μ’sと仮面ライダーの物語   作:シーチ

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はい、64話です。
今回から、アニメ3話です。
では64話、スタートです!


64話 地区予選へ向けて!

〜前回のラブライブ!、μ’sと仮面ライダーの物語!〜(ナレーション 東條希)

 

ラブライブ地区予選で勝つための新曲や衣装を作るために、真姫ちゃんの別荘で合宿を行ったウチたち、μ’s。

 

そんな中、別荘の外に怪物が現れた。その怪物と戦う優くんとことりちゃんやけど、苦戦してしまう。

 

「私たちは最高の曲を作って、歌います!」

 

「それで、ラブライブも優勝してやるわ!3年生のための曲じゃなくて、1人1人のために作った曲でね!」

 

海未ちゃんと真姫ちゃんの熱い想いに反応して、2人は仮面ライダーに変身する力を手に入れる。そして、海未ちゃんは仮面ライダー響鬼に、真姫ちゃんは仮面ライダーキバに変身して、優くんと怪物さんたちを倒した。

 

そして、3人は地区予選を勝ち上がるための曲と服も完成させることが出来た!

 

ほんと、スピリチュアルなことばかりやね!

 

 

 

 

 

 

 

 

〜side 優〜

 

合宿を終えて帰ってきてから数日経ち、ラブライブ予選まで残り2週間となっていた。

 

今、俺とμ's9人の計10人がアイドル研究部の部室に集まっている。蓮は2週間経った今でも、ダークインフィニティに負けたことがよっぽど悔しさが忘れられず、部活に顔を出す回数も減り、顔を出したとしてもどこか暗い…

 

そんな中俺達は今、ラブライブ!地区予選でライブを行う場所を決めている。

 

「各グループの持ち時間は5分。エントリーしたチームは、出演時間が来たら自分たちのパフォーマンスを披露。この画面から全国に配信され、それを見たお客さんが良かったと思うグループに投票、順位が決まるのです。」

 

海未が地区予選の仕組みについて説明する。

 

「そして上位4組が最終予選に、という訳ね。」

 

「4組…狭き門ね…」

 

「特にこの東京地区は、1番の激戦区。」

 

「それに、なんと言っても…」

 

「A‐RISE…」

 

ちょうど話題に出たグループであるA‐RISEがラブライブ!のためにPRしている動画が流れているパソコンを眺めながら、全員ラブライブ!本戦出場にはとても大きな壁があることを再び認識した。

 

「そっ。既に彼女たちの人気は全国区、4組のうち1つは、決まったも同然よ…」

 

「えぇー!?ってことは凛たち、残り3つの枠に入らなきゃいけないの…?」

 

「そういうことよ。」

 

「でも、ポジティブに考えよ!あと3組進めるんだよ!今回の予選は、会場以外の場所で歌うことも出来るんだよ。だったら、この学校をステージにしない?ここなら緊張しなくて済むし、自分たちらしいライブが出来ると思うの!」

 

「いいかも!」

 

みんなが落ち込んでいる中、穂乃果のポジティブな発言とことりの賛成の声で希望が見えてきたように感じたが…

 

「甘いわね。」

 

 

 

「にこちゃんの言う通り!中継の配信は1回勝負。やり直しは効かないの。失敗すれば、それが全世界にさらされて…」

 

「それに、画面の中で目立たなければいけないから、目新しさも必要よ!」

 

中庭に移動して本番のようにカメラを回しながら、この中でもスクールアイドルに特に詳しい花陽とにこが説明した。

 

「奇抜な歌とか?」

 

「衣装とか?」

 

目新しいと聞いて思いついたものを言った凛とことり。

 

「フフ、セクシーな衣装とか?」

 

それに続いて希がそう言うと、海未の顔が真っ赤になる。

 

「むっ、無理です…」

 

「こうなるのも久しぶりだね…」

 

「そういえばそうだな…」

 

その様子を眺めながらことりと俺は苦笑する。確かに、最近は海未もアイドルの衣装に対して抵抗も少なくなってきてたからなぁ…

 

