μ’sと仮面ライダーの物語   作:シーチ

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はい、41話です。
今回、ことりが悩んでいることに気づいた優は、どうするのでしょうか…
では41話、スタートです!


41話 ことりの悩み

〜side 優〜

 

「えっ、曲を?」

 

俺たちは部室で学園祭ライブで歌う曲について、話し合っていた。そんな中、高坂は新曲を歌いたいと言い出した。

 

「うん!昨日、真姫ちゃんの新曲聴いたらやっぱり良くって、これ1番最初にやったら盛り上がるんじゃないかなって!」

 

「まあね、でも振り付けも歌もこれからよ。間に合うかしら…」

 

高坂の意見に対して、間に合うか不安な絢瀬。

 

「頑張ればなんとかなると思う!」

 

「でも、ほかの曲のおさらいもありますし…」

 

「私、自信ないな…」

 

園田と小泉もやるのは難しそうだと言う。

 

「μ’sの集大成のライブにしなきゃ!ラブライブの出場がかかってるんだよ!」

 

それでも、高坂はやりたいらしい。確かに、高坂の意見も一理ある。

 

「まぁ、確かにそれは一理あるね。」

 

「でしょ。ラブライブは今の私たちの目標だよ!そのためにここまで来たんだもん。このまま順位を落とさなければ、本当に出場できるんだよ。たくさんのお客さんの前で歌えるんだよ。私、頑張りたい!そのためにやれることは全部やりたい!ダメかな?」

 

「反対の人は?」

 

絢瀬の問いに、手を上げる人はいない。

 

「みんな、ありがとう!」

 

みんながやる気のある笑顔を浮かべる中、南だけが浮かない顔をしている。

 

「ただし、練習は厳しくなるわよ!特に穂乃果、あなたはセンターボーカルなんだから、みんなの倍はきついわよ!分かってる?」

 

「うん!全力で頑張る!」

 

こうして、ライブで歌う曲が決まり、俺達はまた一段と、ライブに向けて練習に力を入れることになった。

 

 

 

時は流れ、みんなが帰ろうとしている中、俺は南に話しかけた。

 

「南、今からちょっといいか?」

 

「えっ、うん…大丈夫だけど、どうしたの?」

 

「ここじゃあれだし、別の場所で話せるか?」

 

 

 

そして、俺と南はワックに来た。

 

「ごめんね、奢ってもらっちゃって。」

 

「いいって、俺が誘ったんだし。」

 

「ありがとう。それで、話って?」

 

「いや、最近ちょっと元気なさそうだと思ってさ。なんかあったのか?」

 

「っ…えっと…」

 

さっきまでの笑顔ではなく、真剣な顔で南に聞いた俺。そんな俺の問いに、南は答えにくそうに迷う。

 

「まぁ、無理に聞く気は無い。その様子じゃ、まだ誰にも話してないんだろ?」

 

「うん…」

 

「話の内容によるが、親友である高坂と園田に1番、に話した方がいいと思うし。でも、1つだけ言っておきたいことがある。バイトの件の時から少し思ってはいたが、南は少し自分の想いを心に留めすぎる所があると思う。まぁ、南が話したいタイミングとか、話すべきタイミングもあるだろうから、俺はとやかく言わない。けど、これだけは覚えておいてほしい。重大なことによればよるほど、後からだと話しにくくなるぞ?」

 

「うん、分かった…」

 

「よし、重い話はここまでだ!せっかくだし、冷めないうちに食べようぜ!」

 

「うん!」

 

 

 

そして、俺たちはワックで食事をとり終え、帰り道を歩いていた。

 

「今日はありがとね!優くんのアドバイス通りに出来るかは分からないけど、出来るだけ早く言えるようにする。でも、学園祭の後にしようと思うんだけど、それでもいいと思う?」

 

「あぁ。南が話したい時でいいと思う。まぁ、内容にもよるけど、学園祭ももうすぐだし、それからでも遅くはないと思う。まぁ、自分が後悔しないようにな。」

 

「うん、ありがとう!」

 

「よし。じゃあ今は、目の前の学園祭に向けて頑張ろうぜ!」

 

「うん!」

 

南の顔に、再び笑顔が戻った。そんな時、前から大量のダスタードが俺たちの方へ向かってきた。

 

「ゆ、優くん。あ、あれ。」

 

「あぁ、南は下がってろ。」

 

そう言って、俺はベルト召喚ブレスからフォーゼドライバーを取り出し、腰に巻き付けた。そして、フォーゼドライバーの4つの赤いスイッチを押した。

 

『スリー!ツー!ワン!』

 

「変身!」

 

俺はフォーゼドライバーのレバーを入れ、仮面ライダーフォーゼ ベースステイツに変身した。

 

「宇宙キター!仮面ライダーフォーゼ、タイマンはらせてもらうぜ!」

 

「優くん、それはタイマンじゃないと思うよ…」

 

俺の言葉に、そう南が突っ込んだ。でも、これ言わないとフォーゼとして戦えないんだ…うん…

 

『ロケット オン!』

 

俺はロケットスイッチをオンにして、右手にロケットモジュールが出現させた。

 

「一気に行くぜ!」

 

『ロケット リミットブレイク!』

 

俺はフォーゼドライバーのレバーを再び入れて、ロケットモジュールで一気に飛んでダスタードの群れに突進した。それにより多くのダスタードを倒したが、まだまだ残っている。

 

「ったく、キリがねぇ…ならこいつだ!」

 

