している間に、お前の体内から作り出したボトルだ。本来ならエボルボトルが生まれて、俺が使えるはずなんだが、エボルボトルじゃないっぽい。形は似てるけどな。多分、お前が使うデータボトルなんじゃないのか?」

 

「確かに、データボトルだ…これなら、なんか行ける気がする!」

 

「フハハ…ジオウみたいなこと言うな。」

 

「ジオウ、なんだそれ?」

 

「あっ、お前はまだ知らねぇか。なんでもない。行くぞ、優。」

 

「あぁ。」

 

優はインフィニティドライバーを巻き付け、優の体内でエボルトの遺伝子と結合し、生成されたデータボトル…エボルデータボトルを挿し込んだ。

 

「「変身!」」

 

2人が同時に掛け声を言うと、仁は液状化して優に再び憑依する。そして、優は新たな姿、仮面ライダーインフィニティ エボルフォームに変身した。

 

『エボル、フェーズフュージョン。完了。』

 

「俺たちの強さは、宇宙最強だ!」

 

 

 

 

 

その頃、囚われている人達がいる建物では…

 

実はこの建物には、優や仁から見えない場所に裏口が存在していた。その裏口の前に、ナイトローグとブラッドスタークが立っていた。

 

『ブラッド族の力を手に入れたニュートが負けるとは思えないが、念には念をだ。今のうちにここの人間どもを、この仮想空間から移動させるぞ。』

 

「あぁ。」

 

そう話すナイトローグとブラッドスターク。

 

「そうはさせねぇぞ、スターク。」

 

「またお前が動いてんのかよ!」

 

ローグとスタークの前に、2人の仮面ライダーが現れる。1人は黒のボディをベースに銀のアーマー、もう1人は赤い仮面ライダーだ。

 

そして、銀のライダーは謎のベルトを、赤いライダーは、なんとインフィニティドライバーを巻き付けている。更に、どちらのベルトにもデータボトルが入っている。

 

「おい、このスタークはまだ俺たちのこと知らないだろ。」

 

「あぁ、そうだったな。」

 

『アァ、誰だ?……っ!?』

 

スタークが謎のライダーの方へ振り返ると、何かに気づき驚く。

 

「知ってるのか?スターク。」

 

『その姿、まさか…そういう事か、なるほどな。フッハハハ、こいつは面白いっ!おい、ローグ。ここはお前に任せるとしよう、チャオ。』

 

「おいっ、スターク!」

 

そう言い残して消えたスタークを呼び止めるローグだが、それも無意味。

 

「まあいいや。今日はお前を倒す、ナイトローグ。」

 

「おい、今更だけど、ここに俺たちが介入して大丈夫なのか?このローグ倒したら、歴史が変わるんじゃねぇのか?」

 

「恐らく大丈夫だ。このナイトローグは、俺たちが知ってるローグとは、変身者が違うはずだ。」

 

「そうか、だったら思いっきり暴れるぜ!」

 

2人の仮面ライダーは、ナイトローグへ殴り掛かる。

 

「「はぁ!オラ!たぁ!」」

 

同時に攻撃する仮面ライダーに押されるナイトローグ。そして、銀色の仮面ライダーは1本の剣を取り出す。

 

『リーパー!』

 

そして、その剣に自身のベルトに入っているデータボトルを挿し込んだ。

 

「はぁぁぁぁぁ!」

 

その剣から放たれた斬撃に、倒れるナイトローグ。

 

「よし、バカ。一気に決めるぞ。」

 

「誰がバカだよ!一応言うけど、俺先輩だぞ?」

 

「今更お前を先輩なんて思ってない。これ何回目だ、やっぱりバカだな。」

 

「うるせぇ!」

 

銀のライダーの言葉に、そう言う赤いライダー。そんな2人のライダーは、右腕についているブレスにまた別のデータボトルを入れる。

 

『ビルド!』

 

『クローズ!』

 

『『Hey!カモン!』』

 

陽気な音がブレスから流れると、2人の手にはビルドドライバーが現れる。2人は自身のベルトを取り外し、呼び出したビルドドライバーを巻き付けた。

 

『ラビット!』『タンク!』

『ベストマッチ!』

 

『ウェイクアップ!』

『クローズドラゴン!』

 

『『Are you ready?』』

 

