μ’sと仮面ライダーの物語   作:シーチ

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はい、31話です。
今回は夕食からです。
そして、気づけばUAが5000を突破し、32人の方がお気に入りに登録してくださいました!見てくれた皆さん、ありがとうございます!これからも駄目文ですが、見てもらえると嬉しいです!
では31話、スタートです!


31話 恐怖の枕投げ…

〜side 優〜

 

俺が買い出しから戻ると西木野が持って帰っていた材料だけで、カレーが完成していた。しかし、1つ気になることが…

 

「なんで、小泉はご飯とカレーに分けているんだ?」

 

俺が小泉に聞いた。小泉だけ、何故かカレーとご飯を別々の器によそってあったのだ。

 

「気にしないでください!」

 

俺の言った言葉に、真剣な表情で答える小泉。

 

「にこちゃん、料理上手だね!」

 

矢澤が作ったカレーに、みんなが驚いてると、

 

「あれ、でも昼に料理なんてしたことないって言ってなかった?」

 

と、南が言った。そういえば、そんなこと言ってたな…

 

「言ってたわよ、料理人が作ってくれるって。」

 

そして、追い打ちをかけるように西木野が言った。

 

「ギクッ!?いっ、いや…にこ、こんな重いものもてなーい!」

 

話を誤魔化そうと矢澤が、スプーンを持ってそう言った。何を思って、そんな誤魔化し方をしようも思ったんだ…?

 

「いくらなんでも、それは無理がある気が…」

 

「これからのアイドルは、料理の1つや2つ作れないと生き残れないのよ!」

 

矢澤が開き直って言ったことに、

 

「開き直った!」

 

と、みんなも驚いている。

 

「まぁ、とりあえず食べましょ!」

 

そんな中、絢瀬先輩の言葉で全員が手を合わせて、

 

「「「「「「「「「「「いただきます!」」」」」」」」」」」

 

みんながカレーを食べ始める。

 

「絵里ち、取り皿取ってもらっていい?」

 

東條先輩がそう言った。

 

「優の前にあるんだから、優に頼んだら?私も届かない場所なんだけど…」

 

絢瀬先輩は俺の前に皿があるのに、俺に頼まないのかと言っていた。

 

「あっ、そっ、そうやね…優くん、お願いしていい?」

 

東條先輩もさっきのことで俺とは話しにくいようだ。実際、俺もかなり気まずい。

 

「あっ、はい。どうぞ…」

 

そして、俺も言葉をつまらせながら言って、皿を渡した。

 

「ありがと…」

 

すると、俺たちの様子を見て、

 

「ねぇ、希。優と何かあったの?」

 

と、絢瀬先輩が東條先輩に聞いていた。

 

「いっ、いや…なんもないよ…」

 

「はぁ、何かあったなら早く仲直りしなさいよ。」

 

「うん…」

 

そして、改めて俺たちは夕食を食べ始めた。

 

 

 

「ふぅ、食べた食べた〜」

 

みんな夕食を食べ終えて、今はそれぞれくつろいでいる。

 

「いきなり横になると牛になりますよ?」

 

と、園田が高坂に言った。

 

「もう、お母さんみたいなこと言わないでよぉ!」

 

「よーし!じゃあ、花火をするニャー!」

 

星空が元気にそう言った。昼あんなに遊んだのに、まだ遊ぶ気なのか。

 

「その前に、ご飯の後片付けしなきゃダメだよ?」

 

「それなら、私やっとくから行ってきていいよ?」

 

小泉が星空に後片付けをしなきゃダメと言ったが、南が自分でやると言った。

 

「ことりだけに任せる訳にはいかないわ。みんなも自分の食器は自分で片付けて!」

 

絢瀬先輩の言葉でみんなが片付けを始めたのだが…

 

「それに、花火よりも練習です!」

 

鬼教官園田様がそう言った。今からするのかよ…もう、夜だぞ。

 

「えっ、これから?」

 

「当たり前です!昼間あんなに遊んでしまったのですから…」

 

「でも、そんな空気じゃないっていうか…特に穂乃果ちゃんはもう…」

 

「ゆーきほー、お茶まだー?」

 

と、高坂がソファーで半分寝ながら言っていた。

 

「家ですか!」

 

「どこに妹がいるんだよ…ここは西木野の別荘だ。」

 

