μ’sと仮面ライダーの物語   作:シーチ

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はい、92話です。

先日、お気に入り登録が80人を突破しました!もうすぐ100話を迎えることですし、100話までには難しいと思いますが、お気に入り登録も100人も目指していきたいと思います!UAも、もうすぐ25000を超えそうです。

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では92話、スタートです!


92話 3人目の男子生徒

〜前回のラブライブ!、µ’sと仮面ライダーの物語!〜

 

優「秀夜が仲間になり、俺、蓮、秀夜、姉ちゃん、咲さんの5人は集まって話し合う事に。そこで、財団Xの狙いがµ’sだということや、並行世界で戦っているらしい仮面ライダービルドのフルボトル、というアイテムとデータボトルが似ていることなど、様々な謎が増えた。」

 

蓮「その翌日、俺達1年生の教室に、転校生がやって来たのだが…なんとその転校生は、秀夜だったのだ!」

 

優「さぁ、どうなる92話!」

 

蓮「今日のあらすじ紹介、なんか短くないか…?」

 

優「まだ秀夜との激闘があってすぐだから、はっちゃけてあらすじ紹介するのはおかしいだろ?」

 

蓮「それもそうか…」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〜side 優〜

 

「ちょっと、優!蓮!」

 

「どういう事よ!説明して!」

 

秀夜が転校して来た日の昼休み、µ’s9人と俺、蓮、秀夜は部室に集まっている。秀夜が転校して来た事に、にこと真姫がまず1番にそう言ってくる。

 

「実は一昨日、理事長と話した時の事なんだけど…」

 

 

 

〜一昨日の理事長室〜

 

「あっ、もう1ついいかしら?」

 

「なんですか?」

 

理事長室を出ようとした俺を、理事長が引き止める。

 

「こんな時に聞くのもあれなんだけど…誰かこの学校に転校して来てくれそうな、男子生徒を知らないかしら?」

 

「男子生徒の転校生…?」

 

「えぇ。本格的に共学化が決まったけど、それは来年の新入生から。だから、今の1年生にもう1人男子生徒に入ってもらいたいの。共学化試験生としてじゃなく、転校生としてね。」

 

「分かりました、探してみますね。」

 

「えぇ、助かるわ。」

 

タイミングがいいのか悪いのか…まさか今、こんな事を頼まれるなんて思ってもなかった…

 

〜回想終了〜

 

 

 

「という事があって、秀夜に共学化試験生として入ってもらった。」

 

「そうだったんだ。」

 

「じゃあさ、秀夜くんにもµ’sのマネージャーになってもらおうよ!」

 

「「「「「「「「えぇ!?」」」」」」」」

 

突然の穂乃果の言葉に、他の8人は驚いてる。俺と蓮も結構驚いてるし、秀夜なんて口ぽかんとあいちゃってるし…けど、もし秀夜がµ’sのマネージャーになるなら、俺達も嬉しい。

 

「いいのか、穂乃果?」

 

「うん!」

 

そう答える穂乃果だが、

 

「ちょっと、穂乃果!何勝手に言ってるのよ!」

 

「そーよっ!たとえ優と蓮の親友だったからって、私は信用出来ない!」

 

真姫とにこは反対している。やっぱり、そうなるよな…

 

「けど…」

 

「けどじゃない!こいつは今まで、私達を殺そうとしてたのよ?」

 

「にこ…けど、秀夜は騙されてたんだ…だから…」

 

「そんなのが理由にならないわ。私達を殺そうとしてたのは、騙されてようが事実なんだから。」

 

「それは…」

 

にこの意見は、当たり前の意見だ。秀夜と元々なんの関わりもないにこや真姫からしたら、これまで自分たちを襲ってきていた秀夜に敵意を向けるのは当然なのだろう…

 

「優、蓮。俺がしてきた事は、そういう事なんだ…だから、もう充分だ…ありがとな。」

 

そう言って秀夜は、部室から出ていった。

 

「あっ、秀夜!」

 

「とにかく、私はあいつをµ’sのマネージャーにするなんて反対だから。」

 

「私もにこちゃんと同じよ。」

 

にこと真姫の意見は変わらない。そして、その場に気まずい雰囲気が流れる。

 

 

 