『ファイヤー オン!』

 

俺はドライバーのロケットスイッチをファイヤースイッチに入れ替えて、オンにした。すると、フォーゼの色が赤くなり、専用武器であるヒーハックガンを現れ手に取った。俺は仮面ライダーフォーゼ ファイヤーステイツに変身した。

 

「このまま決める!」

 

俺はヒーハックガンにファイヤースイッチをセットした。すると、サイレンの音が鳴り響く。

 

『リミットブレイク!』

 

「おりゃあああ!」

 

俺はヒーハックガンのトリガーを引き、炎を吐き出した。その攻撃で、ダスタードを全て倒した。

 

「ふぅ…」

 

俺はフォーゼドライバーの4つのスイッチをオフにして、変身を解除した。

 

「きゃぁぁっ!」

 

その時、後ろにいたはずの南から悲鳴が聞こえ、南の方に振り返った。すると、南は後ろから誰かに掴まれているように苦しんでいるが、その敵の姿が見えない。

 

「どういうことだ…まさか!」

 

俺はあることを思いつき、ゴーストドライバーを腰に召喚し、手にオレゴーストアイコンを持った。すると、南が刀眼魔に捕まっているのが見えた。

 

「南、すぐ助ける!」

 

俺はゴーストドライバーにオレゴーストアイコンをセットすると、ベルトから待機音が聞こえてきた。

 

『アーイ!バッチリミナー!バッチリミナー!』

 

「変身!」

 

俺はゴーストドライバーのレバーを入れた。

 

『ガイガン!オレ!レッツゴー 覚悟 ゴゴゴゴースト!』

 

俺は仮面ライダーゴースト オレ魂に変身した。

 

「命、燃やすぜ!」

 

俺はガンガンセイバーを取り出して、刀眼魔に斬りかかった。

 

「はぁ!」

 

「グッ…貴様、私が見えるのか!?」

 

その攻撃で、南を解放できた。

 

「南、下がってろ。」

 

「ありがとう…」

 

「オラッ!はぁ!グハッ…!?」

 

俺がガンガンセイバー ブレードモードで攻撃するが、刀眼魔の二刀流におされてしまう…

 

「くっ…だったら、二刀流には二刀流だ!」

 

俺はゴーストドライバーのアイコンをムサシアイコンに入れ替え、レバーを入れた。

 

『カイガン!ムサシ!剣豪 ズバット 超剣豪!』

 

俺は仮面ライダーゴースト ムサシ魂に変身し、ガンガンセイバー 二刀流モードで刀眼魔と戦った。

 

「これで終わりだ。」

 

『大カイガン!ムサシ!オメガドライブ!』

 

俺は、ゴーストドライバーのレバーを再び引き、刀眼魔を斬り倒した。

 

「よし…南、大丈夫だったか?」

 

俺は変身解除して南に聞いた。

 

「う、うん。」

 

「まぁ、とりあえず今日は帰ろう。送ってくよ。」

 

 

 

そして、俺は南を家に送っていってから、俺も家に帰った。

 

「ただいま。」

 

「おかえり!」

 

「姉ちゃん、帰ってたのか?」

 

「うん。今日は、天界での仕事も早く終わったし。」

 

「そっか。優奈は?」

 

「今度の優くんたちの学校の学園祭に行く友達と、打ち合わせするからって一旦帰ってきてからその友達の家に行ってたわよ。」

 

「そういえば、優奈も学園祭来るんだったな。」

 

「それより、浮かない顔してどうしたの?考え事?」

 

「あぁ、2つ気になることがあるんだ。1つは今日、南と帰ってた時にダスタードと眼魔が現れたんだけど、仮面ライダーである俺を襲ってきたのか、南を狙ったのかどっちなんだろかなって。もし南を狙ったのなら、なんでかなって思ってさ…」

 

「うーん…確かに気になるわね…ちょっとこっちでも、調べてみるわ。それで、もう1つは?」

 

「いや、南がなんか、高坂に言いたいことがあるって悩んでたけど、なんなのかなって。」

 

「うーん…それに関しては、私は本当に分からないわね…でも、優くんは茜ちゃんのことがあってから、なるべく人に関わらないようにしてたのに、変わったわね。μ’sのみんなのおかげかしら?」

 

「いや、俺が深く人に関わると、また危険な目に合わせてしまう…だから、別に深く関わってるわけじゃないよ。ただ俺は、マネージャーとしての範囲で関わってるだけだ。」

 

「そうかしら?もう、優くんとあの子達とは、深い関係だと思うわよ?それに、優くんが仮面ライダーだからって危険な目に合わせるってわけじゃないんだし、茜ちゃんのことは不幸な事故…では片付けられないかもしれないけど、優くんのせいってわけじゃない。優くんは、もっとµ’sの子達と楽しんだらいいと思うわ。せっかくの青春時代なんだし。」

 

「そういう訳には、いかないよ…」

 

俺はそう答えて、自室に入った。

 

でも、姉ちゃんに言われたことも、当たっているのかもしれない…俺の中で、μ’sのみんなが、思った以上に大切な存在になってるのかもしれない…このままだと、また茜の時のようになってしまうかもしれない…やっぱりもう少ししたら、廃校阻止することが出来たら、マネージャーもやめた方がいいのかもな…

 




はい、とりあえずここまでです。

次回こそ、学園祭のライブに突入したいと思います!
果たして今後どうなって行くのでしょうか…
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