μ’sと仮面ライダーの物語   作:シーチ

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はい、84話です!

ビルド最終回見てきました!今までの仮面ライダーには無い終わり方で、良かったですが、少し切ない…そして、まさかあらすじ紹介まで伏線だったとは…面白いからビルドのようなあらすじ紹介を書こうと思った僕が恥ずかしい…

あと、今回はあらすじ紹介はおやすみです。

では84話、スタートです!


84話 電車の戦士

〜side 優〜

 

突然花陽の体から出てきた光に驚き、俺と蓮、ウルフイマジン、グールも戦いを1時中断して花陽に注目している。

 

花陽の体から出てきた光が止むと、花陽の腰にはベルトが巻かれていて、手には黒いパスが握られていた。

 

「これは…?」

 

『電王ベルトにライダーパス!?なんでそれが…』

 

「もしかして、これを使えば私も仮面ライダーになれるの…?」

 

モモタロスの驚いてる言葉を聞いて、花陽がそう言った。やっぱり、花陽が電王の資格者…

 

「これで私も仮面ライダーに…だったら私は…」

 

「花陽…本当に、戦うのか?ライダーとしての戦いは、危険なんだぞ?」

 

「それは、みんなの戦いを見てきてるし、分かってるよ。でも、私もみんなと一緒。優くんに止められても、私は戦うよ。」

 

そう言った花陽の目は、俺が何を言っても聞きそうにない、芯の強い目をしていた…

 

「はぁ…これじゃ、俺が何を言っても聞きそうにないな…まぁ、それはみんなの時もだったけどな。分かったよ…」

 

『えっ?じゃあ、俺との契約はどうなるんだ?』

 

モモタロスがそう聞いてくる。

 

「うーん…私が戦えるようになるなら、契約はいいかな?」

 

『なんだよ、それぇ…!』

 

花陽の言葉に落ち込むモモタロスだが、俺は一安心している。

 

「いつまでごちゃごちゃ喋ってんだ!」

 

痺れを切らしたウルフイマジンが、俺へと攻撃してくるのを防ぎ、俺はウルフイマジンと戦い始めた。蓮もグールへと戦い始めた。

 

「よしっ、私も!変身!」

 

花陽は電王ベルトにライダーパスをかざした。すると、花陽は仮面ライダー電王 プラットフォームに変身した。

 

ってか、プラットフォームで戦うのか?俺がそう考えている間に、花陽はデンガッシャーをソードモードに組み立てた。そして、デンガッシャーを構えて戦おうとする花陽だが、腰が引けている…

 

「やっ、やぁっ!」

 

花陽は思いっきり1体のグールにデンガッシャーで斬り掛かるが、威力が足りずグールの反撃を受けてしまう。

 

「きゃぁっ…!」

 

しかし、花陽はもう一度立ち上がって戦おうとする。そして、またグールへ攻撃するが、全然攻撃が効いていない…

 

「うぅ…これじゃ、優くんと蓮くんの力になるどころか、足でまといになっちゃうよ…」

 

花陽…

 

そんな花陽を見たモモタロスが花陽に話しかける。

 

『おいっ、花陽!』

 

「はっ、はい?」

 

『お前、戦い慣れてないなら俺と一緒に戦え!』

 

「えっ?あっ、そっか…電王はイマジンと一緒に戦える…」

 

コピーライダーシステムの力を手に入れた時、脳に電王に関する情報が入ってきている花陽は、モモタロスの言葉の意味が分かったようだ。

 

『言っちゃ悪いが、今の花陽が戦っても勝てねぇ!だったら、俺と一緒に戦え!』

 

「はっ、はい!」

 

そして、花陽は電王ベルトの赤い押した。すると、待機音が流れ始め、花陽は電王ベルトにパスをかざした。

 

『ソードフォーム』

 

すると、モモタロスが花陽の体に入り、電王も赤くなった。

 

 

『俺、参上!』

 

 

仮面ライダー電王 ソードフォームに変身したモモタロスが、そう言った。

 

『よっしゃぁー、久しぶりだぜこの感覚!実態が無くて暴れ足りねぇんだ、最初からクライマックスで行くぜ!』

 

そう言ったモモタロスは、デンガッシャー ソードモードで一気にウルフイマジンへ攻撃した。

 

『オラァッ!やぁ!ってやぁ!』

 

「グハァッ…!電王!?」

 

モモタロスの攻撃にダメージを受けていくウルフイマジン。

 

「よしっ、俺達も!」

 

「あぁ!」

 

 

『フレイム ドラゴン!ボー!ボー!ボーボーボー!』

 

 

