μ’sと仮面ライダーの物語   作:シーチ

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はい、32話です。
今回こそ、合宿編は完結です。
では32話、スタートです!


32話 朝日の見える砂浜で…

〜side 優〜

 

俺が目を覚ますと、時刻は午前4時前。今日は合宿の2日目だ。

 

みんなが起きる時間まで1時間程しかないため、もう起きることにした。夏ということもあり、日が昇る時間が早く、ほんの少しだけ日が昇っている。しかしまだ、外は少し薄暗いが、時間もあまり無い。俺は仮面ライダーとして戦うために体力作りとして、朝晩毎日やっているランニングをすることにした。

 

合宿の日ぐらい休んでもいいんじゃないかとも少しだけ思ったが、ライダーである以上、日々の鍛錬は大切であり1日でも休むわけには行かないのだ。

 

 

 

そして、俺はジャージに着替えて外に出て走り始めた。そして、30分くらい走っている頃に思った。ランニングを始めた頃は5分くらいで息も切れていたが今、30分走っても息もほとんど切れていない。そう思うと、少しは強くなっているのだろうか…まぁ、元々体力が無さすぎたっていうのもあるんだけどな…

 

俺がそんなことを考えながら走っていると、見覚えのある白服を着た男が4人いた。そう、財団Xの連中だ。なんで、財団Xがここに…あいつらは普段、音ノ木坂近辺で動いているはずだ。なのに何故、音ノ木坂から離れた西木野の別荘の近くに来ているのか…俺はそんなことを考えながら、腰にインフィニティドライバーを巻き付けた。

 

まぁ、考えても仕方ない。どうせまた、悪事の1つなのだろう。俺はインフィニティドライバーにノーマルデータボトルを入れ、

 

「変身!」

 

仮面ライダーインフィニティに変身した。

 

「お前ら、財団Xの連中か?」

 

俺が白服のやつらに分かりきった質問をする。

 

「なっ、仮面ライダー!」

 

「何故こんなところに?」

 

「それはこっちのセリフだっつーの!なんで、こんなところにまで来て、財団Xと戦わないといけないんだよ!」

 

『マスカレイド』

 

白服の4人はマスカレイドメモリを首に差し込み、マスカレイド・ドーパントとなった。

 

「ふっ、ここで仮面ライダーを倒してアレを持ち帰れば一石二鳥だ!」

 

「アレってなんだ?まあいい、返り討ちにしてやる!仮面ライダーインフィニティ、俺の強さは次元を超えるぜ!」

 

俺はお決まりの言葉を言いマスカレイド・ドーパントに向かっていった。

 

〜side out〜

 

 

 

 

 

〜side 絵里〜

 

私が起きると、午前4時半前。普段なら早すぎて、もう1度寝るんだけど、今日は合宿。みんな5時頃には起きてくるだろうから、もう起きることにした。すると、隣の布団で寝ていたはずの優の姿がなかった。散歩にでも行ったのかと思い、私は着替えて外に出た。

 

すると、向こうの方から大きな音がしているので、向かって見た。そこには、4体の怪物と前に助けてくれた仮面ライダーが戦っていた。

 

あれって、最近噂になってる仮面ライダー…?それに、怪物まで…こんな所にもいるのね…まさか、優が巻き込まれたりしてないわよね…?

私が見ていると、仮面ライダーは4体の怪物を倒した。良かったわ…

 

「ふぅ〜」

 

そう言って、仮面ライダーは変身を解除した。私はその姿に驚きを隠せなかった…なぜなら、その人は私達μ’sのマネージャーである、仮野優だから。

 

でも、そこで私の頭のピースはすべて繋がった。

 

前に保健室で希が優に言っていたこと。

 

たまに優が突然いなくなることがあること。

 

前に穂乃果達に聞いたことがあるけど、普通じゃないらいのトレーニングをしてる事。

 

そして、茜の死を一緒にいたからと言って、不思議なくらい責任を感じていたこと。

 

それは、優が仮面ライダーだったからなんだと思った。その時、

 

「とうとう、絵里ちにバレてしもうたか…」

 

私の後ろから私の親友、東條希の声がした。

 

「希は知ってたの?」

 

私が聞くと、

 

