μ’sと仮面ライダーの物語   作:シーチ

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はい、15話です。
今回からまきりんぱな編です。
では15話、スタートです!


2章 μ’s、結成編
15話 真姫のやりたいこと


〜side 優〜

 

ファーストライブも無事に終わった翌日、今日は朝練が休みになり久しぶりに優奈と朝ご飯を食べていた。

 

「いっただっきまーす!」

 

「いただきます、今日は随分と機嫌がいいな?」

 

「だって、久しぶりにお兄ちゃんと朝ご飯食べられるんだもん!」

 

「そういうことか」

 

俺たちが朝ご飯を食べていると、つけていたニュース番組から気になることが流れてきた。

 

『本日、幻夢コーポレーションから「仮面ライダークロニクル」という新作ゲームが発売されました。このゲームは一般人が仮面ライダーに変身して、敵キャラを倒していくというゲームだそうです。発売日の朝にも関わらず、もうかなりの数のゲームが売れたそうです。』

 

仮面ライダークロニクル?それに、幻夢コーポレーションが出しているということは、また何か裏があるのか?けど、永夢さんの連絡ではこの前ゲンムを倒したって聞いたから、壇黎斗ではないはずだ… でも、裏はありそうだな…後で、永夢さんに聞いてみるか。

 

俺はパックマン事件の時以来、永夢さんとは連絡を取り合ってお互いの状況を報告しあっている。

 

「お兄ちゃん、どうしたの?険しい顔して、もしかしてあのゲーム欲しいの?私もちょっと気になるからやってみようかなぁ…」

 

「優奈、あのゲームは絶対にやったらダメだぞ?かなり危険かもしれないから…もし、友達にやろうって子がいたら止めてあげて。」

 

「うん、お兄ちゃんが言うならわかった。」

 

「よし、じゃあ、学校行くか!」

 

「はーい!」

 

 

 

そして俺は学校に行き、今は昼休み。俺達はアルパカ小屋の前にいる。

 

「ふぁ、ふぉえ〜」

 

「ことりちゃん、最近毎日くるよね…」

 

「急にハマったみたいです…」

 

「ねぇ、チラシ配りに行くよ?」

 

「あとちょっと〜」

 

「5人にして、部として認めてもらわないと、ちゃんとした部活動は出来ないんだぞ?」

 

「うーん、そうだよねぇ〜」

 

「可愛い、かなぁ?」

 

高坂がそう言うと、アルパカが睨んできた…

 

「えぇ、可愛いよ!」

 

「前から薄々思ってたけど、南ってちょっとズレたものが好きだよな…」

 

「そうかもしれませんね…」

 

「えぇ、そんなことないよー!優くんも海未ちゃんも酷いよ! ね、穂乃果ちゃん?」

 

「ごめん、ことりちゃん…否定は出来ない…」

 

「えぇ、穂乃果ちゃんも酷いよー!」

 

すると、南がアルパカの首元を撫で始めた。

 

「ことりちゃんダメだよ?」

 

「危ないですよ?」

 

「えぇ、大丈夫だよ?」

 

アルパカが突然、南の頬を舐めた。

 

「きゃっ!?」

 

「ことりちゃん!」

 

「ほら、言わんこっちゃない…」

 

「あぁ、どうすれば… あっ、ここは1つ弓で!」

 

「ダメだよ!」

 

「アルパカ、殺す気か!」

 

「うぅぅっ!」

 

「ほら、変な事言うから…」

 

すると、小泉さんが来て、アルパカを宥めるため撫で始めた。

 

「よーし、よし。」

 

「大丈夫?ことりちゃん?」

 

「嫌われちゃったかな?」

 

「あっ、大丈夫です。楽しくて遊んでただけだと思うから…」

 

「アルパカ使いだね?」

 

「わ、私、飼育委員なので…」

 

「ふーん、おぉ!ライブに来てくれた花陽ちゃんじゃない!」

 

「いや、今気づいたのかよ…」

 

「ねぇ、あなた!アイドルやりませんか?」

 

「穂乃果ちゃん、いきなりすぎ…」

 

「君は、光っている。大丈夫、悪いようにはしないから!」

 

「なんか、すごい悪人に見えますね…」

 

「詐欺師とか悪徳宗教への勧誘の手口だろ…あれ…」

 

「でも、少しぐらい強引に頑張らないと…」

 

「強引すぎんだよ…」

 

高坂の思い切りっぷりに突っ込んでいると、小泉さんが何かを言った。

 

「あ、あの… 西木野さんが…」

 

しかし、小さい声で俺達には聞こえない…

 

「あっ、ごめん。もう1回いい?」

 

「西木野さんがいいと思います… 凄く歌、上手なんです!」

 

「そうだよね!私も大好きなんだぁ、あの子の歌声!」

 

「だったら、スカウトに行けばいいじゃないですか!」

 

「言ったよ!優くんと。でも、絶対ヤダって、それに優くんのこと変態!って言って追い返された…」

 

「へぇー、優、あの子に何かしたのですか?」

 

「もし、したんだったら、許さないからね?」

 

いやいや、なんで園田も南もそんなに怖い笑顔できるの…!?