仮面ライダーウィザード フレイムドラゴンスタイルに姿を変えた。

 

 

『スペシャル プリーズ!サイコー!』

 

『シックス バッファ!セイバーストライク!』

 

 

「「はぁぁぁぁっ!!」」

 

俺はドラゴンブレスから炎を出し、蓮は6体のバッファを出現させて、全てのグールを倒した。

 

「フィ〜」

「ごっつぁん!」

 

いや、だからお前のビーストドライバーのキマイラは魔力を食うわけじゃないんだから、それ言わなくてもいいだろ…

 

『へへっ、俺も決めるぜ!』

 

そして、モモタロスは電王ベルトにライダーパスをかざした。

 

 

『フルチャージ』

 

 

『俺の必殺技、パート2(ツー)!』

 

デンガッシャーの刃先が飛び出し、

 

「オラァァァァッ!!」

 

ウルフイマジンを斬り裂いた。

 

「グァァァ!クソッ…」

 

しかし、ウルフイマジンはその攻撃に耐えている。

 

『ダメか…だったらもう一発!』

 

モモタロスがもう一度必殺技を撃とうとした時、

 

「はぁ…仮面ライダーを倒すという契約でしたが、ここで倒されてしまうなら仕方ありません。契約はもう完了という事でいいです。過去に行って思う存分暴れてきなさい。」

 

白服の財団Xの一員、グラスが現れた。

 

「グラス!?」

 

「グラス?」

 

俺の言葉に、蓮は疑問の声を上げる。

 

「財団Xの幹部だ。絵里と希にベルトを渡した人物でもある。」

「幹部か…」

 

「おっ、おぉ!分かった!」

 

ウルフイマジンがそう言うと、グラスは半分に割れ、そこにウルフイマジンが入っていった。

 

「では、私はこれで。」

 

『おいっ、待て!』

 

去ろうとするグラスに、1枚のカードをかざすモモタロス。

 

「フッ、では…」

 

グラスはまた消えていった。なるほど、ウルフイマジンの契約者はグラスだったのか…そして、モモタロスが持っているカードには、『2011年8月7日』と書かれ、ウルフイマジンが写っていた。

 

『よしっ、こいつがあれば過去に飛べるぜ!……ってあぁぁ!デンライナーとの連絡が取れねぇから、過去に飛べねぇ!』

 

「はぁ?じゃあどうすんだよ!このままじゃ、過去が壊されて、この時間が消えてしまうんだぞ!」

 

蓮の言葉に、

 

『そんな事俺だって分かってんだよ!でも、過去に飛べない限り、過去に飛んだイマジンを倒す方法なんてねぇんだよ!』

 

苛立っている様子で答えるモモタロス。

 

「どうすれば…」

 

俺たちが悩んでいると…

 

「ん?あれは…?」

空に穴が現れ、そこから電車が現れた。

 

『デッ、デンライナー!?』

 

上空から降りてきて、デンライナーは俺達の前に止まった。

 

おぉ…これが時の電車、『デンライナー』か…生で見るとかなりデカイな…まぁ、電車だしデカいか。

 

すると、デンライナーの扉が開いた。

 

『先輩、久しぶり。』

『元気にしとったか、モモの字!』

『久しぶり〜、モモタロス!』

『亀!熊!小僧!』

 

デンライナーから出てきた水色、金色、紫色の3体のイマジン。そのイマジンをモモタロスは知っているようだ。

 

『お前ら、なんで?』

 

『詳しい話は後、早く乗って先輩!それに、後ろの君たちも。』

 

俺達は言われた通り、俺と蓮は変身を解いてデンライナーの客席に。そして、モモタロスは花陽の体で変身したまま、ウルフイマジンが飛んだ過去に向かうため、操縦席に向かった。

 

 

デンライナーの客席に来ると、さっきの3体のイマジンの他に女の人がいた。俺と蓮はとりあえず席に座った。

 

「コーヒーいかがですか〜?」

 

デンライナーに乗っていた女の人が聞いてきた。

 

「コーヒー?」

 

「はいっ。私はデンライナー食堂車の乗務員、ナオミです!コーヒーいかがですか?」

 

「あっ、じゃあお願いします。」

 

そして、ナオミさんがコーヒを出してくれたのだが…

 

「「これは、コーヒー?」」

 

俺と蓮が口を揃えてそう言った。

 

ナオミさんが出してくれたコーヒーは、もはやコーヒーというよりかは、コーヒーカップに派手なクリームが乗っている様にしか見えない。恐らく、この大量のクリームの下にコーヒーがあるのだろう…まぁ、見た目はあれだが、美味しいという事もあるだろうし…そう思い、俺と蓮はコーヒーを一口…

 

「「ズズッ……んっ!?」」

 

不味っ!!なんじゃこりゃ!不味い…けど、ナオミさんは笑顔で俺達を見ている。これは、不味いと言うわけには…

 

「不味っ!!」

 

っておいっ、蓮!言うなよ!

