μ’sと仮面ライダーの物語   作:シーチ

67 / 136
はい、65話です。
今回で地区予選終了です。
では65話、スタートです!


65話 ユメノトビラ

~前回のラブライブ!、μ’sと仮面ライダーの物語!~(ナレーション 西木野真姫 )

 

ラブライブ地区予選に出場することになった私たち、μ's。しかし、1回限りの中継を全国で見られるので、失敗は許されない。ライブをする場所を考える私たちだけど、学校内はどこもライブを行った場所ばかり…目新しさのある場所でライブを行うためには、どこでやるのがいいか思いつかない。

 

そんな中、私たちは優に連れられ、あのA-RISEも通う秋葉原のUTX学園にやってきた。そこで、優はA-RISEと知り合いだったことが判明した。優のやつ、なんでA-RISEとまで知り合いなのよ…ほんとに、イミワカンナイ!

 

A-RISEと話す中、彼女たちが私たちμ'sを注目していたことを聞いた。そして、私たちはA-RISEと同じステージでライブをすることになった!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〜side 優〜

 

遂に地区予選当日を迎え、ライブ会場に使わせてもらうことになったUTX高校までやってきた。現在穂乃果と希はUTX高校の屋上に行き、残りのメンバーは控え室に待機している。

 

「可愛いニャー!」

 

ライブ衣装を着たにこを見た凛が言った。

 

「当たり前でしょ。今日は勝負なんだから!」

 

「よし!やるにゃ!」

 

既にやる気全開のにこを見て、改めて気合いを入れる凛。

 

「既にたくさんの人が見てくれてるみたいだよ!」

 

「みんな、何も心配ないわ。とにかく集中しましょ!」

 

「でも、本当に良かったのかな…A-RISEと一緒で…」

 

絵里が心配ないと話すが、それでもことりには不安が残るようだ。

 

「一緒にライブをやるって決めてから、2週間集中して練習が出来た。私は正解だったと思う。」

 

そう言った絵里に続いて、俺もみんなに声をかける。

 

「絵里の言う通りだ。この2週間の練習で、みんなは見違えるほど凄いパフォーマンスができるようになったと、俺は見てて感じたよ。」

 

俺たちが話していると、A-RISEの3人が控え室までやってきた。

 

「こんにちは。」

 

「あっ、こんにちは!」

 

ちょうど希と一緒に戻ってきたところの穂乃果が、そう挨拶を返した。

 

「いよいよ予選当日ね。今日は同じ場所でライブが出来て嬉しいわ。予選突破を目指して、互いに高め合えるライブにしましょ。」

 

ツバサさんがそう言って、手を差し出した。そして、穂乃果もその手を握り返して答える。

 

「はい!」

 

「ところで、そちらの彼は?」

 

ツバサさんが突っ立っていた蓮を見て聞いてきた。

 

「…えっ?あっ、えっと…最近、μ’sのマネージャーを務めることになりました、宮崎蓮です。」

 

蓮は少し反応に遅れ、小さい答えた。あいつ、もう3週間近くだったのに、まだ負けたことを気にしてるのか…?

 

「そう、よろしくね。」

 

A-RISEの3人は自分たちの控え室に戻ろうと動き出したが、ツバサさんがすれ違いざまに蓮の肩に手を置いて、小声で話す。

 

「あなたがどんな人なのか、何があったのか私は知らないけど、パフォーマンスをするμ'sが本気でライブに挑もうとしている時に、マネージャーのあなたが落ち込んでいるのは、どうかと思うわよ。」

 

何かを言い終わったツバサさんは、自分たちの控え室に戻っていった。俺たちには聞こえなかったが、ツバサさんに何かを言われた蓮は、悔しそうに拳を握りしめていた。

 

〜side out〜

 

 

 

 

 

〜side 優奈〜

 

雪穂の家に集まった私たちは、亜里沙と3人でラブライブ!地区予選のライブ中継を見ている。

 

「わぁ、ドキドキする。ねぇ、お姉ちゃんたち大丈夫かな?」

 