そして、昼ご飯を食べないと授業も始まってしまうので、一旦それぞれ教室に戻る事に。

 

「「「「……」」」」モグモグ

 

俺は今、2年生の3人と昼ご飯を食べているのだが、普段なら色々話したりするが、今日は会話をしない。そんな中、俺が口を開く。

 

「なぁ。穂乃果はなんで、秀夜をµ’sのマネージャーに誘ってくれたんだ?」

 

「うーん…だって、秀夜くんが悪い人って感じしないんだもん。」

 

「……えっ、それだけ?」

 

穂乃果の言った言葉に、俺は少し驚きながら聞いた。

 

「うん。だって、秀夜くんは騙されてたんでしょ?」

 

「そうだけど…ことりと海未は、どう思う?」

 

「私は、秀夜くんをマネージャーに迎え入れてもいいと思うよ。優くんの話聞いて、優くんと蓮くんが信じてる人ならいいって思ったよ。」

 

ことりはそう答えた。

 

「正直に言うと、私は分かりません…彼が私達を襲っていたのは事実です。しかし、それも何か事情があるようですし…でも、私もことりと同じで、優と蓮が信じてる人なら、私も信じてみようと思います。」

 

今度は海未が答えた。

 

「ことり…海未…ありがとな。」

 

〜side out〜

 

 

 

 

 

〜side 蓮〜

 

「悪い。俺今日は秀夜のとこ行くから、凛達とは別で食べる。」

 

「えっ、じゃあ凛達も…」

 

そう言った凛と花陽が、俺と一緒に行こうとするが、

 

「いや、いいよ。ほら。」

 

そう言って俺は真姫の方を見る。

 

「ふんっ。私はいいわよ!あんな奴と食べたいなら、行ってくれば。」

 

「あんな事言ってるけど、多分寂しいんだと思うから…俺は秀夜と食べてくるから、凛達はいつも通り食べててくれ。」

 

「うん、分かった。」

 

俺は、秀夜がいるであろう屋上へ向かった。

 

 

 

俺が屋上に来ると、秀夜が1人で柵にもたれかかっていた。

 

「よっ。何してんだよ?」

 

「別に…」

 

「ほら、食えよ。」

 

そう言って、俺は余分に買っていたパンを渡す。

 

「ありがと…」

 

そう言って秀夜がパンを食べ始めたので、俺も自分の分を食べ始めた。

 

 

しばらく無言でパンを食べていると、秀夜がゆっくりと話し始めた。

 

「また優と蓮と仲間になって、音ノ木坂学院に転入した。じゃあ、次はµ’sのマネージャーになって、楽しい学園生活を…って、そんな甘い話ないよな…」

 

「そんな事は…お前はただ、やり方を間違っただけだ。財団Xに騙されて俺達と敵対したけど、それも美穂ちゃ…いや、優奈ちゃんのためだったんだろ。」

 

「でも、俺のした事は、許される事じゃない…」

 

「秀夜…」

 

でも、俺も秀夜の立場だと同じ事を考えるのかもしれない…そう思うと、俺はなんて声をかけるべきか分からなくなってしまった。

 

〜side out〜

 

 

 

 

 

〜side 絵里〜

 

「あんた達はどう思ってるのよ?」

 

私が希とにこと昼食を食べている時、にこがムスッとした表情で聞いてくる。

 

「どう思ってるって…秀夜くんの事やんな?」

 

「そうよ。」

 

希の言葉に、にこが答える。

 

「私は…私は、まだ不安はあるけれど、いいと思う。なんとなくだけど、彼が悪い人っていう感じがしないのよね。」

 

「なんの根拠があって、そんな事言えるのよ。あいつは、今まで私たちを襲ってきてたのよ?」

 

にこの言葉の通り、確かに私の言葉に根拠は無い。

 

けど、これまで前の世界での記憶が思い出せていなかった優が、彼と出会って優の前世の親友が蓮と彼だという事を思い出している。それだけ、優にとって彼は大切な存在だったって事。私は、そんな彼が悪いとは思えない。

 

「希はどうなのよ?」

 

「うーん…ウチも彼がマネージャーになるのは賛成。それに、ウチの占いでも、彼は悪い人やないって出てるんよ?にこっちも、これまでのこと考えずに、客観的に秀夜くんのこと見てみたらいいと思うよ。」

