穂乃果とことりのピンチ…しかし、今回穂乃果とことりがまさかの〇〇します!
では47話、スタートです!
〜side ことり〜
私は穂乃果ちゃんに言葉のおかげで、留学を辞めてμ’sに復帰するために、みんなのところへ戻ると決意した。その時、私たちの前に黒いスーツを着てマスクを被った怪物が大量に現れた。
「ほっ、穂乃果ちゃん、アレ…」
「かっ、怪物!?ことりちゃん、逃げよう!」
「うん!」
私と穂乃果ちゃんは逃げようとして空港の外まで逃げてきたが、追ってきた怪物に囲まれ、とうとう逃げ場を失った…
「どっ、どうしよう…」
「うぅ、ことりちゃん…」
〜side out〜
〜side 優〜
俺は気がつくと、真っ白な空間にいた。俺は…確か、アデュサが現れて戦ったけど、結局負けたんだよな…ってことは俺、死んだのか…確か、俺が姉ちゃんに転生の話を持ちかけられた時も、こんな真っ白な空間だったな…
はぁ…情ねぇな…今日まで、アデュサに復讐するためにトレーニングして、財団Xと戦ってきたのに、結局アデュサと戦って負けた…
「情けなくなんかないよ。」
俺が自分を悔やんでいた時、聞き覚えのある声が聞こえた。この声、まさか茜!?そう思い、俺が声のした方に振り返ると、茜が立っていた。
「茜…やっぱ俺、死んだんだな…ごめん…あの時守りきれなくて…俺を庇ったせいで死なせて…約束、守れなくて…それに、アデュサなんかに負けちまって…」
「ううん。優くんは悪くないよ。それに、優くんが今まで戦ってきたのは、アデュサに復讐するためだったの?」
「えっ?」
「私が死ぬ前にしたお願い覚えてる?」
「もちろん、忘れるわけないだろ。」
「あの時、私はこれからもみんなを守るために戦い続けてって言ったよね。なのに、優くんはアデュサに復讐するためだけに戦ってきたの?」
「それは…」
「なんで、優くんは私が死ぬ前も、死んだ後も戦ってるの?優くんは、これまで何のために戦ってきたの?」
「俺は…そうだ…!俺は財団Xから、怪人から、人の命を脅かす存在から、人を守るために戦ってきたんだ!」
「でしょ?あの時、優くんが負けたのは、ちょっと感情的になりすぎたからなんだよ。アデュサだって、これまで戦ってきた怪物と同じように人を襲う怪物。だから、優くんは、復讐のためじゃなく、人を守るためにこれからも戦い続けて!」
「でも、俺死んだし…」
「ううん。優くんはまだ死んでないよ。ここは、死後の世界と元の世界の間にある空間。だから、優くんはこれからも人を守るために戦い続けて。それに、優くんの大事なμ’s
も今、活動休止になっちゃってるんだ…」
「えっ、活動休止…?」
「うん。それに、μ’sのみんなには優くんが必要みたいだよ。だから、これからも支えてあげて。」
そう言った茜は、優しく、そしてどこか寂しそうに微笑んだ。
「分かった。茜、俺はこれからも人を守るために戦い続けて、μ’sのみんなも守ってみせる!」
「うん。それでこそ優くんだよ!じゃあ、元の世界に…あっ、その前に…」
「どうした?」
「これからは私のことは気にしないで、優くんは自分のためにちゃんと生きてね。」
「うーん…多分それはできないと思う。やっぱり、俺にとって茜は、本当に大切な人で、大好きな人…だから、俺は茜を忘れることは出来ない。でも、ありがとな。」
「そっか…本当に優くんらしいね。じゃあ…せめて、新しい恋人ぐらいは、私のことを気にしないで作ってね!」
「こっ、恋人!?でも、俺なんか貰ってくれる人なんて…」
「そんなことないよ。優くんにはμ’sのみんながいるじゃん!」
「いやいや、あいつらは俺のことはマネージャーとか、友達とかとしか思ってないから、そういうのじゃないよ。」
「(はぁ…本当に優くんは鈍感なんだから…これは、μ’sのみんなも大変そうだな…)じゃあ、そろそろ…」
「そうだな…最後に茜、改めて本当にありがとな!」
「こちらこそ、これまでありがとう!じゃあ、これを…」
そう言って茜は、赤いデータボトルの上に白い球体が付いたものを渡してきた。
「これって、データボトル?」
「うん。これは優くんのライダーとしてのパワーを、一段階進化させるためのデータボトル。ただ、これを使うためには、上についてる白い球体に私の魂が入らなければならないの。このデータボトルは、私と優くんの力が1つになることが出来るデータボトル、その名もレッドメモリーデータボトル。」
「茜の魂が入る…すげぇな…でも、それじゃあ茜は、これからずっとこのデータボトルに魂が入ったまま、俺の力になるってことになるってことじゃないのか?」
「うん…でも、私は優くんの力になれるなら、それでいいの。だから、このレッドメモリーデータボトルで、私と一緒に戦ってくれる?」
「もちろんだ!じゃあ、よろしくな。茜!」
「うん!」
そして、茜はレッドメモリーデータボトルの中に入り、データボトルの上の球体が赤く染められた。そこで、俺の意識も途切れた。
俺が目が覚めると、病室のような場所にいた…というか、医療器具とかもあるし、恐らく病院だろう。
さっきの、夢だったのか…?