「じゃあ、これ片付けたら私は寝るわね。」

 

と、西木野は1人寝ようとしている。

 

「えっ、真姫ちゃんも一緒にやろうよ、花火!」

 

「いえ、練習があります!」

 

園田って、何でここまでスパルタなんだよ。

 

「今日は、みんなで花火やろ!」

 

「そういう訳にはいきません!」

 

星空と園田がそうお互いの意見を述べている中、

 

「かよちんはどう思う?」

 

「わっ、私はお風呂に…」

 

星空に聞かれた小泉が、そう答えた。

 

「第3の意見出してどうすんのよ!」

 

「ゆきほー、お茶ー!」

 

そして、未だに半分寝ながら、ここにいない妹にお茶を頼んでる高坂。ダメだこりゃ…

 

「じゃあ、今日はみんな寝ようか。みんな、疲れてるでしょ?練習は明日の早朝。それで、花火は明日の夜することにすればいいやん?」

 

東條先輩がまとめてくれたおかげで、みんなは納得した。そして、みんなはお風呂に入るため、風呂場に行った。

 

 

 

俺は、その間待つのも暇なので、ジャージに着替えて夜のランニングに行った。

 

はぁ、東條先輩に怒鳴ってしまったこと、まだ謝れてないな…確かに、東條先輩の言う通りなのかもしれない。俺は怖いだけで、みんなと仲良くして行きたいと本心では思っているのかもしれない…いや、そんなことない。俺がみんなと深く関われば、みんなを危険な目に会う可能性が出てくる。だから、俺はあいつらと深く関われない…

 

そんなこと考えながら、走っていると…

 

「ゆっ、優くん!」

 

東條先輩が走ってきた。謝るなら、今か…

 

「東條先輩…あの…」

 

すると、

 

「「ごめんなさい!」」

 

と、東條先輩と言葉が被ってしまった。

 

「えっ?なんで東條先輩が謝るんですか?」

 

「優くんだって、戦うの辛いはずなのに軽々しく守ってあげればいいなんて言ってしまったから…でも、優くんの方こそなんで謝るん?」

 

お互い、何故相手が謝ってくるのか疑問に思った。

 

「いや、東條先輩は俺の為を思って言ってくれたのに、怒鳴ってしまったから…」

 

「じゃあ、ウチらはお互いがお互いに悪いことをしてしまったって思ってギクシャクしてたってことやね。」

 

「そういうことですね。あっ、東條先輩はなんでここに?」

 

「もう、先輩禁止って言ったやろ?」

 

あっ、そうだった。忘れてた…

 

「あっ、すみま…ごめん、東條。」

 

「まだ、下の名前では呼んでくれへんか…」

 

と、東條は少し暗い顔をして言った。

 

「ごめん…でもやっぱりまだ…」

 

「ええんよ、ゆっくり自分のペースでね。茜ちゃんのことを吹っ切ることは難しいやろうけど、μ’sのマネージャーをしているうちに、ゆっくりウチらとも仲良くできたらいいと思う。だから、優くんにはこれからもμ’sのマネージャーを続けて欲しい…ウチだけじゃなくて、μ‘sのみんなそう思っとるよ?」

 

「もちろんです!」

 

「じゃあ、戻ろうか?みんなはお風呂上がったから優くんが入る番やで?」

 

「分かりま…分かった!」

 

俺は無事、東條に謝っていつも通りに戻ることが出来、風呂に行こうとした時、

 

「なんなら、ウチと一緒に入る?」

 

と、東條が言ってきた。

 

「なっ、入るわけないでしょ!//」

 

東條が最後に言ってきた一言で、俺の顔は真っ赤になってしまった。その顔を、東條がニヤニヤと見ていた。やっぱり、東條にはかないそうにない…そう思った瞬間だった…

 

〜side out〜

 

 

 

 

 

〜side 希〜

 

ウチは今、お風呂から上がって優くんを探してる。理由は2つ。

 

1つ目は優くんにお風呂が空いたことを伝えるため。

 

2つ目は、夕方のことを謝るため。

 

あの時、ウチは優くんが仮面ライダーとして戦うことに、どれだけの重荷を抱えているかも考えずに、軽々と守ってあげればいいと言ってしまった。優くんは、茜ちゃんを守りきれなかったことを今も悔やんでいる。だから、穂乃果ちゃんたちが危険な目にあったら、守れるか不安なんとちゃうかな…だから、みんなと一歩距離を置いてるんやと思う。だから、謝らな…