 

「希まで…」

 

〜side out〜

 

 

 

 

 

〜side 花陽〜

 

「……モグモグ…モグモグ…」ムスッ

 

「まっ、真姫ちゃーん…」

 

不機嫌そうにご飯を食べる真姫ちゃんに、凛ちゃんが気まずそうに声をかける。

 

「何よ…2人も蓮のとこに行きたいなら、行ってくればいいじゃない…」

 

「そんな事ないにゃ。凛達は真姫ちゃんともご飯を食べたいよ!」

 

「そうだよ!」

 

真姫ちゃんの言葉を否定する凛ちゃんと私。

 

「…2人も、あの秀夜って人がマネージャーになるのはいいと思ってるの?」

 

「私は、そう思ってるよ。秀夜さんには、前に助けてもらってる。それに昨日戦ってた時、負けちゃって…その時も、秀さんが助けてくれたんだ。だから私は、秀夜さんが本当に悪い人だと思えないな…」

 

真姫ちゃんの質問に、まず私が答えた。

 

「凛は…まだ怖いかな…でも、かよちんや蓮くんが信じるっていうなら、凛も最初から否定するんじゃなくて、ちゃんと見てから決めたいにゃ。だから、真姫ちゃんも最初から否定しないで、秀夜さんを知ることから始めよ?」

 

「凛…分かったわよ…」

 

普段の凛ちゃんとは少し違い、真剣に、優しく真姫ちゃんに言った凛ちゃんを見て、真姫ちゃんは少し驚きながらも、考え方を変えたみたい。

 

〜side out〜

 

 

 

 

 

〜side 蓮〜

 

「そうだ、蓮。お前に言っておかないといけない事がある。」

 

パンを頬張っている俺に、真剣な顔で秀夜がそう言った。

 

「どうしたんだよ?」

 

「優の事だ。」

 

「優の…?」

 

「最近、あいつの身体に変わった事はないか?」

 

「優に変化…?うーん………そういえば、頭痛を訴える事や、戦いが少し荒くなってる事があるな…」

 

「やっぱりか…それ、ゲーマドライバーを使った時だろ?」

 

「あっ、そういえばそうだな。それがとうしたんだよ?」

 

「実は、あいつは今……」

 

 

 

「バグスターウイルス感染症だ。」

 

 

 

「は?優がゲーム病?そんな訳ないだろ。インフィニティドライバーを使って初めて変身した時、全てのライダーに変身する能力を得てるはずだ。優も、俺も、多分お前もそうだろ?」

 

「あぁ。」

 

「なら、適合手術を受けた体に優はなってる。バグスターウイルスには感染しないはずだぞ。」

 

「あぁ、本来ならな。けど、今回のバグスターウイルスは特殊らしい。」

 

「どういう事だよ?」

 

「さぁ。俺もそうとしか聞かされてない。今考えると、俺が裏切るかも、と予想してたんだろうな。俺には計画の詳しい事も、聞いた事はあまり無かったな。特に、優と蓮と戦い出してからは…」

 

「そうだったのか…けど、優がゲーム病…」

 

「今の優は、本物のエグゼイド…宝生永夢と同じだ。バグスターウイルスに感染した事で、優のバグスターの適合能力を失った。だから、優に感染しているバグスターを切除したら、優はもうゲーマドライバーで変身できなくなる。」

 

「じゃあ、バグスターに感染した人は助けられない…でも、それは俺達がやればいい。それよりも、優に感染してるバグスターを切除しないとだな。」

 

「あぁ。なにか策を考えて、やるしかないな…」

 

「そうだな…」

 

「この事は優には黙っておこう。」

 

俺と秀夜は、そうする事にした。

 

〜side out〜

 

 

 

 

 

〜side 優〜

 

放課後になり、いつも通り…という訳には少しいかなかったが、練習はしっかりとした。そういえば、練習中なんか蓮の様子が変だったような…俺をチラチラ見て、体に変な感じしないか?とか聞いてきたけど…

 

 

 

そして練習が終わり、みんなそれぞれ帰ることに。秀夜は俺達が練習している間に、先に帰ったようだ。

 

「さて、帰るか。」

 

「そっ、そうだな…」

 

やっぱり、蓮なんか変だな…

 

「蓮、どうかしたのか?」

 

「いや…なんでもないぞ。」

 

「そうか?」

 

 

そして、音ノ木坂学院を出て少し歩いた頃、

 

ピコンッ

 

俺のスマホに1件の通知が。

 

「ん?姉ちゃんから…フムフム…なるほど。了解っと。」

 

俺は姉ちゃんのメッセージに返信した。すると、今度は大きな音が響く。

 

 

ピピピピピピッ!

