μ’sと仮面ライダーの物語   作:シーチ

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はい、75話です。
今回、今度はにこが○○します!
では75話、スタートです!



75話 携帯の戦士

~前回のラブライブ!、μ'sと仮面ライダーの物語!~(ナレーション 園田海未)

 

ラブライブ地区予選を突破し、本格的に練習を強化することにした私たち、μ's。その事を屋上で私と絵里が説明する中、にこがいないことに気づいた私たち。

校門前でにこへどこへ行くか聞きますが、

「今日は、ちょっと、用があるの…それより、最終予選近いんだから、気合い入れて練習しなさいよ!」

と、にこは誤魔化して学校から出ていってしまいました。

 

その後、私たちはにこを尾行して行きましたが、気づかれて逃げられてしまいました。そこで、私たちはにこの妹、矢澤こころちゃんに会いました。こころちゃんの案内でにこの家に向かう時、にこが私たちのことをバックダンサーと言っていることに苛立ちを覚える私たち。そこに、

「あっ、あんたたち…」

私たちが探していたにこが帰ってきました。

 

 

 

 

 

 

 

〜side 優〜

 

「あっ、あんたたち…」

 

帰ってきたにこが、俺たちに気づくと、案の定嫌そうな顔をしている。

 

「お姉さま、おかえりなさい。バックダンサーの方々が、お姉さまにお話があると。」

 

「あぁ、そう…」

 

「申し訳ありません。すぐに済みますので、よろしいでしょうか?」

 

笑顔でそう言い終えた海未は、静かに顔を変え、かなり怖い顔をしている。いやいや、女の子がそんな顔しちゃダメだよってぐらい怖いんだけど…

 

「あっ、えっと…こころ、悪いんだけど、私今日仕事で向こうのマンションに行かなきゃいけないから、じゃっ!」

 

そう言って、にこは逃げていった。しかし、にこはエレベーターに乗っていたここあちゃんに会い、話してる間に捕まえられたのであった。

 

 

 

「大変申し訳ありません。わたくし、矢澤にこ。嘘をついておりました。」

 

明らかに謝りたくない声で、にこが机に頭をつけて謝っている。

 

「ちゃんと頭をあげて説明しなさい。」

 

「うっ…いっ、嫌だなぁ…みんな、怖い顔して。アイドルは、笑顔が大切でしょ?さぁ、みんなでご一緒に、にっこにっこにー!」

 

ふざけたにこに、

 

「にこっち、ふざけてて…ええんかな?」

 

そう言って、笑顔でタロットカードを1枚取り出した。カードは正位置の死神。意味は終末、破滅など。

 

「はい…」

 

にこはタロットカードの意味を知っているのか分からないが、もう誤魔化すのは無理だと思ったのか、観念したようだ。

 

そして、にこが話し始めた。すると、親が出張に行ってて、2週間程妹たちの面倒を見ることになったらしい。

 

「それより、どうして私たちがバックダンサーということになっているのですか?」

 

「そうね。むしろ問題はそっちよ。」

 

「それは…」

 

「「「「「「「「「「それは?」」」」」」」」」」

 

海未と絵里の疑問に、にこが、

 

「にっこ「それは禁止やよ?」

 

と、またにっこにっこにーで誤魔化そうとしたが、希に止められ、とうとう逃げ場がなくなった。

 

「さぁ、そろそろちゃんも話してもらおうか?」

 

俺の言葉でとうとうにこが話し始めた。

 

「元からよ。」

 

「元から?」

 

にこの言葉に、みんな疑問を抱いてるが、去年にこの家に何度か来ている俺は、その言葉の意味がなんとなく分かった。

 

「そっ、家では元からそういうことになってるの。別に、私の家で私がどう言おうが、勝手でしょ。」

 

「でも…」

 

「お願い、今日は帰って…」

 

「にこ…」

 

 

 

俺たちは、にこに言われた通り、仕方なく今日は帰ることにした。

 