「「変身!」」

 

『鋼のムーンサルト ラビットタンク!イェーイ!』

 

『ウェイクアップバーニング!ゲットクローズドラゴン!イェーイ!』

 

「勝利の法則は決まった!」

 

「今の俺たちは負ける気がしねぇ!」

 

『『Ready Go!』』

 

『ボルテックフィニッシュ!』

『ドラゴニックフィニッシュ!』

 

「「はぁぁぁぁぁぁぁ!」」

 

ビルドとクローズは、ナイトローグへ同時キックを浴びせ、倒した。

 

「よし…」

 

「あー、終わった!やっと帰れる!」

 

ビルドが静かに一息つくと、クローズは伸びをして盛大に一息つく。

 

「腹減った…」

 

「よしっ、じゃあ帰って飯作るか!こっちに来る前、ローストビーフの仕込みしてきたんだよ!」

 

そうクローズが言う。

 

「意外にお前の料理って、めちゃくちゃ美味いよな…ちゃんとした料理だし、店出せるレベルだ。」

 

「へへっ、最初は『お前の料理?どうせヤバいもん作るんだろ…』とか言ってたくせによ。」

 

「悪かったって!」

 

クローズの言葉に、そう手を合わせながら謝罪するビルド。どうやらクローズは、料理を作るのが上手いようだ。

 

軽口を言い合いながらも楽しそうに会話し、先程のように息ぴったりの連携プレーで戦う姿は、どこか本当のビルドとクローズ…桐生戦兎と万丈龍我を彷彿とさせる。

 

突如現れた謎の2人の仮面ライダー。この2人の仮面ライダーが何者なのか…優たちや、これを読んでいる皆さんが、それを知るのは近いようで遠い、遠いようで近い未来の話である。

 

 

 

 

 

『エボル、フェーズフュージョン。完了。』

 

「俺たちの強さは、宇宙最強だ!」

 

仮面ライダーインフィニティ エボルフォームに変身し、1人の仮面ライダーに融合した優と仁。

 

「うわぁ…なんか変な感じ、俺の中に仁がいるって…」

 

「たかが融合して、姿が変わったからって、私に敵うわけないわよ!はぁぁ!」

 

ニュートが殴りかかってくるのを、2人は受け止め、ニュートへ反撃する。

 

「っ!?まだまだ、はぁ!」

 

『「ふんっ!はぁぁぁ!」』

 

「くっ…ありえない。この私が負けるなんて…!下手な感情に左右されて、争い合い失敗ばかり繰り返す人間程度…そんな人間の見方をするくだらない、ブラッド族のエボルトが憑依しただけの、あなた達なんかに負けるなんて…!」

 

「人間も、仁も、くだらなくなんてねぇよ!」

 

『確かに、お前がくだらないと言う感情が、人間同士の争いを生み失敗する。だが、時にはその感情が人間を強くする。フッハハハ…これだから人間は面白いんだ!』

 

「そんな人間を否定し、実験道具にしようとするお前の方が、よっぽどくだらねぇんだよ!仁、決めるぞ。」

 

『あぁ。』

 

インフィニティ エボルフォームは、その姿に変身した時に生成された1枚のカードを、腰のアタックバックルに入れる。

 

『スペシャルアタック!インフィニティ&エボルフィニッシュ!』

 

インフィニティ エボルフォームはジャンプし、ニュートへ向かってキックを放つ。それを防ごうとするニュートだが、インフィニティ エボルフォームの後ろに仮面ライダーインフィニティと仮面ライダーエボルの幻影が現れ、更に威力が増し、防ぎきれなかった。

 

『「はぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」』

 

そして、2人はついにニュートを、パラレルブラッドデビュラーを倒した。そして、その場に1つのボトルだけが落ちた。

 

「終わったな。」

 

『あぁ。』

 

インフィニティ エボルフォームは、ドライバーからエボルデータボトルを取り外し、変身解除した。優から離れ、仁は自身の体に戻った。そして、仁はニュートが落としたボトルを拾う。

 

「これを使えば、元の世界に戻れるのか…」

 

「あっ、囚われている人を助けないと!」

 

優がそう言った時、地面がグラグラ揺れ始める。

 

「なっ、なんだ!?」

 