 

 

「財団Xか!?」

 

音の発生源はインフィニティブレスとネイチャーブレス。俺のライオンハイパーメカアニマルと、蓮のウルフハイパーメカアニマルが財団Xを発見したんだろう。µ’sのみんなにも、早くハイパーメカアニマルを渡しとかないとな…

 

『スペシャル召喚 ライドインフィニティ!』

 

『スペシャル召喚 ライドネイチャー!』

 

「行くぞ!」

「あぁ!」

 

俺達はバイクを走らせ、財団Xが現れた場所へと向かう。

 

 

 

「お前はこの前の、確か…ラビリー!?それにゲンム…」

 

俺と蓮が到着すると、そこにはこの前のラビリンスに変身していたバグスター、ラビリー。そして、この前神田明神で戦った、仮面ライダーゲンム ゾンビゲーマーレベルXがいた。

 

「財団Xのゲンムがいるって事は…何となく予想はしてたけど、ラビリーは財団Xのバグスターか…」

 

「おいおい…その言い方じゃ、俺があの財団Xとかいう組織の犬みたいじゃねぇか。はぁ…俺は俺だ。自分の意思で、お前と戦うんだ。今日こそは、本気(マジ)のバトルと行こうぜ。このガシャットの、もう1つの力を見せてやるよ。」

 

すると、ラビリーはガシャットギアデュアルオメガを取り出し、この前のツムツムゲーマーに変身した時とは逆側にダイヤルを回した。

 

『迷宮トレジャー!』

 

「50コンボ!」

 

あいつ、変身前の掛け声俺と同じなのかよ…パクリやがって…俺がそんな事を考えてる間に、

 

「変身!」

 

『デュアルアップ!探し出せ財宝!手に入れろ宝!迷宮トレジャー!』

 

ラビリーは新たな姿に変身した。

 

「この姿は、ガシャットギアデュアルオメガのもう1つのゲーム、迷宮トレジャーの力で変身した姿。仮面ライダーラビリンス トレジャーゲーマーレベル50だ。迷宮トレジャーは、主人公が数々の罠が張り巡らされている迷宮で、お宝を見つけ出すゲームだ。」

 

「まさに、ラビリンスの名の通りってわけか…」

 

俺がそう言うと、

 

「優!蓮!」

 

秀夜が俺達の所に合流した。

 

「悪いな、ラビリー。今日のお前の相手は、俺じゃない。蓮、秀夜、ラビリーはお前に任せていいか?」

 

「あぁ。」

「分かった。」

 

俺、蓮、秀夜は並び立つ。そして俺達は、それぞれのブレスからゲーマドライバーとガシャットを呼び出す。俺はオリジンデータボトルで進化したため、使えるようになったマキシマムマイティXガシャットを。蓮はガシャットギアデュアルベータを2つ呼び出し、1つを秀夜を渡した。

 

『マキシマムマイティX!』

『タドルファンタジー!』

『バンバンシミュレーションズ!』

 

「マックス大!」

「術式レベル50」

「第伍十戦術」

 

「「「変身!」」」

 

 

『ガシャット!ガッチャーン!レベルマーックス!』

『『デュアルガシャット!ガッチャーン!デュアルアップ!』』

 

『最大級のパワフルボディ!ダリラガーン!ダゴズバーン!マキシマムパワーX!』

 

『タドルメグル R・P・G!タドルファンタジー!』

 

『スクランブルだ!出撃発進 バンバンシミュレーションズ!発進!』

 

 

俺は仮面ライダーエグゼイド マキシマムゲーマーレベル99に、蓮は仮面ライダーブレイブ ファンタジーゲーマーレベル50に、秀夜は仮面ライダースナイプ シミュレーションゲーマーレベル50に変身した。

 

「ノーコンティニューで、クリアしてやるぜ!」

 

