今回、優たちは蓮を無事救い出すことができるのでしょうか…
では70話、スタートです!
~前回のラブライブ!、μ'sと仮面ライダーの物語!~(仮野優)
μ'sのマネージャーである宮崎蓮。彼は、自身の因縁の敵である財団Xのエアスに記憶を操られ、仮面ライダーダークネイチャーに変身し俺たちに襲いかかってくる。
そんな蓮を元に戻す方法がないか姉ちゃんと咲さんに相談し、浄化の力や書き換えられた記憶を元に戻す力があるボトルを預かった。そのボトルを、ダークネイチャーデータボトルの代わりに蓮のインフィニティドライバーに入れることで元に戻るかもしれないらしい。
「うん。あり、がとう…優くん…お願い…!蓮、くんを…私の大切な弟を…助けて…!!」
弟を助けてほしい。涙を流しながらそう頼んできた咲さんを見て、俺は更に決意を固めた。
そして、俺はこの作戦の要となるであろう役割を凛に頼んだ。本来なら凛を危険な目に遭わせるようなことはしたくないが、この役割…蓮の意識を一時的にでも元に戻すことが出来るのは、凛だけだ。
蓮に凛を傷つけさせたりは絶対にしない!そして…必ず蓮を元に戻す!!
〜side 優〜
俺が凛と話した翌日。登校した俺は、まずアイドル研究部の部室に来ていた。
「あっ、優くん。おはよう!」
部室に入った俺に、穂乃果が元気よく挨拶をしてきた。穂乃果はこんな時でも元気に振舞ってくれる。そんな彼女の元気に、助けられることは多い。
「あぁ、おはよう!」
そんな穂乃果に、俺も笑顔で挨拶を返した。 すると、穂乃果の他にもう一人既に部室に来ている人物がいた。
「ゆっ、優くん。おはよう!」
既に部室に来ていた凛も、そう挨拶した。恐らく今日行われる作戦に緊張しているようだが、元気な挨拶だ。
「おう、おはよう!」
そんな彼女にも、俺は笑顔で挨拶を返した。
しばらくすると、μ'sのメンバー全員が部室に集まった。
それにしても、穂乃果があんなに早く来てたのは珍しいな…一応リーダーだし、人一倍蓮のことが心配なんだろうな…
「みんな、今日は俺のメカアニマルが蓮を捜索している。だから、まず今のところは俺たちは待機。もし学校が終わるまでに蓮が現れたら、授業もあるし…」
俺一人で行く。そう言おうとした俺の言葉を遮り、「俺一人で行くとか言わないでしょうね?」と、にこが言ってきた。
「はぁ…一応言っとくが、蓮はいつ現れるか分からない。もし授業中とかに現れたら、みんな授業を抜け出すことになるんだぞ?それに危険だし…」
俺はそう言ってみるが、やはり彼女たちの意思は変わらない。
「授業も大事ですが、それよりも仲間の蓮が大事です。」
普段なら授業を抜け出すなんてこと絶対に許さない海未だが、仲間の命が懸かってるなら話は別だと言う。
「それに、危険な目にだってこれまで何度も遭ってきているし、今更どうってことないわよ。」
いや、それはそれで問題だな…真姫の言葉に内心そう思っていた俺だったが、顔を赤くした真姫が小さく一言付け足した。
「そっ、それに…私たちはその度に、みんなで乗り越えてきたでしょ…」
「あっ、真姫ちゃんがデレたにゃー!」
そんな凛の言葉に、真姫は更に顔を赤くして「デレてないわよ!」と言っていた。
「そうだな…確かに俺たちは、その度にみんなで乗り越えてきたよな。」
本当なら作戦に関わってる凛以外は連れていかないつもりだったが、そこまで言われたら連れていくしかないな。
「分かったよ。ただし、今回戦うのは俺だけだ。全員、危険なことはしないようにな。」
そう言って、俺は凛の方を見た。そして、それに気づいた凛も、俺の方を向いて頷いた。
今回、変身できる4人にも戦わないように言ってるのには、暴走状態に近く最大限の力を躊躇なく使ってくる蓮が危険というのも勿論ある。だが、一番の理由は凛が行動しやすいようにするためだ。
今回は、凛にかかってるからな…凛、頼んだ。
俺が心の中でそう願っていると、『シャー!シャー!』そう鳴きながらシャークメカアニマルが飛んできた。
「来たか…よしっ!丁度、話がまとまったところだ。さっさと蓮の目を覚まさせてやるか!みんな、行こう!」
俺の言葉に、全員が力強く『うん!』と返事した。
俺たち9人はシャークアニマルの案内の元、蓮の元までやって来た。
「蓮、やめろ!お前の狙いは俺だろ!」
俺を誘き寄せるために暴れていた蓮に、俺はそうやめるように言う。その声で俺に気づいた蓮は、俺の方を向いて構える。
「蓮、元に戻ってくれ…」
俺はインフィニティドライバーを腰に巻き、レッドメモリーデータボトルを取り出した。
「変身!」
『レッドメモリー!』
俺は仮面ライダーインフィニティ レッドメモリーズフォームに変身した。
「俺の強さは、次元を超えるぜ…!」
俺は静かに、そして力強くそう言った。
蓮、ちょっとだけ我慢してくれよ…!
