μ’sと仮面ライダーの物語   作:シーチ

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はい、74話です。
今回からアニメ本編に戻ります!
では74話、スタートです!


12章 9人の平成ライダー編
74話 にこの秘密


~前回のラブライブ!、μ'sと仮面ライダーの物語!~(ナレーション 宮崎蓮)

 

エアスを無事に倒した翌日、理事長室に呼び出され俺と優。

そこで、俺たちは仮面ライダーのニュースの記事を見せてもらったりした中、その記事の中にはダークインフィニティの記事もあった。その事に驚いていた俺たちでもあったが、それ以上に驚くことが、理事長の口から発せられた。

「音ノ木坂学院は、来年度より…共学にします!」

その言葉に驚いている俺と優。そんな中、優は自身がこの学校に入学した意味があったのだと、安心していた。

そんな優を引っ張りながら俺たちは、みんながいる屋上へと向かったのだった。

そういえば、優が階段を降りていくにこを見たとか言うけど、にこは屋上にいるから、そんなわけないよな…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「最終予選は12月。そこで、ラブライブに出場できる1チームが決定するわ。」

 

俺が蓮に引っ張られながら屋上に来てからしばらくして、絵里が練習前に説明した。

 

「次勝てば、念願のラブライブやね。」

 

「でも、A-RISEに勝たなくちゃいけないなんて…」

 

希の言葉に、花陽が心配の声を上げる。

 

「今は考えても仕方ないよ!とにかく頑張ろう!」

 

穂乃果が言った。

 

「その通りです。そこで、来週からの朝練のスタートを、1時間早くしたいと思います。」

 

海未の言葉に、

 

「えぇ、起きられるかなぁ…」

 

凛は少し不安そうに言った。

 

「それから、日曜日には基礎のおさらいをします。」

 

海未の言葉に、みんな少ししんどそうな顔をする。そんなみんなに、

 

「練習は嘘をつかない。けど、ただ闇雲にやればいいというわけじゃない。質の高い練習を、いかに集中してこなせるか。ラブライブ出場は、そこにかかっていると思う。」

 

と、絵里が説明した。

 

「よし、じゃあみんな行くよ!ミュー…「待って!」え?」

 

練習を始めようとした穂乃果を、ことりが止めた。

 

「誰か1人、足りないような…」

 

ことりの言葉で、

 

「ウチ、ことりちゃん、真姫ちゃん、絵里ち、海未ちゃん、凛ちゃん、花陽ちゃん、穂乃果ちゃん。それに、優くんに蓮くん。」

 

希が人数を数えた。

 

「全員いるニャー!」

 

と、凛が言うが…いや、誰か足りない…そうだ、俺が蓮に引っ張られながら見た人が…

俺がそう思いたった時、

 

「では、改めて!」

 

穂乃果がある形にした手を前に出して言った。その形でみんな思い出した。

 

「「「「「「「「「「にこ(ちゃん)!?」」」」」」」」」」

 

そう、穂乃果がした手の形は、にこのにこにこにーの時の手だった。とういうか、メンバーなんだから忘れちゃダメでしょ…

 

 

そして、俺たちは校門の前まで来て、

 

「にこちゃーん!」

 

穂乃果がにこを呼び止める。

 

「大声で呼ぶんじゃないわよ!」

 

「どうしたの?練習始まってるよ!」

 

「今日は、ちょっと、用があるの…それより、最終予選近いんだから、気合い入れて練習しなさいよ!」

 

そう言って、にこは走っていってしまった。

 

「あれ、行っちゃった。」

 

 

 

その後、俺たちはすぐに制服に着替えてにこを追いかけた。にこはスーパーへ入っていったので俺、穂乃果、海未、ことり、真姫、花陽、凛、蓮の8人はその近くの台車にのせてあったダンボールの後ろに隠れた。そして、絵里と希は、どこか別の場所へ向かっていた。

 

そして、スーパーに入る時のにこは、俺達がつけてきてないか、キョロキョロしていた。

 

「お店に入っちゃったよ!」

 

「なんであと付けるの?」

 

「だって怪しんだもん!」

 

凛、真姫、穂乃果が言った。

 

「まさか、ここでバイトしてるとか…」

 

と、穂乃果の言葉で、みんなが想像する。

 

 

『にっこにっこにー!今日のお肉は、にこでニコニコ!2525円!』

 

 

「ハマりすぎだにゃあ…」

 

凛が言ったように、確かに違和感があまりない…

 

「待って、違うみたいよ。」

 

真姫の言葉で、みんな店内のにこに注目する。すると、にこはただ買い物をしているみたいだ。

 

「普通に買い物しているみたいですね。」

 

「なーんだ。ただの買い物か!」

 

「でも、それだけで練習を休むでしょうか?」

 