「これより、ラビリンス切除手術を開始する!」

 

「ミッション、開始!」

 

俺はゲンムに、蓮と秀夜はラビリンスと戦い出す。

 

「ゲンム、今度こそ決着つけてやる!」

 

俺がラビリンスじゃなく、ゲンムと戦うと言った理由。それは、仮面ライダーゲンム ゾンビゲーマーレベルXはリプログラミングしないと倒せない。マキシマムマイティXガシャットを使えるようになった、今の俺なら倒せる。だから、ラビリンスは2人に任せたという訳だ。

 

『ガシャコンキースラッシャー!』

 

『ジャジャジャッキーン!』

 

俺はガシャコンキースラッシャー ソードモードを手に取った。

 

「はぁ!やぁっ!」

 

ガシャコンキースラッシャーでゲンムを斬りつける。

 

「おりゃあ!」

 

更に斬りつけ、ゲンムは倒れる。

 

「ぶぁぁぁぁ…!」

 

しかし、不死身のゲンムには効かないため、すぐに立ちあがってくる。

 

「このゾンビ野郎!これでお前の不死身も終わりだ!ふんっ!」

 

『ズキュキュキューン!』

 

俺はガシャコンキースラッシャーをガンモードに変えた。

 

『マキシマムガシャット!キメワザ!』

 

「はぁぁぁぁぁぁぁっ!!」

 

『マキシマムマイティ!クリティカルフィニッシュ!』

 

俺はゲンムへガシャコンキースラッシャー ガンモードを向け、引き金を引いた。俺が放った銃弾は、見事ゲンムに命中した。

 

「よしっ!ゲンムのライダーゲージが復活した。」

 

俺の攻撃により、ゲンムのライダーゲージが戻り、攻撃が効くようになった。

 

「一気にゲームクリアと行くぜ!」

 

俺はゲーマドライバーのレバーを閉じ、

 

『キメワザ!』

 

また開いた。

 

『ガッチャーン!マキシマムクリティカルブレイク!』

 

俺は地面を殴り、その衝撃でゲンムが空へ飛ぶ。そして俺も飛び、

 

「はぁぁぁぁぁぁぁっ!!」

 

ゲンムへライダーキックを決めた。

 

『会心の一発!』

 

俺の攻撃でゲンムは爆発し、その上にはゲームクリアと表示された。

 

「ふぅ…」

 

俺がひと息着いていると、ゲンムに変身していたであろう白服の財団X団員がよろけているのが見えた。体制を立て直したその団員は走って逃げようとしていた。

 

「あっ、待て!」

 

俺が追いかけようと団員が曲がった先の曲がり角を曲がると、既に団員はその場から消えていた。

 

「逃げられたか…」

 

俺は気を落として元の場所に戻ってくると、あるものを見つけた。

 

「おっ、これは…?」

 

ゲンムを倒したその場所には、デンジャラスゾンビガシャットとガシャコンバグヴァイザーが落ちていた。

 

「よし、とりあえずこれらは回収完了だな。」

 

俺は2つのアイテムを回収した。

 

〜side out〜

 

 

 

 

 

〜side 蓮〜

 

「はぁ!」

 

「ふんっ!」

 

俺はガシャコンソード 炎モードで近距離から、秀夜は両腕の砲台で遠距離からラビリンスと戦う。

 

「生ぬるい技だなぁ。」

 

俺の斬撃を止めたラビリンスがそう言ってくる。

 

「なんだと?」

 

「はぁ!」

 

「くっ…」

 

ラビリンスの攻撃に、少し後ずさる俺。

 

「はぁぁぁ!」

 

「足元には気をつけろよ。」

 

ラビリンスが向かって来る秀夜にそう言った。

 

「何!?ぐぁぁぁぁぁ!?」

 

すると、秀夜の足元には罠が仕掛けれれていたようで、秀夜は空に吹き飛ばされてしまう。

 

「ぐっ…」

 

『ガッシュー』

 

「秀夜!」

 

秀夜は落ちてきたダメージで、ガシャットギアデュアルベータがベルトから外れ、強制変身解除。

 

「俺のガシャットのゲームは迷宮トレジャーって、言っただろ?様々な罠がはられてる。ガシャットは、こうやって使うんだよ。」

 

「だったら、近づかなきゃいいだけだ!」

 

