今回でとうとうμ’sのメンバーが9人になります!
では22話、スタートです!
〜side 優〜
「音ノ木坂学院は来年より、生徒募集をやめ、廃校とします!」
嘘だろ…こんなに早く決まったのかよ…
「今の話、ほんとうですか!本当に廃校になっちゃうんですか!」
高坂、園田、南が理事長室に入っていき、俺も入った。
「本当よ。」
「お母さん、そんなこと全然聞いてないよ!」
「お願いします!もうちょっとだけ待ってください!あと1週間…いや、2日でなんとかしますから!」
「い、いえ、あのね…廃校にするというのはオープンキャンパスの結果が悪かったらという話よ。」
「オープンキャンパス?」
「一般の人に見学に来てもらうってこと?」
「見学に来た中学生にアンケートをとって、結果が悪かったら廃校にする。そう、絢瀬さんに言っていたの。」
「なんだぁ。」
理事長の言葉に、安心する高坂、だが…
「安心してる場合じゃないわよ。オープンキャンパスは2週間後の日曜日。そこで、結果が悪かったら本決まりってことよ。」
「どうしよう…」
「理事長、オープンキャンパスの時のイベント内容は生徒会で提案させてもらいます!」
「止めても聞きそうにないわね…」
「失礼します。」
そう言って、絢瀬先輩は理事長室を出ていった。
理事長室を出ていった俺たちは、いなかった1年生組と矢澤にオープンキャンパスのことを説明した。
「そんな…」
「じゃあやっぱり、凛たち、下級生のいない高校生活!?」
「そうなるわね…」
「私はそっちの方が気楽でいいけど…」
「とにかく、オープンキャンパスの時にライブをやろう!それで少しでも入学希望者を増やすしかないよ!」
「悪い。ちょっといいか?」
ライブに意気込む高坂達に、俺は話し始める。
「どうしたの?優くん?」
「これから少しの間、ダンスの練習は園田に見てもらいたいんだけど、いいか?」
「えっ、私たちはいいけど、どうしたの?用事でもあるの?」
「いや、ちょっといろいろあってな。だから、俺はサポートする事にした。」
「わかった。」
そして、俺たちは練習のため屋上に行った。
「ワン!ツー!スリー!フォー!ファイブ!シックス!セブン!エイト!よし!みんな完璧!」
「みんな、良かった。これならオープンキャンパスに間に合いそうだね!」
高坂を始め、みんな自分たちのダンスの出来を評価していく。
「でも、本当にライブなんて出来るの?生徒会長に止められるんじゃない?」
「それは、大丈夫!部室紹介の時間は必ずあると思うから。そこで、歌を披露すれば…「まだです…」えっ?」
しかし、園田はまだダメと止める。
「まだ、タイミングがズレています…」
「海未ちゃん…分かった。もう1回やろう!」
「ワン!ツー!スリー!フォー!ファイブ!シックス!セブン!エイト!… 完璧!」
そして、2回目のダンス練習が終わった。
「そうね!」
「やっとにこのレベルに、みんな追いついたわね!」
「まだ、ダメです…」
しかし、園田はまだダメと言う。
「うぅ、もうこれ以上は上手くなりようがないニャー…」
「まだ、ダメです…それでは、全然…」
「なにが、気に入らないのよ!はっきり言って!」
「感動できないんです…今のままでは…」
矢澤の言葉に、園田は静かに答えた。
そして、今日は解散になり、それぞれ電話で話し合うことになった…
「「「えっ、生徒会長に!?」」」
1年生の3人が声を揃えて言った。
「うん、海未ちゃんがダンスを教わろうと。」
「はい、あの人のバレエを見て思ったんです。私たちはまだまだだって…」
「話があるってそんなこと?」
「でも、生徒会長…私たちのこと…」
「嫌ってるよね!絶対!」
「つーか、嫉妬してるのよ、嫉妬!」
絢瀬先輩にダンスを教わろうと言う園田に、1年生と矢澤は反対気味のようだ。
「私もそう思っていました。でも、あんなに踊れる人が私たちを見たら、素人みたいだって言う気持ちも分かるのです…」
「そんなに凄いんだ…」
「あぁ、俺も見たけど、かなり上手かった…だから俺も生徒会長にダンスを教えてもらうのはいいと思うぞ?」
「私は反対!潰されかねないわ!」
「そうね、3年生はにこがいれば十分だし。」
「生徒会長…ちょっと怖い…」
「凛も楽しいのがいいな…」
やっぱり、1年生と矢澤は反対する。
「そうですよね…」
「私はいいと思うけどなぁ。」
そんな中、高坂は賛成意見を出す。
「何言ってんのよ!」
「だって、ダンスが上手い人が近くにいて、もっと上手くなりたいから教わりたいって話でしょ?」
「そうですが…」
「だったら、私は賛成!頼むだけ頼んでみようよ!」
「ちょっと、待ちなさいよ!」
と、矢澤が止めようとするが、
「でも、絵里先輩のダンスもちょっと見てみたいかも!」
「あっ、それは私も!」
と、南と小泉が言った。
「よし、じゃあ早速明日、聞いてみよう!」
「どうなっても知らないわよ…」
そこで。俺たちは電話をきった。やっぱり、こういう時に引っ張ってくれるのは高坂だよな…
〜side out〜
〜side亜里沙〜
私は今、友達の雪穂、優奈とお姉ちゃんがオープンキャンパスで読む資料を聞いている。
「このように、音ノ木坂学院の歴史は古く、この地域の発展にずっと関わって来ました。さらに、当時の学校は音楽学校という側面も持っており、学院内はアーティストを目指す生徒にあふれ、非常にクリエイティブな雰囲気に包まれていたと言います。」
お姉ちゃんがそこまで言うと、隣で寝ていた雪穂が後ろに倒れそうになり、飛び起きた。
「わぁ!体重増えた!…あっ、すみません…」
雪穂、どんな夢見てたの…?