「確かに、あのアイドル熱心なにこが、ただの夕飯の買い物で休むとは思えないな…」

 

「ラブライブ出場が決まって、気合いも入ってるはずなのに…」

 

海未や蓮、ことりの言う通り、買い物でにこが休むとは思えないな…

 

「余程大切な人が来ている、とか…」

 

「どうしても手料理を食べさせたい相手がいる、とか…」

 

俺は花陽と真姫の言葉で、ピンと閃いた。

 

「もしかして、彼氏でも出来たんじゃないか?」

 

俺の言葉に、

 

「「「「「「「それは絶対に違う!」」」」」」」

 

と、一斉に突っ込まれた。

 

「そ、そうか…?」

 

そういえば、ことりがバイトしてたのを隠してた時も、こんな事があったような…

 

「(7人からの好意に気づかない)お前って、本当に鈍感だな…」

 

と、蓮が言ってきた。

 

「(凛の気持ちに気づかない)お前に言われたくねぇよ…ってか、俺は鈍感でもないし。」

 

「それを言うなら、俺だって鈍感じゃねぇよ。」

 

俺と蓮がそう言い合ってると、

 

「「「「「「はぁ…」」」」」」

 

なぜか他の全員にため息をつかれた…

 

「でも、万が一にこちゃんにそんなことがあったら大変です!それはアイドルとして1番ダメなパターンです!」

 

と、花陽が言った。確かに、週刊誌とかではよく見るけどな、アイドルのスキャンダル。けど、それってスクールアイドルもなのか…?

 

そして、今の花陽の声でにこがこちらに振り返り俺たちに気づいた。

 

「「「「「「「「あっ…」」」」」」」」

 

そして、俺たちもにこに気づかれたことが分かると…

 

 

 

 

・・・

 

 

 

 

数秒間の沈黙のあと、にこが買い物かごをゆっくりと置いて、

 

「「「「「「「「逃げた!」」」」」」」」

 

俺たちも店内に入って追いかけるが、見失ってしまう…

 

 

それから数分後、絵里から連絡が来て、にこは裏口から逃げたらしい。それを占いで希が予想して、待ち伏せしていて追いかけているところらしいが、希占いって本当にすごいな…

 

そして、俺たちも希と絵里と合流すると、にこが車と車のあいだを通り抜けていたところだった。そして、その隙間を通れなかった希は、凛の胸元を見て…

 

「なんか不本意だニャー!」

 

凛に隙間を通らせた。その時の希の顔は、かなり黒かった。しかし…

 

「いないにゃあ…」

 

 

 

「結局、逃げられちゃったか…」

 

にこを捕まえられなかった俺たちは、近くの橋に来ていた。

 

「しかし、あそこまで必死なのは何故でしょう…」

 

「にこちゃん、意地っ張りで相談とかほとんどしないから…」

 

「誰かと同じだな。」

 

「ちょっと、優!どういう意味よ?」

 

「別に、誰も真姫とは言ってないけど?」

 

「うっ…」

 

すると穂乃果が、

 

「家、行ってみようか?」

 

と言った。

 

「押しかけるんですか?」

 

「だって、そうでもしないと、話してくれそうにないし…」

 

「でも、家がどこにあるのか、私たちも知らないわよ?」

 

「そっか…」

 

「けど、この中に1人、知ってる人がおるんとちゃう?」

 

希の言葉に、みんな不思議な顔をする。あれ、これってまさか…

 

「ねぇ、優くん?」

 

やっぱり…

 

「えっ、優くん知ってるの?」

 

「まぁ、にこの家には1年生の頃、何度か行ったことあるから知ってるけど…」

 

「あぁぁぁぁっ!」

 

俺が話していると、花陽が突然叫び始めた。

 

「どっ、どうしたんだ?」

 

「あれ…!」

 

花陽が指さした先には、

 

「にこちゃん!?」

 

「でも、少し小さくないですか?」

 

「そうねぇ…」

 

「そんなことないよ。にこちゃんは3年生の割にちいさ…小さいにゃあ!」

 

そう、にこに似ているが、少し小さい女の子が歩いてきた。あれ、この子、にこの妹のこころちゃんじゃ…

 

「あの、なにか?ってあれ、お兄さまですか?お久しぶりです!」

 

と、俺に言ってきた。やっぱり、こころちゃんか。

 

「あぁ。こころちゃん、久しぶり。」

 

俺とこころちゃんの会話を聞いて、

 

「えっ、その子優くんの妹!?」

 

穂乃果が言ってきた。

 

「いや、俺の妹じゃないよ。」

 

「あれ?あなた方、μ'sの皆さんではありませんか?」

 

