今回、とうとう蓮の話は完結です。
では72話、スタートです!
~前回のラブライブ!、μ'sと仮面ライダーの物語!~(ナレーション 絢瀬絵里)
敵に操られていた蓮を見事に救い出した優と凛。
元に戻った蓮は新たな力を手に入れ、仮面ライダーネイチャー サンダーフォームに変身して戦った。そして、新たな武器の力も使い大勢の敵を全て倒し、優と蓮は最後の敵であるエアスへと駆け出していったのだった。
〜side 優〜
「「はぁっ!オラッ!」」
俺と蓮はエアスへと次々と攻撃するが、全て躱される。
「ふははは…所詮、あなた達ではその程度でしょう。」
「クソッ…だったら、咲姉ちゃん、使わせてもらうぜ!」
そう言って、蓮はもう一つの新装備、剣の召喚カードをアタックバックルに入れた。
『スペシャル召喚 ネイチャーソード!』
おぉ、これもそのまんまの名前…まぁ、そうだろうとは思ってたけど。
「よしっ、行くぜ!」
そして、蓮はネイチャーソードでエアスへと攻撃する。
「よし、俺も行くか!」
そして、俺は仮面ライダーインフィニティ レッドメモリーズフォームに変身し直し、アタックバックルにカードを入れた。
『スペシャル召喚 インフィニティソード!』
インフィニティソードを持った俺は、蓮と一緒にエアスへと攻撃を始めた。
「「はぁっ!てやぁ!」」
俺は炎を、蓮は雷を纏わせた攻撃を放ち続け、やがてエアスはそれらを防ぎきれなくなりダメージを受ける。
「くっ…!?何故です…仮面ライダーごときに!!」
「何故かって?そんなの決まってるだろ。俺たちとお前で違うのは、想いだ!俺や優…仮面ライダーは、たくさんの人の命を守るために、たくさんの人の想いを背負って戦ってるんだ!」
「たくさんの人を守るため…?それなら、私たちだって…」
「はぁ?何言ってんだ?」
エアスの言葉を疑問に思いながらも、蓮は再びネイチャーピストルを取り出し虹色のボタンを押した。
『全員集合!オオオ、オールネイチャー!!』
更にネイチャーピストルにネイチャーデータボトルを装填させ、蓮は構える。
『ネイチャー!』
「はぁぁぁ…」
徐々にネイチャーピストルにエネルギーが溜まっていく。
「はぁっ!」
『ネイチャー!オールネイチャーシューティング!』
すると、炎、水、葉、雷、岩の5つの力が混ざりあった弾がエアスに命中した。
「ぐぁぁぁっ!?」
蓮の攻撃により、エアスは吹き飛んで倒れる。
「優。最後は、一緒に悪魔と相乗りしてくれないか?」
蓮が一度変身解除し、そう言ってきた。
悪魔と相乗り…?あぁ、なるほどね。きっと今の蓮なら、使えるだろう。
「あぁ、もちろんだ!じゃあ、こいつを使え!」
俺はそう答え、俺も変身解除してインフィニティブレスからダブルドライバーとファングメモリを取り出して蓮に渡した。それを受け取った蓮がダブルドライバーを腰に巻き付けると、俺の腰にもダブルドライバーが出現した。
そして、蓮はファングメモリのボタンを押した。
『ファング!』
前回と違い、今度はしっかりと起動できた。
『ジョーカー!』
俺もジョーカーメモリを起動させた。
「「変身!」」
俺がジョーカーメモリをダブルドライバーに入れると、蓮のダブルドライバーにジョーカーメモリが転送され、俺はその場に倒れた。
〜side out〜
~side 蓮~
優のジョーカーメモリが俺のダブルドライバに転送されてきたので、俺はそれをダブルドライバーに押し込み、更にファングメモリも装填してダブルドライバーを展開した。
『ファング!ジョーカー!』
俺は…いや、俺たちは、仮面ライダーダブル ファングジョーカーに変身した。
「『さぁ、お前の罪を数えろ!』」
俺たちはエアスと戦い始めた。
「はぁぁぁぁっ!」
俺たちは、つきや蹴りなど、肉弾戦攻撃でエアスと戦う。先程の攻撃のダメージもあってか、エアスの反応速度が遅く防ぎきれていない。
『アームファング!』
俺がメモリの尻尾部分のレバーを一回押すと、ファング側のボディである右腕にアームファングが出現した。
「はぁっ!」
俺はそれでエアスを斬り裂いていく。
「ぐっ…」
その攻撃にエアスが怯んでいる間に一度距離をとり、再びレバーを二度押す。
『ショルダーファング!』
今度は右肩に出現したショルダーファングを取り外し、俺はそれをエアスに向かって投げた。
「はっ!」
すると、ショルダーファングは起き上がろうとしていたエアスに命中したあと、ブーメランのように俺の手元に戻ってきた。それらの攻撃により、エアスにかなり大きな隙が生まれた。
「優、一気に決めよう!」
「あぁ!」