「ごめんね…退屈だった?」
「いえいえ、面白かったです!後半凄い惹き込まれました!」
雪穂が必死に面白かったと言うが今更言っても、嘘がバレバレ…
「オープンキャンパス当日までに直すから、遠慮なくなんでも言って。」
「亜里沙はあまり面白くなかったわ。なんで、お姉ちゃんこんな話しているの?」
お姉ちゃんの言う通り、私は遠慮せずに言ってみた。
「学校を廃校にしたくないからよ。」
「私も音ノ木坂はなくなって欲しくないけど…でも、これがお姉ちゃんのやりたいこと?」
「正直に言って、私も面白くなかったです。」
「ゆっ、優奈!」
その時、優奈が話し始めた。そして、その優奈を雪穂が止めようとするが、優奈は話し続けている。
「私には兄がいるんですけど、その兄は困った人を見たらすぐに駆けつけて助けたり、私が悩みごとがあったら、自分のことのように考えてくれるんです。
去年の夏、私は兄になんでそんなに人のために動けるのって聞いたことがあるんです。そしたら兄は、人はいつ死ぬか分からないから、たくさん人が楽しく生きれるように、俺は助けたい。そして、人が楽しんで生きようって思えるように、まずは自分が楽しんで生きようって思うって言ってたんです。
でも、今の絵里さんは自分が楽しんでるように見えません。ただ、学校を廃校にさせないためだけに頑張って、自分のやりたいことや楽しめることを全くしていないと思います!はっきり言ってしまいますが、それだと人を惹き付けられないって思います!」
優奈は、はっきりとお姉ちゃんにそう言った。その時の優奈は、あの時のお姉ちゃんにはっきりと注意した、優さんに似ていると思った。
〜side out〜
〜side 優〜
俺たちは今、絢瀬先輩にダンスを教えて欲しいとお願いしに来ていた。
「お願いします!」
「私にダンスを?」
「はい!教えていただけないでしょうか?私たち、上手くなりたいんです!」
「……分かったわ。」
「ホントですか?」
「あなた達の活動は理解できないけど、人気があるのは間違いないようだから、引き受けましょう。でも、やるからには私の許せる水準まで頑張ってもらうわよ!いい?」
「はい!ありがとうございます!」
「フフッ、星が動き出したみたいや…」
そんな俺たちの様子を見て、東條先輩がそう呟いていた。
そして絢瀬先輩に教えてもらってるんだが、柔軟やバランス感覚、筋力トレーニングなどをやっているが女子がやるにはかなりのスパルタだ。そして、何故か俺もやらされている。まぁ、いいけど…
「なんで、優くんはそんなに普通に出来るの?」
バランス感覚を鍛えるために片足だちをやっている時に、高坂が聞いてきた。
「いや、俺普段からこのぐらいはやってるし。」
「なんで?」
「だって、柔軟やバランス感覚、筋力は戦い…じゃなくて、私生活でも大事だからな…」
危ない…最近、ちょっとボロが出そうになることがあるな…その時、バランスを崩して小泉が倒れてしまう。
「わぁぁっ!」
「かよちん、大丈夫?」
「だ、大丈夫…」
「もういいわ、今日はここまで。」
冷たく言い放った絢瀬先輩に、
「ちょっ、なにそれ?」
「そんな言い方ないんじゃない!」
矢澤と西木野がそう言った。
「私は冷静に判断しただけよ。自分たちの実力が少しは分かったでしょ?今度のオープンキャンパスには、学校の存続がかかっているの!もし出来ないって言うなら早めに行って、時間がもったいないから。」
「待ってください!」
絢瀬先輩が帰ろうとした時、高坂が呼び止めた。
「ありがとうございました!明日もよろしくお願いします!」
「「「「「「「お願いします!」」」」」」」
俺を含む全員が言った。
そして次の日、星空に背中を押されながら絢瀬先輩が屋上にやってきた。
「おはようございます!」
「まずは、柔軟ですよね?」
「辛くないの?」
練習を始めようとしたみんなに、絢瀬先輩がそう聞く。
「昨日あんなにやって今日、また同じことをやるのよ?第一、上手くなるかどうかも分からないのに…」
「やりたいからです!確かに練習は凄くきついです。身体中痛いです。でも、廃校をなんとか阻止したいという気持ちは、絶対に負けません!だから、今日もよろしくお願いします!」
