μ’sと仮面ライダーの物語   作:シーチ

21 / 136
はい、19話です…
今回、1話でリーダー決定編を書いてしまいたいと思います!
では19話、スタートです!


19話 センターは誰だ?

〜side 優〜

 

「リーダーには誰がふさわしいか、だいたい私が部長についた時点で考え直すべきだっのよ。」

 

今、俺達はアイドル研究部の部室でリーダーについて考え直している。

 

何故こんなことになったのかと言うと、昨日の放課後にまで遡る…

 

 

 

放課後、東條先輩が生徒会の部活動紹介のビデオを取りたいと取材に来ていた。

 

「はい、笑って?」

 

「えぇ、あはぁ…」

 

「じゃあ、決めポーズ!」

 

「えぇ、じゃあ…」

 

星空に言われ、決めポーズをとる高坂…てかそれ、ボ〇ト選手の真似か?なんでそれなんだよ。それと、星空はなんでカメラマン側なんだ?

 

「はい、オッケー!じゃあ、次は…海未先輩ね!」

 

「えぇ、ちょっ、なんなんです!?失礼ですよ、いきなり!」

 

いきなりカメラを向けられた園田は、恥ずかしがりながら慌てている。

 

「ごめんごめん。実は生徒会で部活動の紹介するビデオを取ることになって、その取材をしてるところなんよ。」

 

「取材?」

 

「ねっ、ねっ!面白そうでしょ?」

 

だから、なんで星空はカメラマンしてるんだよ。

 

「最近、スクールアイドルは流行ってるし、μ’sとしては悪い話じゃないと思うけど?」

 

「わ、私は嫌です!そ、そんなカメラに映るなんて!」

 

「なんだよ、園田。カメラに向かって、お得意のラブアローシュートで見てる人イチコロにしちまえよ〜」

 

ニヤニヤしながら俺がそう言うと、園田は無言で近づいてきて…

 

「ふんっ!」

 

「グハッ…!?」

 

強烈なパンチをしてきた。ぐっ…いってぇ…ちょっと、いじっただけじゃん…俺、最近園田に殴られたり、睨まれること多くないか…そう思いながら俺は、意識を落とした…

 

 

俺が目が覚めると、みんなは部室に戻ってるね!という置き書きを残し、部室に戻っていた。冷たい…

 

 

俺も部室に戻ると、高坂達は何かの動画を見ていた。

 

「スクールアイドルと言えど、学生である。プロのように時間外で授業を受けたり、早退が許される訳ではない。よって授業中、居眠りをすることもある。昼食をしっかりとってから、ふただび熟睡。そして、先生に発見されるという1日であった。

 

これがスクールアイドルとはいえ、まだ若干16歳、高坂穂乃果のありのままの姿である…」

 

「ありのまま過ぎるよ!ていうか、いつの間に撮ったの!?」

 

「うまく撮れてたよ?ことり先輩?」

 

「ありがとう〜。こっそり撮るの、ドキドキしちゃった…」

「えぇ!ことりちゃんが!?酷いよ〜!」

 

南って、おっとり癒し系かと思ってたけど…なかなかの腹黒、小悪魔系女子かもな…そんなことを思っていると、

 

「優くん、なにか失礼なこと考えてなかった?」

 

「そ、そんな訳ないだろ!」

 

と、南が普段通りのはずなのに、とても怖く感じる笑顔で言ってきた。なんで、分かったの!?俺はこの時、南には逆らわないでおこうと思った…

 

「普段だらけてるから、そうなるのです。これからは…「さっすが海未ちゃん!」ん?」

 

高坂を注意しようと園田が言うが、高坂はそれを遮って見ているビデオの感想を言う。

高坂が見てるビデオには、真面目に弓道の練習をしている園田の姿が…と思いきや、可愛い笑顔の練習をしてる園田が映っていた。さっきは冗談で言ったが、もし園田が急に性格が変わってラブアローシュートしてきたら、命に関わるかもな…ギャップ萌えというやつだ。