「困ったものね…」

 

「元からって、どういうことなんだろ…」

 

「にこちゃんの家では、元から私たちはバックダンサー?」

 

「いや、そういう意味じゃないと思う。」

 

「えっ?」

 

俺の言葉に、穂乃果が聞き返してきた。

 

「実は去年、何度かにこの家に行った時も、にこはスーパーアイドルってことになってたんだ。高校1年の頃、にこがスクールアイドルを始めて、妹たちにもアイドルになったって言ったんだろうな。

 

けど、失敗した時、失敗したとは言い出せずに、そのままスーパーアイドルとして妹たちも信じてたんだと思う。けど、当時はもちろんμ'sも存在してなかったから、バックダンサーっていう存在はなかった。そして、3年になって少ししてにこがμ'sに入ったら、μ'sのことをバックダンサーってにこは言ったんだと思う。」

 

「確かに、ありそうな話ですね…」

 

「にこちゃん、どんだけプライド高いのよ…」

 

そう言った真姫に、

 

「真姫ちゃんと同じだね。」

 

凛が言った。

 

「茶化さないの!」

 

すると花陽が、

 

「でも、プライド高いだけなのかな?」

 

と言った。そして、花陽は話し続ける。

 

「アイドルに、すごく憧れてたんじゃないかな。本当にアイドルでいたかったんだよ。私も、ずっとアイドルに憧れていたから、分かるんだ。」

 

確かに、にこは俺が初めて会った時からアイドルに憧れていた。そんなにこがアイドルを失敗してしまった…けど、それでも妹たちの前だけでは、スーパーアイドルでいたかったのかもな…

 

「1年の時、私見たことある。その頃、私は生徒会もあったし、アイドルにも興味なかったから、あの時、話しかけていれば…」

 

そう言った絵里は、とても後悔している顔だった…すると、

 

「そうだ!」

 

穂乃果が何かを思いついたようだった。

 

 

 

そして、穂乃果が思いついた事は明日話すと言われて、今日は解散することになった。そして、俺が蓮と2人で帰っている時、

 

「きゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」

 

突然叫び声が聞こえた。

 

「この声、向こうの公園の方からか!?」

 

「でも、この声ってもしかしてにこか!?」

 

蓮の言う通り、この声はにこの声だ。

 

「とにかく、行ってみるしかない!」

 

 

 

そして、俺と蓮は声のした公園の方へ向かった。すると、ロイミュード023・067・089がにこを取り囲んでいた。

 

「矢澤にこ。悪いが着いてきてもらおうか。」

 

「誰があんたなんかと!」

 

「やばい、蓮行くぞ!」

 

「あぁ!」

 

「「変身!」」

 

そして、俺は仮面ライダーインフィニティ レッドメモリーズフォームに、蓮は仮面ライダーネイチャー サンダーフォームに変身した。

 

『スペシャル召喚 インフィニティソード!』

 

『スペシャル召喚 ネイチャーソード!』

 

「「はぁぁぁっ!」」

 

俺たちの攻撃で、3体のロイミュードがにこから離れた。

 

「にこ、大丈夫か?」

 

「優…えぇ、大丈夫よ。」

 

「はぁ!オラッ!」

 

「てやぁ!はぁ!」

 

俺たち2人の攻撃に、3体のロイミュードは倒れる。

 

「なんだ、大したことないやつだな?」

 

「蓮、一気に決めるぞ!」

 

「あぁ!」

 

そして、俺たちはそれぞれのバックルにアタックカードを入れた。

 

 

『スペシャルアタック インフィニティストライク!』

 

『スペシャルアタック ネイチャーストライク!』

 

 

そして、俺たちはジャンプして、

 

「「はぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!」」

 

キックを放った。しかし、ロイミュード023は067と089を盾にした。そして、067と089のコアが砕け散った。

 

「あいつ、仲間を盾にしやがった。」

 

「でも、後はあいつを倒せばいい。」

 

すると、突然ロイミュード023が光り始めた。

 