「「「「「「「お願いします!」」」」」」」
みんながそう言うと、絢瀬先輩は屋上を出ていってしまった。
「生徒会長!」
「悪い、俺ちょっと行ってくる!」
俺はそう言って、綾瀬先輩を追いかけて行った。
俺は絢瀬先輩を探していると、東條先輩と話してる絢瀬先輩を見つけた。すると、
「何よ…何とかしなくちゃいけないんだから、しょうがないじゃない!私だって、好きなことだけやってなんとかなるなら、そうしたいわよ!自分が不器用なのは分かってる…でも…今更アイドルを始めようとか私が言えると思う…?」
東條先輩に絢瀬先輩がそう言って、泣きながら走っていくのが見えた。そういう事か…
「あれが絢瀬先輩の本音、ですか?」
「仮野くん…ウチじゃ、無理やったみたい…お願い、絵里ちを…絵里ちを助けてあげて!」
すると、東條先輩が俺に泣きながら言ってきた。そんな東條先輩に、俺は、
「分かってますよ。」
そう静かに答えた。
俺が絢瀬先輩を見つけると、綾瀬先輩は教室の椅子に座って、
「私の、やりたいこと…そんなもの…」
と、呟いていた。
「絢瀬先輩。」
「仮野くん…」
「絢瀬先輩、あなたが生徒会長になる時、前の生徒会長に言われたこと覚えてますか?」
「えぇ、覚えているわ…確か、『生徒会長は、まず第一に生徒が楽しめる学校生活にすることが大切です!そして、生徒を楽しませるには、自分が楽しまなければ何が楽しいのか分かりません。だから、自分も楽しめる学校生活にしてくださいね!』だったわね。でも、あんなの…」
「確かに、難しいかもしれません…俺が生徒会副会長になる時にも言われました。でも、俺はその言葉を聞いてから何をするにも、自分も楽しめることを探すようになりました。あの、天然で誰にでも優しすぎたあの生徒会長だからこそ言えた言葉に俺は、考え方が変わったんです。でも、絢瀬先輩はただ、生徒会長の義務感で動いてるようにしか見えないです。」
「そんなの…仕方ないじゃない…生徒会長なんだから、それにおばあ様の母校だから、廃校を阻止しなければいけないのよ!」
「なるほど、生徒会長だからだけじゃなく、おばあさんの母校だからってのもあったんですね…でも、だからって自分の学校生活を犠牲にして、楽しいことも何もやらない学校生活なんて、なんの思い出もないですよ!」
「そうかもしれない…けど…今更私のやりたいことなんて、分からないわよ…」
「だったら、やってみればいいんじゃないんですか?スクールアイドル。やりたいことなんて、最初から本当にやりたいって、思ってる人なんてそんなにいないと思いますよ?だから、とりあえずやってみたらやってみたいことになってるかもしれませんよ?」
「でも、今更私がスクールアイドルやりたいなんて言えるわけないわよ…」
「そんなこと、ないんじゃないですか?な、高坂?」
「えっ?」
絢瀬先輩が振り返ると、そこにはμ’s7人のメンバーと東條先輩が立っていた。
「あなた達…」
「生徒会長…いや、絵里先輩!お願いがあります。」
「練習?なら、昨日言った課題を全部こなして…「絵里先輩!μ’sに入ってください!」えっ?」
高坂の言葉に、絢瀬先輩は驚いている。
「一緒にμ’sで歌って欲しいです!スクールアイドルとして!」
そう言って、高坂は絢瀬先輩に手を差し伸べた。
「なっ、何言ってるの?私がそんなことするわけないでしょ…」
「さっき、希先輩に聞きました。それに、優と話していたことも。」
「やりたいなら、さっさとやりたいって言えばいいのに。」
「にこ先輩に言われたくないけど…」
「ちょっと待って!別にやりたいなんて…だいたい、私がアイドルなんておかしいでしょ!」
「やってみればいいやん?特に理由なんて必要ない。やりたいからやってみる。本当にやりたいことって、そんな感じで始まるんやない?」
そして、再び高坂が手を差し伸べして、絢瀬先輩はその手を…
取った…
「絵里さん…!」
「これで、8人!」
「いや、9人や。」
「えっ?」
