μ’sと仮面ライダーの物語   作:シーチ

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はい、17話です。
今回からにこ加入編です。
では17話、スタートです!


17話 にこ襲来!

 

〜side 優〜

 

俺は今日、珍しく寝坊してしまい、ランニングをせずにダッシュで神田明神に向かっている。

 

「はぁ、はぁ、はぁ、悪い遅れた…」

 

「ううん、大丈夫だよ!」

 

「そうか、悪い… で、南… 高坂はなんで頭抑えて倒れてんだ?」

 

「あぁ、それはね… さっき、黒髪でツインテールの女の人が来て、穂乃果ちゃんにデコピンして「あんた達、とっとと解散しなさい!」って言ってどこかへ行っちゃったんだ…」

 

「ん、黒髪でツインテールに解散?」

 

待てよ…黒髪でツインテールの女の人が、解散しなさいって言ってきたってもしかして…

 

「どうしたの、心当たりある?」

 

「いや、ちょっと気になっただけだ…」

 

 

 

そして、その日の放課後…

 

「それでは、メンバーを新たに加えた、μ’sの練習を始めたいと思います!」

 

「いつまで、言ってるんですか?それはもう2週間も前の話ですよ?」

 

「だって、嬉しいんだもん! なので、いつも恒例の…いち!」

 

「にっ!」

 

「さん!」

 

「よん!」

 

「ごっ!」

 

「ろく!」

 

と、高坂、南、園田、西木野、小泉、星空の順で言った。

 

「ちょっと、優くんも言ってよ!」

 

「なんで、俺まで… 俺はメンバーじゃないんたぞ?」

 

「なんでよ!優くんは踊らなくてもμ’sの立派なメンバーだよ!それに、ファーストライブの時だって言ったじゃん!」

 

「うっ、分かったよ! なな!」

 

「くぅ〜!7人だよ、7人!アイドルグループみたいだよねぇ!いつかこの7人が、神セブンとか、仏セブンとか言われるのかな?」

 

「仏だと、死んじゃってるにみたいだけど…」

 

「それに、俺もステージには上がらないから、言われたとしてもシックスだろ。」

 

「まぁ、そうかもだけど…」

 

「毎日同じことで感動できるなんて羨ましいニャー。」

 

「えへへ、そうかな?」

 

おい高坂、それ褒められてないぞ。

 

「私、賑やかなの大好きでしょ!それに、沢山いれば歌が下手でも目立たないでしょ!あと、ダンスを失敗しても「穂乃果?」冗談、冗談…」

 

「そうだよ、ちゃんとしないと今朝みたいに怒られちゃうよ…」

 

「解散しなさいって言われたんでしたっけ?」

 

「でも、それだけ有名になったってことだよね?」

 

「それより練習、どんどん時間なくなるわよ?」

 

「おぉ!真姫ちゃん、やる気満々だニャー!」

 

「べ、別に!私はとっととやって早く帰りたいの!」

 

「またまた、お昼休み見たよ〜?1人で練習してるの?」

 

「なっ、あれはただ、この前やったステップがカッコ悪かったから、変えようとしてたのよ!あまりにも酷かったから…」

 

星空が言った事に、髪をくるくるさせながら言う西木野。

ほんと、ツンデレだな… って、この前やったステップってもしかして…

 

「そうですか… 私が考えたのですが…」

 

「ヴェ!」

 

園田が凄い顔でそう言った事に、流石の西木野もしまったと思ったみたいだ。やっぱり、園田が考えたのか…

 

「まぁ園田、西木野はちょっとした照れ隠しだよ…」

 

「なっ、別に照れ隠しなんて…」

 

「でも、確かにメンバーでステップを変える提案をするのも、いいかもな!」

 

「優、やっぱりあなたも私の考えたステップが変だと思ったのですね…」

 

「いや、違うって… 園田のステップじゃなくて、全体的な話で…」

 

「気にすることないニャー!それより、練習行っくニャー!」

 

星空がそう言った瞬間、雨が降ってきた…

 