 

「プッ、プライバシーの侵害です!」

 

まぁ、今のままじゃラブアローシュートの心配はなさそうだ。

 

「よし!こうなったら、ことりちゃんのプライバシーも…んっ、何だろこれ?」

 

高坂がカバンを開けると、何かを見つけたようだがすぐに南にカバンを取られてしまっていた。

 

「ことりちゃん、どうしたの?」

 

「ナンデモナイノヨ」

 

「そんなに、慌てると余計怪しいぞ?」

 

「ナンデモナイノヨ、ナンデモ… そう言えば、優くんのプライバシーはないの?」

 

「俺の?俺はないだろ…」

 

「いや、あるんよ?」

 

「え、あるんですか!?」

 

「うん、優くんの1日はウチが昨日撮ってきたんや。」

 

「それで、昨日妙に視線を感じたのか…」

 

すると、東條先輩が映し出した映像には、朝、4時半に家を出てランニング、途中でコンビニでパンを買って、神田明神に5時過ぎにつき、ストレッチと筋トレをして、みんなが来るとみんなと練習している、俺が映っていた…これ、見て面白いか…?

 

「う、嘘?」

 

「優は、ほとんど1番に来てると思ったら…」

 

「こんなに早くから運動してたなんて…」

 

「なっ、凄いやろ?」

 

「そんなに、驚くものか?俺の日課のようなもんだぞ?」

 

「いえ、これは流石に驚きますよ…でも、優は何故こんなにトレーニングをしているのですか?」

 

「前にも言ったろ?色々あるんだよ。」

 

俺のトレーニングってそんなにすごいのか…?

 

「完成したら、各部に確認してもらうから、問題あったらその時に…」

 

「えぇ、その前に生徒会長が見たら…」

 

『困ります。あなたのせいで音ノ木坂の生徒が怠け者の集団に見られてるのよ。』

 

「うぅ…」

 

「まぁ、そこは何とかしてもらうとして。」

 

「えぇ、希先輩、何とかしてくれないんですか!?」

 

「そうしたいんやけど、ウチに出来るのは誰かを支えてあげることだけ。」

 

「支える?」

 

そう言われてると、東條先輩はどこか引いて物事を見ていて、隠れてサポートなどをすることが多い気がするな。

 

「まぁ、ウチの話はええやん!さぁ、次は…」

 

ガチャン!

 

「あっ、にこ先輩!」

 

すると、矢澤が息を切らしてすごい顔でやってきた。スクールアイドルなのに、そんな顔してていいのかよ…

 

「はぁ…はぁ…はぁ…取材が来るって本当?」

 

「もう来てますよ!」

 

そう言われた、矢澤は一瞬で息を整えた。

 

「にっこにっこにー!みんなの元気ににこにこにー!の矢澤にこでーすっ!えぇーっとぉ、好きな食べ物はぁ…「ごめん、そういうのいらないわ…」えぇ…」

 

「部活動の生徒の素顔に迫るって感じにしたいんだって!」

 

「素顔…あぁ、オッケーオッケー!そっちの方ね…ちょーっと待ってねぇ…」

 

と言い、リボンを外す矢澤。

 

「いつも?いつもはこんな感じなんです…アイドル研究部の時のにこは、もう1人の私…」

 

「長くなりそうやし、今の間に出よか…」

 

東條先輩がそう言うと、みんなは部室を出た。部室を出て、しばらくすると「っていないし!」と、聞こえてきたが気にしないことにした。

 

 

 

そして、その後は1年生にインタビューをし、練習風景を撮影するため、屋上に行った。

 

「ワン!ツー!スリー!フォー!ファイブ!シックス!セブン!エイト!… 小泉はちょっと遅いぞ!」

 

「は、はい!」

 

「逆に星空はちょっと早いぞ!」

 