 

「いやいや、誤解だ!あの後、高坂も怒って聞いてきたけど、カクカクシカジカで…」

 

かなり怖い笑顔で聞いてきた2人に、俺は後ずさりながら必死に弁解する。

 

「なるほど…って、カクカクシカジカで分かるわけないでしょ!ふざけた話をしているのではないのですよ?」

 

「ちゃんと、説明してね?」

 

だから、2人のその怖い笑顔はなんなんだよ…特に南、いつもの甘い声が少し低くなって、ちょー怖い…

 

観念した俺は、階段の下で東條先輩が西木野さんの胸を揉んでいたことを目撃したことを話した…

 

「なるほと、なら優は不可抗力だったってことですね?」

 

「なーんだ、それなら良かった」

 

「ふぅー…」

 

高坂もそうだったけど、女子が怒るとあんなに怖い笑顔が出来るんだな…

 

「かーよちーん!早くしないと、体育遅れちゃうよー?」

 

「あっ、失礼します!」

 

星空さんが小泉さんを呼び、それを聞いた小泉さんは体育へ向かって行った。星空さんも、俺達に一礼して去っていった。

 

「私達も早く戻りましょ?」

 

「そうだね。」

 

そして、俺達は教室へ戻った… あれ?結局チラシ配り出来てないじゃん…

 

 

 

そして放課後。俺はμ’sのメンバー募集の紙を見る、西木野さんとそれを隠れてみる小泉さんを見つけた…

 

「あれ、西木野さんだよな?」

 

俺が、小泉さんに声をかけると、

 

「ピャァ!?」

 

「いや、そんなに驚かなくても…」

 

「あっ、すみません…」

 

「やっぱり、西木野さんもアイドルやりたいんじゃないか?」

 

「でも、断ったんですよね?」

 

「まぁ、確かにそうだったけど…あっ、西木野さん帰ったな… ん?何か落として行ったぞ?」

 

それを、拾うと西木野さんの生徒手帳だった。

 

「西木野さんの、ですよね?」

 

「そうだな、俺が届けてくるよ」

 

「あの、私も行ってもいいですか?」

 

 

 

そうして、俺達は西木野さんの家に来たんだが…

 

「ほぇー!」

 

「こりゃ、かなりの金持ちだな…」

 

ピンポーン

 

インターホンを押すと、女の人の声が聞こえた…

 

『はい。』

 

「あの、西木野真姫さんと同じ学校の仮野優と言います。」

 

「え、えーと、真姫さんと同じクラスの小泉花陽です…」

 

俺達が中に入ると、西木野さんに似てる若い女の人が出てきた。

 

「えーと、西木野さんのお姉さんですか?」

 

「いいえ、真姫の母です。」

 

「え?」

 

まじで、お母さん若すぎでしょ?高坂や南のお母さんも若かったけど、音ノ木坂学院の生徒は可愛い子多いのに、親まで若くて綺麗人多いのかよ。

 

「でも、お姉さんに見えるなんて嬉しいわねぇ〜。 でも、真姫と同じ学校なのに、男の子がなんで?」

 

「あっ、去年、音ノ木坂学院の共学化試験生として入学したんです。」

 

「へぇ、試験生に選ばれるなんて凄いわねぇ。」

 

「い、いえ…」

 

全部、女神様である姉ちゃんのおかげなんだよな…

 

「ちょっと待っててね、病院の方に顔を出してるところだから。」

 

「どこか、悪いんですか?」

 

「いえ、家、病院を経営していてあの子が継ぐことになってるの…」

 

「そう、なんですか…」

 

そう言えば、この辺に西木野って名前のついたでかい病院があったような… そりゃ、こんな豪邸な訳だ。

 

「良かったわ、高校に入ってから友達1人、遊びに来ないから、ちょっと心配してて…」

 

ガチャ

 

「ただいま。」

 

ドアを開ける音がして西木野さんが帰ってきた。

 

「誰か来てるの?」

 

「こ、こんにちは…」

 

「よっ、こんにちは。」

 

「お茶入れてくるわね。」

 

俺と小泉さんが挨拶すると、西木野さんのお母さんはお茶を入れに行ってくれた。

 

 

「なんで、先輩までいるんですか…?」

 

「そんなに睨むなよ… あの時は悪かったって。」

 

「別に、もう怒ってなんていませんから!」

 

凄い怒ってんじゃん…

 

「それで、何のよう?」

 

「これ落ちてたから、西木野さんのだよね?」

 

小泉さんが西木野さんの生徒手帳を渡す。

 

「なんで、あなたが?」

 

「ごめんなさい…」

 

「なんで謝るのよ? あ、ありがとう…」

 

「やっぱ、ツンデレか?」

 

「なっ、そんな訳ないでしょ!」

 