「雨だ… 土砂降り…」

 

「梅雨入りしたって言ってたもんね…」

 

「それにしても、降りすぎだよ… 降水確率60%って言ってたのに…」

 

「60%なら降ってもおかしくないだろ?」

 

「でも、昨日も一昨日も60%だったのに、降らなかったよ!」

 

「はぁ、あのな60%じゃ、降るかもしれないし、降らないかもしれない、どっちでもおかしくないんだよ…」

 

高坂、お前はもうちょっと頭を使いなさい…その時、雨が少しずつ止んできた。

 

「あっ、雨少し弱くなったかも…」

 

「ホントだ!やっぱり確率だよ!良かった!」

 

「このくらいなら練習できるニャ!」

 

「ですが、下が濡れていて滑りやすいですし、またいつ降り出すかも…」

 

「大丈夫、大丈夫!練習できるよ!」

 

高坂がそう言って、星空と2人で飛び出して行った。

 

「うぅ、テンション上がるニャー!」

 

そう言って、星空が前転や、前宙などをしながら走り回っている。 あの濡れた地面の中、よくあんな動きできるな…

 

そして、一通りの動きを終えた星空が、決めポーズを決めた瞬間、また雨が降ってきた。 逆にすごいタイミングだな…

 

「私、帰る!」

 

呆れた西木野がそう言うと、

 

「わっ、私も今日は…」

 

「そうね、また明日にしようか?」

 

みんなも次々に帰ろうとしていく。

 

「えぇ、帰っちゃうの?」

 

「それじゃ、凛たちがバカみたいだニャー!」

 

「「バカなんだ(です)!」」

 

 

 

俺達は結局、今日は練習が無理だと思いワクドナルドに来ていた。

 

「ハムッ、モグモグモグモグ…」

 

「穂乃果。ストレスを食欲にぶつけると、大変なことになりますよ。」

 

「お前はただでさえ、スクールアイドルなんだから…」

 

「雨、なんで止まないの!」

 

顔を膨らませながら言う高坂。

 

「そんなのは、神様に聞けよ。」

 

「優先輩は神様って信じてるんですか?」

 

「んんー…、まぁ、いてもおかしくは無いかなって…」

 

だって俺、女神様に転生させてもらってるし。とは言えないよなぁ…

 

「凛、何言ってるの?神様はいるに決まってるでしょ?」

 

と、西木野が真顔で答えてきた。まさか、西木野って転生者か?って、んなわけないか。

 

「真姫ちゃんが信じてるなんて意外だニャー!」

 

そんな、話をしていると…

 

「うわぁぁぁ!ウンチ!ウンチ!」

 

「うるさい!」

 

と、聞こえてきた… ここは、食べ物を食べるところなんだからそういうことは言っちゃダメでしょ…というか、さっきの「うるさい!」って声、どっかで聞き覚えのあるような…

 

「穂乃果ちゃーん、さっき予報見たら明日も雨だって…」

 

「えぇ!」

 

ん?今、高坂の隣の仕切りの向こうの客、高坂のポテト取らなかったか?

 

「あれ?なくなった… 海未ちゃん、食べたでしょ!?」

 

やっぱり、隣の客取ったか?

 

「自分の食べた分も忘れたのですか!?全く…あっ、穂乃果こそ!」

 

「私は食べてないよ!」

 

「そんなことより、練習場所でしょ?教室とか借りられないの?」

 

「うん、前に先生に頼んだんだけど、ちゃんとした部活じゃないと、許可できないって…」

 

「そうなんだよね… 部員が5人いれば、ちゃんとした部活として認めてもらえるんだけど…」

 

ん、5人?あれ、今って…

 

「おい、高坂… 今、俺を含んでも含まなくても5人以上いないか?」

 

「あっ、そうだ!忘れてた!部活申請すればいいんじゃん!」

 

「忘れてたんかーい!!」

 

高坂が言った言葉に、突然隣にいた客がツッコミを入れてきた…ってあれ、矢澤じゃないか?