高坂の言った言葉に、東條先輩が9人と言った。この場で9人って、まさか…
「ウチを入れて。」
やっぱり…
「えっ、希先輩も?」
「そうや、占いで出てたんや。このグループは9人になった時、未来が開けるって。だから、付けたん。9人の歌の女神。μ’sって。」
「えっ?じゃ、じゃあ、あの名前つけてくれたのって、希先輩だったんですか?」
「うふふ。」
「希…全く、呆れるわ…」
その発言にみんな驚き、絢瀬先輩は呆れていた。
そして、絢瀬先輩が立ち上がりどこかに行こうとした。
「どこへ?」
「決まってるでしょ、練習よ!」
そして全員が屋上に向かい俺も行こうとした時、東條先輩に言われた。
「本当は占いには、9人の女神と1人のナイト様って出たんよ?それって、優くんのことなんやない?」
「そうですか…それなら、多分別の誰かのことだと思いますよ?俺には、あいつらのナイトを名乗る資格なんてないですから…」
「前にも言ったけど、あれは優くんが悪いんと違う。怪物が悪いんと違うの?」
「確かに、あの時手を下したのは怪物だった…けど、茜を守れなかった俺を許すことはできません…」
俺はそう言って屋上に向かった。
そして、オープンキャンパス当日…
「じゃあ、みんな行くよ!もちろん優くんも入るんだよ?」
「分かってるよ。」
そう言って、俺は円陣の中に入った。
「いち!」
「にっ!」
「さん!」
「よん!」
「ごっ!」
「ろく!」
「なな!」
「はち!」
「きゅう!」
「じゅう!」
「μ’s!」
「「「「「「「「「「ミュージック スタート!」」」」」」」」」」
と高坂、南、園田、西木野、星空、小泉、矢澤、東條先輩、絢瀬先輩、そして俺の順番で言った。
「よし、今日は観客席からだけどしっかり応援しとくからな!」
「うん!」
そして、俺は観客席に行った。
「よう、優奈。」
「あっ、お兄ちゃん!」
「あっ、この前の!」
「あっ、お姉ちゃんの!」
すると、そこには絢瀬先輩の妹と高坂の妹がいた。
「えっ、亜里沙と雪穂ってお兄ちゃんの知り合いだったの?」
「うん、この前、お姉ちゃんと話してた時に会ったの。」
「私はお姉ちゃんの友達で、ウチの和菓子屋にもよく来てたし。」
「というか、優奈のお兄さんって優さんだったんだ…(それでこの前、優奈と優さんが似てるなって思ったんだ。)」
「おっ、そろそろ始まるみたいだぞ。」
そして、μ’sが9人になってからの初ライブが始まった。
「皆さんこんにちは!私たちは、音ノ木坂学院のスクールアイドル。μ’sです!私たちは、この音ノ木坂学院が大好きです!この学校だから、このメンバーと出会い、この9人が揃ったんだと思います。これから歌う曲は、私たちが9人になって、初めて出来た曲です。私たちの…スタートの曲です!」
「「「「「「「「「聴いてください!僕らのLIVE 君とのLIFE!」」」」」」」」」
そして、9人は歌い始めた。
僕らのLIVE 君とのLIFE/μ’s
そしてライブが終わってから、俺は高坂達のところへ行った。
「お疲れさん!」
そう言って、俺はμ’sのメンバー1人ずつにスポーツドリンクを渡した。
「ありがとう!どうだった?初の9人でのライブ!」
「おう!大成功だったと思うぞ?すっげぇ良かった!」
「そっか、良かった〜」
その時、俺のスマホに電話がかかってきた。
「もしもし?」
『優くん!財団Xが現れたわ!』
「…!?分かった、すぐ行く!悪い、俺、急用ができたからちょっとだけ行ってくる!」
「えっ、ちょっ、優くん!?」
そう言って、俺は財団Xが現れたところへ向かった。
はい、今回でとうとうμ’sのメンバーが9人になりました!
そして、1話以降全く登場してなかったベルトを呼び出す機能と怪物が出たら知らせてくれる機能の2つの重要な機能をもつブレスレットがやっと登場しました!名前は思いつかなかったので、ベルト召喚ブレスにしました…ネーミングセンスが進之介以下ですね…
そして、優奈も久しぶりに登場しました!優奈は亜里沙と雪穂と友達で、クラスメイトです!
では、次回は久しぶりに変身します!それと、次回から少しの間オリジナル回になると思います!