「悪かったから、そんなに睨むなよ…」

 

「μ’sのポスター見てた、よね?」

 

「私が?知らないわ?人違いじゃないの?」

 

「でも、これポスターの前に落ちてたし…」

 

「ち、違うの、いっ、いったぁ」

 

西木野は机にぶつかりこけた表紙にスカートの中がチラッと…あっ、白…

 

「大丈夫か?」

 

「へ、平気よ。それより…見た?」

 

「えっ、なっ、何も見てないぞ?うん…白なんて見てないからな…ハッ!?グハッ…」

 

気づいた時には既に遅く、俺は西木野さんの強いパンチをくらった…

 

「この、変態!」

 

「す、すみません…」

 

「まっ、全くあなたが変な事言うから…」

 

「「プッ、プププッ…!」」

 

俺と小泉さんは我慢出来ずに笑ってしまった。

 

「笑わない!」

 

 

「私がスクールアイドルに?」

 

西木野さんは座り、俺達は落ち着いて話す事に。

 

「私、いっつも放課後音楽室の前に行ってたの。西木野さんの歌、聞きたくて…」

 

「私の?」

 

「うんっ。」

 

「私ね、大学は医学部って決めてるの。 だから、私の音楽はもう、終わってるって訳。」

 

「本当にそう思ってんのか?」

 

「えっ?」

 

「本当にそう思ってたら、毎日放課後に音楽室でピアノ弾いたりしないだろ?」

 

「それは…」

 

「俺も、西木野さんのピアノや歌声は好きだぞ?それに、好きでもないとあんなに綺麗な音色は奏でられない。ピアノは、人の気持ちにも大きく関係するからな…だから、例え将来医学部に入るのだとしても、音楽が本当に好きなら、たった1回の高校生活、自分の好きなようにした方が俺はいいと思うぞ?」

 

「私だって、そう、したいわよ…」

 

「だったら、そうすればいいじゃねえか!お前の人生はお前だけのものなんだ!だから、どうするかは西木野が決めろ。」

 

そして、俺と小泉さんは、西木野の家を出た。

 

 

 

「ちょっと、偉そうに言いすぎたかな…」

 

「えっ?」

 

「西木野に、俺なんかが言えることでもないのに…」

 

「そんなことないと思いますよ? 西木野さんに言ってる時の仮野先輩、とてもかっこよかったですよ。」

 

「え?」

 

「あっ、いえ、今のかっこいいは好きとかではなくて…」

 

「分かってるよ、ありがとな。小泉さんのおかげで元気出たよ?」

 

〜side out〜

 

 

 

 

 

〜side真姫〜

 

自分の人生は、自分で決めろか… 確かに私は、先輩の言う通り、音楽が好きだ…でも、やっぱり私は、医者に…

 

「いい先輩をもったわね?」

 

「え?」

 

そんなことを考えてると、ママが部屋に入ってきた。

 

「聞いてたの?」

 

「えぇ、私もあの子の言う通りだと思うわ。真姫の人生は、真姫がやりたいようにするのが1番よ?もし、真姫が音楽を続けたかったり、スクールアイドルをやりたいなら、私は応援するわよ?」

 

「ママ…でも、パパがどう言うか…」

 

「そうねぇ、じゃあ、内緒で始めちゃえば?スクールアイドル、やりたいんでしょ?」

 

「ママは内緒にしててくれるの?」

 

「えぇ、もちろん!ママは真姫のやりたいことならやって欲しいって思ってるから!」

 

「ママ…」

 

「 あっ、それとあの先輩ならいつでもいいわよ!」

 

「えっ?何が?」

 

「真姫の彼氏にするなら。」

 

「なっ、別に私はあの先輩の事なんて!」

 

「はいはい。」

 

ママは私の反論を聞き流して出ていった。

 

もうっ、別に私はあの先輩のことなんて…//

でも、私に言ってくれた時の先輩はかっこよかったな…って、何考えてんのよ、私!

 




とりあえず、今回はここまでです。
真姫の気持ちも、少し優に向いてきてますね… ちなみに、穂乃果と海未とことりも、気づいてはないですが少し優に好意をよせてきてます。

そして、仮面ライダーエグゼイドに登場する仮面ライダークロニクルについて、少し出てきましたね。ラブライブ本編の夏頃になると、エグゼイド本編のゲムデウスのパンデミックから最終回辺りまで、少し書けれたらいいなと思っています!

あと、途中に優がポロっと言っていたパックマン事件は平成ジェネレーションズの時の話で、あの時優も戦いました。進之介にベルトさんを渡したのも優です。

そして、最後に真姫のお母さんが真姫に応援してると言っていましたが、アニメのラブライブでは最初はどうだったか分からないので勝手にそう書きました。なので、このストーリーでは真姫のお母さんは真姫のやりたいことを応援してます!講堂のライブやサニソンのライブとかにも真姫ママはいたので、応援してるはずだと思います!

では、あと1、2話でまきりんぱな編は終わりになると思います!
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