『キメワザ!』

 

俺はゲーマドライバーのカバーを閉じて、もう1度開く。

 

『タドル!クリティカルスラッシュ!』

 

「はぁぁぁぁぁぁぁ!!」

 

俺は斬撃を飛ばすが…

 

「ふんっ!」

 

ラビリンスはバリアを貼り、斬撃が俺にはね返ってきた。

 

「ぐぁぁぁぁぁ!?」

 

『ガッシュー』

 

俺のベルトからもガシャットギアデュアルベータが抜け落ちてしまい、変身解除してしまった。

 

「なんでもありかよ…レベルは同じはずなのに、ラビリンスの方が数倍強い…」

 

「お前達は、ガシャットの性能を活かせていない。ゲームはレベルが同じなら、実力が高い方が勝つんだよ。トドメだ。」

 

そう言って、ラビリンスは俺と秀夜の前に来る。

 

『マキシマムマイティ!クリティカルフィニッシュ!』

 

「ん!?」

 

すると、どこからか飛んできた攻撃が、ラビリンスに命中する。

 

「優!?」

 

「待たせたな!」

 

そこには、仮面ライダーエグゼイド マキシマムゲーマーレベル99に変身した優が。

 

「ゲンムは?」

 

「倒したぜ!さて、ラビリンス。後はお前だ。」

 

そう言った優は、ラビリンスと戦い出す。

 

「蓮、まだ行けるか?」

 

「あぁ。」

 

秀夜の言葉に答えた俺だが、秀夜が手に持っているガシャットに目が行く。

 

「お前、それプロトガシャット!?それ使うのは…」

 

秀夜が持ってるのは、プロトマイティアクションXガシャットオリジン。

 

「大丈夫だ。このガシャットは、財団Xが改良した物。プロトガシャットの副作用はない。その分スペックは落ちてるし、ライフの増加とか一部能力はないけどな…蓮、お前はこれ使うか?」

 

そう言って、秀夜はあるガシャットを取り出す。

 

「爆走バイクガシャット?俺も持ってるけど…」

 

秀夜が取り出したのは爆走バイクのガシャットだが、俺のネイチャーブレスや優のインフィニティブレスから呼び出せるアイテムに既に含まれているはずだ。

 

「お前が持ってる爆走バイクはレベル1、レベル2に変身するようだろ。これは、レベル0用だ。」

 

そういえば、レベル0だと人型のレーザーに変身できるんだっけか…

 

「なるほど…サンキュー!」

 

『爆走バイク!』

 

『マイティアクションX!』

 

「0速」

 

「グレート0」

 

「「変身!」」

 

『爆走!独走!激走!暴走!爆走バイク〜!』

 

『マイティジャンプ!マイティキック!マイティアクショーンX!』

 

俺は仮面ライダーレーザーターボ バイクゲーマーレベル0に、秀夜は仮面ライダーゲンム アクションゲーマーレベル0に変身した。

 

「ノリノリで行くぜ〜!」

 

「コンティニュー出来ないけど、クリアする!」

 

出来ないけどって…なんか締まらねぇな…秀夜の言葉に内心そう思いながら、俺たちは武器を取り出す。

 

『ガシャコンスパロー!』

 

『ガシャコンブレイカー!』

俺はガシャコンスパロー 鎌モードで、秀夜はガシャコンブレイカー ソードモードで優に加勢するため、ラビリンスへと走り出す。

 

「フッ…」

 

俺達が走り出した事に不敵に笑うラビリンス。

 

「はぁ!おらぁ!」

 

「ふんっ!せいっ!」

 

「!?くっ…なんでだ…なんでトラップが発動しない!?」

 

なるほど。さっきラビリンスが笑ったのは、あそこにトラップが仕掛けられてたからか…

 

「残念だったな!さっきの攻撃で、お前の能力はリプログラミングされた。つまり、今のお前はトラップの力を使えない!」

 

「くそっ!」

 

優の言葉に、明らかにイラついているラビリンス。

 

「秀夜、これ使え!」

 

「これは…だったら、蓮。お前はこいつを。」

 

秀夜は優からデンジャラスゾンビガシャットを、俺は秀夜からプロトジェットコンバットガシャットを受け取る。

 

「爆速!」

 