亜里沙はワクワクしながらも、不安そうに言った。

 

「大丈夫だよ、きっと。」

 

「そうそう!お兄ちゃんもついてるんだし!」

 

亜里沙の言葉に、雪穂と私が答えた。そして、私たちはいつμ'sのライブが始まるのかワクワクしながら、パソコンを見ていた。

 

〜side out〜

 

 

 

 

 

〜side 優〜

 

ライブ開始時間が近づいたため、俺たちは屋上のライブ会場に来ていた。

 

そして、A-RISEのパフォーマンスが始まり、遂にμ'sの出番が次となった。

 

 

 

 

 

Shocking Party/A-RISE

 

 

 

 

 

流石は前回のラブライブ!優勝者。そう感じざるを得ないA-RISEのパフォーマンスに、俺たちの緊張感が高まる。

 

「やっぱり、A-RISEのライブには、私たち…」

 

「敵わない…」

 

「認めざるを得ません…」

 

花陽、ことり、海未が言った。他の6人も、緊張して俯いたりしていた。

 

「そんなことねぇよ!」

 

そんな中発した俺の言葉に、みんながこちらを向いた。

 

「確かに、前回の優勝者でもあるA-RISEのライブはすごい。けど、みんなの練習を見てて、今のみんなの歌と踊りは、始めた頃とはとても比べ物にならないぐらい素晴らしいパフォーマンスだ。A-RISEにだって、劣ってないように見えたぞ。」

 

「「「「「「「「「優くん…」」」」」」」」」

 

「それにだ。今回は、地区予選。今はとりあえず、A-RISEに勝つよりも4組の内に入ればいい。今のみんななら、絶対に出来る!もちろん、気持ちは誰よりも勝つ気じゃないとダメだけどな。だから、全力を出し切って頑張れ!!」

 

俺がそう鼓舞すると、みんなの顔が明るくなって行っている。

 

「うん!そうだよ!私たちは、全力を出し切ろう!A-RISEのパフォーマンスは凄かったけど、私たちのパフォーマンスも凄かったって、お客さんの印象に残れるように全力でぶつかろう!」

 

そして、いつものライブ前のようにμ’s9人と俺が円陣を組む。

 

「おい蓮!お前も入れ!」

 

「はぁ、なんでだよ?俺もお前も、マネージャーだろ。」

 

「μ’sの円陣は、マネージャーも入るっていう決まりがあるんだよ。」

 

「そうにゃ!蓮くんにも入って欲しいにゃ!」

 

俺に続いて凛も入るよう催促すると、蓮は観念したようにため息を一つつく。

 

「分かったよ、入る。」

 

そう答え、蓮も円陣に加わった。

 

「μ’s!ミュージック…」

 

そして、穂乃果が掛け声を掛けようとした時…

 

「穂乃果!」

 

そう声が聞こえ、そちらには音ノ木坂学院の生徒たちがいた。

 

「手伝いに来たよ!」

 

その言葉に、俺たちは笑顔で頷き合う。

 

「さぁ、行こう!μ’s、ミュージック…」

 

「「「「「「「「「「「スタート!」」」」」」」」」」」

 

そして、μ’sのライブが始まった。

 

 

 

 

 

ユメノトビラ/μ’s

 

 

 

 

 

「やっぱり、生で見るのは違うなぁ…」

 

μ'sのライブを見ている蓮が、噛み締めたようにそう言葉を漏らした。

 

「そういえば、蓮は前の世界でもμ’sのファンだったんだよな?」

 

「あぁ!」

 

そう答えた蓮の表情は、先程までとは違って純粋な子供のような笑顔。

 

「少しは、元気出たか?」

 

「えっ?」

 

俺が聞くと、蓮自身はなんの事か分からず聞き返してきた。

 

「はぁ…お前、合宿の時に負けてから、ずっと元気なかっただろ?まだみんなはあんまり気づいてないみたいだけど、みんなに心配かけないようにしろよ?」

 

「分かってるよ…」

 

こうして、地区予選でのライブは目立つような失敗もなく、それどころか今までで一番と言っても良い出来栄えで、無事終わりを迎えた。

 

