μ’sと仮面ライダーの物語   作:シーチ

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はい、67話です。
前回の投稿から2週間も開いてしまい、すみません…もう少し早く投稿できるように頑張ります!
では67話、スタートです!


67話 想いからの怒り

~前回のラブライブ!、μ'sと仮面ライダーの物語!~(ナレーション 星空凛)

 

凛たちの前に、エアスという敵が現れた。そのエアスって人と戦い始めた蓮くんだけど、2人の間には強い因縁があるみたいで、蓮くんは我を忘れていつもより荒々しい戦い方だったんだにゃ。

 

エアスさんが去った後、優くんが蓮くんを注意したけど、蓮くんは偽善者などと優くんに罵声を浴びせた。それを注意するμ'sのみんなだけど、そんな中凛は一人静かに蓮くんに近づき、強く彼の頬を叩いたのだった…

 

 

 

 

 

 

 

〜side 優〜

 

パシンッッッッッッッッッッッッッッ!!

 

凛が辺りに大きく乾いた音が響く程、強く蓮の頬を叩いた。これまで見たことないような凛の様子に、彼女の親友である花陽までが息を飲んでいる。

 

そんな中、凛はか細く震えた声で話し出す。

 

「………蓮くんは…凛のことを助けてくれて、とっても優しい仮面ライダーだってずっと思ってた…でも、ずっと辛い思いをしながら戦ってきた優くんに、そんなこと言うなんて…蓮くんのこと、見損なったにゃ!!凛も、優くんと同じ意見にゃ!蓮くんには、もう仮面ライダーとして戦ってほしくないよ!!」

 

そう言った凛の目からは、涙が零れ落ちていた。

 

「…クソッ!!」

 

蓮はそう言い残して、どこかに走り去ってしまった。

 

 

 

ポタ…ポタ……ザァー…ザァー…ザァーーーーーーー!

 

 

 

その時、俺たちの心情を表しているかのように、突然雨が降ってきた。その場には、雨の音しか聞こえない。

 

しばらくしてから、俺が話し始める。

 

「……みんな、せっかくの休みがこんなことになって悪かったな…」

 

「それは…優くんが謝ることじゃないよ…」

 

俺の言葉に穂乃果がそう返すと、再び沈黙が流れ始めた。そんな中、絵里が話し出す。

 

「……今日は、解散にしましょうか…雨も降ってきたし…」

 

絵里の言葉で、みんな解散することになった。

 

〜side out〜

 

 

 

 

 

〜side 凛〜

 

凛は今、これまでにないほど落ち込んでいる。

 

私を助けてくれた仮面ライダーである、宮崎蓮くん。多分凛は、蓮くんのことを好きだった。凛を助けてくれて、気も合う優しい男の子。今まで凛は、蓮くんのことをそう思っていた。けど、そんな蓮くんが、優くんに対してあんなこと言うなんて…

 

つい怒りが我慢できなくて、蓮くんを叩いちゃったなぁ…

 

「凛ちゃん…」

 

凛が一人落ち込んでいると、凛を呼ぶ声が聞こえてきた。

 

「かよちん…」

 

声の主は、かよちん。そしてその後ろには、真姫ちゃんもいる。

 

「凛ちゃん…大丈夫?」

 

「……うん!もっちろん、凛はなんともないにゃー!」

 

凛は2人を心配させないよう、普段の元気いっぱいの凛のように振る舞う。

 

「凛ちゃん…」

 

「凛…そんな嘘、バレバレよ。」

 

しかし、2人はそれを見抜いたようだ。

 

「ウソ?凛は、嘘をなんて…」

 

「凛ちゃん…辛いんでしょ?好きになった蓮くんがあんなこと言って、その蓮くんを叩いちゃったりしたことが…」

 

「……」

 

凛はかよちんの言葉を聞いて、何も言葉が出なくなってしまった。

 

「凛ちゃん。辛かったら話してよ。私たちは、友達でしょ?」

 

「うっ…うぅ…うわわぁぁぁぁぁん!」

 

凛はかよちんに抱きつき、胸の中で思いっきり泣いた。そんな凛を、かよちんと真姫ちゃんは、優しく抱きしめてくれた。

 

〜side out〜

 

 

 

 

 

〜side 真姫〜

 

私と花陽がしばらく凛を抱きしめていると、凛は泣きながら自分の気持ちを話し始めた。

 

今、私と花陽は泣いている凛の背中を摩っている。

 

「真姫ちゃん。」

 

花陽は摩る手は止めずに、私に声をかけてきた。

 

「どうしたの?」

 

「真姫ちゃんは、優くんの方に行ってあげて?」

 

「えっ?」

 

「優くんも、さっきのことですごく傷思うの…だから真姫ちゃんは、優くんのところへ行ってあげて。私が行くよりも、真姫ちゃんが行った方が優くんの力になれると思うから…凛ちゃんは私が見てるから。」

 

「花陽…ありがとう!行ってくる!」

 

花陽の言葉を受け、私は優の元へ向かった。

 

 

 

私が神田明神までやって来ると、優は土砂降りの雨の中傘もささずに突っ立っていた。

 

優…傘もささないで、何やってるのよ…!

