μ’sと仮面ライダーの物語   作:シーチ

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はい、107話です。

令和最初の投稿となります!と言っても、本編はエグゼイドの物語が終わった年の冬…2017年なので、平成のままなんですけどね…令和になりましたが、これから更に物語が加速していく予定です!これからも応援よろしくお願いします!

今回、アニメ8話&ブレイド編ラストになります。

では107話、スタートです!


107話 想いを紡いで…

〜前回のラブライブ!、µ’sと仮面ライダーの物語!〜

 

優「ラブライブ最終予選の曲決めに難航するµ’s。そんな中、財団Xがレンゲルバックルを奪い、リモートの力でスペードのカテゴリーK、コーカサスビートルアンデッドとダイヤの13体のアンデッドを復活させられた。

 

希「封印を解かれたアンデッドが暴れる中、剣崎一真さん、相川始さん、橘朔也さん、上城睦月さん。ウチは4人の仮面ライダーと出会い、協力してアンデッドを封印した。そして、残るアンデッドはダイヤのカテゴリーJ、Q、Kの3体となった。」

 

優「そういえば、スペードのカテゴリーKも封印したのか?」

 

希「うん。仮面ライダーカリスと協力して、なんとかね。」

 

優「そうか…(もし希がキングフォームに変身して、剣崎さんのようにカテゴリーKだけじゃなく、13体全てのアンデッドと融合したら…)」

 

希「優くん?あれ?優くーん?」

 

優「……えっ?あっ、悪い。」

 

希「もう、しっかりしてよ。久しぶりのあらすじ紹介なんやから。じゃあ、色々とウチが大活躍する107話、どうぞ!」

 

優「それ自分で言うのかよ…」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〜三人称視点〜

 

希の家にμ's9人とマネージャー3人が全員揃い、希の部屋で曲について話し合いを始めていた。

 

「えぇ!やっぱり作るの?」

 

「そっ。みんなで作るのよ。」

 

穂乃果の言葉に、そう答えた真姫。

 

「希ちゃんって、一人暮らしだったんね。」

 

「初めて知りました。」

 

「何かあったの?真姫ちゃん。」

 

「なんにもないわよ。」

 

「ちょっとしたクリスマスプレゼントって、とこだな。」

 

「μ'sから、μ'sを作ってくれた女神様に。少し早めだけどね。」

 

花陽の言葉に、真姫、優、絵里が答えた。

 

「みんなで言葉を出し合ってかぁ…あっ、これって…」

 

部屋を見回していた花陽が手に取った2つのものに、全員が注目する。

 

「あっ!」

 

それらを焦って隠した希。それらとは、μ's9人で音ノ木坂学院の講堂でパフォーマンスをした、START:DASHの写真。もう1つは、秀夜がマネージャーに加わってから、12人で撮った集合写真。

 

「そういうの飾ってるなんて、意外ね。」

 

「べっ、別にいいやろ…ウチだってそのぐらいするよ。友達、なんやから。」

 

「希ちゃん…!」

 

「可愛いにゃー!」

 

ことりは手を合わせて、凛は希に飛びかかりながら言う。みんながじゃれあっている中、何かに気づいた優は、気づかれないように静かに希の部屋を出ていった。

 

「もうっ!笑わないでよ!」

 

「話し方変わってるにゃ!」

 

そんな凛を枕で押さえながら抵抗する希。

 

「暴れないの。たまにはこういうこともないとねっ。」

 

「もう…」

 

絵里に抱き抑えられた希は、頬を少し赤くして言葉を漏らす。

 

 

 

「みんな曲作りにやる気を出してるんだ。悪いが、相手は俺1人だけにしてもらおう。」

 

夜になり、辺りには街灯の光しか照らされていない中、優はそう言った。希の家の近くの公園に、カテゴリーJ・ピーコックアンデッド、カテゴリーQ・サーペントアンデッド、カテゴリーK・ギラファアンデッドの3体が現れたことに気づき、優は1人来ていたのだ。

 

「変身。」

 

優は仮面ライダーインフィニティオリジンに変身した。

 

「はぁぁぁぁぁ!」

 

優は3体のアンデッドへ攻撃を仕掛けたが、相手は3体。それも、3体とも上級アンデッドということもあり、すぐに反撃を受けて倒れてしまう。そんな優を、3体のアンデッドが取り囲み、ギラファアンデッドが優にトドメの一撃を放とうとする。

 

「くっ…(インフィニティソードを召喚しておけば…)」

 