「絵里ちのセクシードレス姿も、見てみたいな。」

 

再び希がからかうように言うと、絵里の顔も真っ赤になった。

 

「おぉ、セクシャルハラスメンツ!」

 

それ違う…もっとやばいやつになっちゃうから…

 

「セクシーダイナマイトじゃ…?」

 

「無理です…」

 

そんな中、海未はいつまでも無理です、と蹲っている。

 

「いやよ!やらないわよ、私は!」

 

「セクシー…ドレス…」

 

絵里が希の提案を拒否すると、蹲っていた海未は何かを呟きながら妄想し、その場から逃げようとした。それを必死に穂乃果が抑える。

 

「離してください!私は嫌です!」

 

「誰もやるとは言ってないよ!」

 

「そんなことより、海未は何を妄想してたのかな?自分のセクシードレス姿?キャー、海未ったら人に破廉恥って言ってるくせに、自分が破廉恥なん…グハッ…!?」

 

俺が海未をからかう、俺の腹に強烈な痛みが生じた。

 

「優…何か言いましたか?」

 

「いっ、いえ…ずびばぜんでじだ…」

 

これもこれで久しぶりだな…

 

「私も、やらないからね!」

 

すると、にこまでそんなことを言い出した。いやいや…

 

「またまたぁ。部長には誰もお願いしてないニャー。」

 

「そうそう…にこのは誰も期待してな…グハッ…」

 

凛と俺がそう言うと、再び俺の腹に強烈な痛みが…

 

「うっ…ちょっ、ちょっとは手加減しろよ…さっき殴られたばっかで…」

 

「ふんっ!あんた達が悪いのよ!」

 

「っていうか、何人かで気を引いても…」

 

俺たちが騒いでる中、ようやくまともな意見が出た。

 

「確かにそうだよね…」

 

「っていうか、こんな所で話してるよりもやることがあるんじゃない?」

 

ん…やること?

 

 

 

俺たちは真姫に連れられて、放送室にやって来た。

 

「ほんとに!?」

 

「はい。お昼の放送で良ければ、構わないですよ。」

 

「彼女、放送部員なの。こうやってマイクに向かって、校内のみんなにアピールすれば、応援してもらえるし中継される時の練習にもなるでしょ。」

 

真姫が友人の放送部員の子に、昼休みの放送の許可を貰ってくれていたようだ。

 

「おぉ!真姫ちゃんナイスアイディア!」

 

「学校なら、失敗しても迷惑はかからないし、外に漏れる心配もない。」

 

「みんなに応援してもらえたら、心強いね!」

 

穂乃果、絵里、ことりが真姫の提案に賛同していると、凛と花陽が真姫のことを不思議そうに見ている。

 

「2人とも、どうかしたか?」

 

「真姫ちゃんが、同じクラスの子と仲良くなるなんて…」

 

「びっくり…」

 

確かに、真姫が凛と花陽以外の同じクラスの子と話してるのって見たことないな…

 

「べっ、別に!ただ日直で一緒になって、ちょっと話しただけよ!」

 

顔を真っ赤にしながら真姫が言った。

 

「安定のツンデレだな。」

 

「だっ、誰がツンデレよ!」

 

 

 

 

 

そして、まずは穂乃果が放送で話すことになった。しかし、流石は穂乃果。早速やらかした…

 

『あー。皆さん、こんにちは!うがっ…いったーい!』

 

挨拶の途中で頭を下げ、マイクに頭をぶつけた。礼儀正しいのはいいが…

 

「なにやってんのよ!」

 

『えっと…皆さん、こんにちは!私、生徒会長の…じゃなかった、μ’sのリーダーやってます!高坂穂乃果です!って、それはもうみんな知ってますよね。実は、私たちまたライブをやるんです!今度こそ、ラブライブに出場して優勝を目指します!みんなの力が、私たちには必要なんです!ライブ、皆さん是非見てください!一生懸命頑張りますので、応援よろしくお願いします!高坂穂乃果でした!』

 

ふぅ…頭ぶつけたの以外は、なんとか無事に終わったな…

 

 

『そして、他のメンバーも紹介!…あれ?』

 

他のメンバーを紹介しようとしたが…

 

「あぁ…あぁ…はぁ…」

 

「ダレカタスケテ!ダレカタスケテ!ダレカタスケテ!」

 

穂乃果以外で代表して話すことになった海未と花陽は、かなり緊張している様子だ。おいおい…これで本当に大丈夫かよ…?