「グレートX-0!」

 

『『ガシャット!ガッチャーン!レベルアップ!』』

 

『爆走バイク〜!』『アガッチャ!ぶっ飛び!ジェット!ドゥ・ザ・スカイ!フライ ハイ スカイ!ジェットコンバット!キメ』

 

『マイティアクショーンX!』『アガッチャ!デンジャー!デンジャー!デス・ザ・クライシス!デンジャラスゾンビ!』

 

俺は仮面ライダーレーザーターボ コンバットバイクゲーマーレベル0に、秀夜は仮面ライダーゲンム ゾンビアクションゲーマーレベルX-0に変身した。

 

「これで終わりだ!」

 

『『『キメワザ!』』』

 

『マキシマム!クリティカルブレイク!』

 

『ジェット!クリティカルストライク!』

 

『デンジャラス!クリティカルストライク!』

 

「「「はぁぁぁぁぁぁぁっ!!」」」

 

『『『会心の一発!』』』

 

「くっ…」

 

俺達の必殺技を喰らったラビリンスは、ライダーゲージが残り1つになってしまい、変身解除した。

 

「燃え尽きたぜ…今日のところは、引くとしよう…」

 

そう言って、ラビリンスはどこかへと消えていった。

 

「逃げたか…あっ、そうだ秀夜、蓮。さっき姉ちゃんから連絡があったんだけど、2人のブレスを貸して欲しいらしい。」

 

「分かった。」

 

「ほらよ。」

 

俺は2人からブレスを受け取り、今日は解散となった。

 

〜side out〜

 

 

 

 

〜side 秀夜〜

 

俺が音ノ木坂学院に転入した翌日。俺は普通に授業を受け、放課後を迎えた。優と蓮は、µ’sの練習を見ている。俺は音ノ木坂学院を出て、行くあてもなくただブラブラする。

 

 

 

「はぁ…俺は、どうすればいいんだよ…」

 

音ノ木坂学院の近くに、夕日が綺麗な場所を見つけ、ただぼーっと見つめる。もう夕日が登ってる。って事は、もう2時間程ブラブラしてたのか…優と蓮は、もうそろそろ帰ってる頃なんだろうか…

 

「はぁ…優達はああ言ってくれたが、俺なんかが仮面ライダーになる資格は…」

 

1人、そう呟いた俺。そんな俺に、

 

「あっ…秀夜さん?」

 

と声をかける人物が1人。俺が声のした方に振り返ると、

 

「小泉…」

 

俺の前に現れたのは、優と蓮の部活仲間である小泉花陽。俺は何かと、こいつとは縁があるようだ。前も、不良に襲われてたのを、助けた…いや、助けた訳じゃないが…それに昨日も、黒影トルーパーに襲われてたのを偶然見つけて、黒影トルーパーを倒した。

 

「どうかしたんですか?もしかして、真姫ちゃんとにこちゃんが言ったことを気にして…」

 

「いや、あいつらの言い分は正しい。これまで何度もあいつらを狙って、いざ騙されてたとわかったらこれから仲間です。そんな上手い話、あるわけない…」

 

「……秀夜さん、本当はあんな事したくなかったんですよね?」

 

「えっ?」

 

「だって、本当に悪い人なら、私を助けたりしてくれないから…それに、優くんが騙されてたって言ってたので。」

 

「……確かに、俺は騙されてた。けど、それが理由にはならない。俺は、何度もお前らを危険な目に合わせてきた。本当は音ノ木坂学院に転入して、学院生活だって送っていいはずないんだ…俺はもう、幸せな生活なんて送っていいはずないんだ…俺には、仮面ライダーになる資格なんてないんだよ…」

 

「そんな事、ないと思います…」

 

か細い声で言う小泉。

 

「私には、難しい事は分からないです…私がこんな事を言うのは、無責任かも知れません…けど、人はやり直す事が出来ると思います。秀夜さんが、自分のやった事が間違いだと思ってるなら、これからやり直したらいいと思います!」

 

大人しそうな小泉が、自分の意思を俺に訴えかけてくる。

 

「秀夜さんに助けてもらったあの日、私は優くんや蓮くんみたいって思いました!人を守る、仮面ライダーみたいだって思いました!それに、昨日だって襲われてた私を助けてくれました。私は、秀夜さんが仮面ライダーになる資格がないなんて事、ないと思います!」