そして、ギラファアンデッドは自身の双剣を優に振り下ろそうとした。優は死を覚悟した…

 

 

その時、30秒ほど時間が戻り、優は再び3体のアンデッドに吹き飛ばされた。

 

「っ…!何が、起こった!?」

 

そう驚く優の手には、何故かインフィニティソードが握られている。そして、ギラファアンデッドが振り下ろしてきた双剣を、自身の剣で咄嗟に防いだ。

 

「はぁ!」

 

そして、片膝立ちで、3体のアンデッドをインフィニティソードで斬りつけ、その隙に優は立ち上がった。

 

「まさか、時間が戻った…?そういえば、オリジンの力は時を操る能力。今度は30秒程だけど、俺はまた無意識のうちに時間を戻したのか…?」

 

そう自問自答する優の前に、再びアンデッドが…

 

「はぁぁ…」

 

優は再び、アンデッドへ剣を構え、戦闘態勢に入った。

 

 

 

その頃、希の家では…

 

「あれ?優くんがいないよ?」

 

「ほんとだ…」

 

「ったく、あいつ何も言わずに出てったのかよ。」

 

優がいないことに気づいたμ's、蓮、秀夜。

 

「全く…せっかく話がまとまったっていうのに、どこに行ったのよ。」

 

「もしかして…怪物が現れたとか?」

 

「だったら早く行かないと!」

 

穂乃果がそう言い、全員家を飛び出して行った。

 

 

 

「優!」

 

「みんな、なんで!?」

 

穂乃果たちが来たことに、驚いて反応する優。

 

「みんな。相手は3体だ。ここは俺と…」

 

「俺に任せて下がってろ。」

 

そう前に出る蓮と秀夜。

 

「蓮くん。秀夜くん。それに、みんな。」

 

そんな中、そう声をかけた希。

 

「どうした?」

 

「今日は、ウチに戦わせて!」

 

「希?」

 

「お願い!」

 

「でもっ…」

 

「分かった。」

 

蓮が止めようとしたが、秀夜はそれを許可する。

 

「秀夜?」

 

「ただし、やばいと判断したら、俺たちも加勢するからな?」

 

「うん。ありがとう!」

 

希はそう答えて、ブレイバックルを巻いて前に出る。

 

「変身!」

 

『turn up』

 

「やぁぁぁ!」

 

希はブレイラウザーを手に、優とともにアンデッドへ斬りかかっていった。

 

「はぁっ!」

 

「やぁっ!」

 

2人はそれぞれアンデッドを斬り、火花が飛び散る。そして、優が次にギラファアンデッドへ斬りかかったが、バリアを張られ弾き返される。

 

「くっ…だったらこれで!」

 

『オリジン!』

 

「はぁぁぁぁぁ!」

 

優はオリジンデータボトルをインフィニティソードに差し込み、ギラファアンデッドへ斬撃を飛ばしたが、それも防がれてしまう。そして、ギラファアンデッドが反撃を飛ばし、その攻撃で優は強制変身解除に陥る。

 

「優くん!こうなったら、これを…」

 

そう言って、希が取り出したのは、スペードのカテゴリーK…コーカサスビートルアンデッドのラウズカード。

 

「…!?希、なんでそれを!」

 

『アブゾーブクイーン』

 

希はラウズアブゾーバーに、カテゴリーQのラウズカードを差し込む。

 

「ダメだ!希それは!」

 

「ごめん優くん…でも、たとえ危険なものだとしても、ウチは…私はこの力を使う!今の私には、それ以上に守りたい人がいる!」

 

 

『でも、たとえ人間じゃなくなるんだとしても、仲間と離れ離れになるんだとしても…それ以上に守りたいものができた。だから、俺はアンデッドになる道を選んだ。』

 

 

その時、優の脳裏に昨日の剣崎の言葉が浮かぶ。

 

「希…」

 

「だから、ウチは戦う!みんなを絶対に守る!カードやない…これが、ウチ自身が出した答えなんや!」

 

その時、そう言った希の手に握られているカテゴリーKのラウズカードが光った。

 

『エボリューションキング』

 

希の周りに13枚のラウズカードが出現し、希と融合していく…そして希は、13体のアンデッドと融合した姿、仮面ライダーブレイド キングフォームに変身した。

 

「13体のアンデッドと、融合した…!やっぱり、希の融合度数も高いのか…っこれは!?」

 

その時、優のインフィニティブレスからブランク状態だった、ブレイドのカメンライドカードが飛び出し、色がついて復活した。

 

「またディケイドのカードが、復活した…」

 