そして、だんだんと外の景色が剥がれていき、黒くなっていく。そして、全てが剥がれ落ちると、白く光り出す。

 

 

光が止むと、ニュートが作り出した仮想空間から、元の世界に戻っていた。

 

「ニュートを倒したことで、あいつが作り出した仮想空間が消えたのか…」

 

「あっ、優くん!」

 

「穂乃果…みんなも、無事だったんだな。良かった…」

 

俺が辺りを見回すと、蓮や秀夜、μ'sのみんなだけじゃなく、囚われていた人々も戻っていた。

 

「大丈夫ですか!?」

 

俺が赤ちゃんを抱いている女性に聞くと、

 

「…?あなたは?私は、今まで何をしていたんでしょう…」

 

「えっ…?」

 

何も覚えていないかのようにそう聞き返された。

 

「オギャーオギャー!」

 

そんな中、突然赤ちゃんが泣き出してしまう。

 

「ほらほらー、大丈夫ですからねー。すみません。なんだかよく分かりませんが、私はこれで。」

 

そう言い、女性は去っていく。他の人たちも、何も覚えていないらしく、戸惑いながらも帰って行った。

 

「記憶を消されてるみたいだな…結局、ニュートたちがなんの組織だったのか、分からないままだし…」

 

「分かったことなんて、また、敵が増えちまったってことぐらいだな。」

 

「だったら、また俺達が倒せばいい。」

 

優、蓮、秀夜の3人には、結局多くの謎が残されたままだった…

 

 

 

 

 

「スター、ク…」

 

『ん?生きてたのか。』

 

謎の2人の仮面ライダーに敗れたナイトローグに変身していた男は、最後の一撃をなんとか耐え抜き、ここまで命からがら逃げてきたのだ。

 

「あっ、あぁ…なんとかな。とにかく、助けてく…うっ!?おまっ…なっ、ん…ぐはっ…」

 

助けを求めようとした男に、スタークは毒を注入し、男はそのまま消えていく。

 

『お前は用済みだ。所詮、お前はこのトランスチームガンとバットフルボトルがちゃんと機能するかの、実験体に過ぎない。』

 

スタークは、男が消える時落としたトランスチームガンとバットフルボトルを拾い上げながら、そう言った。

 

「相変わらず非情だねぇ…いや、非情じゃないからこそ、なのか?」

 

そこに、もう1人謎の男が現れる。

 

『さあな…それより、ニュートが敗れた。』

 

「おぉ…そりゃ残念。あいつの戦力を失うのは大分惜しいが、まあよく働いてくれたよ。これで、並行世界移動装置も、ちゃんと完成しそうだろ?」

 

『あぁ。』

 

「それより、そろそろ帰った方がいいんじゃないのかい?彼が心配するよ。」

 

『そうだな。じゃ、この並行世界移動装置が使えるのは、行き帰りそれぞれ1回きり。これが最後の1つだから、次会うのは並行世界移動装置を完成させ、最終調整が終わった後ってことで。』

 

「あぁ、期待している。」

 

『んじゃ、チャオ。』

 

そう言い残し、ブラッドスタークは黒いホールを出現させ、消えていった。

 

「あの2人のライダーが現れ、ナイトローグを倒した。ということは、未来では我々の思い通りにことが進んでいる、ということなのかな?」

 

〜side out〜

 

 

 

 

 

〜side 優〜

 

「もう、帰るのか…?」

 

俺は元の世界に戻ろうとする仁に、そう聞いた。その後ろには、蓮、秀夜、μ'sのみんながいた。

 

「まぁ、いつまでも居たって、しょうがないしな。俺には向こうの世界で、やらなきゃいけないことだってあるし。」

 

「そうか。」

 

「元気でいろよ。」

 

「並行世界ってなると、また会うのは難しいかもしれないけど、またいつの日にか、会えたら会おう。」

 

秀夜、蓮、俺がそれぞれ仁に言葉をかける。

 

「仁くん!仁くんの世界の穂乃果たちに会ったら、そっちもスクールアイドル頑張ってって言っといてね!本当は、会ってみたいんだけど…」

 

「分かった。伝えておくよ。」

 

「じゃあ、仁。これありがとな。これがなかったら、ニュートたちには勝てなかった。」

 

