μ’sと仮面ライダーの物語   作:シーチ

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はい、50話です。
今回から、過去編です。
そして、とうとう50話を突破しました!ここまで見てくださってる方、ありがとうございます!これからも見てもらえると嬉しいです!
では50話、スタートです!


7章 優、1年生編
50話 優、生徒会へ!


〜side 優〜

 

講堂でのライブが終わった翌日。

 

今日は休日で学校も練習も休みの日だが、μ‘sのみんなにアイドル研究部の部室に集まってもらった。その理由は…

 

「俺、話すよ。俺の過去の事。」

 

俺の過去について話すためだ。

 

「優くん、ほんまにいいん?」

 

この中では、1番詳しく知っているであろう東條がそう聞いてきた。

 

「あぁ。ここまで大事になってしまって、みんなには心配かけてしまったし話すよ。多分、みんなも気になっているんだろうし。」

 

俺のその言葉に、全員小さく頷いた。

 

「もう、みんなも勘づいてるところもあると思うが…」

 

そして、俺は話し始めた。俺の過去についてを…

 

「俺は去年の春、この音ノ木坂学院に共学化試験生として入学してきた。」

 

 

 

 

 

〜高校1年前の春〜

 

今日は入学式の翌日。俺は生徒会室に来ていた。理由は俺が生徒会副会長になったから。

 

「今日から、よろしくお願いします!」

 

「うん!今日からよろしくね、優くん!」

 

俺の挨拶に、茜先輩は笑顔で答えてくれた。

 

 

「あの、それで…」

 

「どうしたの?」

 

俺はこの生徒会室に来てから1つ、疑問に思っていることがある。

 

「ほかの役員の方はいないんですか?」

 

この生徒会室には俺と茜先輩しかいないのだ。

 

「あぁ…今の生徒会は話し合いや大きなイベントの前以外は、生徒会長と生徒会副会長だけで仕事をしていたの。みんな、部活とかで忙しいから。だから、次に全員が集まる時に優くんのことを紹介するね!」

 

「はい!分かりました。」

 

 

 

それから、俺は茜先輩の説明を聞いてから作業を始めた。

 

「あっ、そういえばさっき、ほかの役員の人は部活とかで忙しいって言ってましたけど、茜先輩は部活とかしないんですか?」

 

「やりたいことはあるけど、今年の生徒会が終わってからにしようかなって考えてるの。」

 

「へぇ、何やるんですか?」

 

「優くんは、スクールアイドルって知ってる?」

 

「スクールアイドル?あっ、この前にニュースでチラッと見たような気がします。」

 

「私ね、将来アイドルになるのが夢なんだ!アイドルの人みたいに一生懸命歌ったり、踊ったりしてお客さんを笑顔にしたいの!」

 

そう言う茜先輩の表情を見ると分かった。この人は、本当にアイドルが好きなんだ、と。すごい熱意のある人なんだな…

 

「なるほど…いいですね!アイドルについてはあんまり詳しくないんですけど、茜先輩可愛いですし、人気アイドルになれると思います!」

 

「えっ、可愛い!?そっ、そうかな…//」

 

「あれ?でもこの学校にスクールアイドルってありました?」

 

「今は、ないの…」

 

「今は?」

 

「うん。実はね、去年アイドル研究部って部活の子達がスクールアイドル活動をやってたんだけど…」

 

そして俺は、そのアイドル研究部で部長の方と部員の方たちのスクールアイドルに対する意識の違いから、仲違いがあったことを聞いた。

「そんなことが…」

 

「うん…だから私も生徒会の任期が終わったら、スクールアイドルをやろうって思ったんだ。でも、その事があったから、アイドル研究部に入らせてもらうのも難しそうだなって…」

 

「確かに、そんなことがあったなら、その部長もまた同じような出来事があったらと思うと、怖いでしょうし…」

 

「そうなんだよね…それにその子、その事があってから友達があんまりいなくなっちゃって、殆ど1人でいるんだよね…私も気にかけて話しかけてるんだけど、強がってあんまり相手してくれなくて…いい子なんだけどね。」

 

「余計にアイドル研究部に入るのは難しそうですね…」

 

「うん…あっ、そうだ!私はこの書類終わったら終わりだけど、優くんはあとどれぐらい?」

 

「俺も、この書類だけですけど。」

 

「えっ!?初めてなのに、もう終わりなの?」

 

「まぁ、そこまで大した仕事ではなかったですし。」

 

「すごいね!あっ、それでね。その子が友達と話してるのとかあんまり見たことないから、私も話に行ったりしてるんだけど、いつも追い返されてるの。だから、優くんも今から一緒に行ってみない?」

 

「えっ、俺もですか?でも、この時間だと帰ってるんじゃ…」

 

「ううん。あの子、放課後は殆どアイドル研究部の部室にいるから、大丈夫だと思うよ。」

 

「じゃあ、とりあえず俺も行ってみます。茜先輩が生徒会長の任期が終わったら、アイドル研究部に入れて貰えるようにお願いしたいですし!」

 

「えっ、私のも?」

 

「はい。さっきの茜先輩を見て、茜先輩はアイドルが本当に好きですごい熱意のある人なんだと分かりました。だから、なんか俺もできることがあったら手伝いたいなって思ったんです。だから、俺に手伝えることがあれば言ってくださいね!」

 

「優くん…ありがとう!」

 

そして、今日の生徒会の仕事が終わり、俺は茜先輩とアイドル研究部の部室の前に来ていた。

 

 

コンコンコン

 

 

茜先輩がノックしてアイドル研究部の中に入っていったので、俺も中に入っていった。それにしても、すごい数のアイドルグッズだな…

 

「また来たの?あんたもしつこいわね…」

 

すると、部室の中に黒髪のツインテールの女の子がいた。ん…中学…いや、小学生?