「優くん、お咎めの言葉は後で聞くから、今は一緒に戦おう!」

 

「あぁ、もちろんだ。」

 

そう答え、優はディケイドライバーを巻き付ける。

 

「変身!」

 

『カメンライド ブレイド!』

 

優は仮面ライダーディケイド ブレイド(以下 Dブレイド)に変身した。

 

「優くん、行くよ。」

 

「あぁ!」

 

希はキングラウザー、優はライドブッカー ソードモードを持ち、アンデッドへ向かっていく。

 

優はピーコックアンデッド、サーペントアンデッドと、希はギラファアンデッドと戦闘を開始した。

 

『アタックライド マッハ!』

 

優は高速で移動し、ピーコックとサーペントを斬り裂いた。

 

『スペード2・3・4・5・6』

『ストレートフラッシュ』

 

希はキングラウザー、ブレイラウザーを取り出し、二刀流でギラファアンデッドと向かい合う。

 

まずはブレイラウザーでギラファアンデッドへ斬りかかったが、バリアで防がれた。しかし、そこにキングラウザーで追い打ちをかけ、少しバリアにヒビが入る。

 

「やぁぁぁぁぁ!」

 

そして、最後に2つの剣で斬り裂き、ついに、ギラファアンデッドのバリアを張れなくするのではなく、バリアを破った。

 

「よしっ…!この前の戦いで、バリアを壊すのは慣れたんよ。」

 

「バリア壊すのなれるって…まあいいや。希、決めるぞ。」

 

「うん!」

 

『スペード10(テン)J(ジャック)Q(クイーン)K(キング)A(エース)

『ロイヤルストレートフラッシュ』

 

『ファイナルアタックライド ブ・ブ・ブ・ブレイド!』

 

優は3体のアンデッドにまとめて、ライトニングブラストを放った。その直後、希は自身の前に現れた5枚のカードを通り抜け、3体のアンデッドをキングラウザーで一気に斬り裂いた。

 

その攻撃で、3体のアンデッドのバックルが開いた。

 

「よし…」

 

希はそれぞれのアンデッドに、ラウズカードを投げつけ封印した。

 

「優くん!希ちゃん!」

 

「みんな!」

 

「やったね!」

 

「うん!」

 

優たちの元に穂乃果たちが駆け寄ってきて、穂乃果が希とハイタッチして言葉を交わした。

 

「あっ、優くん…」

 

「別に、そんな顔しなくてもいいよ。」

 

「えっ?怒って、ないん…?」

 

「あぁ。俺は止めはするけど、最終的に希が真剣に決めたことなら、俺は怒ったりしない。っていうか、俺にそんな権利はないだろ?」

 

「優くん…」

 

「ただ、絶対に死ぬような真似はするなよ。」

 

「うん!あっ、あとこれ。」

 

そう言い、希はさっき封印したダイヤの3枚のラウズカードを、優に渡した。

 

「あっ、見て見て!」

 

優と希の会話が一区切りした時、穂乃果が空を見上げてそう言った。すると、空からは白い雪が降ってきていた。その光景に、全員目を輝かせる。

 

「想い…」

 

降ってきた雪を手に、穂乃果がふと言葉を発する。

 

「Melody。」

 

「切なさ。」

 

「予感。」

 

「勇気…」

 

「不思議…」

 

「未来…」

 

「ときめき…」

 

「空。」

 

「純情…」

 

「気持ち…」

 

それに続いて、花陽、秀夜、海未、蓮、凛、真姫、ことり、にこ、優、絵里が言った。

 

「好き!」

 

そして最後に、希が言った。その言葉には、再開してようやく自分のことを思い出した、想い人へ向けての密かな想いを込めていた。のかもしれない…

 

 

 

 

その後、全員解散となり、自分の家に帰ろうとした希は、ある人物が近くでさっきの戦いの様子を見ていたことに気付き、話しかける。

 

「剣崎さん。そんなとこでどないしたん?」

 

「希ちゃん。気づかれちゃってたか…」

 

「ウチにはこれがあるからね。他のみんなは、気づいてないと思うよ。」

 

希はタロットカードを取り出しながら、そう言った。

 

「手助けしようかとも思ったけど、必要なさそうだったし、俺があんまりブレイドの力を使う訳にもいかないからな。」

 

「そうだ、剣崎さん。やっぱりこのカードは、返しておきます。」

 

希はそう言い、スペードのカテゴリーK、コーカサスビートルアンデッドが封印されているラウズカードを取り出した。

 

「えっ?」

 