俺はそう思ったが、すぐに違うと分かった。なぜなら、俺の手にはレッドメモリーデータボトルが握られていたのだ。そして、俺が病室を見回してみると、俺の寝てるベットの隣の机に、封筒に入った手紙が置いてあった。俺は手紙を取りだし、読み始めた。
『優くんへ。
突然ですが、私は、外国へ服飾の勉強をするために留学することになりました。私が穂乃果ちゃん達に言おうと悩んでいたのはこのことです。でも、せっかく優くんにアドバイスしてもらったのに、私は穂乃果ちゃんに話すのが遅くなってしまい、穂乃果ちゃんとちゃんと話すことが出来ないまま、日本を経つことになってしまいました。
その後、穂乃果ちゃんはスクールアイドルをやめると言って、海未ちゃんと喧嘩して、穂乃果ちゃんと海未ちゃんも話していません。μ’sも活動休止してしまい、にこちゃんと花陽ちゃんと凛ちゃん以外のメンバーはスクールアイドルの活動をしなくなってしまいました。
こんな風になってしまったのは、私がずっと黙っていたせいです。優くんにせっかくアドバイスしてもらったのに、本当にごめんなさい。そして、優くんにも話すことが出来ないまま、日本を経ってしまうこともごめんなさい。私は、9月24日に留学先に出発します。
自分勝手なお願いかもしれないけど、日本に帰ってきたら、また会ってくれると嬉しいです。
今まで、本当にありがとう!
南ことり』
嘘だろ…大事な話だとは思っていたけど、まさか留学とはな…南がいなくなる…?μ’sが活動休止…?
そう考えると、俺の目から涙が流れてきた。この時、気づいた…いや…本当は今までも気づいていた。けど、目を背けてきた。そう、俺は好きだったんだ。μ’sのメンバーと過ごす日々が…どうしようもなく、好きだったんだ…茜が死んでから、ずっと誰とも関わろうとしなかった俺が、何故かμ‘sのマネージャーをしたいって思った時から、ずっと大切だったんだ…μ’sの9人と過ごす日々が…
そう考えたら、俺はいても立っても居られなくなった。俺は南の手紙を改めて見た。9月24日って、今日何日だ…
そう思い再び机を見ると、手紙が置いてあったところの隣に、アタックバックルとカードホルダーとインフィニティドライバー、そしてインフィニティブレスが置いてあった。多分、姉ちゃんが置いてくれたんだろうな…俺がインフィニティブレスの時計を見ると、日付は9月24日と書いてあった。
……って今日かよ!
俺は体につけられていた医療機器などをすべて外して、病室のクローゼットにかけられていた俺の制服に着替えた。そして、アタックバックルとカードホルダーとインフィニティドライバーを持ち、インフィニティブレスを腕につけた。
最後に南の手紙をポケットに入れて、手紙が入ってた封筒を持つと、少し重みがあった。封筒にまだなにか入ってるのかと思い、出してみるとある物が入っていた。それを見て俺は驚いた…けど、今はそんなことを考えている場合じゃない!俺はそれも持ち、空港に向かった。
〜side out〜
〜side ことり〜
私と穂乃果ちゃんはとうとう逃げ場を失った。
「ことりちゃん…」
「穂乃果ちゃん…」
「私は…みんなの元に戻って、またμ’sとしてスクールアイドル活動を頑張るんだ…!こんな怪物なんかに、殺されたくなんかないよ!」
「そうだよ…穂乃果も、またみんなと…優くんも含んだ10人で、スクールアイドルをやるの!こんな所で、立ち止まってられない!」
私と穂乃果ちゃんがそう言った時、2人から光が出てきて、怪物が退いていった。
しばらくすると、光が止んだ。すると、私の手には黒色がベースで金色の龍の模様が入り、中にはカードが入っているカードデッキ?が握られていた。穂乃果ちゃんの腰には、4色のボタンがついた灰色のベルトが巻かれていた。
その時、私の頭の中にこのカードデッキの使い方が流れ込んできた。
「穂乃果ちゃん…これ…」
「うん…なんとなくだけど、使い方わかった…」
穂乃果ちゃんにも使い方が分かったみたい。
「ことりちゃん!」
「うん。やってみよう!」
そして、穂乃果ちゃんはその場で左手をベルトの上に添え、右手を上に上げてポーズをとり、私はガラスで出来た窓に、カードデッキを向けた。すると、私の腰にもベルトが巻き付けられた。