「はい!」

 

「ちゃんとやりなさいよー!」

 

「そういう矢澤も、昨日言ったステップ間違ってるぞ!」

 

「わ、分かってるわよ!」

 

「西木野、動きをもっと大きく!」

 

「はい!」

 

「高坂、疲れてきたか?」

 

「まだまだ!」

 

「園田、まだちょっと恥ずかしさが出てるぞ!」

 

「は、はい!」

 

「南、今の動き良かったから、忘れるなよ!」

 

「うん!」

 

「よし、ラスト行くぞー!」

 

こうして、俺たちの練習風景を少し離れたところで東條先輩が撮りながら、ナレーションをしていた。

 

「かれこれ、1時間。ぶっ通しでダンスを続けて、やっと休憩。全員、息は上がっているが文句は言わない。」

 

「どう?」

 

「さすが、練習だと迫力が違うね!」

 

「まあね。」

 

少し遠くで、練習風景を撮っていた東條先輩が、西木野と話している。

 

「でも、練習って普通、リーダーが指揮するもんやない?」

 

「それは…元々、優先輩がマネージャーになったのは、穂乃果先輩が優先輩のダンスを見たからで、タンスは優先輩とたまに海未先輩が、歌も優先輩、それに私もたまにアドバイスしてるわ。」

 

「そうなんや。」

 

東條先輩が練習風景を撮影した後、高坂の家に東條先輩と星空がインタビューに行き、他のメンバーは解散となった…

 

 

 

そして、翌日の放課後になりアイドル研究部の部室で、部長を考え直すことになった。そこで冒頭に戻る。

 

「私は、穂乃果ちゃんでいいけど。」

 

「だめよ!この子はリーダーに向いてないの!そうとなったら、早く決めた方がいいわね。PVだってあるし。」

 

「PV?」

 

「リーダーが変われば、必然的にセンターも変わるでしょ?次のPVは新リーダーがセンター!」

 

「でも、誰が?」

 

「リーダーとは!まず第一に、誰よりも熱い心をもって、みんなを引っ張っていけること!次に、精神的支柱になれるほどの、懐の深い心を持ってること!そして、何より、メンバーから尊敬される人のこと!この条件を全て備えたメンバーとなると!」

 

「海未先輩かニャ?」

 

「なんでやねーん!」

 

恐らく、矢澤は自分だと言ってもらいたかったのだろうが、星空が園田を指名した事に突っ込む。

 

「わっ、私が!?」

 

「そうだよ、海未ちゃん!向いてるかも、リーダー!」

 

「それで、いいのですか?リーダーの座を奪われようとしてるのですよ?」

 

「へっ?それが?」

 

「何も感じないのですか?センターじゃ、無くなるかもしれないんですよ。」

 

「おぉ、そっか!うーん…まぁ、いっか!」

 

「「「「「「えぇ!?」」」」」」

 

高坂以外のメンバー全員が驚いた。いっかって…

 

「じゃあ、リーダーは海未ちゃんということにして。」

 

「待ってください!む、無理です…」

 

「面倒な人…」

 

西木野、そう言ってやるな…

 

「じゃあ、ことり先輩?」

 

「へ、私?」

 

「副リーダーって感じだニャー!あっ、優先輩がいいんじゃないかニャー?」

 

「確かに、優先輩はにこ先輩の言った条件に全て当てはまるけど…」

 

「俺じゃ、PVに出れないだろ。」

 

「でも、1年生がリーダーってのは…」

 

「仕方ないわねー。」

 

「やっぱり、穂乃果ちゃんがいいと思うけど…」

 

「仕方ないわねー!」

 

「私は海未先輩を説得したほうがいいと思うけど?」

 

「仕方ないわねー!!」

 

「投票がいいんじゃないかな。」

 

「しーかーたーなーいーわーねー!」

 

「うるせぇよ!!」

 