「なんだ?」

 

「あれは、まさか…進化するのか!?」

 

そして、俺の予想通りロイミュード023はクラッシュロイミュードに進化した。

 

「クソッ、進化体かよ…」

 

「だったら、こいつで!」

 

そして、俺と蓮はインフィニティブレスからそれぞれ、ドライブドライバー、マッハドライバー炎を取り出した。

 

「レッツ」

 

「「変身!」」

 

『ドライブ タイプワイルド!』

 

『シグナルバイク! ライダー マッハ!』

 

そして、俺は仮面ライダードライブ タイプワイルドに、蓮は仮面ライダーマッハに変身した。

 

「追跡 撲滅 いずれもマッハ!仮面ライダー~マッハ!」

 

そして、俺たちはクラッシュロイミュードへ蓮はゼンリンシューターで遠距離から、俺はワイルドのパワーを生かして肉弾戦で戦い始めた。

 

「オラッ!はぁぁぁ!」

 

俺はクラッシュロイミュードへ体当たりをくらわすがクラッシュロイミュードのパワーに負け、俺は吹っ飛ばされ変身が解けてしまった。

 

「次はお前だ。」

 

そう言って、クラッシュロイミュードは蓮に向かっていった。

 

「だったら、こいつで!」

 

そう言って、蓮はマッハドライバー炎のシグナルマッハをシフトデッドヒートに取り替えた。

 

『シグナルバイクシフトカー!ライダー デッドヒート!』

 

そして蓮は、仮面ライダーデッドヒートマッハに変身した。

 

「一気に決めてやる!」

 

『ヒッサツ バースト フルスロットル! デッドヒート!』

 

そして、蓮はクラッシュロイミュードへ飛んでキックを放った…が、クラッシュロイミュードは蓮を跳ね返して蓮は、変身が解けてしまった。

 

嘘だろ!?デッドヒートマッハでもダメなのかよ。クラッシュロイミュードなら、タイプワイルドでも倒せる。デッドヒートマッハの必殺なら、絶対に倒せたはずだ…普通のクラッシュロイミュードより、格段に強くなってんのかよ…

 

クラッシュロイミュードに倒され、俺と蓮が倒れてしまっているその時、

 

「お姉さま!」

 

こころちゃんが来てしまった。

 

「こころ、来ちゃダメ!」

 

「こころちゃん、逃げて!」

 

「丁度いい。」

 

「きゃぁぁぁぁ!」

 

クラッシュロイミュードがこころちゃんを人質を取るように捕まえた。

 

「クソッ…!」

「こころを離しなさい!」

 

「こいつを助けて欲しければ、お前が来い。」

 

「分かったわ…そのかわり、絶対こころには手を出すんじゃないわよ!」

 

「ダメだ、にこ!行くな!」

 

「いやよ。私は、宇宙ナンバーワンアイドルなの。妹ぐらい守れないと、宇宙ナンバーワンアイドル失格なの!こころ、今私が助けてあげるからね!」

 

「お姉…さま…」

 

その時、にこから光が出始めた。

 

「なっ、なんなのよ、この光!?」

 

「なんだ、この光!?」

 

「この光、まさか!?」

 

にこと蓮が驚いてる中、俺はこの光に思い当たるところがある。前に合宿の時に見た光と同じだ。

 

「なんだ、この光!?見えねぇ…ぐわぁぁぁぁ!」

 

その光の影響でクラッシュロイミュードは怯み、こころちゃんはその間に逃げることができた。

 

「こころ!今の間に逃げなさい!」

 

「はい!」

 

よし、これでこころちゃんを逃がすことが出来た!