「だって、このカードは元々剣崎さんのやろ?」

 

「あっ、あぁ…まぁ、そうだな。」

 

「だから、このカードは剣崎さんに返すよ。1度勝手に使って、ごめんなさい。」

 

希は剣崎にラウズカードを渡し、剣崎はそれを受け取る。

 

「いや、気にしなくていい。俺はこれからまた、海外に行くことにしたんだ。」

 

「えっ、そうなん?」

 

「あぁ。だから、この世界の平和は頼んだぞ。希ちゃん。いや、仮面ライダー(ブレイド)。」

 

「っ…はい!」

 

仮面ライダーブレイド本人に、そう認めてもらえた希の心に、嬉しさがこみ上げ、剣崎に返事した。それを聞き届けた剣崎は、その場から去っていった。

 

「剣崎さん。ウチ、頑張るよ…!」

 

 

 

 

 

翌日…

 

『クワガタ!ウナギ!バッタ!』

 

「はぁ!」

 

路地裏に現れた屑ヤミーを倒すため、オーズ ガタウタに変身して戦う優。

 

『スキャニングチャージ!』

 

優はクワガタヘッドから電気を放ち、屑ヤミーを倒した。

 

「ふぅ…っ!?ぐはぁ!?」

 

その時、また新たな敵が現れ、そいつが放った攻撃を受け、俺は強制変身解除に追い込まれる。

 

「オーバーロード…」

 

その敵とは、オーバーロード、シンムグルンだ。

 

「くっ…オーバーロード相手なら、これじゃないと…」

 

俺は手に極ロックシードを握り、考える。

 

 

『たとえ危険なものだとしても、ウチは…私はこの力を使う!今の私には、それ以上に守りたい人がいる!』

 

『でも、たとえ人間じゃなくなるんだとしても、仲間と離れ離れになるんだとしても…それ以上に守りたいものができた。だから、俺はアンデッドになる道を選んだ。』

 

 

「何迷ってんだよ、俺…希も、剣崎さんも、守りたいもののためにキングフォームに変身したっていうのに、俺も腹くくらないといけねぇだろ…!俺も、人を守るためにこの力を使う!」

 

俺はそう言いながら、立ち上がった。

 

『カチドキ!』『フルーツバスケット!』

 

「変身!」

 

『ロックオープン!極アームズ 大・大・大・大・大将軍!』

 

俺は仮面ライダー鎧武 極アームズに変身した。

 

「ここからは、俺のステージだ!」

 

『クルミボンバー!』

 

「はぁ!たぁ!せいっ!」

 

俺は両手にクルミボンバーを取り付け、シンムグルンへ連続パンチを放つ。

 

『パインアイアン!』

 

「オラァ!」

 

そしてクルミボンバーを外し、パインアイアンでシンムグルンを殴りつける。

 

『ドリノコ!』

 

2本のドリノコを持ち、交互にシンムグルンへ斬りかかっていく俺。

 

『影松!』

 

俺は2本の槍、影松と影松・真を取り出し、シンムグルンへ突き刺していく。

 

『大橙丸!』『無双セイバー!』

 

「これで終わりだ。」

 

『一・十・百・千・万!オレンジチャージ!』

 

「おらぁぁぁぁぁ!!」

 

俺は大橙丸と無双セイバーを合体させたナギナタモードにオレンジロックシードを取りつけ、すれ違いざまにシンムグルンを斬り裂き倒した。

 

「ふぅ…」

 

俺は変身解除し、変身する前に路地の隅に置いておいた学生鞄を取った。

 

「流石だな。」

 

そんな優に、背後から声をかけた人物が1人…

 

「剣崎さん?どうしたんです?」

 

「優に預けておきたいものがあってな。」

 

「俺に預けておきたいもの?」

 

「これ。」

 

「…?これって、カテゴリーKのラウズカード…でもこれって、今希が持ってるんじゃ…」

 

「昨日希ちゃんと会って、返すって渡された。」

 

「でも、これは剣崎さんのカードですよね?なんで俺に?」

 

「俺、これからまた日本を離れるんだ。そんな俺が持ってても、使う時は来ないと思うから。」

 

「だからって、なんで俺に?」

 

「今後、希ちゃんがブレイドに変身して戦うなら、キングフォームの力が必要になる時が来るかもしれない。優がそう判断したら、これを渡してあげてくれ。」

 

「本当に、いいんですか…?」

 

「あぁ。お前と希ちゃんを信じて、これを預ける。その時が来たら、頼んだぞ、優。」

 

「はい。ありがとうございます!」

 