 

そして私は優に近づき、何も言わずに優に傘をさした。雨水が落ちてこないことに気づいた優がこちらに振り返り、私がいることに気がついた。

 

「……真姫…」

 

〜side out〜

 

 

 

 

 

〜side 優〜

 

俺が雨に打たれながら突っ立っていると、急に雨が当たらなくなった。俺が不思議に思い振り返ると、真姫が傘をさして立っていた。

 

「……真姫…」

 

「はぁ…何やってんのよ、傘もささずにこんなところで…風邪、引くわよ?」

 

「悪い…」

 

呆れている真姫に、俺はその一言しか出てこなかった。

 

「さっき蓮が言ったこと、気にしてるの?」

 

「真姫…俺ってさ、蓮が言ってたように偽善者だったのかな…」

 

「えっ…どういう、意味…?」

 

「前にアデュサと戦いで、怒りで我を忘れて戦った結果、ボロボロに負けた。だから、もう同じ過ちを繰り返さないために、人を守るためだけに仮面ライダーとして戦ってきた。だから、蓮にもああ言った…けど、それって偽善者ってことだったのかな…?」

 

俺がそこまで言うと、パシンッと乾いた音をたてて頬に痛みが走った。

 

「優…それ、本気で言ってる?」

 

俺の頬を叩いた真姫が、キッと鋭い目付きで俺を見ながらそう言った。

 

「えっ…?」

 

真姫の言葉を聞き、俺は思わず呆気にとられてしまった。

 

「目、覚ましなさいよっ!!」

 

涙目の真姫が、俺の制服の胸元を掴んで言った。

 

「優がそんな弱気になってどうすんのよ!これまで人のために戦ってきたあんたの覚悟は、そんなもんなの!?」

 

俺は真姫のその言葉を聞き、はっと目を見開いた。

 

「私は…ずっと、人を守るために戦って、他の人の命を大切に想って戦ってきた優のことが…ことが…」

 

そう言った真姫の頬は、少し赤く染っていた。

 

「えっ…?」

 

そんな真姫に、俺は思わず聞き返してしまう。

 

「ことが……とても、すごいと思ったわ!」

 

「俺が…すごい…?」

 

どこか焦っているように見える真姫だったが、今度はとても優しい目俺を見て話し出した。

 

「えぇ。私はそんな優のことがすごいと思ったし、尊敬もした。私は将来医者になりたいって思ってる。でも、医者の仕事は人の命を背負う仕事。それを考えるだけで、プレッシャーがあるわ。なのに優は、人の命を助けるために自分の命を懸けて戦ってる。本当に、凄いと思うわ。」

 

「真姫…」

 

「それに、私もこの前仮面ライダーにも変身して戦った。だから、優は、私にとって人生の…そして仮面ライダーとしての憧れなの!だから、次また弱気なこと言ったら、今度は本気で殴るわよ!」

 

真姫にそう言われ、俺は目が覚めた。

 

「そう、だよな…俺は、人を守るために戦ってきたんだよな。この気持ちは偽善じゃない、嘘でもない。本心だ!よしっ、俺がこんな弱気じゃ、誰も守れない。目が覚めたよ。真姫、ありがとな!」

 

「べっ、別に…」

 

俺が礼を言うと、真姫は頬を赤く染め、そっぽ向いて呟いた。

 

「っし!元気出た!蓮もあのまままたエアスと戦ったら、今度こそ大変なことになるかもしれない…さっさと何とかしないとな。まぁ、あいつももう帰っただろうし、今日のところは帰るか。」

 

「そうね…っていうか、優は傘持ってるの?」

 

「あっ……まぁ、走って帰ったらなんとかなるだろ!」

 

「何言ってんのよ!今度こそ、風邪引いてしまうわよ!私の傘に入ったら…?」

 

それって、所謂相合傘というやつでは…?

 

「えっ…?でも、真姫はいいのか?」

 

「別に、優ならいいわよ。」

 

「分かった。じゃあ、失礼します。」

 

こうして。俺は真姫の傘に入って二人で歩き始めた。二人とも、内心恥ずかしいと思いながら…

 

それにしても、さっき顔を赤くした真姫を見て、ちょっとドキッとしたな…

 

〜side out〜

 

 

 

 

 

〜side 真姫〜

 

もう、なんで私がこんなに恥ずかしがらなきゃならないのよ!優と…相合傘してるぐらい…

 

私は今、優と相合傘をしながら帰っている。それだけなのに、何故か恥ずかしい…

 

さっきから私は、どこか変だ。さっき優と話している時、私はつい好きだと口走りそうになっていた。

 

でも、あの時本当に好きって言ってたら…

 

 

 

〜回想〜

 

「私は…ずっと、人を守るために戦って、自分よりも他の人の命を大切に戦ってきてる優のことが…ことが…」

 

「えっ…?」

 

「ことが…ずっと、好きだった…」

 

「えっ?真姫が、俺のことを?」

 

