μ’sと仮面ライダーの物語   作:シーチ

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はい、54話です。
今回から、現代編に戻ります。
では54話、スタートです!


8章(1期最終章) 新たな謎編
54話 優の決意


〜side 優〜

 

「これが俺と茜にあった出来事だ。まぁ、勘づいていた部分もあるかもしれないけどな…」

 

俺は自身の過去を話し終えた。

 

「じゃあ、茜は…やっぱり…」

 

そう言った矢澤の表情はとても暗い。やっぱり、矢澤にとっても茜の死はかなりショックなんだろう…

 

俺の話を聞き終えた部室には重苦しい空気になり、沈黙が流れる。

 

その空気を壊すためにも、俺が話し始める。

 

「みんな…これまで俺は、みんなとの関わりを減らそうとしたり、迷ったりうじうじしたりもした…でも、もうそれも終わりだ!これからは茜と約束したとおり、財団Xから…人間の命を脅かす存在から、みんなを守る!だから…」

 

 

「穂乃果、ことり、海未、花陽、凛、真姫、にこ、希、絵里。改めて、俺をμ’sのマネージャーにしてください!」

 

 

そう頭を下げた俺に対し、

 

「「「「「「「「「もちろん!こちらこそ、よろしくお願いします!」」」」」」」」」

 

みんながそう言ってくれた。

 

「よし!どんよりとするのはここまで。優も復活したんだし、あの時の続きをしましょ?」

 

絵里の言葉で、重苦しい空気が明るく変わった。

 

「あの時?」

 

「はい。少し前、廃校阻止を記念してパーティーをしたんですけど、優が復活したらもう一度しようと話していたんです。」

 

「だから今度は、廃校阻止とμ’sが再びライブをしたのと、優くんの退院記念のパーティーだね!」

 

海未と穂乃果が言った。

 

そしてパーティーをするため、さっきまでいたアイドルグッズなどが置いてある狭い方の部室から、新しく出来た広い部室まで移動すると、いろんな料理などが置いてあった。

 

「じゃあ、みんな!」

 

「「「「「「「「「「かんぱーい!!」」」」」」」」」」

 

全員で乾杯して、パーティーが始まった。

 

「そういえば、優くんか私達のことをずっと名前で呼ばなかったのって、あんまり関わろうとしなかったからだよね?」

 

そうことりが聞いてきた。

 

「えっ?まぁ、そういうことになるな。」

 

「フフッ、優くんってちょっと抜けてる所があるね。」

 

「そうか?ってか、穂乃果に言われたくねぇよ!」

 

「えぇ!?」

 

「確かに、穂乃果に言われるのはどうかと思いますが、穂乃果の言う通りですよ。」

 

「海未ちゃんまで!穂乃果に言われたくないってどういうことぉ!?」

 

「そのまんまの意味です。」

 

「それより、俺が抜けてる所があるってどういうことだよ?」

 

「だって、いくら関わろうとしないために名前で呼ばなかったとしても、本当に仲良くなりたいって思う人とはいつの間にか仲良くなってるものよ?」

 

絵里がそう説明した。

 

「確かに、そうかもしれないけど…」

 

俺は確かにと思う部分もあった。

 

「っていうか、優は茜がいなくなるまでにこのことを名前で呼んでいたのに、急に呼ばれなくなったにこの気持ち考えなさいよ!……私のこと…嫌いになってしまったのかと思ったのよ…」

 

にこが少し顔を赤くしながら言ってきた。

 

ん?最後の方なんて言っいたのかが、小さすぎて聞こえなかったな…

 

「うぅ…それは、悪かったよ…」

 

「もういいわよ。その変わり、これからはしっかりにこたちのことをサポートしてもらうわよ!」

 

「あぁ。もちろん!」

 

「優。」

 

「ん?」

 

「おかえり、優!」

 

「ただいま、にこ!」

 