 

 

そして、俺の予想通りその光が収まると、にこの腰にあるベルトが巻かれて、手にもあるものが握られていた。

 

「あれは、ファイズギア!?」

 

「これは、なるほどね。優、これで私も、仮面ライダーになれるのよね?」

 

「なれるけど…」

 

俺は、これ以上穂乃果たちのように仮面ライダーに変身して危険な目に合わせるようなことをさせたくないと思う気持ちが出てきて、答えに迷ってしまう。

 

「悪いけど、にこは優がなんて言おうが戦うわよ。」

 

「でも!それじゃにこが…」

 

「あんた、私の夢知ってるでしょ?」

 

「えっ…?宇宙ナンバーワンアイドルか?」

 

「そうよ。今のにこがそうじゃないことぐらい分かってる…でもにこは、いつかは絶対に宇宙ナンバーワンアイドルになってみせる!これはにこの大切な夢なの!私は人のそんな大切な夢を守るために戦う!!」

 

「ったく、これ以上言っても聞かなさそうだな…分かった。けど、にこも穂乃果たちと同じように、無茶だけはするなよ。」

 

「まぁ、善処するわ。」

 

「善処じゃ嫌なんだけどな…まぁ、とりあえず今は行くぜ!」

 

「えぇ!」

 

俺と蓮は立ち上がり、にこの横に立った。そして、俺はレッドメモリーデータボトルを、蓮はサンダーデータボトルをインフィニティドライバーに入れた。そして、にこはファイズフォンを開いて5のボタンを3回押した。

 

『スタンディングバイ』

 

「「「変身!」」」

 

俺は仮面ライダーインフィニティ レッドメモリーズフォームに、蓮は仮面ライダーネイチャー サンダーフォームに、そしてにこは、仮面ライダーファイズに変身した。

 

「優、蓮。行くわよ!」

 

「「あぁ!」」

 

そして、俺はインフィニティソード、蓮はネイチャーソードを、にこは肉弾戦で戦い始めた。

 

「はぁ!」「オラッ!」「やぁ!」

 

俺たち3人の攻撃に、クラッシュロイミュードはさっきとは違い、ダメージを受けている。

 

「くそぉ…だったら!」

 

その時、クラッシュロイミュードが重加速を起こしてきた。

 

俺と蓮は、ドライブの力を持っているインフィニティとネイチャーに変身しているため、重加速の影響はあまり受けないがにこは重加速の影響を受けてしまっている。

 

「やばい!重加速を止めねぇと!」

 

俺はインフィニティソードにドライブデータボトルを入れた。

 

『ドライブ!ライダーフルスロットル スピード!』

 

「ライダースピードスラッシュ!はぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!」

 

そして、俺はクラッシュロイミュードへインフィニティソードで斬りかかった。

 

「グハァァァァァァァァァ!」

 

その攻撃で、クラッシュロイミュードから出ていた重加速が収まった。しかし、クラッシュロイミュードは倒しきれなかった。

 

「あんた、よくも私の動きを封じてくれたわね…今度は容赦しないわよ…妹にも手を出して…あんたなんか、10秒あれば十分よ!」

 

にこの怒りがかなり大きくなっているが…すると、にこはファイズフォンのミッションメモリを、

 

『コンプリート』

 

アクセルメモリに変えた。にこは、仮面ライダーファイズ アクセルフォームに変身した。

 

「行くわよ!」

 

『スタートアップ!』

 

〜side out〜

 

 

 

 

 

〜side にこ〜

 

私はアクセルフォームの力で加速し、クラッシュロイミュードへ高速で攻撃していく。そして、ミッションメモリをファイズポインターにセットし、ファイズフォンのエンターボタンを押した。

 

『レディ』

 

『エクシードチャージ!』

 

にこは腰を下ろしてチャージできるまで待ち、チャージが出来るとジャンプしてフォトンブラッドをクラッシュロイミュードに5つ展開させた。

 

そして、その5つのフォトンブラッドの中に高速で5回クリムゾンスマッシュを決めた。

 

クリムゾンスマッシュを受けたクラッシュロイミュードは、爆発して消えた。

 

『タイムアップ』

 

そして、私は通常のファイズに戻った。

 

〜side out〜

 

 

 

「あれ?何が起こったんだ!?」

 