ずっと、無視し続けてたが、とうとうメガホンをどこからか持ってきたので、俺が矢澤に突っ込んだ。

 

「で、どうするニャー?」

 

「どうしよう。」

 

ここまで無視できるこいつらも凄いな…

 

 

 

「分かったわよ!歌とダンスで結果を決めようじゃない!それなら文句もないでしょ?」

 

矢澤が提案した事で、歌とダンスで結果を決めることになった。

 

 

カラオケでは全員が90点以上とり、何故か俺まで歌わされて97点を取って驚かれたが、一応歌も教えてるので突然だと言った。

 

 

 

そして、ゲームセンターのダンスゲームでも、俺まで踊らされたがSS+のノーミスを取り、これまた驚かれた。しかし、これもダンスを教えてるのだから当然だと答えておいた。

 

 

そして、歌とダンスでは決着がつかず、チラシ配りの数で決めることになりチラシ配りをしたのだが、南と俺が1番に終わらせた。何故か俺のチラシは女の人がよく受けとりその際にL○NEのIDを聞かれたりした。……なんでだ?

 

 

そして、結局部室に戻ってきた。

 

「なかなか決まりませんね…優だけは、どれも点数がいいですが、スクールアイドルではありませんし…」

 

「じゃあ、なくてもいいんじゃなあかな、リーダー。」

 

悩んでいる俺達に、高坂は驚きの提案をした。

 

「なくても?」

 

「うん、リーダーなくても全然平気だと思うよ?みんな、それで練習してきて歌も歌ってきたんだし!」

 

「しかし…」

 

「そうよ!リーダーなしなんてグループ聞いたことないわよ!」

 

「だいたい、センターはどうするの?」

 

「それなんだけど、みんなで歌うってどうかな?」

 

「みんな?」

 

「家でアイドルの動画とか見てて思ったんだけど、みんなで順番に歌えたら素敵だなって!そんな曲作れないかな?」

 

「歌は作れなくはありません。」

 

「そういう曲、なくわないわね!」

 

高坂の問いに、園田と西木野が答える。

 

「ダンスは、そういうの無理かな?」

 

「ううん、今の7人なら出来ると思うよ。」

 

今度は南が答えた。

 

「その代わり少し練習は厳しくなるぞ?」

 

「もちろん、そのつもりだよ!じゃあ、それが1番いいよ!みんなが歌って、みんながセンター!」

 

「私、賛成!」

 

「好きにすれば?」

 

「凛もソロで歌うんのかにゃ?」

 

「わ、私も?」

 

「やるのは、大変そうですけどね。」

 

「矢澤はどうするんだ?」

 

「仕方ないわねー!その代わり、私のパートはかっこよくしなさいよ?」

 

「了解しました!」

 

「よーし、そうと決まったら早速練習しよう!」

 

と、高坂が1人で走っていった。

 

「でも、本当にリーダーなくてもいいのかな?」

 

「いえ、もう決まってますよ。」

 

「不本意だけど…」

 

「何にもとらわれないで、1番やりたいこと、1番面白そうな物に怯まずまっすぐ向かっていく。それは、高坂にしかないものかもな…」

 

そして、1人で走って行った高坂が言った。

 

「じゃあ、始めよ!」

 

 

 

そして、μ’sのPVが完成した!

 

 

 

 

 

 

 

 

これからのSomeday/高坂穂乃果 南ことり 園田海未 星空凛 西木野真姫 小泉花陽 矢澤にこ

 

 

 

 

 

 

 

 

そして、PVが完成した次の日。部室に小泉が走ってきた。

 

「た…たっ、助けて!」

 

「助けて?」

 

「じゃなくて、大変です!」

 

この時、また、大きな荒波が俺たちに流れてくるような気がした…

 




はい、リーダー決定編を1話にまとめたのでいつもより少し長くなったり、カラオケやダンス、チラシ配りの所を少しカットしてしまいました…
では、次回からは絵里加入編です!
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。