とうとう、UAが2万を突破しました!いつも見てくださってる皆様、本当にありがとうございます!
そして、少し投稿期間が空いてしまい、すみません…次回は、出来るだけ早く投稿出来るよう頑張ります!
あと、今回のあらすじ紹介は、前回中途半端なところで終わったので、おやすみです。
では81話、スタートです!
「嫌!!蓮くんは、凛にとって大事な人なんだにゃ!凛は、変身は出来ないけど…それでも、凛の大事な人を傷つけられるなら、私は戦う!!」
ダークインフィニティの攻撃を受けそうになった俺の前に、俺を庇うように立ち、そう言った凛。その時、凛の腰から光が出てきた。
その光が晴れると、凛の腰にはオルタリング…仮面ライダーアギトに変身するためのベルトが巻かれていた。
「これは…?」
「マジかよ…凛まで、変身者の資格があるのかよ…」
「ってことは、凛も仮面ライダーになれるの!?」
俺の言葉を聞いた凛が、勢い良く聞いてくる。
「それは、そうだけど…」
「そうだけど?」
どう話すべきか迷っていると、凛が聞き返してきた。
「凛…凛がさっき俺に言ってくれたように、俺も、凛の事を本当に大切な人だと思ってる。だからこそ、俺は凛を危険な目に合わせたくない。でも、最終的に決めるのは、凛だと思うから。俺は、凛のやりたいようにやってほしい。」
「そっか。ごめんね、蓮くん。凛は仮面ライダーになる!蓮くんや優くんみたいに、いろんな人を守るために戦うのは難しいかもしれないけど、凛は大切な人を守るために、戦いたいにゃ!」
「そっか。分かったよ。ただ、みんなと同じで危険な目に合うようなことは避けるようにしろよ?」
「分かった!」
「いつまで、話をしている…宮崎蓮。お前を、ぶっ殺す!」
俺達が話していることに痺れを切らしたダークインフィニティが、そう言ってきた。
「悪いな、お前に俺は殺せない。凛、行くぜ!」
「うん!行っくにゃー!」
俺はインフィニティドライバーにサンダーデータボトルを入れた。
「「変身!」」
そして俺は、仮面ライダーネイチャー サンダーフォームに、凛は仮面ライダーアギト グランドフォームに変身した。
変身した俺達は、ダークインフィニティへと走り出した。
「はぁっ!やぁ!おらぁっ!」「にゃっ!にゃあ!にゃぁぁっ!」
俺と凛は、息を合わせてダークインフィニティへ同時攻撃。そして、
「はぁぁぁぁぁぁっ!」「にゃぁぁぁぁぁぁ!」
最後に同時キックを放ち、ダークインフィニティは防ぎきれずによろけてた。
「凛、一緒に決めるぜ!」
「うん!」
俺はアタックバックルにカードを入れた。
『スペシャルアタック!ネイチャーストライク!』
そして、凛は角のクロスホーンを展開させた。すると、凛の立っている所の下にアギトの紋章が現れた。俺と凛は同時にジャンプし、
「「はぁぁぁぁぁぁっ!(にゃぁぁぁぁぁぁっ!)」」
立ち上がったダークインフィニティに、キックを放った。
「ふぅ…やったか?」
着地した俺と凛は、爆発したダークインフィニティがいた所に振り返った。
「くっ…次は、必ず倒す…!宮崎蓮!」
『スペシャルアタック!クロックアップ!』
「あっ、待て!!」
クロックアップを使って、ダークインフィニティは去っていった…
「仕留められなかったか…しぶといやつだぜ…」
「でも、ひとまずやったね!蓮くん!」
「あぁ!」
「あのぉ、喜んでる所で悪いんやけど…」
「そろそろ戻って、準備しないと時間が…」
希と花陽の言葉で時計を見ると、ライブ30分前。着替えや準備、最終確認をするならそろそろ戻らないと…
「やべっ…よし、戻るか!」
それにしても、なんかダークインフィニティがいつもの感じと違ったな…なんで今回は、いつも以上に俺を倒しに来てたんだ?まぁ、敵の考えてることなんて、分からないか…
「じゃあみんな!着替えて最後にもう1度、踊りを合わせるにゃ!」
「「「「「「はい!」」」」」」
ライブ会場に戻ると、会場内には爆発音は聞こえておらず、通常通りファッションショーが行われていた。
そして、凛の指示で全員が着替え始め、凛も自分の衣装がある着替え場所に向かった。いつもなら、みんなが着替えてる間は俺と優は外で待っているが、今回は1人1人着替えるための部屋があるため、俺は控え室で待っている。
「あっ!」
凛が自分の衣装がかけている所を見ると、そこには花陽が着るはずのウェディングドレスがあるのを見て、驚いている。
「えっ、あれ?かよちん、間違って…あっ…!」
凛が振り返ると、本来は凛が着るはずの衣装を着ている花陽と、同じ衣装を着ている真姫、絵里、希、にこが立っていた。
「間違ってないよ。」
「あなたがそれを着るのよ、凛。」
花陽と真姫の言葉に、凛の戸惑いは増していく。