俺はにことして接していた頃に戻ったということを意味して、「ただいま」と言った。

 

「そういえば、話を聞いてて思いましたが、優が手に付けてる2つのブレスレットって…」

 

「あぁ、誕生日に俺があげた俺と茜のブレスレットだ。茜が死んだあとどうするか迷ったけど、結局ずっと俺が2つとも付けてたんだ。」

 

海未の質問に、俺は手についているブレスレットを見つめながら答えた。

 

 

 

それからみんなでパーティーを楽しんでいると、あることを思い出した。

 

「あっ!」

 

「ヴェェ!?ちょっと優。どうしたのよ?急に叫んで…」

 

俺が叫んだことに、真姫を初めみんな不思議そうに俺を見てきた。

 

「いや、すっかり忘れてたけど…穂乃果、ことり。」

 

「「あぁ!!」」

 

「そうだよ!」

 

「私たち、すっかり忘れてた!」

 

穂乃果とことりも思い出したようだ。

 

「2人もどうしたのです?」

 

穂乃果とことりとは反対に、他のメンバーは更に不思議そうな顔になる。

 

「それが…」

 

「なんでか分からないけど…」

 

「この2人、仮面ライダーに変身したんだ…」

 

「「「「「「「えぇ!?」」」」」」」

 

「でも、なんでなのかは全然分からないんだよな…まぁ、姉ちゃんに言って、調べてもらうよ。」

 

「そういえば、優くんのベルトって優香さんに貰ったんだよね?」

 

「優香さんって発明家なの?」

 

「いや、そういう訳じゃないけど…」

 

女神様なんて、言えるわけない…

 

「それにしても、穂乃果とことりが変身したなんて…」

 

「スピリチュアルやね…」

 

「あっ、仮面ライダーで思い出したけど、優くんや穂乃果ちゃんやことりちゃん、それから前に会ったお医者さんたち以外にも、仮面ライダーっているのかにゃ?」

 

「それはもちろん。他にもたくさん先輩の仮面ライダーがいる。」

 

「それじゃあ、優くんが1番よく使ってるベルトで変身するライダーっているのかにゃ?」

 

「俺が1番よく使ってるベルトって、インフィニティドライバー…これのことか?」

 

俺はインフィニティドライバーを見せながら言った。

 

「あっ、そうにゃ!」

 

「インフィニティドライバーで変身するやつなんていないはず…あっ、いや、1人いたな…」

 

「えっ、どんな仮面ライダーだったの?」

 

「ことりは見たと思うけど、アデュサを倒しかけた時に現れたやつだ。逃げようとしたアデュサを倒したんだが、どうやら財団Xのライダーで、アデュサがなんでかは知らないが裏切ったらしくて、抹殺しに来たらしい。また厄介な敵が現れたもんだ…」

 

「えっ、その仮面ライダーって緑色だった?」

 

「いや、なんでか分からないけど俺と全く同じ姿で、色だけが黒くなってた感じの見た目だ。まさにダークライダーって感じだな…」

 

「そっか…」

 

俺の言葉を聞いて、安心したように凛が言った。

 

「急にどうしたんだ?」

 

「優くんが眠ってた時に、怪物に襲われそうになったんだ…その時に優くんと同じベルトで、緑色の仮面ライダーが助けてくれたんだにゃ。けど、凛を見た瞬間なんでか驚いてどっかいっちゃったから、お礼が言えなかったんだ…」

 

「俺と…同じベルト…?」

 

どういうことだ…?あの俺と同じ姿の黒いやつに、凛が見た緑の仮面ライダー…2人も俺と同じベルトのライダーが現れるなんて、どういうことだ…?