そして、俺はファングメモリのレバーを三回押した。
『ファング!マキシマムドライブ』
「『ファングストライザー!』」
すると、右足にマキシマムセイバーが出現した。
「「はぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!」」
そして、俺たちは上空からエアスに回転蹴りを放った。その俺たちの蹴りを受けたエアスは、メモリブレイクされ爆発した。
俺がダブルドライバーを閉じると、俺たちの変身が解け、倒れていた優の体に意識も戻って目を覚ました。
「ふぅ~…」
~side out~
〜side 優〜
「ふぅ~…」
変身解除した蓮がため息をついた。
「蓮、あんまり安心してる暇はなさそうだぞ。」
「えっ?…あっ…」
俺の言葉を聞いて振り返った蓮は、真剣な表情で俺の後ろに立っているμ'sのメンバーに気がついた。
「蓮くん!」
「えっと…」
凛の言葉に蓮は戸惑い、なんて言うべきか迷っているようだ。
『おかえり!』
μ'sと俺、10人の言葉を聞いた蓮は最初は驚いていたが、すぐにその表情は明るくなる。
「ただいま!」
そして、蓮は笑顔で返事して、二人目のμ'sのマネージャーが復活した。
その後、俺たちは蓮の復活祝いサプライズパーティーをしようということになり、姉ちゃんと咲さん、μ'sのみんなは蓮の家で準備をしている。主役の蓮には内緒にしないといけないので、凛が連れ出すことになったんだが…
「えっ、りっ、凛が!?むっ、無理にゃあ…」
そう顔を真っ赤にして俯いてしまったので、俺が行くことになった。
全く、凛のやつ…
『凛は、これまでの蓮くんが、大好きにゃ!』
あの言葉を意識してるんだろうな…蓮自身は、覚えてないみたいだけど。
「なんで俺の家じゃなく、優の家に来たんだよ?しかも、みんなはどっか行っちまったし…」
まぁ、そのみんなが蓮の家にいるんだけどな。
「まぁまぁ、せっかくだからライダー同士、世間話でもしようぜ。」
「まぁ、いいけどよ…ってか、俺たちライダーの話は、世間とは掛け離れてると思うけどな。」
そうツッコミを入れた蓮だが、少し考えてから真剣な表情に変わる。
「あのさ、優…」
「どうした?」
「改めて、あの時はごめん!」
蓮が言ってる『あの時』とは、俺のことを偽善者と言った時のことだろう。
「本当は、そんなことを思ってはいなかった。けど、お前を見てると、前の世界での2人の親友のことを思い出してしまうんだよ。それで、少しイライラしてて…」
「前の世界での、2人の親友?」
「あぁ…1人は、俺より2歳下のやつなんだけど、そいつと優はなんか見た目とか声とか、外見がちょっと優に似てるんだよ。」
「へぇ、俺に似てる子か。ちょっと、気になるな…」
まぁ、この世の中には似てる人が3人いるとか言うし、それが並行世界ともなれば見た目が似てる人がいてもおかしくはないだろう。
「でも、俺が思い出してイライラしてたのはもう1人の方なんだ。そいつと優は見た目じゃなくて、性格がそっくりでな。俺より1つ年上のやつで、いっつも自分のことより人のことばっかり考えてるんだ。それで自分に不幸になったとしても、人のことを助けてるやつなんだよ。俺はそいつのことを親友と思っているし、尊敬していた目標の人物でもあったんだよ。」
「へぇ、すごいやつなんだな。」
俺がそう感心していると、蓮は呆れたようにため息をつく。
「何言ってんだよ。そいつがお前とそっくりなんだよ。だから、またあいつと…あいつと同じような人に負けるのが悔しくてな。おまけにあいつと似たようなことまで言うから、イライラしていたんだよ。それで、あんなことを…本当にごめん!」
「別に、気にしてねぇよ…それに、実は俺も戦ってる理由は人を助けたいってだけじゃないんだ。」
「えっ?」
俺の言葉に、蓮は少し呆気に取られる。
「蓮にあんな偉そうな事言ったけどさ、実は俺も復讐のために戦って、感情的になって負けたことがあるんだ。」
「そう、だったのか…」
「その時の敵に殺された恋人に、俺にはこれからも人を守るために戦い続けてほしいって言われたんだ。だから、その約束を守るために戦っている。それと、もうひとつ…1度死んでるからってのも、理由のひとつだ。」
「1度死んでるから…?」
「あぁ、俺は姉ちゃんのおかげで、1度死んだけど転生してこの世界で生きてる。でも、それは本当はありえないこと。今の俺は、本来この世界にはいない存在。別の世界で既に死んでる人間であり、そして、この世界で死んだ人間でもある。それなのに、ここで今も生きている。でも、ほかの人は生き返ることなんてまずありえない。だから、せめてそんな自分にできる出来る、最大限のことをしたい。せめて、目の前で消えなくていいのに、財団Xに…怪物に今にも消されそうになっている命を助けたい。だから、仮面ライダーに変身して戦ってるんだ。」