こころちゃん、にこからμ'sのことを聞いたのか?そういえば、μ'sのマネージャーを始めてからこころちゃんに会うのは、今日が初めてか…

 

「お姉さまが、いつもお世話になっております。妹の矢澤こころです。」

 

「「「「「「「「「「えぇぇぇぇぇぇぇぇ!?」」」」」」」」」」

 

こころちゃんの言葉に、 俺以外全員が驚きの声を上げた。

 

 

 

「にこっちに妹がいたなんて。」

 

「しかも礼儀正しい。」

 

「まるで正反対にゃ…」

 

まぁ、それは俺も初めて会った時思ったな。

 

「あの、こころちゃん。私たち、なんでこんなところに隠れなきゃいけないのかな?」

 

俺たちはこころちゃんに連れられて、駐車場の車の後ろに隠れたのだが、その理由を穂乃果が聞いている。

 

「静かに!誰もいませんね…そっちはどうです?」

 

「誰もいませんけど…」

 

こころちゃんの質問に戸惑いながら、海未が答えた。

 

「よく見てください。相手はプロですよ?どこに隠れているか分かりませんから!」

 

「プロ?」

 

にこのやつ、なんかに狙われてんのか…?

 

「大丈夫みたいですね…合図したら、皆さん一斉にダッシュです!」

 

「なんで…?」

 

「決まってるじゃないですか!行きますよ…」

 

そう言って、こころちゃんは走り出してしまったので、俺たちも追いかけた。

 

 

すると、着いた場所はにこの家のマンションの1階だった。

 

「どうやら大丈夫だったみたいですね。」

 

「一体なんなんですか?」

 

「もしかしてにこちゃん、殺し屋に狙われてるとか?」

 

いや、殺し屋って…にこが殺し屋に狙われる理由なんてあるのかよ…

 

「何言ってるんです?マスコミに決まってるじゃないですか!」

 

マスコミ…?それこそ、なんでマスコミなんかに、にこが…

 

「パパラッチですよ!特にバックダンサーの皆さんは、顔がバレてるから危険なんです!来られる時は、先に連絡を下さい。」

 

ん、バックダンサー…?確かに、前ににこの家に来た時は、にこの妹たちにはアイドル、ということになっていた。けど、バックダンサーなんて…って、この展開、まさか…

 

「バックダンサー…?」

 

「誰がよ?」

 

真姫の問に、

 

「スーパーアイドル矢澤にこの、バックダンサー。μ's!」

 

と、こころちゃんが答えた。

 

「「「「「「「「「「「はぁ!?」」」」」」」」」」」

 

俺たちの驚きの声も気にしないで、こころちゃんは話を続ける。

 

「いつも聞いてます!今、お姉さまから指導を受けて、アイドルを目指してらっしゃるんですよね?」

 

「はぁ、なるほど…」

 

「状況が読めてきました。」

 

「忘れてたわ。相手はにこちゃんですもんね…」

 

絵里、海未、真姫の言葉通り、みんなは呆れている様子だ。しかし、ここで1つ疑問が生まれる。そう、俺と蓮、マネージャーに関してはどのように言われているのか…変なこと言われてなかったらいいけど…

 

そう思いながら、俺はこころちゃんに聞いた。

 

「こころちゃん。俺と蓮のことは、どんなふうに聞いてる?」

 

「お兄さまは、お姉さまと前から仲が良かったため、マネージャーとして手伝ってくれてると聞いています!」

 

ふぅ…良かった、俺のことはそのまんま伝えられているようだ…いや、手伝っているのはにこが入る前からだから、そこだけ違うが、にことは1年の頃から仲は良かったから、あながち間違いではないということにするか…

 

蓮は最近入ったばかりだが、聞いているのだろうか…

 

「じゃあ、俺のことは?」

 

と、蓮も気になったようで、こころちゃんに聞いた。

 

「あなたは、最近入った宮崎蓮さんですよね?」

 

「あぁ!」

 

「お姉さまの美貌に目を奪われ、マネージャーになった哀れな男。お姉さまの命令とあらば、10秒で焼きそばパンを買ってくるような男ですよね?」

 

うわっ、俺が普通だったから大丈夫かと思ってたけど、蓮はひどい言われ用だな…ってかにこ、小学生の妹に、哀れな男とか教えちゃダメでしょ!

 

「ハハッ、ハハハハ…チッ!」

 

蓮のやつも、こころちゃんの前だから苦笑いをしているが、かなりご立腹の様子だ。そして、その話を聞いて怒っている人物がもう1人…

 

「蓮くんは、にこちゃんの美貌に目を奪われてなんかいないのに…蓮くんは、凛が…にゃぁ…」

 

と、かなり怒っているのか、凛が少し病みかけていた…もしかして、凛は意外と愛が重い系の人なのか…?それにしても、なんで俺は普通だったんだ…?