 

 

 

 

ラブライブ!の地区予選が終わってから、数日が経った。

 

俺たちはアイドル研究部の部室で、パソコンに釘付けになっていた。

 

「いよいよです…」

 

そう花陽が言って、この場の空気に更に緊張が走る。

 

何がいよいよかと言うと、今日はラブライブ!地区予選突破チーム、4組の発表日だ。

 

「緊張するね…」

 

「あぁぁぁ…もう、心臓が飛び出しちゃいそうだよ…」

 

ことりと穂乃果がそう話しているように、全員かなり緊張している。ただ、その中でも飛び抜けて緊張しているメンバーが一人。

 

「オワリマシタカ?オワリマシタカ?」

 

海未が耳を塞ぎながら、呪文を唱えるようにそう何度も呟いている。

 

「まだよ。」

 

絵里がそう答えるが、海未には耳を塞いでいるため聞こえない。

 

「誰か答えてください!」

 

ちょうど今絵里が答えたんだけどな…

 

「それじゃ、聞こえないでしょ?」

 

呆れ顔の真姫が言うが、それも耳を塞いでいる海未には聞こえていない。

 

「そそそそそそそそっ、そうよ。予備予選ぐらいで、何そんな緊張してるのよ!」

 

そう言っているにこも、緊張して紙パックのジュースを握り潰している。

 

「おいジュース零したぞ…にこも相当緊張してんじゃねーか…」

 

俺は苦笑しながら、ティッシュでにこが零したジュースを拭きながら言った。

 

「そうやね。カードによると…」

 

そう言いながら、希はタロットカードを見ている。

 

「よると…?うわーん!やっぱり聞きたくなーい!」

 

「来ました!」

 

花陽がそう言った刹那、今までわちゃわちゃしていた全員が再びパソコンに釘付けになる。

 

「最終予選に進めるチームは…1チーム目は、A-RISE。」

 

まぁ、これはそうだよな…

 

「2チーム目は、イーストハート。」

 

あぁ、確か4人組の…

 

「3チーム目は、みっ…」

 

「「「「「「「「「「みっ!?」」」」」」」」」」

 

『μ's』の頭文字でもある『み』が読み上げられ、全員更に緊張が高まる。

 

「ミットナイトキャッツ…」

 

違ったぁ!あと、1チーム…頼む!

 

「4チーム目は、みゅ…」

 

「「「「「「「「「「みゅ…?」」」」」」」」」」

 

みゅ!?みゅなら大丈夫だろ!?

 

「みゅー…たんとがーるず…」

 

嘘…!?もう一チーム『みゅ』から始まるグループがいた!?

 

「そっ、そんなぁ!」

 

そう穂乃果が叫んだ。

 

 

 

 

 

「っていう夢を見たんだよ!」

 

さっきまでの話は全て、穂乃果の夢の話であった。

 

「「「「「「「「「「夢なんかーい!」」」」」」」」」」

 

そして、それにその場にいた穂乃果以外の10人全員が突っ込んだ。

 

「それにしても、生々しい夢だよね…」

 

「本当に…」

 

花陽、ことりが言った。すると、穂乃果はどこか焦った様子で部室内を見ている。

 

「っていうかさ…今、夢と同じ状況だしー!」

 

「どっ、どこが同じ状況だって言うのよ!」

 

「オワリマシタカ?オワリマシタカ?」

 

紙パックのジュースを握り潰しながらにこが、耳を塞いで呪文のように海未が言っている。

 

「おい、ジュースこぼ「拭いちゃだめ!」

 

俺がにこが零したジュースを拭こうとティッシュを取り出した時、穂乃果が叫んで止めた。

 

「拭いちゃだめだよ優くん!益々夢と同じになっちゃうから!」

 

「そうやね…カードによると…」

 

そんな中、希がタロットカードを見始めた。

 

「ダメだよぉ!このままじゃ正夢になっちゃうよぉ…そうだ!にこちゃん、それ一気飲みして!」

 

「ぬゎんでよ!」

 