 

そんなことを考えていると、ランニング中の優くんを見つけた。

 

〜side out〜

 

 

 

 

〜side 優〜

 

〜現在〜

 

そして、俺は別荘に戻りお風呂に入った。てか、露天風呂あるとかすげぇな。西木野って、どんだけ金持ちなんだよ。

 

ゆっくり自分のペースで仲良くしていけばいい、か…やっぱり、俺はみんなと仲良くしたいと思っているのかもしれない…けど、俺と仲良くして、敵やみんなに俺がライダーなことがバレたら、みんなにも危険が及ぶかも知らない。そう考えると、やっぱり俺は、みんなとあまり接しない方がいいのかもしれない…

 

 

 

俺が風呂から上がると、リビングに布団が10枚敷いてあった。ん、10枚?

 

「まさかだけも、俺もここに寝るのか?」

 

「うん、もちろん!」

 

当たり前かのように言ってくる高坂。

 

「何がもちろん!だよ。俺、男だぞ!なにか間違いでも起こったら…」

 

「優はそんな事しないって分かってるから!」

 

と、絢瀬までそう言ってきた。まぁ、しないけど…っていうか、これは俺が信用されているのか、男として見てもらえてないのか、どっちなんだろう…

 

「絢瀬まで…もう、分かったよ!」

 

俺はこれ以上言っても聞かないと思い、一緒に寝ることにした。

 

 

そして、俺は絢瀬の隣で西木野の前の布団で寝ることになった…そして、明かりを消してみんなが寝静まろうとしている時…

 

「ねぇ、ねぇ、ことりちゃん。」

 

高坂が南に話しかけた。

 

「どうしたの、穂乃果ちゃん?」

 

「なんだか眠れなくて…」

 

そう言った高坂に、

 

「そうやって、話してたらもっと眠れないわよ。」

 

「明日の練習だって早いんだろ?もう、園田は寝てるぞ?」

 

絢瀬と俺が言った。

 

「おぉ…」

 

園田の寝付きの良さに驚く高坂。まぁ、これには正直俺も驚いている。

 

「穂乃果ちゃんも割とよく眠れるほうだよね?」

 

「そうなんだけど、なんだかもったいないっていうか、せっかくのお泊まりなんだし。」

 

「何度も言うけど、遊びに来たんじゃないのよ?明日はしっかり練習するんだから、早く寝なさい。」

 

絢瀬が言った言葉で、

 

「はーい。」

 

高坂もやっと寝ようとした。

 

しばらく経ち、俺も眠りかけていた時…

 

「バリッ!ボリ!ボリ!ボリ!」

 

と、聞こえてきた。

 

「ちょっ、なんの音!?」

 

まさか、財団X!?でも、奴らは音ノ木坂の近くで動いてるからそんなことないはずだが…

 

「東條、悪い。もし怪人だったらすぐにみんなを避難させてくれ。」コソコソ

 

「うん、分かった。」コソコソ

 

俺は万が一のことに備えて、ゆういつ俺の正体を知っている東條に小声でみんなの事を頼んで、いつでもインフィニティドライバーを取り出せるようにした。

 

「誰か電気付けて!」

 

絢瀬が少し焦ってそう言ったことで、電気が付いた。

 

「何やってるの穂乃果ちゃん?」

 

音の正体は、高坂がせんべいを食べている音だった…

 

「何か食べたら眠れるかなって…」

 

「何やってんだよ…」

 

「もう、いい加減にしてよね!」

 

矢澤がそう言い、こっちに振り返ったのだが、矢澤は顔にキュウリを大量に付けたパックをしていた。

 

「何よ、それは?」

 

「美容法だけど?」

 

そう言った矢澤に、

 

「ハ、ハラショー…」

 

「こ、怖い…」

 

みんなそれぞれ驚く。確かに、これはちょっと怖いな…

 

「誰が怖いのよ!いいからさっさと寝るわ、クバッ!」

 

矢澤が寝ようと言った時、東條の投げた枕が矢澤の顔に命中した。

 

「真姫ちゃん何するの〜」

 

とわざとらしく東條は西木野がやったと嘘をついた。まぁ、東條の事だから、何か考えがあるんだろうけど…

 