「何言ってるの?センターはかよちんで決まったでしょ?それで練習もしてきたし…」
「大丈夫よ。ちゃんと今朝、みんなで合わせてきたから。凛がセンターで歌うように。」
絵里の言葉に、
「そんな…冗談はやめてよ…」
凛がそう言うが、
「冗談で言ってると思う?」
真剣な顔のにこがそう言い、希も優しい笑顔を見せる。
「でっ、でも…」
「凛ちゃん。私ね、凛ちゃんの気持ち考えて、困ってるだろうなって思って、引き受けたの…でも、思い出したよ。私がµ’sに入る時、凛ちゃんと真姫ちゃんが背中を押してくれたこと。今度は私の番。凛ちゃんは、可愛いよ。」
「えっ?」
「みんな言ってたわよ。µ’sで1番女の子っぽいのは、凛かもしれないって。」
「そんな事…」
花陽と真姫にそう言われても、まだ迷い続けている凛。そんな凛に、
「そんな事ある!だって、私が可愛いって思ってるもん!抱きしめちゃいたいって思うぐらい、可愛いって思ってるもん!」
普段大人しい花陽が、アイドルの事を語る時ぐらい…いや、それ以上の大きくハキハキした声で、そう言った。
「はぁっ…//」
「あっ…//」
お互いに、自分が何を言ったか、何を言われたかに気づき照れながら顔を赤く染める。
「花陽の気持ちも分かるわ。見てみなさいよ、あの衣装。1番似合うわよ、凛が。」
そう言った真姫は、花陽と一緒に凛の後ろに立って、そっと凛の背中を押した。
親友2人からの応援があって、凛はとうとうセンターで歌う事を決意し、ウェディングドレスの衣装に着替えた。
そして、ライブ直前になってステージ裏までやって来た。
「ねっ、ねぇ、蓮くん。」
「どうした?」
ライブ前に、凛が俺に話しかけてきた。
「あのさ…蓮くんは、凛の事可愛いと思う?」
「何言ってんだよ。そんなの、決まってるだろ?」
「えっ?」
「可愛いに決まってる。凛は、俺が出会った人の中で…いや、世界中の誰よりも…いや、次元を超えたどんな人よりも、今の凛は輝いてる!だから、自信もって行ってこい!」
「えっ…///うっ、うん!行ってくるにゃ!」
「あぁ!」
そう言って、凛達はステージへと上がって行った。やべぇ、今すっげぇ恥ずかしい事言ってたな、俺…//
その時、花陽が近づいてきて俺の耳元でコソッと話してきた。
「今日のライブは、私達が凛ちゃんの花婿さん役だけど、未来の結婚式では、蓮くんが凛ちゃんの花婿さんになってあげてね!」
「えっ…//えぇ!?けっ、結婚…!?」
そう言って、花陽もステージ上がって行った。花陽があんな事言うなんて、予想外だったけど…いつか、そうなる日が来たらいいなと、そっと願った俺であった。
あっ、その前に凛を振り向かせるのが先だな…いつか、凛も俺の事を好きになってくれる日が来たらいいな…やべっ、そう思うと怖くなってきた…←(最後の最後に、超鈍感発揮する蓮であった…)
「初めまして、音ノ木坂学院スクールアイドル、µ’sです。」
凛がステージに上がって、そう言った。すると、
わぁぁっ!可愛い!!綺麗!!
などと、歓声が上がる。
「えっ、いや…//えへへっ…//」
その事に、凛も更に笑顔になった。
「ありがとうございます。えっと…本来、メンバーは9人なんですが、今日は都合により6人で歌わせていただきます。でと、残り3人の想いも込めて歌います。それでは!」
Love wing bell/µ’s
無事、ライブは大成功したのだった…
その後、最後に晴れて沖縄を満喫した優達4人も、無事に帰ってきた。まぁ、穂乃果は生徒会の事で絵里に注意を受けていたが…
そして、次の練習日。なんと、凛はスカートの練習着を着てきたのだった!
「よーし!さぁ今日も練習、行っくにゃー!!」
あっ、そういえば、野生のちんすこうって、結局なんだったんだ…?
〜おまけ〜
「ねぇ、花陽。今、私の最大の疑問を言っていいかしら?」
「うん。多分、私も真姫ちゃんと同じ事を思ってると思うよ。」
「「なんで、あそこまで言われて2人は、お互いの好意に気づかないの(よ)!?」」
「凛ちゃんが変身した時なんて、大切な人とか言ってたよね!」
「えぇ、ライブ前なんて次元を超えた誰よりも輝いてるとか、言ってたわよ!あんなのプロポーズと一緒じゃないの!µ’sのマネージャー2人の鈍感さは尋常じゃないと思ってたけど、凛もかなりの鈍感さね…」
「見てるこっちがモヤモヤするよね…」
「えぇ…あの2人、ちゃんとくっつくのかしら…」
親友の恋の行方が心配になる2人であった…
今回はアイテム紹介と次回予告はおやすみです。
そして今回、とうとう凛ちゃんまで変身し、凛ちゃんと蓮との距離も近づきましたね。
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