 

そして、まずは海未が挨拶を始めるが…

 

『えっと…そっ、園田海未役をやっています…園田…海未と…申します…』

 

声は控えめだけど、なんとか無事に終わったな…って、んんっ!?どっちも海未だろ!誰だよ海未役の海未って!

 

「なんで、この3人にしたの?」

 

「リーダーと、1番緊張しそうで練習が必要そうな2人。」

 

「はぁ、海未のやつ…さっき俺を殴った時の度胸はどうしたんだよ…」

 

「はい?」

 

俺が愚痴を零すと、海未がこちらをギロりと睨んできた。

 

ひぃぃ…怖ぇよ!それの事だよ!!

 

そして、海未と変わって花陽が放送を始めた。

 

『μ’sのメンバーの小泉花陽です…えっと…好きな食べ物は…ご飯です…μ’sの中では…ゴニョゴニョ…』

 

やはり恥ずかしがり屋の花陽の控えめな声は、マイクに拾いきれていない…

 

「はぁ…ボリューム上げて…」

 

真姫の支持で、放送部員の子がボリュームを最大にした。それにより、花陽の声がスピーカーから聞こえるようになった。

 

『ライブ…頑張ります…是非、見てください…』

 

「おーい、声、もっと出してー。こーえ…」

 

「あっ、ごめん…」

 

外で指示を出し続けていた凛の言葉で、花陽がやっと声が小さすぎたことに気がつく。しかし、それを見た穂乃果が 何故かサムズアップしてマイクに近づき、話し始めようとした。ちょっと待て…確か、今マイクの音量って最大じゃ…?

 

俺がそう気づいた時には既に遅く、穂乃果が喋り始めた。

 

『イェーイ!!そんな訳で、皆さんμ’sをよろしく!!』

 

 

キーン…!

 

 

『あれ?』

 

うぅ…耳が、壊れる…痛い…

 

 

こうしてμ’s初の校内放送は、全校生徒の鼓膜を破りかけて幕を閉じた…

 

 

ちなみに、この穂乃果の大音量の影響で校内をパトロールしていたメカアニマルが倒れ、壊れかけていたところを無事保護された。

 

 

 

放送部員の子に何度も謝ってから、俺達は屋上に上がってきた。

 

「あぁ…まだ耳がキンキンする…」

 

にこの言った通り、俺の耳も未だにキーンという高い音が聞こえてくる。メカアニマルも、暫く動きそうにないし…

 

「まぁ、少しは練習になったんじゃない?」

 

「うん。もう無闇に大声は出さない!」

 

真姫が言った言葉にそう答えた穂乃果。まぁ、穂乃果には無理だと思うけど…

 

希も「前途多難やなぁ…」と呟いて苦笑していた。

 

「さぁ、あとは場所ね。」

 

「カメラで中継できるところなら、場所は自由だから…」

 

「でも、屋上は前にネットで使っちゃったし…」

 

「そっか…もうネットで配信しちゃってるもんね…だとしたら…」

 

その後、俺たちは学校中を見回ったが…

 

講堂、校門、グラウンド、どこもライブやPVで使った場所ばかりだった。

 

「同じところだと、どうしても目新しさが無くなっちゃうんじゃないかな?」

 

ことりがそう言うと、穂乃果も同意して再び考え込む。

 

「じゃあ、学校外も見てみましょうか。」

 

絵里の提案にみんな賛成すると、準備のため全員が制服に着替えて始めた。俺は別の場所で先に着替え終わり、みんなを待っていた。すると、俺のスマホに着信が…

 

『お久しぶりね。仮野優くん?』

 