「そっ、そうよ…こんな時に言うのはアレだけど、私は優のことが好き。」

 

そう言って、頬が赤くなる私。

 

「そっ、そうか…俺も…」

 

そう答え、優も頬を赤くする。

 

「へっ?」

 

「俺も真姫のことが好きだ!俺と、付き合ってください!」

 

「うっ、うん…」

 

「真姫…」

 

そう言って、目を閉じて顔を近づけてくる優。

 

「えっ、ちょっ…優…私まだ、心の準備が…//」

 

〜回想終了〜

 

 

 

って、私は何考えてんのよ!!私が告白しても、優が私のことを好きかなんて分からないし……っていうか、私は別に優のことが好きなわけでも……なんというか、つい言ってしまいそうになっただけで…別に、私は優のことが好きな訳では無いんだからっ…

 

「真姫?」

 

私が一人、妄想に耽ていると、優が声をかけてきた。

 

「なっ、なによ…?」

 

「いや、さっきから1人で顔赤くしたり、落ち込んだような顔したりしてたから…どうかしたのか?」

 

「別にっ!なんでもないわよ!」

 

そう言った私は、少しキツイ言い方になってしまっていた。

 

「ちょっ、本当にどうしたんだよ?怒ってんのか?」

 

「だから、なんでもないわよ!」

 

「なっ、ならいいけど…(絶対、なんかある…)」

 

~side out~

 

 

 

 

 

〜side 優〜

 

それにしても、真姫が俺のことを人生として、仮面ライダーとしての憧れって思ってくれてるなんてな…やばい…嬉しいけど、すごい恥ずかしい…

 

そう考え、俺の頬も少し赤くなっていた。

 

「優の方こそ、顔を赤くしてるのよ?」

 

「いや、真姫が俺のことをあんなふうに思ってくれてるなんて、嬉しいなって思っただけだよ…」

 

「なっ…!?私も恥ずかしかったんだから、思い出させないでよっ!」

 

そう言って、再び頬を赤くする真姫。

 

「いやぁ、真姫があんなふうに俺のことを思ってくれてるなんて、嬉しいなぁ…」

 

「ちょっと優!今度はわざとでしょ!」

 

「ププッ、悪い悪い…」

 

「何笑ってるのよぉ…」

 

お互い頬を赤くしながら、そんな言い合いをして家に帰っていった。

 

〜side out〜

 

 

 

 

 

〜side 蓮〜

 

……ったく…なんなんだよ…確かに、俺も言い過ぎた…けど、凛に叩かれるとは…今も少し頬が痛い…けど、それ以上に心が痛い…

 

理由は2つ。1つは優に思ってもないことを言ってしまったから。なんで、あんなこと言ってしまったのかなぁ…まぁ、あいつと似たようなこと言ったからってのもあるよなぁ…なんか優のやつ、あいつと本当に似てるんだよな…

 

そして2つ目の理由は、凛に叩かれたからだろう。多分、これが他の8人の誰かだったら、傷つきはしたけど、ここまでじゃなかったかもしれない。けど、μ’sの中でもこれまで1番仲が良かった凛に叩かれた。頬も痛いし、胸も痛い…なんか、失恋したみたいに心が痛い…まぁ、失恋どころか好きな人すら出来たことないけど…

 

それにしても、エアスを倒せなかったことの怒りを優にぶつけてしまうなんて、本当に情けないな…

 

俺が今日の出来事を悔やんでいると…

 

「どうも。お昼ぶりですね。仮面ライダーネイチャー、宮崎蓮さん。」

 

「エアス…!?」

 

俺の前に、突如エアスが現れた。

 

 

 

 

 




ライダースペック、紹介コーナー!

仮面ライダーネイチャー
変身者 宮崎蓮
身長 201cm
体重 96kg
パンチ力 9.6t
キック力 14t
ジャンプ力 51m(ひと跳び)
走力 3.5秒(100m)
変身ベルト インフィニティドライバー
変身アイテム ネイチャーデータボトル
バイク ライドネイチャー

宮崎蓮がネイチャーデータボトルで変身した、仮面ライダーネイチャーの基本形態。緑色がベースの仮面ライダーで、名前の通り草木や土、岩などの自然の能力を操ることが出来る。しかし、自然を操る能力には負担がかかるため、自身のネイチャーブレスからは2号ライダー以降の仮面ライダーのアイテムを呼び出すことしか出来ない。ただし、優のインフィニティブレスから呼び出した1号ライダーのアイテムを使用することは可能。
専用バイクのライドネイチャーはまだ登場してないが、ネイチャーと同じく緑色ベースのバイク。
変身時に使用するネイチャーデータボトルは、優とは違って蓮の体を保っているわけではないので、万が一ネイチャーデータボトルが壊れても、蓮自身に以上はない。





はい、今回のスペック紹介は、仮面ライダーネイチャーでした。次回は、まだ一度しか登場していないダンシングゲーマーレベル3のスペックを書きたいと思います。
そして今回、優と真姫の回でしたね。アニメ一期の4話以降、あまり真姫との絡みがなかったので、今回は1年生でもある真姫との話でした。
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