μ’sと仮面ライダーの物語   作:シーチ

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はい、16話です!
今回で真姫、凛、花陽がμ’sに加入します。
では16話、スタートです!


16話 3人の新メンバー!

〜side 優〜

 

俺は今、西木野の家を出て、小泉さんと歩いてる。

 

「さっき、西木野に言ったこと小泉さんもだぞ?」

 

「え?」

 

「小泉。」

 

「はっ、はい。」

 

「本当はやりたいんだろ?スクールアイドル」

 

「で、でも、私なんかに…」

 

「そんなことないぞ、小泉は可愛いし、スクールアイドルに向いてると思うし、その大人しい性格だってスクールアイドルやってるうちに、治るかもしれないぞ?」

 

「で、でも…」

 

「まぁ、無理強いはしないけど、本当に自分がやりたいって思ったら、いつでも来てくれ。あいつらも喜ぶと思うぞ?」

 

「はい!」

 

 

 

しばらく歩いてると、高坂の和菓子屋の前まで来ていた。

 

「あの、お母さんのお土産買いたいので、ちょっと寄っていいですか?」

 

「もちろん。ちなみにそこの店、高坂の家がやってて美味しいぞ?」

 

「そうなんですか?」

 

ガラガラガラ

 

「いらっしゃいませ、あっ、花陽ちゃんに優くん。私、店番あるから、私の部屋で待ってて。」

 

「高坂、トイレ借りていいか?」

 

「うん、いいよ〜」

 

「悪い小泉、階段上がった所の部屋だから待っててくれるか?」

 

「は、はい、分かりました。」

 

 

 

俺がトイレから戻ると、小泉が高坂の妹の部屋の前で戸惑っていた。

 

「悪いそこ、高坂の妹の子の部屋なんだ。」

 

「あっ、そうなんですか…」

 

「高坂の部屋はこっちな。」

 

そう言って高坂の部屋の扉を開けると、

 

「ラーンラララーンラ、ラン!ララララーン! じゃーん、ありがとー!」

 

そう言いながら決めポーズをしている園田が見えたので、すぐにドアを閉めた…

 

「小泉、俺達は何も見なかった。いいな?」

 

「は、はい… でも、もう遅いかも…」

 

小泉がそう言うと、ドアが勢いよくあき園田がそして、高坂の妹の部屋から、高坂の妹が何故かバスタオル1枚で出てきた。

 

「「見ました?」」

 

そしてその後、俺は高坂の妹に叫ばれて殴られ、意識を失った…恐らくバスタオル1枚だったからだろう… しかし、俺は高坂の妹は何していたのか見ていないのだが…

 

 

 

俺が意識を戻すと、小泉が謝っていた。小泉は何も悪くなくないか?

 

「ううん、いいの… こっちこそごめん… でも、海未ちゃんがポーズの練習をしていたなんて、ねぇ〜?」

 

「穂乃果が店番で居なくなるからです!」

 

「おい園田、人のせいにしてはダメだぞ?園田が油断してるから見られたんじゃないのか? なんだっけ…えーと…あっ、じゃーん、ありがとー!だっけ?」

 

俺がニヤニヤしながら言うと、園田が、

 

「優?何か言いましたか?」

 

と、素敵な笑顔で言ってきた…

 

「い、いえ、何でもないです…」

 

 

 

「お邪魔しまーす! あっ…」

 

しばらくすると、南も高坂の家にやって来た。

 

「お、お邪魔してます…」

 

「え、もしかして本当にアイドルに?」

 

「たまたまお店に来たから、ご馳走しようと思って。穂むら名物穂むらまんじゅう、略して穂むまん! 美味しいよ?」

 

「穂乃果ちゃん、パソコン持ってきたよ」

 

「ありがとう、肝心な時に限って壊れちゃうんだ…」

 

「ありましたか?動画は。」

 

「まだ見てないけど、多分ここに…」

 

「あった!」

 

「本当ですか?」

 

「でも、誰が撮ったんだ? すごい再生数だな…」

 

その動画とは、この前のµ’sのファーストライブの様子が映されたものだ。

 

撮ってそうなのっていえば、東條先輩なら裏で色々してくれそうだけど、ドアの外にいて見てなかったし。あとは…矢澤か?アイツなら、あなた達のやってることはアイドルへの冒涜よ!とか言って、それをわからせるためとか言ってやってるかもしれないが、椅子に隠れてじっくり見てたしな…ダメだ…分かんない…

 

「あっ、ごめん花陽ちゃん、そこじゃ見づらくない?」

 

高坂がそう言うが、小泉は動画を真剣に見ていて聞こえていない。

 

「小泉さん!」

 

「は、はい!」

 

「スクールアイドル、本気でやってみない?」

 

「でも私、向いてないですから…」

 

「私だって、人前に出るのは苦手です。向いているとは思えません。」

 

「私も歌を忘れちゃったりするし、運動も苦手なんだ。」

 

「私はすごいおっちょこちょいだよ!」

 

「プロのアイドルなら、この3人は失格かもしれない…けど、スクールアイドルならやりたいって気持ちや自分たちの目標を持って、やって見ることが出来る。それに、スクールアイドルをやってるうちに、ちょっとずつでも自分を変えることが出来るんじゃないか? ある人なんて、決めポーズの練習をするぐらいまで、変わったんだし!」

 

「優?」

 

「すみません冗談です…」

 

ちょっと冗談を言っただけじゃん…

 

「でも優の言う通り、それがスクールアイドルなんだと思います。」

 

「だから、やってみたいって思ったらやってみようよ!」

 

「もっとも、練習は厳しいですが!」

 

「海未ちゃん…」

 

「失礼…」

 

「ゆっくり考えて、答え聞かせて?」

 