 

「分かった。こっちでも調べてみるよ。」

 

「ありがとにゃ!」

 

「それにしても、謎が増えるばかりだな…穂乃果とことりが変身して、俺と同じベルトで色違いの敵のライダーが現れて、敵か見方かも分からないライダーまで俺と同じベルトなんて…」

 

「凛を助けてくれた仮面ライダーは、絶対に見方ニャー!」

 

「あぁ、そうだといいな…ただでさえ、俺が変身出来ない状態だし…」

 

「「「「「「「「「えっ?」」」」」」」」」

 

俺の発言にみんなは驚いていた。

 

「あぁ、言ってなかったっけ?この前のアデュサとの戦いで調子に乗って、連続で色んなライダーのパワーアップフォームへの変身を繰り返したから、ワープカードとかを使う時以上のライダーエナジーを使ってしまったんだ。それでライダーエナジーがなくなって、今は変身できない状態なんだ…」

 

「そうだったんだ…」

 

「でも、今は穂乃果も変身出来るんだし!」

 

「ことりも戦えるよ!」

 

「あぁ、そうだ。そのことで話がある。恐らく、あのクウガと龍騎に変身できるのは穂乃果とことりだけだと思うが、中途半端な気持ちでは変身しないで欲しい。」

 

「「……」」

 

その俺の言葉を聞き、さっきまで笑顔だった穂乃果とことりの表情が真剣なものに変わる。

 

「仮面ライダーの力は危険だ。悪用なんてしたら、大勢の犠牲者だって出でしまう…2人がそんなことはしないのは分かってるが、仮面ライダーの力ははっきり言って敵の力と同じみたいなものだ。それぞれのライダーが敵を倒すために、その敵と同じ力を正義のために使っている戦士が仮面ライダーだ。」

「それに、アデュサの時の俺のように、私利私欲や復讐のために戦うと勝てる相手にも勝てなくて危険な目に遭ったり、下手をすると暴走して他の人を危険な目に遭わせたりすることもあるかもしれない…それに、俺は2人に危険な目に遭って欲しくない。これを踏まえて、2人はどうする?」

 

「穂乃果は…それでも、危険な目に遭う人をただ見てるなんて出来ない!穂乃果は誰かの笑顔を守るために戦うよ!」

 

「ことりも、みんなを守るために戦いたい!」

 

「まぁ、そう言うと思ったよ。2人が本当に危険な時は俺が守る!だから、無茶だけはするな。」

 

「「うん!」」

 

「あっ、それとことり。なんでお前の手紙の中に、クジャクとコンドルのコアメダルが入ってたんだ?」

 

「あれはことりにもよく分からないんだ…私の家のポストに封筒が入ってて、その封筒の中にあのメダルが入ってたの。差出人の名前に、「無限の闇」とは書いてたんだけど、それ以外は何も…」

 

「無限の闇…?」

 

一体誰なんだ…?っていうか、なんかすっごい胡散臭い名前だな…

 

「まぁ、今考えても仕方ないか…よし!今日はせっかくのパーティーだ。今からは、めいっぱい楽しもうぜ!」

 

俺たちはパーティーを楽しんでいると、いつの間にか日が暮れかけていたため、今日は片付けて解散することになった。

 

 

こうして、ことりの留学や穂乃果が倒れたりで一時はバラバラになりかけたμ‘sの問題も、俺の因縁の敵であったアデュサが再び現れた問題も解決し、またμ‘sのみんなと共に過ごす日々が戻ってきた。

 

しかし、俺はまだ知らなかった…これから俺たちにさらなる困難が待ち受け、危機が迫ってることを…そして、まだ俺自身も知らない俺の過去が、俺を更に苦しめることになることを…

 

そして、μ‘s9人にとても大きな秘密があったということを…




54話、どうでしたか?これが本当の意味で、優がμ‘sのマネージャーになったという感じですかね?

そして、前回ラストと言っていましたが、オリジナルの話、そして1期編は次回で完結となります。

その次からはとうとう2期に入ります!2期編では、さらにオリキャラが出ます!そして、最後に優が言っていたことについても書いていくので、よければこれからも読んでください!
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