蓮が驚きの声をあげた。それもその筈、一瞬でクラッシュロイミュードが爆発して消えていたのだ。

 

「蓮、にこが今使ったのはファイズアクセル。10秒の間、1000倍の速さに加速することが出来るんだ。だから、俺たちからしたら一瞬の間に、にこはクラッシュロイミュードを倒すことが出来たんだ。」

 

恐らく、にこはこの一瞬の間に、1000倍の速さに加速してパンチを繰り出してクラッシュロイミュードを倒したのだろう。一瞬のこと過ぎて、クラッシュロイミュードは攻撃を防ぐことも、重加速現象を引き起こすことも出来なかったのだろう…

 

「なんだ、最後は呆気なかったな。」

 

そう言って、蓮は変身解除したので、俺も変身解除した。

 

「まあな…それよりも、これはもう確定かもな…」

 

「ん、何がだ?」

 

俺の言葉に、蓮が疑問の声をあげた。

 

「姉ちゃんが最初にコピーして、突然消えたライダーシステムはクウガからキバまでの9つ。そして、そのうちの5つがμ'sメンバーの内、穂乃果、海未、ことり、真姫、にこの5人が適合者で、変身することが出来た。まだ適合者が現れていない残りのライダーシステムは4つ。そして、μ'sメンバーで変身していないのも4人…」

 

「まさか、凛、花陽、絵里、希もライダーの適合者だって言うのか!?」

 

「あぁ。もしそうなら、なんの運命のいたずらかは知らないけどな…」

 

「でも、なんで私たちなわけ?」

 

と、変身解除したにこが聞いてきた。

 

「それは俺にも分からない…とりあえず、姉ちゃんに聞いてみるよ。」

 

「なんで優のお姉さんに聞くのよ?」

 

やばっ!自然に話しすぎてて忘れていたが、俺と蓮が転生者であることや、姉ちゃんが女神様なことを知らないにこがいるんだった。

 

「あー、いやっ…えっと、姉ちゃんはライダーシステムにちょっと詳しいから何か知ってるかなって思っただけだ。」

 

「あぁ、そういえば、前にもそんなこと言ってたわね。」

 

ふぅ~なんとか誤魔化せた…俺が安心してため息をついていると、蓮も同じようにため息をついていた。

 

「にこ。とりあえず、この件はみんなには言わないでくれ。」

 

「なんでよ?みんなも一応当事者じゃないの?」

 

「まぁ、まだ確実じゃないからな、あいつらに変な心配持たせるわけにはいけないから。」

 

「そう、そういうことなら黙っておくわ。」

 

「助かる。じゃあ、とりあえず今日は解散しよう。にこも早く帰って、こころちゃんが無事か確認しないといけないだろ?」

 

「えぇ、そうね。一応、無事に家に着いたってメールが来てたけど、ちゃんと私もこの目で確認しておきたいから帰らせてもらうわ。」

 

 

 

そして、俺たちはそれぞれの家に帰った。すると、にこから、

 

『こころ、無事に家に帰っていたわ。本当にありがとう。』

 

と、メールがきた。クラッシュロイミュードを倒したのは、にこなのにな。

 

けど、もしμ's全員が仮面ライダーに変身する適合者なら、どういうことなんだ…もしそうなら、偶然には思えない。元々μ'sのメンバーは穂乃果が勧誘するまでは接点が全くなかったメンバーだっている。なのになんでだ…それに、μ's9人に、なにか引っかかるところがあるんだよな…初めて、μ's9人が集まったオープンキャンパスのライブから、引っかかるところがあるのは確かなはずなのに、それが掴めない…なんなんだ…?