「あっ、そうだ…残りの3枚の、ダイヤのラウズカードは持ってるか?」

 

「はい。希から預かってますけど…」

 

「じゃあ、俺が預かっていいか?」

 

剣崎は優から3枚のラウズカードを受け取り、去っていった。

 

 

 

アンデッドの騒動も一通り解決し、久しぶりに仕事前にゆっくり外で朝食を食べてきた橘朔也と上城睦月は歩いていた。

 

「それにしても、また仮面ライダーに変身するなんて思っていませんでした。」

 

「あぁ。でも、昔の睦月なら自分から戦うなんて言わなかっただろうに…カテゴリーAをちゃんと封印したことで、それだけ成長したんだな。」

 

「そっ、そうですか?でも、これも橘さんや相川さん、それに望美や嶋さんたち色々な人の支えがあったからです。それに…剣崎さん…」

 

「剣崎…」

 

2人が剣崎の名前を呟いた時、少し下を向いていた橘は前から来ていた男性に気づかず、ぶつかってしまう。

 

「あっ、すみま…って、いない…」

 

謝ろうと振り返った橘だが、そこには誰もいなかった。

 

「ん?」

 

ポケットに違和感を感じた橘は、上着のポケットの中に手を入れる。

 

「これは…」

 

そこには、ダイヤのカテゴリーJ、Q、Kのラウズカードが入っていた。更に…

 

「それって、剣崎さんの…」

 

「あぁ…」

 

剣崎が昔から付けている指輪…スペードのマークが入っているものと、黒い模様が入っているものの2つが入っていた。

 

「じゃあ、さっき橘さんがぶつかった人って、剣崎さん!?」

 

「そうだろうな…希ちゃんが剣崎と会ったと言ってたのは、本当だったのか…この2つの指輪は剣崎のだ。剣崎は今でも、どこかで運命と戦い続けていたんだな…」

 

「そうですね…今回も、陰ながらアンデッドと戦っていたみたいですし。」

 

「剣崎、ありがとな…」

 

「ありがとうございます。剣崎さん…」

 

 

 

「橘さんも、睦月も元気そうでよかった。多分、始も元気にやってるんだろうな…でも、俺はお前と会うわけにはいけないんだ…俺はこれからも、運命と戦い続ける。お前はこれからも、人間の中で生き続けろよ、始。」

 

橘と睦月の元から少し離れた剣崎は、1人そう呟いた。

 

こうして、剣崎は再び日本を離れて、運命と戦うことになる。しかし、そう遠くない未来、剣崎と始は再開することになる。そこで、2人の運命は大きく変わることになるのであった…

 

 

 

 

 

その頃、剣崎との話を終えた優は…

 

「さて、そろそろ学校に行かないとな。今日朝練がなくて助かった…っていうか、敵は屑ヤミーとオーバーロードだけだったのか…?」

 

そう1人呟く優の周りに、5つの紫色に光る何かが現れる。

 

「っ!?なんだ!?ぐっ…うわぁぁああ!うっ…」

 

そして、その5つの紫色の物体は、優の体内に入っていった。その影響で、優は意識を失い倒れたのであった。

 

 

「ついに仮野優に、あれを入れたのですね。」

 

その様子を離れたところで見ていた財団Xの幹部、グラスは同じく財団Xの幹部であるクロッカーにそう言った。

 

「あぁ。俺の体内に入れたのも、大分馴染んできたからな…もう、変身することも可能だ。」

 

「そうですか。仮野優の中の5枚と、あなたの中の5枚…くくくっ…どうなるのか、楽しみですねぇ…」

 

 

剣崎一真、相川始、橘朔也、上城睦月。4人のレジェンドと出会い、封印を解かれたアンデッドを再び封印することに成功した優たち。

 

しかし、そんな優たちに再び新たな事件が降り注ぎ、またレジェンドと出会うのであった…

 

 

 

 

 

『タ・ト・バ!タトバ!タ・ト・バ!』

 

 

 

 

 

ラブライブ!最終予選まで、残り21日…

 

 

 

 

 




次回の、µ’sと仮面ライダーの物語!

全員で出し合った言葉を元に、ラブライブ最終予選の曲を作るµ’s。初のラブソングに、恋愛経験に疎い海未は苦戦…海未は恋愛について探るため、優とデートすることに…

次回、『108話 新曲作りとデートと謎の女幹部』





ということで、アニメ8話&ブレイド編完結です。そして次回のレジェンドは…まぁ、本編の最後とタイトルを見れば分かりますね。

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