「じゃあ優くんでいいや、にこちゃんのジュース一気飲みして!」

 

穂乃果の言葉に呆れながら、俺が「はい?」と聞き返している横で、にこが何かブツブツ言っている。

 

「そっ…それって、間接、キッキッキッキッキッ…!?」

 

「おいにこ、何キキキキキ言ってんだ?猿の真似か?」

 

「ちっ、違うわよ!」

 

そう言い返してきた時のにこの頬は、どこか赤いようにも見えた。

 

「ふぅ…これでちょっと変わった…?」

 

そんな俺たちの様子を見て、穂乃果が少し安心したように呟いた。

 

「来ました!」

 

花陽がそう言い、全員が再びパソコンに釘付けになる。

 

「最終予選に進めるチームは…1チーム目は、A-RISE。2チーム目は、イーストハート。3チーム目は、ミットナイトキャッツ。」

 

「ダメだよ…同じだよ…」

 

花陽の読み上げる声を聞き、落ち込んだ穂乃果が言った。

 

「そして、4チーム目は…み…」

 

「「「「「「「「「み?」」」」」」」」」

 

「みゅー…」

 

「「「「「「「「「「みゅー…?」」」」」」」」」」

 

「ず。」

 

「「「「「「「「「「えっ?」」」」」」」」」」

 

余りにもあっさり『ず』と言われたため、全員ワンテンポ遅れて聞き返す。

 

「μ’s。音ノ木坂学院高校、スクールアイドル。μ’sです!」

 

「μ’sって、私たちだよね…?石鹸じゃ、ないよね…?」

 

「当たり前でしょ!」

 

「凛たち…合格したの…?」

 

「予選を突破した?」

 

花陽の言葉を聞き、全員喜びよりも先に戸惑いが来ていたが…

 

「「「「「「「「「「やったぁ!」」」」」」」」」」

 

時間が経ち、漸く自分たちが予選突破したと理解し、海未以外の全員が部室を飛び出した。そして、みんながそれぞれ友人や家族、アルパカなどに報告しに行った。…………ん?アルパカ…?

 

 

 

 

 

「オワッタノデスカ?オワッタノデスカ?」

 

そんな中、今も部室で一人耳を塞ぎながら、呪文を唱えていた海未が、ふと耳から手を離した。その時、ピーンポーンパーンポーンと音が鳴り、校内放送が始まった。

 

『お知らせします。たった今、我が校のスクールアイドルμ’sが、ラブライブの予選に合格したというお知らせが入りました。』

 

「わぁ…!」

 

その放送でひと足遅れて、海未が喜びの声を上げた。

 

 

遂にμ’sは、ここまで来たのか…!

 

 




オリキャラ、プロフィール紹介!


宮崎蓮(みやざきれん)
15歳 高校1年生、誕生日 11月22日、血液型 A型、身長 175cm、体重 61kg、
好きな食べ物 肉類 ラーメン、嫌いな食べ物 野菜、
趣味特技 運動、得意科目 体育、苦手科目 数学 英語

優と同じく、仮面ライダーとして転生した男。転生前は、ラブライブを見ていたため、μ'sと会った時はかなり盛り上がっていたが、ラブライブの記憶は転生時に消えたためないらしい…
優たちと会うまでに1度凛を助けたことがあり、凛は蓮に好意があるようだ。
蓮も、財団Xにかなりの恨みがあるらしいが、それが明かされるのはもう少し先になるだろう。





今回はオリキャラ、蓮のプロフィール紹介でした。次回は、優香と同じ新しい女神の咲のプロフィール紹介です!
そして、今回でアニメ4話の途中までいきました。そして、4話の途中ですが、次回からオリジナルに入ります。新オリキャラの蓮の話です。少し長くなるかもしれませんが、見てもらえると嬉しいです。

そして、少ししたお知らせなんですが、ラブライブ!サンシャイン!!の新しい小説を書こうかなと思っています。詳しいことは、今日の夜か明日の夜ぐらいに活動報告で書こうと思ってます。そちらも、見てもらえると嬉しいです。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。