 

「頑張ってくださいね!ダメはダメなりに、8人集まればなんとかデビューぐらいはできるんじゃないかって、お姉さま言ってましたから!」

 

「何がダメはダメなりよ!」

 

こころちゃんの言葉に、真姫が言った。すると、

 

「そんな顔しないでください。スーパーアイドルのお姉さまを見習って、いつも…にっこにっこにー!ですよ!」

 

こころちゃんの言葉とポーズは、まるでにこだ…まぁ、これは去年こころちゃんに会った時もやってな…

 

「はい、皆さんご一緒に!にっこにっこにー!」

 

「ねぇ、こころちゃん。少し、電話してもいいかしら?」

 

「はい!」

 

そして、みんなの怒りがMAXな状態で、絵里がにこへ電話をかけた。

 

 

プルルルル プルルルル プルル…ガチャ

 

 

『にっこにっこにー あなたのハートにラブにこ、矢澤にこでーす!今、電話に出られませぇーん。御用の方は、発信音のあとに、にっこにっこにー!』『ピー』

 

今聞くと、ここにいる全員が憎たらしいと思ったであろう。留守電の声が終わり、絵里が話し始めた。

 

「もしもし。私、あなたのバックダンサー!を務めさせていただてる、絢瀬絵里と申します。もし聞いていたら…すぐ出なさい!」

 

「出なさいよにこちゃん!」

 

「バックダンサーってどういうことですか!」

 

「蓮くんがにこちゃんのことを好きっていう件についても、説明するニャー!」

 

と、絵里に続いて真姫、海未、凛も怒りの声を電話へ向かって言っている。

 

 

そして、俺たちはにこを待つため、矢澤家に上がらせてもらうことにした。リビングに入ると、虎太郎くんがモグラ叩きをしていた。モグラがなぜかμ'sのメンバーだが…

 

「ここが、にこちゃんの家…」

 

「弟の虎太郎です。」

 

こころちゃんが紹介すると、

 

「ばっくだんさぁ…」

 

と、虎太郎くんが俺たちを見て言った。はぁ、まぁ、なんとなく予想はしていたが、虎太郎くんも…

 

「お姉さまは、普段は事務所が用意した、ウォーターフロントのマンションを使っているのですが、夜だけ、ここに帰ってきます。」

 

「ウォーターフロントってどこよ?」

 

真姫がこころちゃんに聞いた。ウォーターフロントって言ったら、東京の海辺にある高級なエリアとか聞いたことがあるようなないような…ともかく、そんなとこににこがマンション持ってるわけないよな…

 

「もちろん秘密です。マスコミに嗅ぎつけられたら大変ですから。」

 

「どうしてこんなに信じちゃってるんだろ…」

 

「μ'sの動画や写真を見れば、私たちがバックダンサーでないことぐらい、すぐ分かるはずなのに…」

 

花嫁と海未の言う通り、なぜここまで信じてるんだ…?確かに、前に会った時も、こころちゃんたちはにこの言うことをかなり信頼してるのは覚えてるけど、ここまでは…

 

「ねぇ、虎太郎くん。お姉ちゃんが歌ってるところとか、見たことある?」

 

「あれぇ…」

 

ことりの質問に虎太郎くんが指さした方向には、

 

「μ'sのポスターだ!」

 

「いや、なんかおかしい。」

 

真姫の言う通り、なにかが違うμ'sのポスターがある。確かめるために、俺たちがポスターに近づいてみると…

 

「合成!?」

 

そこには、真ん中の穂乃果の顔の部分ににこの顔を、にこの顔部分に穂乃果の顔写真を貼り付けた合成写真があった。

 

 

そして、にこの部屋に入れてもらうと、いろんなμ'sの写真の中心にいる人物ににこ自身の顔写真を貼り付けていた。

 

「わざわざこんなことまで…」

 

「涙ぐましいというか…」

 

絵里と穂乃果が呆れていると…

 

ガチャ

 

にこの家の扉が開き、

 

「あっ、あんたたち…」

 

俺たちに気づいたにこが入ってきた。

 

 

 

 

 

 




〜次回のµ’sと仮面ライダーの物語!〜
逃げ回るにこをとうとう見つけた優たち。しかし、結局は追い返されてしまう…
その後、にこが財団Xの怪人に襲われてしまう。そんな中、にこは新たな力を手に入れるのだった。

次回、『75話 携帯の戦士』





今回はアイテム紹介やスペック紹介はおやすみです。ここ最近時間が無くて、投稿が遅くなりすみません…海の少女たちと車のライダーの方も投稿が遅くなっているので、もうすぐ投稿しようと思っています。
そして、次回予告を見れば想像がつくかもしれませんが、次回にこが…


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