「あんたねぇ…」

 

そして、矢澤は本当に西木野がやったと思っているみたいだ。矢澤だけじゃなく、他のみんなも東條の言ったことを信じている。

 

「いくらうるさいからってそんなことしちゃダメよ!」

 

そう言って、今度は星空に枕を投げた東條。

 

「何するニャ!」

 

次は星空が高坂に枕を投げた。

 

「よぉーし!」

 

そして、今度は高坂が西木野に向かって枕を投げた。

 

「投げ返さないの?」

 

と、東條の挑発的な態度に西木野は苛立っていた。

 

「あ、あなたねぇ…ウッ!」

 

今度は、西木野に絢瀬の投げた枕が当たった。

 

「もう、いいわよ!やってやろうじゃない!」

 

そして西木野も枕を投げたことにより、寝てる園田以外による枕投げが始まった。

 

「グッ…痛っ。やったな!」

 

星空が投げた枕が俺に当たり、俺も枕を投げる。

 

 

激しい枕投げ合戦が行われている中、途中で投げた枕が園田に当たった。

 

「あっ…」

 

「まぁ、あんなにぐっすり寝てたんだ。大丈夫だろ…」

 

「そうだよね…」

 

しかし、俺の予想は外れた。目を覚ました園田が、ゆっくりと起き上がった。

 

「……何事…ですか…?どういうこと…ですか…?」

 

園田がとても低い声でかなりお怒りのご様子…

 

「狙って当てたわけじゃ…」

 

「そうだよ、そんなつもりは全然なく…」

 

みんな言い訳をするが、園田は聞く耳を持たない。というか、寝起きで聞こえてない。

 

「明日、早朝から練習すると言いましたよね?それをこんな夜中に、フフッ、フフフフ…」

 

「お、落ち着きなさい、海未。」

 

「フッ!」

 

園田が見えない速さで、枕を投げ矢澤に当てた。そして、矢澤は意識を失って倒れた。

 

「超音速枕…」

 

「ハラショー…」

 

「覚悟はできていますね?」

 

顔が髪で隠れ、口だけしか見えない園田がそう言った…怖い怖い怖い怖い…やっぱり園田、怪人ぐらい倒せるんじゃないか?

「生き残るには戦うしか、グハッ!」

 

「ごめん、海未!ウッ!」

 

高坂と絢瀬までもがやられた…

 

今度は、小泉と星空に向かって枕を構える園田。というか、高坂が言ったの、龍騎のキャッチコピーに似てるな…って、そんな呑気なこと考えてる場合じゃないな…

 

そして、園田は小泉と星空を次の標的に決めてゆっくりと近づいている。そして、そんな園田を見て、2人は泣きそうになっていた。

 

「クッ、こうなったら見えない速さには見えない速さだ!」

 

俺はそう言い、腰につけていたアタックバックルに1枚のカードを入れた。

 

『スペシャルアタック!クロックアップ!』

 

俺は、クロックアップカードの力で一瞬で園田を取り押さえた。

 

「東條!西木野!今だ!」

 

俺の声に合わせて、東條と西木野の投げた枕が当たった園田は気絶した。……って、ヤバッ!勢いで、みんなの前でライダーの力使ってしまった。まぁ、気づいてないよな…?

 

「優くん、速いにゃ…もしかして、瞬間移動!?」

 

しかし、俺の望みは叶わず、見ていた1年生と南が驚いていた。

 

「あぁ、これは…えっーと…」

 

俺が、なんて言おうか迷っていると、

 

「もしかして、あれやないかな?人間誰でも、危機感を感じるとすごい力を発揮するって聞いたことあるよ?スピリチュアリズムやね!」

 

と、東條が上手くフォローしてくれた。

 

「あっ、そういうことなんだ。ビックリしたにゃー。」

 

東條のおかげで、何とかバレずに済んだ。

 

「ありがとうございます。」コソコソ

 

俺が、東條に小声でお礼を言うと、

 

「ううん。ウチに手伝える事あったら、なんでも言って。」コソコソ

 

言ってくれた。

 

そして、やっとみんなは眠りについた。

 

 




はい、今回で合宿編を終わりにするつもりだったのですが、この後、少しオリジナルを入れながら、合宿編を終わらせようと思ったので、3部作に分けさせてもらいました…
では、次回こそ合宿編、終了です!
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