そう言いながら、俺たちはビルドドライバーやスクラッシュドライバーなど、仁から借りていたものを返した。

 

「いや、俺の方こそ、協力してくれて助かった。この世界には、財団Xやニュートたちの組織が暴れ回ってて大変だと思うが、頑張れよ。」

 

「あぁ。またいつか、会える日が来るのを望んでる、仁。」

 

「あぁ、じゃあな。」

 

仁は白いパンドラパネルを取り出し、ニュートが落としたボトルを入れた。すると、ボトルは消滅し、ワームホールが出現した。

 

「それじゃ、チャオ〜♪」

 

そう言い残し、仁はそのワームホールの中に入っていった。

 

「行っちゃったか…」

 

お前のこと、絶対に忘れないからな、仁。

 

まぁ、地球外生命体と共闘したなんて、忘れたくても忘れられないか…仁、楽しかったぜ。

 

また、いつか…

 

会えるといいな。

 

〜side out〜

 

 

 

 

 

〜side 仁〜

 

俺が元の世界に戻ると、経った1日しか時間が経過していなかった。こっちの世界と、優たちの世界では、流れる時間の速度が異なるんだろう…

 

「仁くーん、おはよ!昨日はどこに行ってたの?連絡も無く休んでたから、心配したよ。」

 

「おぉ、穂乃果。おはよ。まぁ、ちょっとな。」

 

「ちょっとって何!」

 

そう言いながら、俺の方に勢いよく飛びかかろうとした穂乃果は、思いっきり転けそうになる。そんな穂乃果の手を、俺は掴む。

 

「危なかったぁ…ありがと、仁くん。」

 

「はぁ…本当、穂乃果はどこの穂乃果でも、やっぱりア穂乃果だな…」

 

「えぇ!?それってどういうこと?酷いよー!」

 

「はいはい。あっ、そうだ。伝言頼まれてたんだった。スクールアイドル頑張って、だそうだ。」

 

「へぇ…うん!頑張る!……って、誰から?」

 

「さぁ?誰だろうな。」

 

「えぇ、誰なのー!」

 

そう言いながら、俺を追っかけてくる穂乃果。さて、俺は俺で、こっちの世界で頑張るか…

 

 

優、ありがとな。また、どこかで会えたら、よろしくな。チャオ〜♪

 

〜side out〜

 

 

 

 

 

〜三人称視点〜

 

こうして、石動仁を元の世界に帰すことに成功した優たち。しかし、これは単なる序章に過ぎなかった。今回の事件が、今後優たちの世界にどのような影響を及ぼすのか…

 

優たちと財団Xの戦いも、更に激化し、だんだんと決着に近づいている…

 

しかし、その裏に隠れて暗躍しているある組織の存在、財団Xの真の目的、あらゆる謎の真相にたどり着くのは、まだまだ先の出来事なのかもしれない。

 

そして、優たちは、スクールアイドル活動をしていき、財団Xと戦う中、様々なレジェンドライダーと出会うことになる。1人目のレジェンドと出会う時は、すぐ訪れる…

 

 

 

 

『ブドウアームズ!龍・砲 ハッハッハッ!』

 

『メロンアームズ!天下・御免!』

 

 




次回の、μ'sと仮面ライダーの物語!

μ'sの練習が休みになったある休日、優は穂乃果とことり、そして蓮と遊びに出かけることに…
そこで、インベスと戦うある仮面ライダーと出会う。

次回、『102話 アーマードライダー、登場!』




ということで、ロギアさんとのコラボ回も完結致しました。仁くんを書くのは難しかったですが、なんとか書き終えることが出来て良かったです。

ロギアさんは、今は事情でアカウント削除されたそうなのですが、もしこれを見ていたら…今回のコラボ回、本当にありがとうございました!

そして、次回からは本編に戻ります。今回の最後と、次回予告でなんとなく分かるかもしれませんが、次回はあのライダーが登場!これから、どんどんレジェンドライダーが登場する予定です!

あと、最近オリジナルばかりで、アニメ本編の話が全然進んでいませんが…次のアーマードライダー編が終了すると、アニメ本編の話を書く予定です。

では今回はこの辺で…お気に入り登録、評価や感想など、良ければお願いします!見ていただき、ありがとうございました!

改めてロギアさん、ありがとうございました!
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。