 

「優くん、この子がアイドル研究部の部長の矢澤にこちゃん。」

 

「あっ、この子が部長なんですね。俺は今日から生徒会副会長になった仮野優です。よろしくね?」

 

「なんか、子供に対する喋り方のような気がするのは、気のせい?」

 

ツンツンした感じで矢澤が言ってきた。しまった…小学生っぽいから、つい小学生に対するような喋り方をしてしまった。

 

「あぁ、ごめん。」

 

「私、これでも先輩なんだけど?」

 

「えっ、先輩!?」

 

「にこちゃんは、私と同じ2年生だよ?」

 

驚いていた俺に茜先輩が説明してくれた。

 

「あっ、悪い。じゃあ、先輩とは思えそうにないから、矢澤でいいか?」

 

「ちょっと本当に悪いと思ってんの!それより、茜。なんで、こいつまで連れてきたわけ?」

 

「うーん…これから私と生徒会やる仲間だから、一応紹介しとこうかなって。それに、私が生徒会の仕事が終わったら、手伝ってもらうかもしれないから、にこちゃんとも関わることになるかもしれないじゃん!」

 

「だから、私はもうスクールアイドルはやらないの!」

 

「そっかぁ…」

 

「やっぱり、矢澤は前みたいになるのが怖いのか?」

 

俺がそう言った時、矢澤の顔が少し険しくなった。

 

「……茜、話したの?」

 

「ごめんね…でも、優くんは絶対にほかの人に言ったりしないから…」

 

「まぁ、確かにあんなことがあったら怖いのは分かるけど、茜先輩はそんなこと絶対しないぞ?」

 

「最近茜と会ったばかりのあんたに、何が分かるってんのよ。」

 

「確かにこの前会ったばかりだが、これまでの茜先輩を見てたら、茜先輩は絶対にそんな事しないって嫌でもわかる。」

 

「そんなこと…私だって分かってるわよ…」

 

「まぁ、矢澤自身のことを俺がどうこう言えないけど…たった一度の人生だし、自分のやりたいことをしっかりやっといた方がいいんじゃないかな?」

 

「……」

 

俺がそう言うと、矢澤は俯いて考えている。

 

 

 

それから、とりあえず今日は帰ることにした。

 

「どうだった?生徒会の仕事してみて。」

 

帰り道、茜先輩が聞いてきた。

 

「うーん…生徒会の仕事自体は大変ではなかったです。でも、やっぱり矢澤先輩の件が気になりますね…」

 

「そうだよね…私としても、にこちゃんと一緒にスクールアイドルやりたいんだよね。にこちゃん自身、根はすっこいいい子で、アイドルに対する想いがすごい強い子なの。だから、私はにこちゃんとスクールアイドルをやりたいんだよね。だから、生徒会長としても、私個人としても、にこちゃんのトラウマをどうにかしてあげたいんだ…」

 

「でも、一筋縄では行かなそうですよね…」

 

「うん…」

 

そんな話をしていた時、

 

ドゴォォォォォォォォォォォン!

 

突然、近くから爆発音が聞こえた。

 

「なっ、なに!?」

 

「茜先輩は危ないので、ここにいてください!」

 

「えっ?ちょっ、優くん!」

 

俺が爆発音がした方に着くと、数体のマスカレイド・ドーパントがいた。

 

「あれって、最近噂の怪物!?」

 

「茜先輩着いてきてたんですか!?」

 

「だって、優くん急に走っていっちゃうし、心配だもん!」

 

「すっ、すみません…とにかく、茜先輩は下がっててください。」

 

「えっ?優くんどうするの!?」

 

「まぁ、見ててください。けど、誰にも言わないで貰えると助かります。」

 

俺はそう言って、腰にインフィニティドライバーを巻き付け、ノーマルデータボトルを入れた。

 

「変身!」

 

俺は仮面ライダーインフィニティに変身した。

 

「えぇっ!?優くんが最近噂の仮面ライダーだったの!?」

 

「まっ、そういうことです。仮面ライダーインフィニティ!俺の強さは次元を超えるぜ!」

 

そして、俺はマスカレイド・ドーパントとの戦闘を開始した。

 

「オラッ!はぁ!ったく…毎度毎度、雑魚ばっかり来やがって…一気に決めるぜ!」

 

俺は腰のアタックバックルに1枚のカードを入れた。

 

『スペシャルアタック!インフィニティストライク!』

 

俺は飛び、残りのマスカレイド・ドーパントへ、下降しながらキックを放ち倒した。

 

「ふぅ…茜先輩、大丈夫ですか?」

 

「うっ、うん…ありがとう。でも、優くんが噂の仮面ライダーだったなんて…」

 

「まぁ…このことはあんまり言わないで貰えると、助かります。」

 

「分かった。でも、仮面ライダーとして人を守りながら、怪物と戦ってるなんてすごいね!」

 

「そっ、そうですか?」

 

「うん!かっこいいよ!じゃあ、私にも協力出来ることがあったら言ってね!優くんは私がスクールアイドルになるのを手伝ってくれるって言ってくれたし。」

 

「分かりました。じゃあ、茜先輩が危険な目に合わない程度にお願いしますね。」

 

それから、俺と茜先輩は家に帰った。




今回から、優の過去編が始まりました!1話目を書いてみて思ったのですが、少し長くなるかも知れません…そして、μ’sのメンバーでは、今回はにこが登場しました。優はにこと入学してきて、すぐあとから知り合っていましたね。
過去編では、にこ以外のμ’sのメンバーはあんまり出ないかも知れません…
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