俺が電話に出ると、聞き覚えのある女性の声が…

 

「その声、もしかして…!?」

 

『えぇ。A-RISEの綺羅ツバサよ。』

 

電話越しに聞こえるその声は、あのA-RISEの綺羅ツバサの声だった。ちなみに何故綺羅さんが俺の連絡先を知っているかというと、ゲムデウスウイルスの大量感染の時、別れ際に聞かれたからだ。

 

「お久しぶりですね。綺羅さん。」

 

『ツバサでいいわ。』

 

「じゃあ、ツバサさん。どうしたんですか?」

 

『話したいことがあるの。今からUTXに来れる?出来ればμ’sのメンバー全員。』

 

「えっ?μ’s、全員でですか…多分、大丈夫だと思います。」

 

今から秋葉原に行くため、それ自体問題は無いと思うが、何故ツバサさんがμ'sに話があるのか俺は少し戸惑ってしまった。

 

『そう。じゃあ、よろしくね。』

 

そう言って、ツバサさんは電話を切った。

 

 

 

それから2、3分経つと、着替え終わったみんなが戻ってきた。

 

「じゃあ、そろそろ行きましょうか。」

 

「あっ、悪い。アキバに行くんだよな?」

 

「えぇ、そうよ。でも、アキバにもあまり使えそうな場所は少ないかもしれないけどね…」

 

「なにより、アキバはA-RISEのお膝下。」

 

「下手に使うと、喧嘩売ってるように思われるわよ。」

 

「確かにそうかもしれないな…じゃあ、ちょっとアキバで行きたい場所があるんだけど、大丈夫か?」

 

「えぇ、いいけど…どこなの?」

 

絵里がそう聞いてきたように、μ's全員が疑問に思っているようだ。

 

「それは、着いてからのお楽しみだ。」

 

まさかA-RISEに会いにいくなんて、みんな思ってないだろうなぁ…

 

俺は内心ワクワクしながら、秋葉原に向かっていた。

 

 

 

 

そして、A-RISEの3人が通う秋葉原のUTX高校の前に来た。UTXのモニターには、堂々とパフォーマンスしているA-RISEの姿が大きく映し出されていた。さすが、ナンバーワンスクールアイドルだな…

 

「優くん。来たい場所って、ここのこと?」

 

「あぁ。けど、中に入ればいいのか?」

 

俺はツバサさんにUTXに来て、とは言われたが、中に入ればいいのか聞いていなかった。

「何言ってんのよ!UTXの生徒でもないあんたが、UTXの中に入れるわけないでしょ。」

 

事情を知らないにこにそう言われたが、ここに通うツバサさんが来てって言ってたし、中に入ってみた方が…

 

「仮野くん。」

 

そんなことを考えていた俺の前に、件のツバサさんが現れた。

 

「っ!?ツバサさん、すいません。中に入ればいいのか、迷ってたら遅くなりました。」

 

突然現れたことに俺は一瞬驚いた。しかし、μ'sの9人、その中でも特に花陽とにこはかなり驚いていて、つい大声で叫びそうになっていた。

 

それを見たツバサさんは口に人差し指を当てて、「しーっ、来て。」と言って、俺の腕を引っ張って走り出した。それを見たみんなも、慌ててその後ろを走って着いてくる。

 

 

 

ツバサさんに連れられて来たのは、UTX高校のカフェスペース。しかし、本当に高校のカフェスペースか疑うぐらいの色んな食べ物がバイキング形式で置いてあることに、俺たちは驚いていた。

 

そのカフェスペースの一室の、A-RISEの3人が勢揃いしている場に招かれた。

 

「急に呼び出したりしてごめんなさいね。」

 

「いえ…それより、なんで?っていうか、優くんはなんでツバサさんと連絡が取れたの?」

 

ツバサさんと話していた穂乃果が、俺の方をジト目で見ながらそう聞いてきた。

 

「まさか…」

 

「ナンバーワンスクールアイドルにまで…」

 

「手を出してたんじゃないでしょうね…?」

 

それに続き、海未、絵里、にこもそう聞いてくる。他のみんなも全員、ジト目でこちらを見てくる。

 

「んなわけあるか!ってか、俺は誰にも手を出してないわ!」

 

俺がそう答えると、何故か9人全員にため息をつかれた。いやいやいや!?俺は誰にも手を出した記憶ないけど!?