「「変身!」」
穂乃果ちゃんは赤いクワガタがモチーフの赤い戦士、仮面ライダークウガに、私は赤い龍の戦士、仮面ライダー龍騎に変身した。
「すごい…私達、本当に仮面ライダーに変身した…!」
「よし!ことりちゃん、さっさと怪物を倒してみんなの所に戻ろう!」
「うん!」
そして、私と穂乃果ちゃんは黒いスーツの怪物たちと戦い始めた。
「ハッ!やっ!そうだ、バックルの中に入ってるカードを…」
私はバックルの中から1枚のカードを取り出して、腕に付けてあるドラグバイザーの中に入れ、読み込ませた。
『ソードベント!』
すると、機械音でカード名が読み上げられ、赤い龍、ドラグレッダーが1本の剣を落としていった。私はその剣を取って、怪物と戦い始めた。
「よし、だったら私も!」
穂乃果ちゃんはそう言うと、ベルトの紫色のボタンを押し、紫のクウガ、仮面ライダークウガ タイタンフォームに変身した。
そして、穂乃果ちゃんは近くに落ちていた鉄パイプを持った。すると、鉄パイプがタイタンフォームの専用武器、タイタンソードに変化した。穂乃果ちゃんはタイタンソードを持ち、怪物を斬り倒し始めた。
「よし。ことりちゃん、一気に決めよ!」
「うん!」
私は再びドラグバイザーに1枚のカードを入れた。
『ストライクベント』
すると、私の手にドラグレッダーの頭部が取り付けられた。私はその手から炎を吐き出し、怪物を倒した。そして、穂乃果ちゃんもタイタンソードで怪物を全て倒していた。
「よし、ことりちゃん!戻ろう!」
「うん!」
「悪いけど、帰すことは出来ないわよ。」
すると、私たちの前にもう一体怪物が現れた。
「また怪物!?」
「仮面ライダーは目覚めたかしら?」
「まだだけど…って、もしかして、あなたが優くんを倒した怪物!?」
「えぇ。まぁ、今日はあなた達に用事があるんだけどね。」
「えっ、私たち?」
「えぇ、あなた達には少し痛い目にあってもらおうと思って。仮面ライダーがせっかく目覚めたら、お友達が死んでいた。なんて、面白くなりそうじゃない?」
「そんな理由で…」
「ことりちゃん!この怪物と戦おう!」
「でも、この怪物…優くんでも勝てなかった怪物だし…」
「でも、戦わないと倒されるだけだもん!はぁぁぁぁぁぁっ!」
そう言って、穂乃果ちゃんは怪物に向かって攻撃を仕掛けていた。
「フッ!やぁっ!きゃぁぁっ!?」
しかし、穂乃果ちゃんは一瞬で怪物の反撃を受けてしまい、倒れてしまった。
「口ほどにもないわね…」
「うぅ…まだまだ!ことりちゃん、一緒に!」
「う、うん!」
そして、私と穂乃果ちゃんは、お互いの剣で怪物に攻撃するが…
「「きゃぁぁっ!」」
怪物によって一瞬で倒され、変身が解けてしまった。
「うぅ…穂乃果ちゃん!大丈夫!?」
「う、うん…なんとか…」
そして、怪物の攻撃を多く受けた、穂乃果ちゃんの手には少し出血した痕があり、怪我していた。
「さて、そろそろ死んでもらおうかしら?」
そう言って、怪物は私たちの頭上に槍を持ってきて、振り下ろそうとした。その時、私は死を覚悟し、目を瞑った。しかし、怪物の槍はいつまで経っても当たらなかった。ふと目を開けると、怪物はなにかの攻撃を受けて倒れた。
「ふぅ〜。なんとか間に合ったな、」
そう言いながら立っていたのは、私たちのヒーローだった。
今回、まさかの穂乃果とことりが変身しましたね。
そして、優が手に入れた茜のデータが入ったデータボトル。データボトルの上に付いてる、球体のモデルはゴーストのアイコンです。ノーマルデータボトルの壊れたら優が死ぬ、という設定もそうですが、ゴーストモデルの内容が被ってしまいましたね…これは偶然なんですが、優は転生者で1度死んでるという部分から、なんとなくゴーストの内容と似たような内容になってしまう部分があるんですよね…この先も、ゴーストや他の仮面ライダーの内容と似ている部分や同じ部分があるかもしれません…
あと、レッドメモリーデータボトルという名前は、茜の赤いと思い出ということで記憶のメモリーを合体させたのですが、相変わらずネーミングセンスがないですね…
そして、穂乃果とことりのピンチにやってきたヒーロー。次回、とうとうあいつが復活します!