 

「えぇ!?もうっ、酷いですよぉ!」

 

そう言った蓮を持っていたお盆で叩くナオミさん。ってか、さっきの3体のイマジンは、美味しそうに飲んでるんだけど…イマジンの味覚は、違うのか…?

 

 

 

まぁ、コーヒーの件はひとまず終わり、3体のイマジンと話し始める。

 

『遅くなったけど、僕はウラタロス。で、この熊みたいなイマジンがキンタロス、こっちの龍みたいなイマジンがリュウタロス。』

『よろしゅうな。』

『よろしくね〜!』

「「よろしくお願いします。」」

 

『今、僕達にとってもまずい事が起こってるんだ。詳しい事は、先輩達が戻ってきてから話すよ。まず、君達の事と、先輩が憑依していた子の事を教えてくれないかな?』

 

 

 

そして、俺は俺たちの事と花陽の事を説明した。

 

『良太郎と連絡がつかんようになって、デンライナーに戻る事も出来なくなったモモの字が偶然憑依した相手が、特異点やったっちゅうわけかいな。モモの字は特異点に縁があるなぁ…』

 

「モモタロスくんだけじゃなく、ウラタロスくん達も縁があると思いますよ〜。」

 

すると、俺達がいるデンライナーの車両の扉が開き、男の人が入ってきた。

 

「ナオミくん、チャーハンお願いします。」

「はーい!」

 

その男の人の言葉を聞いて、ナオミさんがチャーハンを作り始める。

 

「あの、あなたは?」

 

「おっと、これは失礼。私はこのデンライナーのオーナーです。」

 

「あっ、初めまして。俺は…」

 

「仮野優くん。そしてそちらの方は、宮崎蓮くん。2人とも仮面ライダーですね?」

 

「はっ、はい。でも、なんで?」

 

「先程のウラタロスくん達との話が聞こえていたんですよ。おや?そろそろイマジンが飛んだ過去に着く頃ですね。」

 

オーナーさんがそう言って少し経つと、デンライナーが止まった。

 

「よしっ、蓮。行くぞ!」

 

「あぁ!」

 

 

 

 

 

〜2011年8月7日〜

 

俺と蓮がデンライナーを降りると、既にウルフイマジンと電王が戦っていた。

 

「「変身!」」

 

俺は仮面ライダーインフィニティ レッドメモリーズフォームに、蓮は仮面ライダーネイチャー サンダーフォームに変身した。

 

「俺の強さは次元を超えた!」

 

「全ての悪は、俺が倒す!」

 

『おいテメェら、決めゼリフ言ってねぇでさっさと手伝え!』

 

お前も変身した時言ってただろ…まぁ、いいけど。

 

「「はぁ!オラッ!」」

 

俺と蓮、さらにモモタロスの攻撃に怯むウルフイマジン。

 

『このまま一気に決めるぜ!(先輩!)亀公、なんだ?(僕にも変わって!)あっ、おいちょっと待て!うっ…』

 

モモタロスの動きが止まると、ゆっくりと電王ベルトの青いボタンを押し、パスをかざした。

 

 

『ロッドフォーム』

 

 

すると電王は、仮面ライダー電王 ロッドフォームに姿を変えた。

 

『女の子の体に入るのは趣味じゃないんだけど、仕方ないね。』

 

 

 

『お前、僕に釣られてみる?』

 

 

 

この声、今度はウラタロスさんが変身してるみたいだな…

 

『はぁっ!』

 

デンガッシャー ロッドモードでウルフイマジンへ華麗に攻撃していく電王 ロッドフォーム。

 

『やっ!たぁっ!(カメの字、交代や!)えっ、ちょっと、まだ全然…』

ウラタロスさんはそう言うが、手が電王ベルトの黄色いボタンを押してしまう。

 

 

『アックスフォーム』

 

 

キンタロスさんが憑依した電王 アックスフォームに、電王はまた姿を変えた。

 

 

 

『俺の強さにお前が泣いた。涙はこれで拭いとき!』

 

 

 

キンタロスさんがそう言うと、空から数枚の紙が降ってきた。もう、どこから降ってきたかは考えないようにしよう…

 

『はぁ!ていっ!そりゃあ!』

 