 

「俺がツバサさんの連絡先を知ってるのは、前に少し会った時にμ’sのマネージャーだからって聞かれたんだよ。」

 

「えっ、じゃあツバサさんは私たちのことを知ってるんですか?」

 

疑問に思った穂乃果が、ツバサさんにそう尋ねた。

 

「えぇ、もちろん。私たちね、あなた達のことをずっと注目していたの。」

 

ツバサさんの言葉を聞き、みんなかなり驚いていた。まぁ、なんたってナンバーワンスクールアイドルに注目されているんだからな…俺も初めて聞いた時はマジで驚いたなぁ…

 

「実は前のラブライブでも、1番のライバルになるんじゃないかって思っていたの。」

 

「そっ、そんな。」

 

あんじゅさんの言葉に、絵里が両手を顔の前で振りながらそう答えた。

 

「あなたもよ。」

 

そんな絵里を見て、ツバサさんが言った。

 

「絢瀬絵里。ロシアでは、常にバレエコンクールでは上位だったと聞いている。」

 

英玲奈さんが絵里のバレエについて簡単に話した。

 

「そして、西木野真姫は作曲の才能が素晴らしく、園田海未の素直な詞ととてもマッチしている。」

 

「星空凛のバネと運動神経は、スクールアイドルとしては全国レベルだし、小泉花陽の歌声は、個性の強い歌声に見事な調和を与えている。」

 

「牽引する穂乃果の対になる存在として、9人を包み込む包容力を持った東條希。」

 

あんじゅさん、ツバサさん、英玲奈さんがμ'sのメンバーについて説明していくそれにしても、ここまで調べていたとは…

 

「それに、アキバのカリスマメイドさんもいるしね。いや、元と言った方がいいのかしら?」

 

ツバサさんが微笑みながらそう言った途端、ことりの顔が一気に赤くなった。

 

マジか…ミナリンスキーのことまで知ってるなんて、ここまで来るともう…なんというか、ストー…いえ、なんでもないです…

 

「そして、矢澤にこ…」

 

俺が頭の中で馬鹿なことを考えている内に、ツバサさんが低い声でにこの名を読み上げたことで、にこは息を飲んで聞き入る。

 

「……いつも、お花ありがとう!」

 

急に笑顔で礼を言ったツバサさんに、俺たち全員呆然とする。えっ?お花…?

 

「昔から応援してくれてるよね?すごく嬉しいよ!」

 

ツバサさんの言葉を聞き、全員がにこをジト目で見ている。

 

「にこ…そうなの?」

 

「知らなかったんやけど…?」

 

絵里と希の疑惑の言葉に、にこは動揺する。

 

「いっ、いやぁ…μ’s、始める前からファンだったからぁ…って、そんなことはどうでもよくて!私のいい所は!?」

 

「ウフフ。グループには無くてはならない、小悪魔ってところかしら?」

 

「くぅぅ…!小悪魔…にこは小悪魔!」

 

それでいいのか、にこ…

 

「そして、仮野優…」

 

ツバサさんは更に話し始めた。へぇ、次は仮野優って人についてか……ん?仮野優って、俺じゃん!何言われるんだろ…やだなぁ…怖いなぁ…

 

「μ’sを支えるために重要なマネージャーの役割を果たしながら、ダンスや歌の指導もしている。そしてなにより、最近街を襲う怪物たちを倒す、人知れず戦う仮面ライダーの正体でもある。この街の、人々のヒーローね!」

 

ツバサさんにそう言われ、気恥ずかしくなってしまいつい頭をかきながら顔を背けてしまった。

 

ヒーロー…ヒーローか…ヒーローになったつもりはなかったけど、人からそう言われるとやっぱり照れくさいな…

 

