『パワプロ成長』でダイヤのA   作:ネコガミ

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本日投稿5話目です


第46話☆

春が過ぎて俺は中学3年、貴子ちゃんは高校1年生になった。

 

貴子ちゃんは無事に青道高校に入学して野球部のマネージャーになった。

 

真摯にマネージャーの仕事をして、野球の知識もあり、スコアブックもつける事が出来る

貴子ちゃんは、高校1年生ながら早くも片岡監督の信頼を勝ち取りつつあるみたいだ。

 

流石、貴子ちゃんだぜ!

 

俺の自慢の幼馴染みさ!

 

そして、丸亀シニアの練習の見学に来た礼ちゃんから、クリスさんが1年生ながら

正捕手の座を勝ち取ったと聞いた。

 

ただ、シニアMVPの肩書きに野球部のOBの人達から過度に期待されているらしい。

 

責任感の強いクリスさんが、練習をし過ぎてオーバーワークにならないか心配の様だ。

 

礼ちゃん!クリスさんに楽しんで野球をしようって伝えて!

 

え?クリスさんが予想した通りの言葉だって?

 

まさか、クリスさんには予知能力が!?

 

そんな感じでビックリしている俺を見た一也と礼ちゃんは、顔を見合わせた後に笑っていた。

 

そして迎えた俺にとってシニアリーグで最後の大会。

 

夏のシニアリーグ選手権大会が始まろうとしていた。

 

一回戦の相手は松方シニアだ。

 

秋のリベンジだ!

 

やってやるぜ!

 

 

 

 

松方シニアとの試合の前に、俺は能力を確認していた。

 

 

基礎能力

 

最高球速:140km(※140km)

 

制球:S

 

スタミナ:A

 

変化球:カーブ5(※5)

 

変化球2:チェンジアップ5(※5)

 

 

投手能力はスタミナ以外を、現カテゴリーでの限界まで成長させる事が出来た。

 

去年の秋の大会で優勝して、春の大会にも出場していれば、スタミナも限界まで

成長させる事が出来たと思うけど、負けてしまったものは仕方ない。

 

秋の大会で監督に言われた様に、油断はしない様にしないとな。

 

もっとも、俺に出来るのは楽しんで投げる事だけなんだけどな!

 

次に野手能力を見ていく。

 

 

基礎能力2

 

弾道:2

 

ミート:D

 

パワー:D

 

走力:B

 

肩力:A

 

守備:A

 

捕球:A

 

 

打撃能力以外はいい感じに成長出来たと思う。

 

むしろ、当たり前の様に打撃も出来る成宮が凄いだけなんだよなぁ…。

 

順当に行けば、成宮がいる城南シニアとは東京地区の決勝戦で戦う事になる。

 

今から楽しみだぜ!

 

おっと、今は松方シニアとの試合を楽しまないとな。

 

特殊能力については特に変わらないから省略だ。

 

こんな感じの能力で、俺はシニアリーグで最後の大会に挑む。

 

やってやるぜ!

 

 

 

 

一回の表、松方シニアの先発投手は、去年の秋の大会で俺達に勝った東条という2年生だ。

 

東条はフォーシームとチェンジアップを中心に、低めに丁寧に投げていく。

 

でも、丸亀シニアの一番バッターの白河が、打球を綺麗にライト前に流して出塁する。

 

二番バッターは打ち取られてしまったけど、三番バッターがセンター前にヒットを打つ。

 

これでワンアウト、1、2塁のチャンス。

 

そして、東条が迎えるのは四番バッターの一也だ。

 

カキーン!

 

一也がアウトローのチェンジアップを左中間に打つ。

 

走者一掃のタイムリーツーベースヒットだ!

 

ナイスバッティング、一也!

 

その後、一也がホームに帰って追加点が入り、一回の表で東条から3点を奪った。

 

そして一回の裏。

 

俺は三者三振で松方シニアの打線を抑えた。

 

その後、東条は二回、三回と失点して、三回の表のワンアウトの状況で交代した。

 

そして試合は進んでいき7ー0で丸亀シニアの勝利だ!

 

俺の投球内容は七回を被安打2、奪三振14の完封という結果だった。

 

 

 

 

「葉輪さん!」

 

松方シニアとの試合が終わって帰り支度をしていた時、東条が俺の所にやって来た。

 

「今日の試合、ありがとうございました!」

 

そう言って東条は頭を下げてくる。

 

「こっちこそありがとう…えっと、東条でいいんだよね?」

「はい!」

 

東条が元気に返事をしながら頭を上げた。

 

「葉輪さん、1つ聞いてもいいですか?」

「ん?何を?」

「俺、速いボールを投げられるわけじゃないし、大きな変化をする変化球を

 投げられるわけでもないんです…。」

 

そこまで言うと、東条は俯いてしまった。

 

「今日の試合が終わって、俺はこのまま投手をやっていていいのかなって…。」

「東条、投手好きじゃないの?」

 

俺の言葉に東条は慌てた様に顔を上げた。

 

「いえ、好きです!でも、これからも投手を続けていく自信が無くて…。」

 

投手が好きなら答えは1つだ。

 

「投手が好きなら続けていこうぜ!」

「いや、でも、俺は葉輪さんみたいに速いボールも、カーブも無いし…。」

「今は無いだけだろう?」

 

俺の言葉に東条が目を見開いた。

 

「東条が野球を楽しめるんなら野手への転向もいいと思うよ。でもさ、そうじゃないんなら

 俺はもったいないと思うな。」

「野球を楽しむ…。」

 

そう呟いた後、東条は笑顔になった。

 

「葉輪さん!ありがとうございます!俺、バッティングも好きですけど、もう少し投手を

 続けてみようと思います!」

 

そう言って東条は笑顔で帰っていったのだった。

 

 

 

 

夏のシニアリーグ選手権大会の東京地区予選。

 

松方シニアに勝った丸亀シニアは勢いに乗って決勝戦まで勝ち進む。

 

そして迎えた東京地区予選の決勝戦。

 

地区予選とは思えない多くの人達が球場に訪れて見守る中で、丸亀シニアと

城南シニアの試合が始まるのだった。




これで本日の投稿は終わりです

年末となる来週の投稿はお休みさせていただきます

また来年お会いしましょう
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