電王 アックスフォームは相撲のように張り手で攻撃をしていく。そして、腰にあるデンガッシャーを組み立て、アックスモードにし、それでウルフイマジンを切り付ける。

 

『はぁっ!そらっ!(熊ちゃん熊ちゃん!僕にもやらせて!)えっ、ちょっ待たんかい…!』

 

 

『ガンフォーム』

 

 

今度はリュウタロスさんが憑依した電王 ガンフォームに姿を変えた。

 

 

 

『お前倒すけどいいよね?答えは聞いてない!』

 

 

 

電王 ガンフォームはデンガッシャー ガンモードでウルフイマジンを撃っていく。

 

『はぁっ!やぁっ!』

 

これまで様々なイマジンと戦ってきただけあって、モモタロスもウラタロスさんもキンタロスさんもリュウタロスさんもかなり強い。

 

『よしっ、このまま一気に決めるよ!(おいはなたれ小僧!最後を決めるのは俺だ!)ちょっ、モモタロス!』

 

『ソードフォーム』

 

 

 

『俺、再び参上!』

 

 

 

電王はまたモモタロスが憑依し、仮面ライダー電王 ソードフォームに戻った。

 

「っておい!お前も決めゼリフ言ってんじゃねぇか!」

 

『うるせぇ!それより、さっさとこいつ倒すぞ!』

 

「「おう!」」

 

 

『フルチャージ』

 

『レッドメモリー!』

 

『サンダー!』

 

 

電王はベルトにパスをかざし、俺はインフィニティソードにレッドメモリーデータボトルを、蓮はネイチャーソードにサンダーデータボトルを入れた。

 

「「はぁぁぁぁぁぁぁあ!!」」

 

俺と蓮が同時にウルフイマジンへ斬りかかり、

 

『俺の必殺技、パート1(ワン)!おりゃあああああああああ!!!』

 

電王が走ってウルフイマジンを斬り裂いた。そして、ウルフイマジンは爆発して消えた。

 

『やったぜ…』

 

ウルフイマジンを倒した事を確認した俺と蓮は、変身を解除した。そして電王もベルトを外して変身解除し、同時にモモタロスも花陽の体から抜け出した。その時花陽がふらつき、

 

「花陽、大丈夫か?」

 

俺はそう問いかけながら、花陽を支えた。

 

「うっ、うん。慣れてなかったから、ちょっと疲れちゃっただけ。」

 

花陽はそう答えながら、体制を整えた。

 

「とりあえず、デンライナーに戻ろう。」

 

 

 

デンライナーに戻ってきた俺、蓮、花陽。そこには、さっきの3体のイマジンの他に、モモタロスがいた。しかも、デンライナーに乗ってるため実態がある。

 

すると、現在に戻るためにデンライナーが出発した。着くまでの間、さっきの話の続きをする事になった。

とりあえず、席に着いた俺たち。

 

「それで、ウラタロスさんがさっき言っ『ちょっと待て!』…なんだよ?」

 

俺の言葉を遮ってモモタロスが声を発した。

 

『お前、亀公の事はさん付けのくせに、俺は呼び捨てってどういう事だよ!』

 

「別に、お前にさんを付ける必要ないだろ。」

 

『はあ!どういう意味だよ!』

 

「お前に敬意を払う必要なんてねぇだろ。」

 

『ふざけんな!』

 

『うるさいよモモタロス。』

 

さっきから大声で叫んでるモモタロスに、リュウタロスさんが冷たく言った。

 

『はなたれ小僧のくせに生意気なこと言ってんじゃねぇよ!』

 

「はぁ…それで、ウラタロスさん。まずい事ってなんですか?」

 

俺はモモタロスの事は無視し、ウラタロスさんにそう聞いた。その事に、「無視してんじゃねぇ!」と叫ぶモモタロスだが、今はそんな場合じゃない。

 

『良太郎と連絡がつかなくなったって事は、もう聞いてるよね?』

 

「はい。4人の契約者の方ですよね?」

 

『うん。』

 

そして、騒いでいたモモタロスは黙り、ウラタロスさんの言葉を息を飲んで聞いている。

 

『それが、良太郎が…』

 

 

 

 

 

『記憶喪失になってたんだ…』

 

 

 

 

 




〜次回の、µ’sと仮面ライダーの物語!〜
本物の電王の変身者、野上良太郎が記憶喪失だと言う事が発覚。そんな時、あるレジェンドライダーが現れる。

次回、『85話 てんこ盛り!』





まさかの良太郎が記憶喪失…そして次回現れるレジェンドライダーとは…あと、タイトルでも分かる通り、花陽の電王がパワーアップします!

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