 

 

結局、答えが分からなかった俺は、姉ちゃんに9人が適合者だった場合、偶然なのかを調べてもらうことにして、今日は少し早めに登校した。その理由は、昨日穂乃果が思いついたことの準備のため。実行は、放課後だ。それまで、今日は屋上は使わないらしいので、理事長に許可をもらって朝からにこ以外のμ'sメンバーと俺と蓮で準備している。

 

 

 

そして、放課後…

 

穂乃果がこころちゃん、ここあちゃん、虎太郎くん、そしてにこを連れて屋上へやってきた。

妹たち3人は、先に屋上で準備しておいたステージで待っている。その理由は…そう、にこのステージを見せるため。

 

「これって…」

 

にこは自分に着せられた衣装を見て、そう言った。

 

「にこにピッタリの衣装を、私と希で考えてみたの。」

 

「絵里…」

 

「うふ、やっぱりにこっちには、可愛い衣装が良く似合う。スーパーアイドル、にこちゃん。」

 

「希…」

 

「今、扉の向こうには、にこ1人だけのライブを心待ちにしている、最高のファンがいる。」

 

「優…」

 

「さぁ、みんな待ってるぞ!」

 

俺たちの言葉に、にこはステージへと向かった。

 

 

そして、ステージへとにこが上がり、その後ろに他のμ's8人が立った。俺と蓮は、ステージ裏でその様子を見ている。

 

ステージに上がったにこを見たこころちゃん、ここあちゃん、虎太郎くんは、にこに見とれている。

 

「こころ、ここあ、虎太郎。歌う前に、話があるの。実はね…スーパーアイドルにこは、今日はおしまいなの。」

 

「「「えぇ!?」」」

 

「アイドル、辞めちゃうの…?」

 

こころちゃんは、悲しそうにそう言った。

 

「ううん、辞めないよ。これからは、ここにいるμ'sとアイドルをやっていくの。」

 

「でも、皆さんはアイドルを目指している…」

 

「ばっくだんさぁ…」

 

「そう思ってた…けど違ったの。これからは、もっと新しい自分に変わっていきたい。この9人でいる時が、1番輝けるの!1人でいる時よりも、ずっと…ずっと…今の私の夢は、宇宙ナンバーワンアイドルにこちゃんとして、宇宙ナンバーワンユニット、μ's、そして優と蓮と一緒に、輝いていくこと!

 

それが、1番大切な夢。私のやりたいことなの!!」

 

「お姉さま…」

 

「だからこれは、私が1人で歌う、最後の曲…」

 

その時、ステージの後ろで立っていた8人はステージから降りた。

 

そしてにこは…

 

 

 

「にっこにっこぉ…にぃー!」

 

いつものセリフを言って、3人の最高のファンへ送る、最高のライブを始めた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~おまけ~

 

にこのライブが終わり、俺はにこと話していた。

 

「なぁ、にこ。1つ気になってることがあるんだけど、いいか?」

 

「どうしたのよ?」

 

「μ'sのみんなはバックダンサー、蓮はにこに惚れて焼きそばパンを買ってくる男ってことになってたけど、なんで俺は普通だったんだ?」

 

「えっ、それは…//ゆっ、優とは2年の頃からよく一緒にいたから、こころたちにも普通に言っただけよ!//こっ、こころ達と会った事もあったしねっ//」

 

と、にこはかなり焦りながら言ってきた。なんか、顔も赤いような感じするな…

 

「そっ、そうか。」

 

(言えるわけないじゃない…優が私のこと好きだって、嘘でも言うのがなんか恥ずかしかったなんて…あれ、でも蓮については普通に言えたのに、なんで優は言えなかったのかしら…この気持ちって、もしかして…って、スーパーアイドルの私が、そんなわけないわよね//)




〜次回のµ’sと仮面ライダーの物語!〜
とうとう全校生徒に共学化を告げる理事長。その事に驚くµ’sメンバー含む、音ノ木坂学院の生徒達。
そしてその夜、優と優奈、そして優香の3人の兄妹に、過去最大の事件が巻き起こる…

次回、『76話 兄失格…』





今回でにこまで変身してしまいました。これは、優の考えの通りなのでしょうか…
そして、次回予告でのタイトルの意味とは…
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