『パワプロ成長』でダイヤのA   作:ネコガミ

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本日投稿5話目です。


第279話★

青道高校野球部の監督室にて行われている夏の合宿1軍メンバー選抜は難航していた。

 

「夏の大会には三連覇も掛かっていますし、ここは無難にいった方が…。」

 

そう口にするのは部長である太田だ。

 

「太田部長のご意見も理解出来ますが、それでは現3年生が引退した後が難しくなります。」

「高島先生…それはわかりますが…。」

 

青道高校野球部の指導者を悩ませるのは世代交代である。

 

現3年生はパワプロを中心とした世代で、野球雑誌に個人で取り上げられる程の優秀な選手が数多く揃っている。

 

だが、それが指導者達の決断を難しくしていた。

 

野球に限らずチームスポーツで難しい事の一つが世代交代だ。

 

これに失敗するとそれまで常に優勝争いをしていたチームが、突然最下位争いをする弱小チームに変わってしまう事も珍しくないのだ。

 

「…由井と結城を夏の合宿1軍メンバーに加えます。」

「か、片岡監督!?」

 

太田部長が驚きの声を上げるが、落合と高島は理解を示した。

 

「賛成ですな。由井は打てるキャッチャーです。これまでは追う立場だった狩場に追われる立場になると自覚させるにはちょうどいい。結城は…可能性を狭めたくないと色々と手を出していますが、指導者としては先ばかりではなく今も見詰められる様になってもらいたい。ここいらで1軍メンバーの練習を経験させてみる方がいいでしょう。」

 

落合の言に片岡と高島は頷くが、太田はひきつった笑みをしながら胃を押さえたのだった。

 

 

 

 

【怪物】パワプロを応援するスレ277【ラスボス】

 

 

1:このスレはパワプロこと葉輪 風路を応援するスレです

  アンチは別スレに移動をお願いします

  次スレは800を踏んだ奴が建てるように

 

 

75:完全試合出来ないとかwwwパワプロも衰えたなwww

 

 

78:まだアンチが沸いとるんか

 

 

82:78>久しぶりの燃料やったからしゃあないやろ

 

 

87:ノーノーでも十分過ぎる記録なんやけど、

   ラスボスは息をする様に完全試合やったからなw

 

 

91:ラスボスはワイらの常識を完全粉砕しよったでwww

 

 

96:ラスボスも夏の大会で高校野球を卒業なんよなぁ…

 

 

103:高校球児一同「やっと普通の野球が出来る」

 

 

105:プロ選手一同「こっちくんな」

 

 

109:早くラスボスがメジャーで無双する姿を見たいわぁ

 

 

115:ラスボスが高校野球引退したら誰が常勝青道のエースになるんやろ?

 

 

123:115>サッワやろ。春季関東大会でノーノーまで後一人までいったし

 

 

128:ワイは降谷を推すで!あの豪速球こそラスボスの後継者に相応しいんや!

 

 

134:玄人なら間違いなく東条を推す筈や!安定感抜群やもん!

 

 

141:サッワも降谷も東条も皆ワイの贔屓に欲しいで…投手陣崩壊しとるんや…

 

 

153:川上もラスボスと同世代じゃなきゃエースやったのに運がないな

 

 

164:153>むしろ運がないのは主人公くんやないか?

 

 

169:164>主人公くんには試練が必要やから…必要やから!

 

 

175:ワイが同世代でラスボスと試合したら

    間違いなく試合後にサイン貰いにいったんやが

 

 

182:175>オークションに出す気満々やないかーい!www

 

 

211:そういえば例のパワプロルールが正式に施行されたな

 

 

216:211>しかも今年から適用やろ?ほんま何を考えてんねん!

 

 

222:ラスボスがメジャーで有名になったら向こうのマスコミが、

    日本の連中を笑う姿が目に浮かぶわぁ…




これで本日の投稿は終わりです。

また来週お会いしましょう。

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