「うん、知ってたよ…」

 

と、希は答えた。

 

「なんで、言ってくれなかったの?」

 

「優くんは、茜ちゃんの時のことを今もトラウマとして抱えてる。だから、また他の人に正体を知られて、危険な目に合わせるのが嫌やから、黙っておいてって頼まれたんや。」

 

「そうだったのね…」

 

確かに、優は茜のことでかなりショックを抱えてた。トラウマを抱えてたとしても、おかしくないわね…

すると、

 

「優くんには、絵里ちが正体を知ったことは黙っておいて上げてくれへん?」

 

と、希が言ってきた。

 

「なんで?」

 

「さっきも言ったように、優くんは茜ちゃんの時のことをトラウマとして抱えてる。だから、みんなが正体を知ったってなると、怖くなってますますみんなと距離を置いてしまうかもしれへん。ただでさえ、ウチが正体を知ってることを不安に思ってるところもあるみたいやし。」

 

「もしかして、優がいつまでも私たちのことをいつまでも下の名前で呼ばないのって…」

 

「うん、この事が原因でもあるんや…」

 

そういう事だったのね…

 

「そうだったのね…分かったわ、このこと、優には黙っておくわ。」

 

「絵里ち、ありがとう。」

 

「じゃあ、そろそろ戻りましょ?みんなもそろそろ起きそうだし。」

 

「そうやね。」

 

そう言って、私たちは別荘の方へ戻っていった。

 

しかし、私はまだ知らなかった。優の正体がバレるのは、そう遠くない未来の事ということを…

 

〜side out〜

 

 

 

 

 

〜side 優〜

 

「ふぅ〜」

 

俺は4体のマスカレイド・ドーパントを倒した。

 

財団Xの連中が何故こんなところにいたのかは分からないが、何かを探しているようだった。そんなことを考えていると、1つ綺麗な赤色の宝石?のようなものに目が言った。恐らく倒した財団Xのやつらが落としたやつだろう。

 

もしかして、財団Xのヤツらが探していたものってこれか?俺は、帰って姉ちゃんに調べてもらおうと思い、持って帰ることにした。

 

 

 

そして、別荘の方へ戻る途中の砂浜で、朝日を見ながらμ’sのメンバーが全員手を繋いで立っていた。何やってんだ…?

 

「みんな、おはよう。早起きだな。というか、高坂がもう起きてるなんて意外だな。」

 

「あっ、優くんおはよう!それより、穂乃果が早起きなのが意外ってどういうこと?」

 

俺の言葉に、ムスッとしながら聞いてくる高坂。

 

「そのまんまの意味だ。」

 

「もう、馬鹿にしないでよ!」

 

高坂が言ってくるが、高坂の早起きが珍しのは事実だしな。すると、絢瀬が、

 

「ほら、優もこっちに来て!」

 

と、言ってきた。

 

「あっ、ちょっ、絢瀬!?」

 

そして、絢瀬が俺の手を繋いでみんなの中に入れてきた。

なんで俺まで…

 

「ねぇ、絵里。ありがとう!」

 

そんな時、西木野が絢瀬にそう言った。

 

「ハラショー!」

 

どうやら、西木野のことは解決したみたいだな。そうして、俺たちの合宿は幕を閉じた。

 

〜side out〜

 

 

 

 

 

〜side 絵里〜

 

優が仮面ライダーって事には驚いたけど、前に優が言っていた人を死なせてしまったことっていうのは、茜の事よね…でも、茜のことは優が仮面ライダーだったとしても、優が悪いという訳ではない。でも、優は目の前で茜を殺されて、かなり心に深い傷が出来てしまい、私たちと距離を置いてしまっているのよね。だから、私が少しでも優の力になりたいと思った。

 

〜side out〜




はい、今回で合宿編は終了です。
そして、絵里に正体がバレてしまいましたね。でも、絵里が正体を知ったことに特に深い意味はありません…希以外に茜が死んだことを知っている絵里に先に知って欲しいと思っただけで、恐らくこの後の物語にはほとんど関係はないと思います。
そして、次回からオリジナル回を少しと、その後オリジナルではないんですが、ラブライブ以外の内容を書く予定なのでラブライブ本編は少しの間、書けないと思います。
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