「えっ?ツバサさんは、優くんが仮面ライダーであることも知ってるんですか?」

 

「えぇ、助けてもらったこともあるわ。」

 

そういえば、ゲムデウスウイルスのパンデミックの時も、病院中パニックで俺が変身するのに気づいてる人なんて全然いなかったのに、唯一ツバサさんたちだけが気づいてたんだよな…流石ナンバーワンスクールアイドル、観察眼も優れてるんだな…

 

「なんでそこまで、私たちのことを…?」

 

「これだけのメンバーが揃っているチームは、そうはいない。だから注目もしていたし、応援もしていた。そして何より…負けたくないと思ってる。」

 

「でも、あなた達は全国1位で、私たちは…」

 

不安げな顔をしながら言った海未の言葉を遮り、あんじゅさんがはっきりと言う。

 

「それはもう過去のこと。」

 

「私たちはただ純粋に、今この時を、1番お客さんを喜ばせる存在でありたい。ただ、それだけ…」

 

あんじゅさんに続き、英玲奈さんが言った。その言葉に、μ’s全員が息を飲んだ。前回の優勝者が、ここまではっきり過去のことだと言うなんて…

 

「μ’sの皆さん、お互い頑張りましょ。そして、私たちは負けません。」

 

そう言い残し、A-RISEの3人は去ろうとする。

 

「あの!」

 

その3人を、穂乃果が呼び止めた。

 

「A-RISEの皆さん、私たちも負けません!今日はありがとうございました。」

 

「フフ、あなたって面白いわね。ねぇ、もし歌う場所が決まってないなら、うちの学校でライブやらない?屋上にライブステージを作る予定なの。もし良かったら是非。1日考えてみて。」

 

決意を固めたμ'sを見て、ツバサさんがそう言ってくれた。

 

ちょうどライブの場所について考えていたし、ラッキー…いや、でもA-RISEと同じステージで歌うということは、生半可なパフォーマンスでは絶対に駄目だ。まぁ、みんながそんなパフォーマンスをするとは思えないが、ここは1日、ゆっくり考えてみ…

 

「やります!」

 

即答かよ!?まぁ、穂乃果だしな…

 

それにしても、ナンバーワンスクールアイドルにここまで言わせて、ナンバーワンスクールアイドルにこんなに真っ直ぐ負けないと断言するμ'sは本当にすごい…!

 

今からライブが楽しみだ…!俺もしっかりサポートしないとな!

 

決意を固めたμ'sを見て、俺も意気込んでいた。




ライダースペック、紹介コーナー!



仮面ライダーインフィニティ レッドメモリーズフォーム
変身者 仮野優
身長 205cm
体重 101kg
パンチ力 29.8t
キック力 36.7t
ジャンプ力 62m(ひと跳び)
走力 2.6秒(100m)
変身ベルト インフィニティドライバー
変身アイテム レッドメモリーデータボトル
武器 インフィニティソード

仮野優がレッドメモリーデータボトルを用いて変身した、インフィニティの最初のパワーアップフォーム。このデータボトルには茜の魂が入っており、優と茜の2人の力で戦う。この姿は赤いボディをベースに、インフィニティの水色カラーがところどころに入っている。
「俺の強さは次元を超えた!」という決め台詞と共に戦闘を開始する。
能力は火を操ることができ、更に治癒能力がある。治癒能力は、優が茜を死なせてしまったという後悔から生まれた力。軽い怪我などは簡単に治すことが出来るが、どのぐらいまで治せるかはまだ分かっていない…





今回のスペック紹介は、レッドメモリーズフォームでした!レッドメモリーズフォームの治癒能力は、どのぐらいの怪我や病気まで治せるのでしょうか…
次回のスペック紹介はライダーではなく、新しいオリキャラのプロフィールを書こうと思います!

そして、今回で地区予選の場所が決まりましたね。優はA-RISEの3人と、ゲムデウスウイルス大量感染の時に連絡先まで交換してました。
では、次回でアニメ3話、ユメノトビラ編は終了だと思います。
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