俺は腰についているアタックドライバーに、カードを1枚入れた。
『スペシャル召喚 インフィニティソード!』
俺は召喚されたインフィニティソードを持ち、蓮と戦い始めた。
「はぁぁっ!オラッ!」
俺は蓮を何度も斬りかかるが、全て完璧に躱されてしまう。すると、今まで避けていた蓮が、俺の一瞬の隙をついて攻撃してきた。
「ぐはぁっ!?」
それをまともに受けてしまった俺は、吹き飛ばされてしまった。
どうすれば…!?なんとか蓮の隙を作らないと、凛が動けない…どうする…?
俺がそう考えていると、蓮が再び向かってきた。
考えてる暇はないか…!
俺は防ぐのに精一杯で、攻撃できない。
「グハァァァァァァッ!!?」
その時、背後から何者かに攻撃されてしまい、俺は強制的に変身が解けてしまった。
「ネイチャー。少し、焦れったいので、加勢しに来ましたよ。」
俺に攻撃してきたのはナスカ・ドーパントに変身したエアス。出てくるとは思っていたが、今の蓮と同時に相手するのはかなりきついな…
「余計な…真似を…」
そんなエアスに向かって、今日初めて蓮が言葉を発した。
「優くん!やっぱり、私たちも…」
不利になった俺に穂乃果がそう言って、変身できる4人が変身して加勢しようとしてきていた。
「ダメだ!今回だけは、手を出さないでくれ…」
そう言った俺の気迫に、彼女たちは変身をやめた。
「フッ…私たちに1人で勝てるとでも?」
嘲笑うようにエアスが言ってくる。
「別に、1人で挑むつもりはない。」
その俺の言葉に、穂乃果たち含め全員が理解できずにいる。
そんな中俺はゲーマドライバーを取り出し、腰に巻き付けた。そして、あるガシャットを起動させる。
『マイティブラザーズ
「変身!」
俺はゲーマドライバーにガシャットを入れ、カバーを開いた。
『ダブルガシャット!ガッチャーン レベルアップ!マイティブラザーズ!二人で一人!マイティブラザーズ!二人でビクトリー! 』
仮面ライダーエグゼイド ダブルアクションゲーマー レベル
「だぁーい変身!」
そして再びカバーを開いた。
『ダブルアップ! 俺がお前で〜お前が俺で〜!(We are!)マイティ!マイティ!ブラザーズ
俺は2人のエグゼイド…仮面ライダーエグゼイド ダブルアクションゲーマー レベル
屁理屈みたいだが、これで実質二対二だ。
「「超協力プレイで、クリアしてやるぜ!」」
二人のエグゼイドに変身した俺を見て、『えぇ!?優(くん)が2人に!?』と以前この姿を見たことがあることり以外、みんな驚いていた。
「俺は、エアスを倒す!お前は、ネイチャーを!」
「了解!」
オレンジ色のエグゼイド、レベル
ちなみに、本来はバグスターウイルスに感染しパラドがいた永夢さんだからこそ変身出来るこのフォームだが、これも
しかし、本当に俺の力をただ二分割しただけなので、一体のスペックはかなり落ちている。更に本来の変身よりかなり体力を消耗するし、ライダーエナジーも消費してしまう。
ちなみに、今説明しているのはXX Lのエメラルドグリーンの方の俺だ!…って、俺は誰に説明してんだ?
俺はエアスをXX Rのほうに任せて、再び蓮の攻撃を避けながら隙を作るためにどうするか考える。出来るだけ蓮に攻撃はしたくないが、今の蓮を止めるにはやはり蓮にダメージを与えないと厳しい。
こうなったら、一か八か。蓮、少し我慢してくれ…!