「私たちはいつでも待ってるから!」

 

とりあえず、小泉さんの返事は保留という事になった。

 

 

 

そして、翌日の放課後。

俺達は今練習の休憩中だ。すると、西木野と星空さんが小泉を連れてきた。

 

「つまり、メンバーになるってこと?」

 

「はい、かよちんはずっとずっと前からアイドルやってみたいって思ってたんです!」

 

「そんなことはどうでもよくて、この子は結構歌唱力あるんです!」

 

「どうでもいいってどういうこと!」

 

「言葉通りの意味よ。」

 

いきなり言い合いを始める星空さんと西木野。

 

「わ、私はまだ、なんというか…」

 

「もう、いつまで迷ってるの!絶対やった方がいいの!」

 

「それには、賛成!やってみたい気持ちがあるならやってみた方がいいわ!」

 

2人とも、小泉をµ’sに入れるために来たようだ。

 

「で、でも…」

 

「さっきも言ったでしょ!声出すなんて簡単!あなただったら出来るわ!」

 

「凛は知ってるよ。かよちんがずっとずっとアイドルになりたいって思ってたこと!」

 

「凛ちゃん… 西木野さん…」

 

「頑張って、凛がずっと付いててあげるから!」

 

「私も少しは応援してあげるって言ったでしょ?」

 

「えっと… 私… 小泉… 」

 

小泉がまだ少し迷っているところで、西木野と星空さんが背中を押してあげた。

 

「私、小泉花陽と言います!1年生で、背も小さくて、声も小さくて、人見知りで、得意なものも何もないです…でもっ、アイドルへの想いは誰にも負けないつもりです!だから、μ’sのメンバーにしてください!」

 

そう言って、頭を下げる小泉に高坂は、

 

「こちらこそ、よろしく!」

 

手を差し伸べた。 その高坂の手を小泉は握った。

 

「かよちん、偉いよ〜」

 

「何、泣いてるのよ?」

 

「だって… って、あれ?西木野さんも泣いてる?」

 

「だ、誰が、泣いてなんかないわよ!」

 

「それで、2人はどうするの?」

 

「「え?どうするって、えっ?」」

 

すごい、シンクロだな。打ち合わせでもしてたのか?

 

「まだまだ、メンバーは募集中ですよ!」

 

西木野と星空も、µ’sに入る事に…こうして、μ’sのメンバーは6人となった。

 

 

 

 

翌日、朝練のために神田明神に来ると、もう小泉、西木野、星空が来ていて、

 

「真姫ちゃーん!真姫ちゃん、真姫ちゃん、真姫ちゃーん!」

 

と、星空が騒いでいた。

 

「おはよう!早いな?星空は何騒いでんだ?」

 

俺の問いに、

 

「あっ、真姫ちゃんが名前で呼んでって言ったから…」

 

小泉が答えた。

 

「そういうことか。って小泉、メガネとったのか?」

 

「は、はい。変、ですか…?」

 

「いや、すっげぇ似合ってるぞ!」

 

「あ、ありがとうございます。先輩、ちょっと汗かいてますけど、どうしたんですか?」

 

「あぁ、俺いつも朝練前にランニングしてるんだよ。」

 

「えっ、でも、優先輩も穂乃果先輩達と同じ練習メニューしてるって聞いたんですけど、しんどくないんですか?」

 

いつの間にか、さっきまで騒いでいた星空が俺たちの所へ来て、そう聞いてきた。

 

「まぁ、俺はもっともっと体力つけないとダメだからな!」

 

「え、でも先輩はアイドル活動も運動とかもしてなかったんじゃ?」

 

「あー、それは…まぁ、色々あるんだよ。」

 

みんな、同じ事聞いてくるな…でも、口が滑っても仮面ライダーだからだ!とは絶対に言えない…

 

「ふーん、あっ、そうだ!優先輩も私たちのこと名前で呼んでくださいよ!」

 

「……うーん…悪い、今はまだ無理かな。」

 

「え、なんでよ?私たちのこと嫌いなわけ?」

 

と、西木野が聞いてきた。

 

「いや、そういう訳じゃないけど…ほら、俺、高坂達のこともまだ名前で呼んでないし…じゃあ、俺はちょっと準備してくるわ。」

 

俺はそう言って、逃げるように去って行った。

 

悪い、俺はお前達の事を名前で呼ぶことはないだろう…俺はもう、あまり人とは関わってはいけないから…

俺とお前達との関係は、あくまでアイドルとマネージャー。それ以上、仲良くなるとお前達まで危険にしてしまうかもしれない…もう、あんな悲劇を、起こさないためにも…

 

〜side out〜

 

 

 

 

 

〜side花陽〜

 

優先輩は、逃げるように準備へ行ってしまった…

 

「そう言われてみると、優先輩が名前で呼んでる人って聞いたことないにゃ。」

 

「そういえばそうね。私たちはまだ、あの先輩の事をよく知らないからなんとも言えないけど…」

 

と、凛ちゃんと真姫ちゃんが言った。

 

確かに私たちは、先輩の事をよく知らないけど、優先輩が名前で呼べないと言った時の表情はとても悲しそうだった。




はい、今回でまきりんぱなの3人がμ’sに入りました。
そして、優がみんなを名前で呼ばない理由、とはなんなのでしょうか…
それと、ライブ映像を誰が出したのかを考えている時に、優が矢澤と言っていたのですが、優は元生徒会副会長ということもあり、にこがスクールアイドルだったことを知っています。
それと、途中の真姫と凛が花陽を連れてくるまでの経緯は省きました。このストーリーでは、ほぼ優視点なので優が関係せず、アニメとあまり変わらないところは省くことが多いかもしれません…すみません…
では、次回はにこ加入編です!
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