「そういう理由か…だったら、俺も同じだ!俺も1度死んだはずの命。俺も優と同じ理由で戦うよ!」
「そっか…でも、蓮。自分の命を投げ出すようなことはするなよ?」
蓮の言葉に嬉しくなりながらも、少し心配になってそう忠告した。
「あぁ、善処する。」
「出来れば、善処じゃなくしっかりと了承して欲しいんだけどな…」
「でも、お前だってそうだろ?」
「まぁ、否定はできないかな…」
俺がそう答え、俺たちは少し笑いあった。
「あと、覚悟しとけよ?」
すると、蓮は突然そう言い出した。
「えっ?」
「さっきも言ったけど、優は前の世界で俺が憧れてた人物にすっげぇ似てるんだ。だから、これからの俺の目標は優だ!絶対、いつか追い抜いてやるからな!」
そう言った蓮の目は、純粋な目標として俺を真っ直ぐ見つめてくれている。
「あぁ、俺も負けねぇからな!」
だから俺も、真っ直ぐ蓮を見つめて答えた。すると、俺のスマホに通知が届いた。
『準備オッケー!』
どうやら、パーティーの準備が出来たようだ。
「とりあえず、今考えてもしょうがない。エアスはこれから財団Xと戦っていく中で、調べていくとしよう。それより、そろそろ行くか。」
「えっ、どこに?」
「蓮、お前の家だよ。」
「はぁ?結局帰るのかよ…」
ということで、俺たちは蓮の家に向かって出発した。
そして、俺は蓮を連れて蓮の家のリビングのドアを開けた。
パァーン!
すると、クラッカーが鳴り響き、
『蓮くん、おかえりなさい!!』
μ's全員と、姉ちゃん、咲さんがそう蓮を出迎えた。部屋の中にはたくさんの料理が並べられており、『蓮くん 復活パーティー!』と書かれているプレートを始め、たくさんの装飾がなされている。
「みんな…へへっ、ただいま!」
蓮が少し潤んだ目で、最高の笑顔を浮かべて言った。
それからは、みんなでパーティーを楽しんだ。蓮も、もう吹っ切れて楽しんでるみたいだ。
〜side out〜
~side 蓮~
パーティーも終わりに近づき、みんなが片付けを始めようとしている頃、俺は凛と庭に出て星を眺めていた。
「凛、改めてありがとな。俺を、助けてくれて。」
「ううん、凛の方こそ、ごめんね。蓮くんに、ビンタしちゃったりして…」
俺が礼を言うと、凛は申し訳なさそうにそう言った。
「いや、あれは俺が悪かったから…」
「でも、良かった。蓮くんが、またマネージャーに戻ってくれて。これからも、よろしくニャー!」
凛は微笑んで言った。俺はその微笑みについ見とれてしまい、ドキドキしていた。
「あぁ、よろしくな。」
顔を真っ赤にしながらそう答えた俺。
「蓮くん、どうしたの?顔赤いニャー。」
「へっ!?あっ、いや、ちょっと暑くなって…」
「えっ、もう10月なのに。じゃあ、中に戻るにゃ!」
クスクス笑いながらそう言って、凛は中に戻って行ったので俺も戻った。
それにしてもなんで俺、こんなドキドキしてんだ…?
~side out~
ライダーアイテム紹介コーナー!
『ネイチャーブレス』
宮崎蓮が他のライダーのアイテムを呼び出すために使うブレス。ネイチャーは名前の通り草木などの自然を操る能力があるため、インフィニティブレスとは違いネイチャーブレスでは2号ライダー以降のライダーアイテムを呼び出すことしか出来ない。
『レッドメモリーデータボトル』
仮野優が最初のパワーアップフォーム、仮面ライダーインフィニティ レッドメモリーズフォームに変身するためのデータボトル。このデータボトルは優の死んだ恋人、茨城茜の魂が入っているため、優と茜2人の力で戦うフォーム。炎の攻撃も使うことが出来る。
今回のアイテム紹介は蓮が使うブレス、ネイチャーブレスと優のレッドメモリーデータボトルでした!
あれ、前回サンダーフォームのスペック紹介にするっていってなかった?と思われている方、申し訳ありません。サンダーフォームはもう少し先に書くことになるかもしれません。
そして、とうとう長い間続いた蓮の話が終了しました。今までで1番長いオリジナルでしたね。前にも話した通り、2期に入ってからオリジナルが多くなってしまうと思います。アニメの内容が見たいという方、すみません。
では次回は、にこの話…と、言いたいところなんですが、オリジナルをもう1話だけ書きたいと思います。理事長からの重大発表があります。