『ガシャコン ブレイカー!』
俺はガシャコンブレイカー ハンマーモードを取り出した。
『マイティアクションX!』
そして、俺はマイティアクションXガシャットを起動して、ガシャコンブレイカーに装填した。
『キメワザ!』
それにより、ガシャコンブレイカーから必殺技待機音が鳴り始めた。
「えっ、優くん!?」
「まさか、蓮に攻撃するつもりじゃないでしょうね!?」
そんな俺の様子を見ていたみんなは、俺が蓮をつもりなのかと驚いている。
「やっとネイチャーを倒すしかないと分かりましたか。しかし、そのような攻撃では今のネイチャーには勝てませんよ?」
相変わらず馬鹿にしてくるように、鼻につくことを行ってくるエアス。
その刹那、蓮が動き出した。一気に俺の方に詰め寄り、俺の腹部に殴りかかってくる。
俺はその攻撃を避ける。ように見せかけ、真正面から受け止めた。
「ぐぅっ…!?」
流石にかなりダメージを受けたが、蓮の殴ってきた右手が腹部に来た瞬間にそれを左手で掴んだ。
『マイティ!クリティカルフィニッシュ!!』
「はぁぁぁっ!!!」
俺は右手で持っているガシャコンブレイカー ハンマーモードで、蓮の腹部を殴り返した。
「グハァァァッ!」
それをまともに受けた蓮は吹き飛び、倒れたまま動けなくなっている。
やっぱり、今の蓮は騙し討ちに弱かったな。今の蓮は、ダークネイチャーデータボトルの力で攻撃力や速さが何倍にもなっている。しかし、その分理性を失いかけているため攻撃は単純。ただでさえ、蓮は元々超単純だからな。
だから、今回のように攻撃を受けたように見せかけ、蓮が安心したところを掴んで攻撃する。そんなフェイントには全く気づけなかった。って、こんな冷静に分析してる場合じゃないな…
「りっ…っ!?」
凛!!そう叫んで、彼女に説得させようとしたが…
「ああぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」
倒れていた蓮が叫び出し、再び立ち上がった。
「嘘だろ…あんなまともに受けたんだから、かなりダメージもあったはずだ。体まで頑丈になってんのかよ…!?けど、その分蓮の体への負担が大きすぎる。早く、なんとかしないと…!」
「はぁぁぁぁぁぁっ!」
焦っている俺の方に一気に飛びかかってきた蓮が、蹴りかかってきた。
「グハァァァァァァッ!?」
焦っていた俺は突然の蹴りを防ぎきれず、ベルトからガシャットが抜け落ちて俺は強制変身解除してしまった。それにより、エアスと戦っているXX Rの方の俺も消えてしまった。
『優(くん)!?』
その様子を見ていたみんなが、俺の名前を叫ぶ。
「ネイチャー、インフィニティを始末しなさい。」
そんな中、エアスが蓮に命令した。
「はあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
その命令を受け、蓮は倒れてる俺にトドメを刺そうととしてくる。
やばい…どうする…!?
「蓮くん、やめて!!」
蓮が俺にトドメを刺そうとした瞬間、凛が叫んだ。その声で、蓮の動きが止まった。
「蓮くん…もう、やめて…凛は…そんな蓮くん、見たくないにゃ…また、笑顔で話してくれる蓮くんが、見たいにゃ…凛は、また蓮くんと遊んだり、ラーメン食べたりしたいにゃ…前みたいに、優しいマネージャーの蓮くんに会いたい…!凛は、そんな蓮くんが大好きなの!!」
凛の心からの願いを聞いた蓮は、混乱して動けなくなっていた。
今なら…いける!
「はぁぁぁぁっ!!」
俺は一気に蓮のベルトに入っているダークネイチャーデータボトルを掴み、抜き取った。
よしっ…!あとはこいつを…!
俺は蓮のインフィニティドライバーに、浄化の力がある白いデータボトルを入れた。
「グァァァァァァァァァッ!!?!」
すると、蓮は叫び声を上げながら、蓮の体から取り付いていた闇が一気に黒い煙のように抜けていく。
ライダーアイテム紹介コーナー!
『ノーマルデータボトル』
仮野優が仮面ライダーインフィニティの基本形態に変身するためのデータボトル。このデータボトルには、転生する前は別の世界にいた優と、転生する前から穂乃果たちの世界にいた優、そして転生してからの優のデータが入っている。普通の転生者とは違い、穂乃果たちの世界で死んでしまった仮野優の体に二人分の魂を入れている優は、このデータボトルがあるお陰で体を保たせることが出来ている。そのため、このデータボトルが壊れてしまうと優は消えてしまう…
『ネイチャーデータボトル』
宮崎蓮が仮面ライダーネイチャーに変身するためのデータボトル。蓮は優とは違い、前の世界にいた宮崎蓮の体ごと魂も転生してきたため、このデータボトルが壊れても消えることはない。
ということで、今回はノーマルデータボトルとネイチャーデータボトルの紹介でした。
そして次回、蓮は元に戻るのでしょうか…
オリジナル回はあと2、3話続きます。早く本編が見たいという方は本当にすみません…できるだけ早く、アニメ本編に繋げるよう頑張ります!