 

「小泉…」

 

「私にとって、秀夜さんは正真正銘仮面ライダーです!だから、これからも秀夜さんに、仮面ライダーとして戦って欲しいです!」

 

「小泉…俺は…」

 

 

 

俺は…




『第3回!何故、私はこのライダー?』

優「という事で3回目のこのコーナー。今回のゲストはこの方!」

海未「音ノ木坂学院2年生、園田海未と申します。」

優「これでμ'sの2年生は全員ゲストに来たな。じゃあ早速、海未が変身する仮面ライダーは?」

海未「私が変身する力を得た仮面ライダーは、仮面ライダー響鬼です。が、ずっと優に聞きたいことがあったんですが…」

優「ん、どうしたんだ?」

海未「私って、優達とも、穂乃果達とも違って、ベルトじゃなくて音叉で変身するんですか?それに、私だけ『変身!』じゃなくて、『はぁぁぁぁ…たぁ!』って掛け声で変身するんですか?」

優「あぁ…それは響鬼が、元々仮面ライダーじゃなかったからな。」

海未「仮面ライダーじゃない?」

優「響鬼は元々、別のヒーロー作品の予定だったからな。それが、仮面ライダーになったってわけだ。だから、ベルトを使って変身するんじゃないし、掛け声も変身じゃないんだ。」

海未「そうですか。」

優「あっ!でもちなみに、この小説では、同時変身の時とかには、海未も変身って言って変身する時があると思うけど、そこは大目に見てくださいね。」

海未「あの、今更ですけど、ヒーロー作品とかこの小説とか言ってますけど、大丈夫なんですか…?」

優「……大丈夫大丈夫。このコーナー、メタ発言ありのコーナーだから!」

海未「心配しかありません…」

優「つっ、続いて仮面ライダー響鬼の説明!仮面ライダー響鬼はさっきも言った通り、音叉で変身する仮面ライダー。だから、響鬼も威吹鬼も轟鬼も斬鬼も、みんな音を出して変身するんだ。」

海未「スクールアイドルとして活動しているのですし、音は切っても切り離せない関係ですし、音で変身したり戦うのは嬉しいですね。でも、私が変身できるようになったライダーが、何故響鬼なんですか?」

優「海未と響鬼の共通点。まず1番大きな点が、『和』だな。」

海未「和…?」

優「平成1期のライダーのうち、唯一の和をモチーフにしたライダーなんだ。そして海未も、μ'sのメンバーで1番和を感じるメンバーだろ?」

海未「言われてみれば、私の家は日本舞踊の家元でもありますし、アイドル研究部と兼部ですが、弓道を嗜んでいますし、和のイメージがあるのかもしれませんね。」

優「それともう1つ、仮面ライダー響鬼の変身者であるヒビキさんは凄い鍛えていて、強靭な肉体を持っている。海未も、真面目に鍛錬など積んでいるから、そこも共通してると思ってな。」

海未「いえ、私はまだまだですよ…そういえば、本物の仮面ライダー響鬼に変身する方の名前も、ヒビキなんですね?」

優「あぁ、鬼は基本名前で呼ばれないからな。」

海未「鬼!?ヒビキって方は、鬼なんですか?」

優「響鬼を含む音撃戦士は、特殊な訓練を積んで鬼の力を得ているんだ。海未はコピーライダーシステムで変身してるから、鬼の力を得てはいないけど、鍛錬を積んでいる海未だからこそ、響鬼に変身できたんだと思うぞ?」

海未「そっ、そうですかね…//私も、これからもっと鍛錬を積まなければなりませんね!」

優「ほっ、程々にな…(また合宿の時みたいに、あの凄い練習メニューを俺たちまでやる事になるのは流石になぁ…)」

海未「あっ、優。そろそろ、次回の話の説明を…」

優「あぁ、そうだな。」





優「今まで敵だった自分が、仮面ライダーになっていいのかと苦悩する秀夜。しかし、花陽の言葉を聞いて、秀夜の考えも変わる。」

海未「そして、新しいドライバーとデータボトルで、新たな仮面ライダーに変身するのだった!」

2人「次回、『93話 進化する新ライダー』



次回もお楽しみに!」
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