 

「今のは?」

 

「それより、忘れてたってどういうこと?」

 

知らない人が突っ込んできたのに、それよりで済ませちゃっていいのか…?

 

「いや、メンバー集まったら安心しちゃって…」

 

「この人達ダメかも…」

 

西木野…否定は出来ないけど…

 

「よし!明日早速、部活申請しよう! はぁ、ホットしたらお腹減ってきちゃった、さぁて…」

 

高坂がハンバーガーを食べようとすると、隣の客が取ろうとしているところを見てしまい、それに気づいた隣の客は、そっとバーガーを置いた… いや、もう遅いぞ…

 

「ちょっと!」

 

「解散しろって言ったでしょ!」

 

やっぱり、解散しろって言ったのもこいつか…

 

「解散!?」

 

「そんなことより、食べたポテト返して!」

 

「そっち!?」

 

「あーん」

 

と、憎たらしそうに口を開ける矢澤…

 

「買って返してよ!」

 

「あんた達、歌もダンスも全然なってない!プロ意識が足りないわ!いい、あんた達がやってる事はアイドルへの冒涜、恥よ!さっさとやめる事ね!」

 

そう言って、矢澤は走り去った…

 

「何やってんだ、あいつは…」

 

「優、知り合いなのですか?」

 

「まぁ、ちょっとな…」

 

 

 

そして、翌日の放課後、俺、高坂、園田、南の4人で部活申請書を生徒会室に持ってきたのだが…

 

「アイドル研究部!?」

 

「そうよ、もうこの学校にはアイドルに関する部活が存在します。」

 

「まぁ、部員は1人やけど。」

 

「えっ、でもこの前、部活には5人以上って…」

 

「設立する時は5人必要やけど、その後は何人になってもいい決まりやから。」

 

「生徒の数が限られている今、イタズラに部を増やすことはしたくないの。だからこの話はこれで終わり…」

 

「にしたくなかったらアイドル研究部と話を付けてくることやな。」

 

絢瀬先輩の言葉を遮り、東條先輩がそう言った。

 

「ちょっと希!というか、アイドル研究部の事をあなたは知っていたんじゃないの?仮野くん。」

 

「えっ、優くん知ってたの?」

 

「あぁ、知ってたけど…だからこそ黙ってたんだよ。絢瀬先輩、あなたなら知ってるでしょ?あいつがあの事でどれだけの傷を負ったか。」

 

「そんなこと、私には関係ないわ。」

 

「あんた、それでも生徒会長かよ…もういい、だったらアイドル研究部と話をつけてきますよ!」

 

そう言い、俺は生徒会室を出た。俺に続いてほかの3人も出てきた。

 

「優くん、アイドル研究部って何があったの?」

 

「優、何か怒っているようですが…」

 

「悪い、俺からは言えない…」

 

「そっか… じゃあ、アイドル研究部に行ってみよっか!」

 

「この際、μ’sとして矢澤も再スタートするのもいいかもな…まぁ、本人の気持ち次第だが…」

 

俺は小さくそう呟いた。俺達はアイドル研究部へ向かった…

〜side out〜

 

 

 

〜side絵里〜

 

私は今、仮野くんに言われた事がどうしても頭から離れなかった。

 

「絵里ち… ウチもさっきの発言はあかんと思うよ?」

 

「希…」

 

「絵里ちとウチが生徒会長、副会長になるときの顔合わせで茜ちゃんがウチらに言ったこと、覚えとる?」

 

「まぁ…」

 

「優くんは茜ちゃんの分まで、生徒会に入っていない今でも茜ちゃんの言ったことをやろうと思ったんやと思うよ?」

 

私は希の言葉を聞いて、少し考えを直した…




はい、次回でにこ加入編を終わるつもりです。
そして、絵里が茜に言われたこととはなんなのでしょうか?それは、絵里がμ’sに加入する時にわかる予定です。(予定なので、まだ分かりませんが…)
では、次回も見てくれると嬉しいです!
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